授業の流れ
学習・教材資料
プログラミングを用いて作図することを通して、拡大図と縮図の性質を確かめる。
プログラミング教育のねらい
・拡大図と縮図の性質をもとに必要な手順を組み合わせることで意図した図形を作図することできる
・意図した拡大図と縮図の作成のために、拡大図と縮図の性質を使ってプログラムの変数を考えることができる
・プログラミングを活用して、拡大図と縮図の性質をもとに作図する意欲を高める
学習指導案
【単元の流れ】※( )内の数字は時間数
【本時の学習】(7/10時間)
単元計画
1 拡大と縮小の意味や、拡大図、縮図の性質を理解する(計2時間)
・「大きさは違うが、形は同じ」の意味を知り、拡大、縮小の意味を理解する(1)
・対応する点や対応する直線を見つけ、対応する直線の長さや角の大きさを調べる(1)
2 拡大図、縮図の性質を使って、作図する(計5時間)
・方眼を利用した拡大図、縮図のかき方を理解する(1)
・拡大図や縮図の性質を使って、三角形の拡大図や縮図をかく(1)
・拡大図や縮図の性質を使って、四角形の拡大図や縮図をかく(1)
・1つの点を中心にした拡大図、縮図のかき方を考えて説明したり、かいたりする(1)
・プログラミングを用いて、拡大図、縮図の意味や性質をもとにして作図する(本時)
3 縮図を利用した距離の求め方がわかる(計1時間)
・縮図を利用して、直接測定できない距離を求める(1)
4 学習内容を適用して、問題を適切に解決することができる(計2時間)
・学習内容の習熟、定着を図る問題を解く(練習問題)(1)
・学習内容の習熟、定着を図る問題を解く(評価問題)(1)
学習活動
導入
1 拡大図と縮図のかき方や性質を確認する
(1)基準になる三角形の拡大図と縮図を選び、その理由を交流する
(2)辺の長さの比がすべて等しいことと、対応する角の大きさがそれぞれ等しいことを確認する
展開1
2 プログラム環境でもとになる図形を作図する
(1)もとになる三角形を示し、対応するプログラムの数値を考え、全体で共有し、作図する
(2)ペアやグループで思考錯誤しながら考える
(3)ヒントとなるプログラムを参考に、1つずつ確認しながら進める
(4)三角形の内角と外角の関係を知る
展開2
3 拡大図、縮図のプログラムを作成し、作図する
(1)もとの三角形の2倍の拡大図、1/2の縮図のプログラムの数値を考え、全体で共有し、作図する
(2)作成したプログラムを説明し合い、交流する
振り返り
4 プログラムを作り、拡大図と縮図を作図した感想を書く
児童生徒の活動
作成したプログラム
活動の様子
授業者の声
拡大図と縮図をかくプログラムをその性質を使って考え、作図しました。子どもたちは、性質を使い、プログラムの変数に着目して作図することができました。
豊岡市立八条小学校 庄司 知樹