授業の流れ
学習・教材資料
学校生活の問題を見つけて課題を設定し、学校生活をよりよくするロボットをつくる。
プログラミング教育のねらい
・よりよい学校生活のためにコンピュータが活用できることや、意図した働きをさせるためのプログラムには手順を論理的に組み立てることが必要であると理解することができる。(知識・技能)
・学校生活での問題を見つけ、利用者の立場に立ち情報を整理することで課題を設定し、試行錯誤しながら課題解決のためのよりよいプログラムをつくることができる。(思考力・判断力・表現力)
・チームで協力・共同して利用者のためのプログラムを工夫して創造することができる。(学びに向かう力・人間性等)
・ロボットの開発を通して、生活上の他の課題解決にコンピュータを生かすことができないか考えることができる。(学びに向かう力・人間性等)
学習指導案
【単元の流れ】※( )内の数字は時間数
【本時の学習】(5/8時間)
単元計画
1 学校生活の問題を見つけて課題を設定し、解決できるロボットを考える(計3時間)
・学校生活から問題を発見する。コンピュータの入力・処理・出力について知る(1)2 課題をよりよく解決するためのプログラムを入力・修正・改善する(計3時間)
・ロボットや付属品などを製作し、利用者が使用するときのイメージをもつ(1)3 つくったロボットの使い方やよさ、さらなる課題について説明する(計2時間)
・開発したロボットの使い方やよさについて説明書を書き、発表の練習をする(1)学習活動
導入
1 本時の課題を把握して、見通しをもつ
(1)本時の流れを説明して見通しをもたせる
展開1
2 プログラムを入力したりロボットのはたらきに必要な付属品を作る
(1)イメージ図をもとに、ロボットの働きを分解させ、入力したプログラムと見比べさせる。
(2)テストが行いやすいよう「使用上の注意点」を書かせる
(3)よりよく課題解決するためのプログラムの修正や付属品の作成に繋げるために、必要に応じて教室外での探求活動を行わせる
展開2
3 他のグループを対象にテストを行い、それをもとにプログラムを修正する
(1)「よりよくしたい問題に対して必要なはたらきができているか」「使いたくなるような工夫があるか」という観点でテストを行わせる
(2)修正の時間では、残りの時間で「よりよくしたい問題に対して必要なはたらき」だけでも最低限実現するようポイントを絞らせる
振り返り
4 次時までの各グループの探求活動の見通しをもつ
(1)次時がプログラムを修正できる最後の時間だということと休み時間に異学年や先生を相手にテストを行うことを伝える
(2)学校の問題解決という視点を再確認するために、活用場所や相手意識を明確にさせる
児童生徒の活動
作成したロボット
活動の様子
授業者の声
テストの結果や異学年の意見をもとに試行錯誤し、学校生活をよりよくするロボット開発に取り組んでほしいです。
多可町立中町南小学校 市位 真