KOBE High School Super Sciense Program, Hyogo Prefecture

県立神戸高等学校 総合理学科

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県立神戸高等学校

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※ 総合理学科は,「普通科総合理学コース」が発展した新しい学科です。

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平成19年度 総合理学コース2年生 課題研究発表会

実施概要

目的:

 課題研究発表会は,理数科専門科目「課題研究」の1年間の取り組みの集大成といえるものです。研究成果を伝えるプレゼンテーション能力や他の生徒の発表を聞くことによってさまざまな研究内容に対する考察力を高めるとともに,研究内容に関する質疑を通じてコミュニケーション能力を高めることをねらいとしています。

概要:

 平成19年度は総合理学コース2年生が,理科分野8グループ,数学分野2グループに分かれて発表を行いました。
生徒たちは,課題研究発表会を目標にして,4月より1つのテーマに絞った研究を続け,昨年11月には中間発表会を行いました。その後は研究のまとめの段階に入り,追加実験などを行った後,論文やプレゼンテーション用資料をまとめ上げ,発表練習や質疑を想定した応答の練習をくり返しました。このような,発表にむけた資料作成や練習の成果は,研究内容を整理しただけではなく,新しい発見やアイデアを生み,今後の課題をより鮮明にすることにもつながりました。

日時・場所:

平成20年2月22日(金)12時40分~15時35分  本校 一誠会館(井深ホール)

日程:

  1.  12:40~12:45 開会挨拶
  2.  12:45~12:55 SSH事業概要説明 総合理学部長
  3.  12:55~14:35 課題研究生徒発表 10グループ
     (各班 準備1分+発表6分+質疑2分 計9分)
    1. 1.3次,4次方程式から5次方程式へ
    2. 2.粘菌の走性
    3. 3.土壌細菌の単離とその性質
    4. 4.アリの研究
    5. 5.神高数学問題創作―Creation of mathematical problems―
    6. 6.水蒸気蒸留によるクスノキの葉に含まれる樟脳の分離
    7. 7.色素増感型太陽電池の研究―その発電効率を増大する条件について―
    8. 8.波動の研究―場所による音の及ぼすエネルギー―
    9. 9.外的な環境におけるミドリムシの反応
    10. 10.吸着の研究
  4.  14:35~14:45 (休憩)
  5.  14:45~15:15 教員発表
    1. 1.科学英語実践報告  英語科教諭
    2. 2.JSEC2007入賞を通じて  数学科教諭
    3. 3.サイエンス入門と課題研究の取り組み  理科教諭
  6.  15:15~15:35 研究協議,指導助言,閉会挨拶

講評など

当日は,保護者や本校に関係する方々が会場を埋め尽くすほど参加されました。運営指導委員の先生方を始めとする参加者からいただいた講評・助言の一部を紹介します。

    写真:満席の会場での課題研究発表会
    写真:課題研究発表会の様子
  • 数学・理科の分野のそれぞれに,生徒の努力の跡が見られ,とても興味深く拝見させて頂きました。
  • 限られた授業時間内で発表まで完成させる能力の高さ,英語でのスピーチもSSHの取り組みの幅の広さを感じました。
  • 実験条件をいろいろ変えて,本格的な研究をしている班も多く大変良かった。
  • 研究の結論や考察について充実すると,もっと良くなると思います。
  • プレゼンについては大変わかりやすく工夫がされていた。
  • わかりやすい言葉で他の人に伝えるようにしていただければと思います。
  • 各課題を取りあげた動機,理由が必ずしも明確でない。大きな文脈の中での位置づけが必要。
  • 自分達の研究したことの「すばらしさ」をもっと訴えかけるようなプレゼンの工夫が必要。
  • どの班の内容も非常にレベルが高く,素晴らしかったです。ただ,難しい内容を考え,理解し,研究したことを伝えたいという気持ちが強すぎて,初めて話を聴く人には伝わりにくかったようにも思います。限られた発表時間では話し足りない部分もあったと思いますが,「閉鎖的な科学分野」の枠組みを打破してもらえると,より素晴らしくなると思います。

2008年3月 公開

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