神戸工業高等学校ホームページ


平成26年度入学式学校長式辞

 

 校庭の桜も満開を迎えた今日の佳き日に、平成26年度入学式を挙行できますことを、心から嬉しく思います。

  この栄えある入学式に、公私ご多用のところ、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様に、高いところからでございますが、厚くお礼申し上げます。

 また、今日まで新入生の皆さんを温かく見守り、励ましてこられました保護者の皆様にも、心からお祝いを申し上げます。

  さて、ただいま入学を許可いたしました94名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私達教職員をはじめ、在校生一同は、皆さんを心から歓迎いたします。

  新入生の皆さんは、ただいまから、県立神戸工業高等学校の生徒として、高校生活を送ることになります。多くの人が、働きながら学ぶことになるでしょう。

 仕事を終えてから、登校し、夜に、学校で授業を受けることは、生半可な気持ちでは続けることはできません。時には登校することがつらくなるかもしれません。しかし、学校に来れば、同じように頑張っている友達や先輩に会えます。皆さんのことを親身になって考えてくれる先生方がいます。今日の気持ちを忘れず、頑張って欲しいと思います。

  本校は明治45年に創設され、今年102年目を迎える伝統校です。1万人を超える卒業生を輩出してきました。卒業生は、優秀な工業技術者として、県内各地で地域の産業の発展に大きく貢献しています。皆さんも、本校の伝統を継承して、「ものづくり」を通して、まちを支える人材として卒業できるよう、本校での学びに取り組んで欲しいと思います。

  また、本校の校訓は、「自主性」「根性」「勤勉」「素朴」です。この校訓の四つの言葉は、それぞれ次のような意味です。

  まず「自主性」とは、やるべきことを、誰かに言われてからするのでなく、自分でやろうと思ってやるということです。

 次に「根性」とは、物事をやり通すたくましい精神力のことです。

 「勤勉」とは、仕事や勉強などに一生懸命に励むことです。

 最後に「素朴」とは、人の性質や言動などが、素直で飾り気がないことです。

 この四つの校訓は、どんなに時代や社会が変化しても、変わらず大切にすべきことばかりです。この校訓の意味することを常に頭に置いて、本校での学校生活を過ごして欲しいと思います。そして、安全・安心で気持ちよく学校生活を送るために、皆さん一人一人が規律を守り、お互いを思いやる気持ちを持ち続けて欲しいと思います。

  保護者の方にお願い致します。教職員一同、全力で教育活動に取り組む所存でございますので、保護者の皆様には、本校の教育活動にご理解を賜るとともに、温かいご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  最後に、新入生の皆さんの健やかな成長と今後の活躍を心から期待しまして、式辞といたします。

 

    平成26年4月9日

                     兵庫県立神戸工業高等学校

                   校 長  中谷 安宏