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第2学期終業式(H26.12.24)校長挨拶

 

  2学期が今日で終了します。2学期は大きな行事として文化祭がありましたが、皆さんの頑張りでけじめのついた、そしてとても楽しい行事になりました。また、部活動も1学期に引き続き頑張ってくれました。資格取得に頑張り、新聞に掲載された人もいます。先日12月10日・11日には、特別養護老人ホーム「花みさき」でのボランティア活動に、生徒会中心に16人の人が参加してくれました。

 また、3・4年生では、就職試験や大学・専門学校の入学試験を受験した人も多くいます。会社からの内定をもらったり、入学試験に合格した人、本当におめでとう。でも、まだ受験を続けている人やこれから就職試験を受験する人もいます。内定をもらったり、合格するまで、最後まであきらめず、自分を信じて頑張って欲しいと思います。

 さて、今日は名前について少し話をしたいと思います。12月の初めに、毎年恒例の「今年生まれた赤ちゃんの名前のランキング」が新聞に発表されていました。今年は、男女とも太陽の「陽」の字を使った名前が上位にランクされました。男の子では、太陽の陽に向かうと書いて「陽向(ひなた)」が3位、太陽の陽に太いと書いてこれも「陽太(ひなた)」が4位、朝に太陽の陽と書いて「朝陽(あさひ)」が10位などです。女の子では、太陽の陽に菜っぱの菜と書いて「陽菜(ひな)」が1位です。厳しい世の中であっても、陽のあたる人生を送って欲しいという親の願いの現れではないかということです。

  子どもの名前は、親がこんな人生をおくって欲しいという思いをもってつけるものです。私も子どもが2人いますが、こんな人に育って欲しいと思って名前をつけました。皆さんの名前も、皆さんのお父さんやお母さんから、かけがえのない大切な存在である皆さんへの思いを込めてつけられたものだと思います。お父さんやお母さんから、なぜこの名前にしたのか聞いた人もいるかもしれませんね。

 自分の名前は自分だけのものです。そして、皆さんの周りの友達も、お父さんやお母さんの思いがぎっしりつまったその人だけの名前を持っています。そんな風に考えれば、皆さんも、皆さんのお父さんやお母さんも、周りの友達も、仕事先の社長さんや先輩も、それぞれかけがえのない大切な存在なんだと思えてきませんか。

 明日からの冬休み、家族や親戚の方と会う機会が多い人もいるでしょう。友達と遊びに行く人もいるかもしれません。中には、年末年始もアルバイトをする人もいるでしょう。それぞれ、大切な人と充実した時間を過ごしてください。そして、1月8日の始業式に元気な姿を見せてください

 以上で、2学期の終業式の話を終わります。