「地域教育推進フォーラム in 神戸 2004」を開催しました

 

 神戸地域教育推進会議では、本年度から設定された「兵庫の教育推進月間」中の11月

5日(金)に、神戸市総合教育センター10階ホールで、495人の参加者を得て、標記のフォ

ーラムを開催しました。

 13時15分のオープニングにあたり、本山第2エメラルドエコー(東灘区)、平野小ジョイ

コーラス(兵庫区)、コールつるかぶと(灘区)の3つのコーラス隊に1曲ずつ持ち歌を披露

いただき、その後コーラス隊と会場の皆さんで「ふるさと」を大合唱しました。

 開会行事では、神戸地域教育推進会議 山根会長のあいさつに続き、来賓を代表して、

神戸市教育委員会 佐藤指導部長様からご挨拶を頂戴しました。神戸市青少年育成協議

会事務局の浜川様、神戸市小学校長会副会長の細瀬様、神戸市立盲・養護学校長会長の

松本様、神戸市保育園連盟副会長の寅丸様にもご臨席を賜りました。ありがとうございました。

実践活動発表では、神戸地域教育推進会議を代表して、戸田副会長がこれまでの取組を

発表しました。内容は、下記の添付資料をご参照ください。

そして、メインイベントは、東京家政学院 筑波女子大学 学長の 門脇 厚司 先生による講

演で、「地域と学校の協働で育てよう 子どもの社会力を!」のテーマでお話をいただきま

した。

講演要旨は、次のとおりです。

1 小学生達の事件は何を警告しているのか?

  * 「フツーの子」の変質。・・・「普通」ではなくなった「フツーの子」 

  * 現実の世界に居場所をなくした子どもたち

 

2 若い世代の何が変質しているのか。

* 「他者の取り込み」不全・・・他者への無関心、そして愛着心と信頼感の欠落

   * 社会力の衰弱・・・“非社会化”の進行・・・脳機能の劣化 

 

3 なぜ、子どもの社会力が衰弱したのか。

* 多様な他者との相互行為の絶対量不足

* そして、メディア機器およびIT機器との過剰接触

* 親の世代(偏差値世代)の社会力が衰弱したから

 

4 なぜ、いま、「地域の教育力」なのか。

    * 若い親たちの教育力が低下しているから

* 地域は子どもにとって「生活圏のすべて」であるから

 

5 子どもの社会力を育てるために地域の大人たちは何をするか。

* 地域をコミュニティに変えること・・・地域を“りす・とら”すること

* 地域の教育力を高めること・・・大人たちが日常的に交流し、活動を共にすること

   * そして、学社融合主事を置き、毎週土曜日をTVを見ない日にし、「総合的な学

習の時間」に協力する、といったことを積極的に行うこと


ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

 

 

発 表 内 容

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


当 日 の 様 子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


     神戸市総合教育センターにて         講演いただいた門脇 厚司先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


PTAコーラスのみなさま                山根会長あいさつ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


神戸市教委 佐藤指導部長あいさつ            来賓のみなさま