第6章  「心の教育」実践に関する校長・教頭の意識調査研究
       上地安昭(心の教育総合センター)

       古田猛志(心の教育総合センター)


1 調査研究のねらい

 21世紀に向けた、わが国の教育改革の基本的な課題の一つとして、「心の教育」の充実が提唱されている。ただし、学校現場における「心の教育」の本格的な実践はこれからである。「心の教育」をどのようにすすめて行けばよいのか。その標準的な授業実践プログラム(モデル)は現在のところ提示されていない。「心の教育」の重要性を強く認識してはいるものの、具体的にどのように取り組めばよいのか、各学校においていろいろな試みがなされているが、その定着に向けての教育実践は始動したばかりであると理解している。
 本調査研究は学校における「心の教育」の実践にあたり、その責任者としての役割を担っている校長と教頭を対象に、「心の教育」の意義をどのように捉え、その内容やその実践のあり方についてどのように考え実行しようとしているのか、学校現場における「心の教育」の実態を明らかにし、今後の「心の教育」の進展を計るために立案された。「心の教育」を実践するには、まずその指導者である教師自身が「心の教育」の意義とその重要性を深く認識することが肝心である。「心の教育」への理解の乏しい教師が、いかに力を入れてそれを実践しても、子どもの「心の成長」へつながらないのが、「心の教育」の難しいところと言えよう。
 このような視点から、当「心の教育総合センター」における「心の教育」の実践に関する最初のアンケート調査として、教師(管理職)を対象にしたその実態調査へ着手した次第である。


2 調査方法

1) 調査対象

 兵庫県下の小・中・高等学校および盲・聾・養護学校の校長146名と教頭104名の合計 250名の管理職を対象とした。校種と職名別人数はアンケート結果の表1(p187)に示したとおりである。

2) 実施方法と期間
 平成11年度の兵庫県立教育研修所における管理職研修の期間中(平成11年10月〜12月)に実施した。なお、校種と職名以外は匿名で実施した。

3) アンケート調査内容
 本研究で使用したアンケート調査の項目は、本誌の巻末へ資料として提示したとおりである。筆者等が自由記述式の回答を主体に、選択回答・質問項目も含め独自に作成したアンケート調査を実施した。


3 調査結果の分析


 本論のアンケート結果の詳細資料(p187〜p237)に基づいてここでは、調査項目の配列に従って校種別にその結果を分析することにする。

1) 「心の教育」について連想すること
@ 小学校
 命の大切さ(生命尊重)、人間性豊かな心(やさしい思いやりのある心)、道徳教育、不登校といじめ、神戸市須磨区児童殺傷事件等が連想事項として多くあげられている。
A 中学校
 道徳教育、幼児期からの教育、神戸市の事件、思いやり、不登校等である。小学校に比べ、「やさしさ」と「いじめ」の連想がほとんどみられない。
B 高等学校
 豊かな感性、生きる力、自立の精神、人間関係等、高等学校の場合多様な内容の連想がみられる。大人へ成長する心のあり方に関連しているようにも推察される。
C 盲・聾・養護学校
 愛情、やさしさと思いやりの心、カウンセリング等である。人間を思いやる連想が多いと言えよう。

2) 学校教育における「心の教育」の重要度
 諸々の教育課題の中で最も重要な課題と答えたのが全体の46%で、重要課題の一つであると答えたのが52%で一番多い。校種別では、小学校において他の校種とは違って最も重要な教育課題であるが51%で、重要課題の中の一つであるの47%に比べ最も高いのが注目される。いずれにせよ、ほぼ全体の教師が「心の教育」の重要性を強く認識していることが明示されたことになる。小学校においては特にその認識の深さがうかがえる。

3) 発達段階のどの年代で「心の教育」を重点的におこなえばよいのか
 児童期(小学校)が全体の34%で最も多く、次に乳幼児期(0才〜3才)が28%、幼児期(幼稚園)が26%、思春期(中学校)が8%と少なく、青年期(高等学校)ではわずかの1%に過ぎない。明らかに乳幼児期から児童期にかけての人間の初期の発達段階において「心の教育」を重点的におこなう必要があることを認識していると理解される。特に高等学校の教師はそのような認識を強く抱いていることが示された。

4) 「心の教育」の場は、家庭、学校、地域社会のどちらか
 校種を問わず「心の教育」の場は、家庭であるとの回答が89%で圧倒的に多く、学校が6%と地域社会が4%と少ない。「心の教育」は乳幼児期に家庭でおこなうべきであるとの認識である。

5) 「心の教育」への教師の関心度
 26%の教師が「心の教育」に強い関心を持ち、大多数の60%の教師が一応(普通)に関心を持っていると管理職者は判断している。校種別では、小学校の教師の場合、強い関心を持っている教師の割合が32%と高く、逆に高等学校や中学校において関心の薄い教師の割合が24%と20%と比較的に高いのが注目される。

6) 「心の教育」の実践情況と実践内容
 「心の教育」を現時点において実践していない学校が33%で、実践している学校がほぼその2倍に近い62%に達している。この結果はどの校種においても同じ情況である。つぎに、その実践内容についての自由記述の結果の校種別の概要をあげてみる。
@ 小学校
 福祉体験活動と学習および福祉教育、地域ふれあい学習(高齢者との交流)、人権教育(道徳教育)、障害児学級との交流、飼育・栽培活動、異年齢集団活動、PTA合同学習(親子ふれあい学習)等。
A 中学校
 福祉体験と福祉実践(車イス体験、高齢者福祉)、トライやる・ウィーク等。
B 高等学校
 全校生徒対象の講演会や講話(テーマは人権教育、健康教育、ターミナルケア等)、ボランティア活動、スクールカウンセラーの活用と相談等。
C 盲・聾・養護学校
 養護・訓練(自立活動)、全教育課程で実践、交流教育等。

7) 「心の教育」に関する今後の教育実践計画
 「心の教育」を今後実施する計画があると答えた学校がほぼ半数の51%で、残りの半数は実施する計画がない(32%)とわからない(14%)と回答している。校種別の実施計画の主な内容はつぎのとおりである。
@ 小学校
 老人とのふれあい(福祉教育)、総合的な学習の時間を通しての実践、道徳授業の充実、縦割り班活動、飼育・栽培活動等。
A 中学校
 総合的な学習の時間を通しての実践、福祉体験と教育等。
B 高等学校
 講演や講話による教育実践、学校カウンセラーの活用と研修、ボランティア活動等。
C 盲・聾・養護学校
 個別指導計画、交流(ふれ合い)教育、カウンセリングの活用等。

8) 今後考えられる「心の教育」の実践内容
@ 小学校
 老人・養護施設との交流教育、福祉体験と教育、ボランティア活動、道徳教育(人権教育)、地域との交流体験学習、総合的な学習の時間を通した実践、縦割り集団活動、自然体験学習。
A 中学校
 福祉体験活動と学習、地域との交流教育、総合的な学習の時間の中での実践、学校行事としてのふれ合い学習、異学年集団活動等。
B 高等学校
 福祉体験活動、講演と授業実践、ボランティア活動、生徒会活動や特別活動、部活動およびLHRでの実践等。
C 盲・聾・養護学校
 ふれ合い教育、交流教育、教育課程全領域での実践等。

9) 「心の教育」の実践としての「トライやる・ウィーク」の評価
 「高く評価する」が半数の50%で、「ある程度評価する」の46%を含めて、校種を問わず、ほぼ全体の96%の管理職が、「トライやる・ウィーク」を「心の教育」の実践成果として肯定的に評価している。

10) 「総合的な学習の時間」の導入によって「心の教育」が大きく促進するか
 「大きく促進する」が18%で、「多分促進する」の65%を含めて、校種を問わず全体の83%の管理職が、平成14年度から本格的に導入される「総合的な学習の時間」の課題としての「心の教育」の実践に、何らかの期待を抱いていることが理解される。

11) 「心の教育」に、「スクールカウンセラー」の役割が期待できるか
 学校現場へ派遣されている「スクールカウンセラー」や「心の教室相談員」および「高等学校カウンセラー」などの非常勤の相談専門員は、「心の教育」の担い手のひとりとしてどの程度の期待が持てるかとの質問に対し、半数の51%が「多分期待できるであろう」と最も多く、次に「大いに期待できる」が30%で、合わせて全体の81%の管理職がカウンセラーへの期待を表明している。

12) 「心の教育」の実践を通して、子どもたちに学んで欲しい「大切な心」は何か
@ 小学校
 「命を大切にする心」、「人を大切にし思いやる心」、「自然を大切にする心」、「感動し感謝する心」等である。
A 中学校
 「命を大切にする心」、「他人を思いやる心」、「感動し感謝する心」等である。
B 高等学校
 「命を大切にする心」、「他人を思いやる心」、「感動し感謝する心」等である。
C 盲・聾・養護学校
 「人を思いやる心」がほとんどの回答である。

13) 「心の教育」の実践で困難な課題は何か
@ 小学校
 「教師の意識改革と実践的指導力の向上」、「学校教育のゆとりのなさ」、「家庭や地域の教育力の低下」、「社会的価値観の多様化」等である。
A 中学校
 「教師の意識改革」、「家庭の教育力」、「社会的価値観の多様化」等である。
B 高等学校
 「教員の意識改革」、「学力優先の教育システム」、「講師や助言者の不足」等である。
C 盲・聾・養護学校
 「教職員の共通理解と資質向上」、「障害児教育の困難性」等である。

14) 「心の教育」への全般的な意見
@ 小学校
 「心の教育を実施する上で一番大切なのは、指導者である教師である」、「心の教育を学校教育の中心に置かなければ、情報教育も環境教育、知の教育も本当の意味をなさない」、「保護者を含む心の教育をどう推進していくかを考えていく必要があると思う」、「心の教育の具体的なプランが欲しい」、「教育事務所単位で、講演会などをもっと多く持ってもらうと幸いです」、「マスコミのとりあげ方、とりあげる思想性に大いにメスを入れてほしい。公序良俗でない傾向があるのは残念」。
A 中学校
 「心の教育は、舟の行き先を決めるカジのようなものであり、人間が生きていく上で一番大切なものであると思う」、「各教科での指導の多さにおわれて、余裕がみつけられにくい」、「若者の倫理危機への学校としての危急のとりくみ方を提言してほしい」、「心の教育を学校教育の中に位置づけるのは良いが、社会教育の分野に拡充し、浸透を図る必要がある」。
B 高等学校
 「生徒を取り巻く社会、および大人全体が真にこの教育の大切さを再認識しなければならないと思う」、「心の教育の基本となることを頭に入れておく必要がある。心の教育とは何かを教職員はしっかりと自覚していない状態がある」、「教科指導、生徒非行指導に追われ余裕不足、具体的指導法が見つからず苦労する。カウンセリングマインドを持つ教師が少ない」、「カウンセラーの各学校配置、非常勤の場合でもせめて週一回の配置、養護教諭の2人制、現職教諭のカウンセリング講座の義務化」、「学校教育全体にゆとりがほしい」。
C 盲・聾・養護学校
 「家庭の生活基盤が大変重要である。耐える、我慢する家庭教育の欠如に大変不安を持っている」、「家庭の役割を再認識することが必要。3歳までの心の教育が基礎となる」、「日本の教育にも宗教(仏教)の力を借りる時代が来ているのでは」。

15) 「心の教育総合センター」への意見
 今後の「心の教育」の中心的な役割を担う公的な機関として、平成10年4月に新設された「心の教育総合センター」に対する管理職の代表的な意見はつぎのような内容であった。「受身の教育ではなく、出前する教育であってほしい」、「社会に対する強い指導力を期待する」、「積極的に取り組んでほしい」、「県下一円にどしどし情報を提供してほしい」、「センターから各学校へ最新情報を定期的に流してほしい」、「心の教育の指導マニュアル作りを希望」、「教職員のための『心の教育』講座を開設するなどして、教職員の「心」を耕す作業が必要では・・・」、「カウンセリングマインドを教員に持たせる研修の充実に努めてほしい」、「相談だけでなく各学校で生じている事件に対して積極的に支援協力をして、解決した事例を情報として全学校へ伝えるべきと思う」、「教育関係者の不用意な発言などは誤解を招きやすい。否定的にならないように周到な用意が必要」


4 調査結果の考察

 本調査の結果から、学校現場における「心の教育」に関する教師の意識とその実践の現状と課題をある程度捉えることができたと理解している。ここでは、本調査結果の要点を明らかにし若干の考察を試みたい。

1) 「心の教育」の重要性を強く認識
 校種を問わず、ほぼ100%に近い管理職の教師が、今後の学校教育において「心の教育」が重要な課題であるとの認識を強めている。平成10年4月に、中央教育審議会が緊急提言した「新しい時代を拓く心を育てるために − 次世代を育てる心を失う危機−」の中間報告のまとめのとおり、わが国の子どもたちは今まさに「心を失う危機」状態にあるというのが、現場の教師を含めた教育関係者の一致した見解である。「不登校」、「いじめ」、「子どもの非行と犯罪」の増加傾向と深刻化に伴う、子どもの「教育」への大人の自信喪失と社会的不安がその背景にあることは否めない。
 ところで、「心の教育」の必要性を痛感してはいるものの、それをどのように具体的に実践すればよいのか、その確かな教育実践モデルが示されておらず、とくに学校現場においての本格的な取り組みはこれからと言えよう。もっとも兵庫県下の中学校2年生への平成10年度から実施している地域体験学習の「トライやる・ウィーク」は、「心の教育」の実践モデルとして導入された数少ない画期的な試みとして注目される。

2) 「心の教育」は幼児・児童期が肝心
 平成9年8月にわが国の文部大臣が中央教育審議会へ提出した「幼児期からの心の教育の在り方について」の諮問の骨子は、家庭における幼児教育の重要性を再認識し、心の教育を核とする幼児教育の見通しを強く主張している。本調査結果においても、幼児・児童期の発達段階に「心の教育」を重点的におこなう必要があるとの一致した教師の見解が示されている。同時に、89%の教師が、「心の教育」の場は、学校や地域社会よりも家庭が大事だと答え、家庭教育の重要性も強調している。「心の教育」は、子どもの日常生活を通して基本的生活習慣を基盤に実践することが肝心である。そのためには、家庭の教育力をいかに高めていくかが今後の課題であろう。また、小・中・高等学校の校種では、中・高等学校よりも、特に小学校における「心の教育」の充実が切望されることも理解しておく必要がある。

3) 「心の教育」への一般教師の関心度は低くない
 管理職が判断した一般教師の「心の教育」への関心度は、一応関心をもっているとの理解である。校種間では、特に小学校の教師の関心度が高く、高等学校の教師の関心が比較的に薄いことが明らかになっている。このことは、中学校や高等学校の年代よりも幼児と児童期の発達段階に「心の教育」を特別に重要視すべきであるとの見解と合致している。しかし、中・高校生の種々の問題行動の年毎の多発傾向に見られる青少年の「心の荒廃」の現状を直視するかぎりにおいて、この年代の生徒に対する「心の教育」への一層の関心とその実践への教師の積極的関与は、今後の教育の重要課題であることをあらためて確認する必要がある。

4) 子どもたちに学んでほしい大事な心は、「命を大切にする心」、「他人を思いやる心」、「感動し感謝する心」、「自然を大切にする心」等である
 心の教育総合センターでは、「心の教育」の目標を、「生命の尊さを実感し、愛情豊かに他者と共生し、個性的に社会を生き抜くたくましい力を育むこと」に一応設定している。つまり、「心の教育」とは、@人間の命は何事にも代え難いこの世でもっとも尊い存在であり、一度失ったら決して取り返しのきかない唯一のものであるとの実感を育てる、A周囲の人々への思いやりとやさしさ、そして愛情を持って接し共に融和的に生きる心を育てる、さらに、B個人的な力の強弱を越えて各人の個性を尊重し、それぞれの個性に応じた社会的な生活力を育むことである。
 本調査研究の結果から、上記の内容に、さらに「自然を愛し、感動し感謝する心を育てること」、つまり、人間の生命を支えている自然の恵みに感謝し、生きていることに全身でその喜びを実感する「心の教育」も大切であることが示唆された。

5) 大半の学校が「心の教育」を実践している
 各学校において、学校行事や特別活動、道徳教育等の教育課程を通して、「福祉体験活動」、「人権教育」、「自然体験学習」、「ボランティア活動」、「縦割り集団活動」、「講演や講義」等の「心の教育」の実践活動がすすめられている。ただし、3校に1校の割合の33%の学校では、依然として「心の教育」の実践に着手できていない状況があり、この教育の困難さがうかがえる。これらの結果から、「心の教育」は現時点で学校現場へかならずしも定着しているとは言えない。また、学校教育の難題が山積みしその前途がまだまだ険しい現状からみて、「心の教育」の教育的成果が十分浸透しているとは判断し難い。「心の教育」の実践は開始したばかりであり、本格的な学校現場への導入はこれからと言わざるをえない。

6) 「心の教育」は「教師の意識改革」から
 「心の教育」の実践をすすめる上で大事な課題は、「教師の意識改革と資質向上」、「家庭や社会の教育力の強化」、「ゆとりある学校教育への見直し」等であると管理職は判断している。「心の教育」の重要性を強く認識し、何はさておいても子どもの正しい心を育てることが、教師の使命であるとの自覚に目ざめた教師の指導によってのみ、子どもの心は育ち成長する。「心の教育」の意義を十分理解しない教師が、いくら力を込めてその教育を説いても、子どもの心に響く教育は期待できない。また、従来の知育重視の学校教育目標の見直しを含め、家庭、学校、地域社会の連携をさらに強化し共通の倫理観に基づいた健全な子どもの育成への努力が切に望まれる。

7) 「心の教育」実践としての「トライやる・ウィーク」の評価は高い
 神戸市須磨区の連続少年殺傷事件で受けた最大のショックは、子どもの心が見えない(わからない)という大人の不安感ではなかったかと推察する。この事件の教訓をきっかけに、兵庫県が実施ヘ踏み切った「トライやる・ウィーク」は、中学生への「心の教育」開発プログラムとして、その実績が高く評価されている。「心の教育」の標準的かつ具体的な実践プログラムが開発されていない現状において、この地域体験学習は十分手応えのある「心の教育」の学校行事として全国的に拡大しつつある。

8) 「総合的な学習の時間」への期待感
 平成14年度の新学習指導要領に基づいた「総合的な学習の時間」の本格的な導入に伴い、管理職の大多数の者が、「心の教育」が推進されるとの期待を表明している。現在のところ、総合学習の具体的な実践内容については、各校が立案中であるが、「心の教育」を目標にしたその実践プログラムの開発への努力が望まれる。

9) 「スクールカウンセラー」等への期待
 「心の教育」を推進する上で、現在学校へ配置されている心の相談専門員としての「スクールカウンセラー」、「心の教室相談員」および「高等学校カウンセラー」等の役割への期待には多大なものがある。これらの相談専門員は、悩みの相談を通して子どもたちへの援助はもちろん、全校生徒や全教職員を対象とした、広く心を育てる教育的援助の担い手であるとの専門家としてのアイデンティティの確立が、今後必要になってくるであろう。

10) 「心の教育総合センター」への多大な期待
 「心の教育」を充実し推進していく上での、「心の教育総合センター」への学校側の期待には多大なものがある。「心の教育」に関する情報の提供、「心の教育」の指導者の研修、教師のためのカウンセリング研修の充実、「心の教育」の指導マニュアルの作成、学校の危機へ即応した事件解決への積極的な支援、模範的な教育相談事例に基づいた事例研修などが、当センターへ期待する主な業務内容である。
 本県の「心の教育総合センター」は、全国で最初に誕生した公的機関であり、「児童生徒の心の教育に関する今日的課題に対応して、調査・研究、研修、啓発を行なうとともに、児童生徒や保護者および教師等への教育相談活動への充実を図ること」を目的として設立された経緯がある。学校現場の管理職の当センターへの要望の内容は、まさに本来センターが果たすべき役割と全く一致する内容であり、「心の教育総合センター」の今後の活動の意義は重大であると認識している。


5 まとめにかえて

 社会の変化に伴う学校教育現場の混乱は、とくに児童生徒の種々の問題行動の多発傾向にみられるように、その深刻度は高まるばかりである。もちろん、その背景には不正で歪んだ大人社会の影の部分が大きく影響している事実は否めない。ある専門家は、現代人は大人も子どもも大なり小なり「心が病んでいる」との診断を下している。まさに「心の危機」の時代と言っても過言ではない。
 これからの21世紀を人類が生存しつづけるためには、人間としての心の成長、つまり「人類の平和と共生」の精神の涵養が必須の条件であるとの見方が識者の一致した見解である。このような視点から、「心の教育」の充実は、新世紀に生きる人間にとっての重大な課題であるとの共通理解が望まれる。とくに、学校教育におけるこの問題への取り組みは、一刻の油断も許されない状況にあるとの認識が必要であろう。
 本調査研究の結果は、このような現代人の心の危機意識の下に、学校教師の「心の教育」への一層の関心と教師自身の意識の変革を促すものであった。また、幼児・児童期の「心の教育」の重視と、中・高等学校における教育目標の見直しとして「心の教育」をその中核に位置づけ、この教育の定着を計る必然性を強く指摘している。新学習指導要領が意図するゆとりある学校教育の実現を目ざすとともに、「人間性豊かな子どもの健全な心を育む学校教育の活性化」は、当面の緊急かつ重要な課題との認識は欠かせない。このような意味から、学校現場における「心の教育」の実践を支援する機関として設立された「心の教育総合センター」への期待は大きく、この領域の専門的な立場からの学校現場への積極的な関与が切実に求められている現状を深く認識すべきと受け止めている。


6 「心の教育」に関するアンケート結果資料

実施日:1999年10月〜12月
対象者:平成11年度の県立教育研修所における管理職研修受講者

表1 校種・職名別調査対象者人数

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校
校長 67 15 49 15 146
教頭 72 31   2 104
138 46 19 17 250

自由記述の回答について
 ・校種ごとに示した 
 ・○の印で個人の区切りとした
 ・同じ文については末尾に( )で度数を示した
検定について
 ・χ2検定を用いた
 ・校種の比較においては盲・聾・養護学校は除いた
 ・校種をあわせた比較においては盲・聾・養護学校も加えた
 ・集計表の中に期待度数が5以下のセルが全セル数の20%以上にならないように検定の選択肢を選んだ
 ・集計表の値は度数であるが( )にパーセントを示した(小数点第一位を四捨五入)
 ・残差分析の結果は表中(▲有意に多い、▽有意に少ない、p<.05)に示した

1 まず、「心の教育」について、連想することを1つだけ上げて記入して下さい。

<小学校>
○命を大切にする教育
○命の大切さ(須磨事件による)
○命の大切さ
○命と人権、豊かな人間性
○豊かに人を思いやることができる人間に
○豊かな人間性の育成(2)
○豊かな心を培う(思いやりの心)
○豊かな心ややさしい心を育てるということと共に不登校やいじめについてだと思います
○豊かな感性と表現力
○豊かな感性(2)
○豊かさ
○物に感じる心→表現する方法を育てる
○不登校と学級崩壊
○不登校・共生
○不登校(3)
○日常の子どもの姿
○難しい
○道徳教育の充実
○道徳教育での充実
○道徳教育(6)
○道徳(2)
○動植物の飼育栽培や生活・自然体験を重視することである
○対話
○他人を思いやり、人の痛みがわかる
○相手を思いやるやさしい心豊かな児童の育成
○青少年の非行
○生命尊重(思いやり)
○生命尊重
○生命の尊重
○生命と人権の尊重
○生きる力
○生きる意味、目的を問い続ける生き方
○正義感
○正しい判断力と行動力
○須磨事件
○須磨区、児童殺傷事件、不登校、いじめ
○須磨の事件(2)
○人間関係
○人間を育てる、一番大事な教育
○人間らしい豊かな心を育む
○人間として生きることの意味を問うことだと思います
○人間としての生き方
○人間としてあたりまえの考えや行動が出来るようにすること
○人格形成
○人と人
○人とのつながりをしっかりと持てるようにすること
○人としての生き方
○震災により心にキズを持つ児童生徒への心のケア
○親子関係
○神戸須磨区の少年事件
○神戸須磨の事件
○神戸少年殺傷事件
○神戸事件等、一連の事件
○神戸の児童連続殺傷事件
○真の体験活動の不足
○新しい防災教育
○心豊かな社会
○心豊かな教育、人としての生き方、生きざま
○心を育てるのは、難しいこと
○心は教えることではなく育てることである。「心」の持つ重要な意味を認識せずに用語 (心の教育という)だけが使われすぎている
○信頼感
○情操
○笑顔で伝え合う心と心
○少年が引きおこす事件の数々
○小・中学生の問題行動
○自立できる力
○自律と共生
○自分をいつくしみ、他者に思いやりを持つこと、命あるものを大切にする心を育てる教 育
○自他の尊重
○自然への思いやりの心を身につけること
○思いやりの心あふれた学校
○思いやり、人権
○思いやり、自分への厳しさ(耐える心)、人命・人権尊重、豊かな感性、規範意識などを育てる教育
○思いやり(4)
○子供どうしの遊び中で培われるもの
○子どもの生きる力を育むこと
○子どもの自殺
○子どもの荒れ(教師の指示に従わない等)
○阪神淡路大震災におけるボランティアを含む国民あげての支援と神戸の児童殺傷事件、この2つの神戸市の事象
○阪神淡路大震災
○最近の子どもたちのいろいろな事件、豊かな心
○荒れる児童・生徒の心をどう改善するか。
○教師に対し暴力的な態度をとる。
○共存
○共生の心(2)
○共感的理解
○管理職試験
○学校不適応
○学級崩壊(2)
○家庭や地域の中で自然に育っていったものなのに、今は学校等で意識して教育していか なければならないようになってさみしい・・・。
○価値観の相違による自由のはきちがい(心が病んでいる)。
○安心感と癒し
○愛情
○よりより体験
○ゆとり
○やさしさや思いやり、すばらしいことに気づき感動する心
○やさしさ
○やさしい心、素直さ
○ふれあいの必要性
○ともに生きる心を育てること(社会性を養うこと)
○たくましく生きる心の強さを身につける教育
○ストレス、マネージメント教育による体感を通したコミュニケーション
○しつけ
○カウンセリングの体制の充実
○カウンセリング(3)
○おかげさまで〜、自然のおかげで!〜生命をいただくおかげで!
○いじめ、いじめまでいかないでも、他人を認めない様な言動があまりにも目立つ。
○いじめ、不登校
○いじめ(2)
○PTSD、心のケア
○「道徳性の高さ」
○「怒」
○「生きる力」と「ゆとり」
○「心と心をつなぐ○○ッ子の育成」本校のめざす児童像の一つです
○“ねたみ”・・・各種の事例は、心の中のねたみに由来していると思います。

<中学校>
○倫理危機
○幼児期の教育の重要性
○幼児期からの教育のあり方と道徳・人権教育のあり方の反省と再構築
○幼児期からのしつけ
○豊かな感性
○不登校生
○不登校に悩む生徒
○不登校、別室登校などの生徒に対するカウンセリング的対応
○不登校(登校拒否)
○道徳教育の衰退
○道徳教育の充実(体験を通した実践力)
○道徳教育
○道徳
○体験
○他人の事や自分を大切にする心を育て、豊かな心を持つ生徒の育成
○生命の大切さ
○生徒理解
○生き方
○生きる力(どう社会に適応し、自分を生かしていけるか)
○生きる力
○須磨の事件
○須磨の刺傷事件
○神戸須磨の事件
○神戸の事件
○心の落ち着き
○心の悩み
○心の教育緊急会議
○社会の一員として思いあえる教育
○実物(自然)にふれ、体験すること
○思いやりの心
○思いやり(自他の生命尊重中心に)
○思いやり(3)
○環境や情況への順応性と適切に対応する力
○家庭のしつけ
○何が起こるかわからない。
○ゆとり
○ふれあい活動
○ふれあい、人を知ること(乳幼児、老人、働く人等との交流)
○トライやるウィーク(2)
○カウンセリングマインド(2)
○おもいやり
○「耐える力」

<高等学校>
○命を大切にする心
○豊かな心。躾
○豊かな感性
○物の豊かさ、心の乏しさ
○不登校の増加
○不登校
○悩み
○内観道場
○道徳教育、体験学習
○知徳体の徳の部分
○善悪の判断力と自己抑制力を育てる
○精神的弱さ
○精神の優しさ
○生徒が落ち着いて授業が受けられるように全教育活動で実施。
○生きる力
○生きる
○須磨の児童殺傷事件
○人間関係のあり方
○人間関係
○人としての生き方、あり方
○震災
○情操教育
○柔軟性
○社会生活をする上でもっとも基本となる事項を徹底させる点が弱いように思う。
○自立の(生きる力の)精神を育む
○自然
○自己改革
○思いやり
○子供の心、阪神淡路大震災
○阪神淡路大震災
○厳しくとも信頼に基づいた心の通い合いある教育
○健全な家庭、地域社会のつながり           
○健康
○芸術教育の充実
○空に浮かべる雲を心に浮かべる
○教育相談
○共感すること
○感動する心、やさしさと強さ
○楽器を演奏している子どもの姿
○家庭崩壊
○家庭に始まり学校社会へと人間生活に豊かさをもたらす、人の心のあり方教育。
○家族の愛
○ノイローゼ
○どうして不登校になるのか?自分たちの時代にはなかった。学校が楽しかった。
○カウンセリングマインド(2)
○いじめ(不登校)
○Death Education

<盲・聾・養護学校>
○母性愛、父性愛、兄弟愛、師弟愛、地域愛、異性愛、友情など
○物質的に豊かになっても、精神的な面で豊かになっていない
○不登校、非行、心の荒廃
○不登校
○非行
○調和のとれた人間形成
○他人に対する思いやりの心をどのように持っていくことができるかが重要と考える。
○須磨区の連続殺傷事件
○人権を思いやる心を育てる。
○人間として、どのように長い人生を送るか、という人生の目的の根幹である。
○思いやりの心を大切にする人間関係の構築
○価値判断
○やさしい思いやる心
○トラウマの心の癒し
○カウンセリングの充実
○カウンセリング

2 わが国の学校教育における「心の教育」の重要度について、下記の中から1つだけ選んで下さい。
 1 諸々の教育課題の中で最も重要な課題である。
 2 重要な課題の中の1つである。
 3 教育課題であることに違いはないが、特別に重要とは考えない。
 4 当面の教育課題とは考えていない。
 5 その他(                                 )


表2 「心の教育」の重要度 人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 71(51) 20(43) 17(35) 6(46) 114(46)
2 65(47) 25(54) 30(61) 11(65) 131(52)
3   1(2) 2(4)   3(1)
4          
5 1(1)        
未記入 1(1)        
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

・検定の結果、校種間の人数比率の差は有意でなかった(χ2(2)=3.79,ns)。

3 「心の教育」について、人間の発達段階から考えて、下記のどの年代に特に重点的におこなうことが大事だと考えますか。1つだけ選んで下さい。
 1 乳幼児期(0才〜3才)   2 幼児期(幼稚園)   3 児童期(小学校)
 4 思春期(中学校)     5 青年期(高等学校)  6 その他(   )


表3 「心の教育」の発達段階別重要度 人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 41(30) 12(26) 11(22) 5(29) 69(28)
2 43(31) 12(26) 7(14)▽ 3(18) 65(26)
3 45(33) 15(33) 21(43) 5(34) 86(34)
4 5(4) 6(13) 8(16)▲ 2(12) 21(8)
5     1(2) 1(6) 2(1)
6 2(1) 1(2) 1(2) 1(6) 5(2)
未記入 2(1)        
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

 ・検定の結果、校種間の人数比率の差は有意であった(χ2(6)=14.67,p<.05)。
        残差分析の結果は表中(▲有意に多い、▽有意に少ない、p<.05)
総計の人数間の差は有意であった(χ2(3)=38.21,p<.01)。
(1>4,2>4,3>4)

4 「心の教育」の場として、家庭、学校、地域社会のそれぞれの役割が重要であるが、あえて、これらの中で特にどの場が最も大事だと考えますか。3者の中から1つだけ選んで下さい。
 1 家庭   2 学校   3 地域社会

表4 「心の教育」の場(家庭、学校、地域社会)の重要度) 人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 121(88) 41(89) 45(92) 16(94) 223(89)
2 12(9) 1(2) 3(6)   16(6)
3 4(3) 4(9) 1(2) 1(6) 10(4)
未記入 1(1)       1(0)
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

・検定の結果、総計の人数間の差は有意であった(χ2(2)=354.43,p<.01)。
(1>2,1>3)

5 貴現任校における「心の教育」に関する教師全般の関心度について、下記の中から1つだけ選んで下さい。
 1 強い関心を持っている。
 2 一応(普通に)関心がある。
 3 今ひとつ関心が薄い。
 4 全く関心がない。
 5 どちらとも言えない。(               )


表5 「心の教育」への教師の関心度 人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 44(32)▲ 11(24) 7(14)▽ 4(24) 66(26)
2 83(60) 26(57) 30(61) 11(65) 150(60)
3 11(8)▽ 9(20) 12(24)▲ 2(12) 34(14)
4          
5          
未記入          
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

・検定の結果、校種間の人数比率の差は有意であった(χ2(4)=13.07,p<.05)。
残差分析の結果は表中(▲有意に多い、▽有意に少ない、p<.05)
総計の人数間の差は有意であった(χ2(2)=86.14,p<.01)。
(1<2,1>3,2>3)

6 貴現任校において、授業や学校行事および課外活動を通して、直接「心の教育」を実践していますか。1つだけ選んで答えて下さい。
 1 実践している。  2 実践していない。  3 その他(        )
 なお、上記の「1、実践している。」と答えた方は、どのような課題名か教えて下さい。


表6 「心の教育」の実践の有無 人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 92(67) 25(54) 29(59) 10(59) 156(62)
2 42(30) 20(43) 16(33) 5(29) 83(33)
3 3(2) 1(2) 3(6) 2(12) 9(4)
未記入 1(1)   1(2)   2(1)
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

・検定の結果、校種間の人数比率の差は有意でなかった(χ2(2)=2.56,ns)。
総計の人数間の差は有意であった(χ2(1)=22.29,p<.01)。

<小学校>
○老人給食、車椅子試乗体験
○老人ホーム、モンキーセンター訪問、一人一花
○養護学校との交流、動植物の飼育・栽培など愛する気持ち
○盲導犬のお話会、立花祭、音楽集会(手話)、参加体験型人権学習
○命を大切にする生と性の教育
○命の尊厳、同和教育(人材教育)
○豊かな心の育成を図るという観点で行事ごとにアンケートを取る。
○福祉体験活動
○福祉体験学習、異年齢集団活動、等
○福祉体験学習
○福祉施設訪問、独居老人へのレター等
○福祉教育を中心にして(体験を通して考える)
○福祉教育、道徳教育
○福祉教育(ボランティア活動)
○福祉教育(6)
○福祉、ボランティア、環境
○不登校
○特別活動における異年齢交流の促進
○道徳教育をベースにした横断的、総合的な取組をしている(各教科、特活等)
○道徳教育
○道徳、福祉施設訪問等
○朝の10分間読書
○仲間づくりをめざした人権教育
○地区老人会とのふれあい交流
○地域ふれあい学習・高齢者、地域の方とふれあう中で、豊かな心を育てる
○地域の老人とのふれあい
○地域の人たちとのふれ合い
○地域との交流を通して、共生社会を考える
○体験を通した生命尊重の教育
○総合的学習の時間の中で
○○○っ子タイム(全校集会活動、意見発表会、等)
○人権同和教育において、生命の大切さ、思いやりの心を中心に。
○人権総合学習
○人権集会を学期に1回開いている
○人権集会、平和集会
○人権教育をベースに地域交流学習と総合的な学習との関連した活動
○人権教育などで行っている
○人権・福祉、を中心に
○人権・環境・福祉・交流・栽培・健康・性教育
○親子道徳学習会、教育相談
○親子人権学習会
○親子学習の中で「命」や「人権」や「福祉」をテーマに親子のふれあいをはかっている。
○常に豊かな心
○障害児学級との交流
○障害児(学級)理解
○縦割活動
○縦割り班の活動
○縦割り班による活動、福祉教育
○集団生活上の規範の尊守。
○授業の中での評価の観点について行っている。
○飼育、栽培活動、青い鳥学級生との交流、特養訪問、ふれあい郵便など。
○思いやりの心を育てる集団づくり
○思いやりの心を育てる活動
○思いやりのある子
○栽培活動
○最近では「手話教室」
○国際理解教育の中で
○高齢者との各種交流事業
○高齢者とのふれあい活動
○校区のおじいちゃん、おばあちゃんから学ぶ
○交流学習・・・養護学校との定期的交流学習、グループ活動・・・全校縦割り活動
○五感を磨く、体験活動の重視
○恵まれた自然に親しみ心を豊かに
○共に生きる社会をどう作るか
○学校行事:環境福祉デー
○学校活動における指導
○異年齢集団活動
○異年齢集団による活動(毎日の給食、遠足)、教師による読み聞かせ等
○ボランティアラ活動(福祉教育)
○ふれあい体験活動(各学年)
○ふれあいフェスティバル
○ふれあいタイム
○ふるさと体験学習
○ビューティフル活動(環境教育を通しての「心の教育」)
○たて割班活動
○すべての教育活動
○キャップハンディ、民族学習(国理教育)、同和学習
○お年寄りとの交流会
○いのち
○PTAで「心の教育」について説明、学習会
○PTAを含め、社会福祉教育に取り組んでいる。
○「総合的な学習の時間」で育てる方法
○「心のコンサート」(ネパールのバイマーヤンジンさん)
○「障害者の日」にちなんだ実践、同和教育の全校授業参観

<中学校>
○老人福祉施設への訪問など
○命を尊ぶ教育
○奉仕活動(例、町内清掃etc)
○福祉的実践
○福祉体験学習
○福祉教育への取り組みの中で実践
○福祉教育、福祉体験活動、トライやるウィーク、平和教育
○福祉教育
○不登校について
○悩み相談
○独居高齢者への暑中見舞い、年賀はがき。そしてアポイントをとったのち訪問。(話し合う。そうじをする、等)
○地域を知る活動
○生命の大切さと心肺蘇生講習、トライやる、修学旅行の体験
○生徒会において「ほんものを目指して」をテーマに。
○小中合同コンサート
○思いやりの心(車イス体験、アイマスク体験)
○校外学習、縦割り集団
○互いの理解と思いやり、人間尊重の精神等
○環境教育の中で
○学校行事(1年の市内班別活動)
○夏休み冬休みにおける自主ボランティア活動
○ふれあいのつどい。親の会(悩みを持つ)
○トライやるウィークにおいて3者の連携
○トライやるウィークが体験的な心の教育ととらえている。
○「思いやりの心」を育てる。

<高等学校>
○命の教育
○豊かな心を育む
○総合学習
○全生徒対象の講演会「ターミナルケア」についての実施
○全校生徒への講演会。教職員研修会。
○生徒向け講演会。ボランティア活動の参加。
○生活体験発表会、文化祭
○人権教育としてのHR「手話教室」「点字教室」等
○人権教育、文化祭、体育祭
○心の教育を通して家庭支援
○集団に参加できるためにどうすればよいか
○授業でボランティア実践、育児体験学習
○授業「接偶実践」校内「私の主張コンクール」読書感想文コンクール、人権教育、老人ホーム訪問、ボランティア活動
○始業式や全校集会での講話等、面接指導、LHR等
○国際理解教育を通して、共生の心を育てる
○高等学校カウンセラーによる教育相談。講演会。
○講話(性教育、人権教育)
○講話(健康教育)、心の相談室
○教員研修、全校集会での講話
○教育相談
○課外等でのボランティア活動
○意識調査における分析
○ボランティア実践
○ボランティア活動を通して培う福祉の心
○ボランティア活動(2)
○スクールカウンセラーを通しての取り組み
○スクールカウンセラーの活用、授業の中で介護実習、育児体験etc.特別活動で養護学校との交流、校内教育研修会etc.
○スクールカウンセラーによる相談カウンセリングは実施している。30名程度の体験実習は行っている。
○スクールカウンセラー配置。校長訓話の内容はいつも人としての生き方あり方を短く話している(心の授業)
○「PTA支援事業」「生き生きハイスクール」「体験実践交流」「教育相談」

<盲・聾・養護学校>
○養護、訓練(自立活動)
○特に課題はない。全課程内で実践配慮。
○土曜ふれあい学級
○全課程
○生活経験する中で、どのような重要性を持っているかを問いかけていくこと。
○交流教育を通しての実践の広がりの協力(外部からの)
○交流教育
○基本的生活習慣の確立と心の教育
○「心のケア」を授業中を始め全領域において行う

7 貴現任校において、「心の教育」に関する教育実践の今後の具体的な計画がありますか。1つだけ選んで答えて下さい。
 1 ある。   2 ない。   3 わからない。(         )
 なお、「1、ある。」と答えた方は、その計画の内容を教えて下さい。


表7 「心の教育」の実践計画の有無 人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 75(54) 22(48) 23(47) 7(41) 127(51)
2 42(30) 18(39) 13(27) 7(41) 80(32)
3 19(14) 6(13) 9(18) 2(12) 36(14)
未記入 2(1)   4(8) 1(6) 7(3)
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

・検定の結果、校種間の人数比率の差は有意でなかった(χ2(2)=1.10,ns)。
総計の人数間の差は有意であった(χ2(1)=10.67,p<.01)。
         
<小学校>
○老人ホーム交流、車椅子体験、地域の独居老人との交流等。
○老人とのふれあい
○老人クラブとのふれあい
○養護学校が近くにあり、一時あまり交流がなかったのですが、また、今年から、運動会、学習発表会等で交流をはじめた。
○豊かな感性を磨くための活動、表現活動、読書指導。
○保護者、地域住民と連携した「子育てフォーラム」「健康フォーラム」
○福祉体験学習のとりくみ
○福祉総合学習の中で、心の教育の充実を計る。
○福祉教育を中心に研究が進められているが、今後は福祉を通して心の教育(福祉の心)への教師を意識づけたいと考えている。
○福祉教育の推進、特に高齢者との交流活動
○福祉教育の実践の積み上げ
○福祉、ボランティア、地域(老壮会等)とのふれあい行事
○農園や山・ビオトープを利用しての情操の陶冶
○読書の習慣化、「読書タイム」を設定する予定だが、「読ませる時間」ではなく、いかに「読みたい時間」にするか検討中
○特別活動の中で
○道徳授業の充実
○道徳事業の内容の充実
○道徳の時間を確保し、全校で課題に取り組む。
○道徳の校内研究授業
○道徳(2)
○同記は引き続き実践するが、新たにはまだ考えていない。
○朝会を月1回は学年朝会都市、学年全体で取り組む。
○地域ボランティアによるスポーツ、文化活動交流
○地域の方々との交流
○地域の福祉施設や老人会など様々な人々との交流を深める。
○地域の人との交流(ゲストティーチャー)から学ぶ事
○地域の障害者、老人等のふれあい
○総合的教育と関連付けて、ボランティア活動を各学年に応じた課題を設定している。
○総合的学習の時間の中に組み入れ
○総合的な学習を通して、地域の人々から学び、地域に返していく。
○総合的な学習の時間等を通して、実践化を図る。
○総合的な学習の時間の充実
○全過程の中で
○前年度からの実践の推進、充実を図る。
○図書館教育を充実、読書指導の中で心を豊かにする
○人々のふれあい活動(高齢者等)
○人権を柱とした総合的な学習の時間での取り組み
○震災によって失ったもの
○親子福祉体験等
○心の教育を総合的な学習の時間に取り入れての編成を計画中である
○職員研修の1つとして
○ふれあい活動との関連から、「道徳の時間」のカリキュラムの見直し。
○朝の読書の継続
○障害者作業所の方との交流
○障害者との交流。
○縦割り班を生かした体験活動
○縦割り清掃活動(12月より今年度いっぱい実施し、評価し、次年度につなげる。)
○収穫祭、ふるさと学習発表会、とんど集会、七夕集会
○授業の評価の観点と地域の人材の活用
○児童理解研修の充実、カウンセリングマインドの研修
○事例をもとに大学の先生を招いて、コンサルテーションを年に2回開いている。
○三学期に道徳・同和教育の全校授業参観を行い、その後、講演会を実施する予定である。
○昨年度をさらに充実させたい
○栽培、飼育を大切にした心の教育
○今年度より何とか総合的な学習の時間の中で、実践していこうと、現在研究推進会の中 に活かしている
○高齢者への年賀状送付等
○高齢者との交流
○現在、飼育栽培活動、児童のたてはりはん活動、保護者に対して講演会。
○検討中
○具体的なと言われれば困るが、三領域で取り組んでいかなければならないし、校長講話では特に意識している
○課題を達成(解決)するために、教科・道徳・特活・総合的な学習をどうリンクさせるのかの教育計画を作成する
○花の栽培を通して、命の大切さを体験を通して認識する。
○やさしさ追求の中で、福祉教育を行う。具体的活動としては、地域の施設・設備・人に付いてやさしさをという視点から、本来のやさしさを考え行動する
○ふれあい音楽会・親子講演会(親と子一緒に講演を聞き話し合う)
○なかよしランド
○さらなる異文化の理解
○あらゆる教育活動の中で
○教育の総合学習化、総合単元学習化
○「総合的な学習」(に含まれている)延長上にある各種施設、団体への訪問及び招待
○「心の教育」とするかということ

<中学校>
○来年度の実施に向けて「心の教育」推進企画会を設定し研究している。「家庭を愛し友を信じ助けあい郷土を愛する」生徒を育成することをめざしている。
○福祉体験学習の充実
○福祉教育の一層の充実
○不登校について
○道徳、同和の授業でトライやるウィーク
○施設訪問、一人暮らし老人訪問
○電話、パソコンを使った悩み相談
○総合的な学習において心の教育を計画している。
○総合学習の中へ含めて推進
○人格(同和)教育の充実
○新一年生から実施する総合的な学習の時間において
○週1回を中心とした教育相談及び、教育相談週間による集中相談
○自然教室、トライやるウィーク、野外活動
○在宅障害者との交流
○校区にある老人ホームや養護学校との交流を図る。
○具体化までは
○学期に一回、愛校作業
○ビオトープ構想による環境教育を推進することで、心の教育の充実を図っていきたい
○スクールカウンセラーを招き、教職員の研修の場と設定している。教職員との交流の場を設定。
○あらゆる場面に広げていきたい。体育大会、文化祭等への参加と生徒の参加のさせ方。
○月1回、親との交流会.奉仕活動(年2回)地域清掃
○「感謝の心」を育てる。

<高等学校>
○部活動(郷土芸能)を通して心を豊かにする
○地域家庭と連動した活動の展開。生徒が特色特技を発揮できる教育システム、カリキュラム。
○総合的な学習の時間の前倒し。
○相談活動の実践。面接面談日の設定。
○青年期の過ごし方についての講演会ー友人関係のあり方等ー
○職員研修会の(充実)実施
○従来のボランティアの充実発展
○今までの教育の充実
○講話、体験学習、ボランティア活動
○講演会や教育関係委員会等を通じて研修
○現在行っているものについては継続の予定。クラブ員生徒会役員等、一部生徒で行っているものについて全体的に広げていく。
○教育の研修会をいろいろな角度から実施したい(現カウンセラーから指示をいただき研修会をもっている)
○学校カウンセラーによる講演。ここの教師による電話相談。
○学校カウンセラーにおける事例研修会、教職員を対象に校内研修会の開催
○介護体験
○課外でワークキャンプに積極的に参加させたい。
○音楽療法(カウンセラーによる)
○スクールカウンセリングは計画。ESLといって各週の午後2時間連続の体験学習。
○スクールカウンセラーを中心とする事例研修
○スクールカウンセラーの講演(生徒対象)。ボランティア体験。各教科科目での扱える内容の再検討。
○これまでの実践に加えて、「国際人道法」について理解を深め活動に結びつける
○HRで教員向けに実施しているスクールカウンセラーによる研修に近いものを行う。
○1学級活動から、学校行事に至るまで全ての面で、校訓を下にした話活動の場面を作る。
○「丹波杜氏の道を歩く」体験。疲れた「心」を休ませる場所の設置(ルーム、広場)

<盲・聾・養護学校>
○予定ではあるが総合的な学習の中で表現活動を取り入れ心を豊かにする要素を多くする
○箱庭療法などをさらに取り入れていく。
○日々の実践の中で実践する
○特にこれといったものはない。普段子どもと接する時の接し方
○障害児教育においては、教育実践全般が心の教育が基本になっての実践である。
○個別指導計画(新教育課程)における工夫
○健常児、者、他の障害児学級の児童、生徒とのふれ合い、交流をさらに深めて、活性化させていく
○コンサルテーションの活用
○カウンセリングの講習

8 今後の学校教育の課題として、「心の教育」を推進するにあたり、授業や学校行事および課外活動等を通して、どのような教育実践内容が考えられますか。中学2年生への地域体験学習「トライやる・ウィーク」を除いて答えて下さい。
 今後考えられる「心の教育」の実践内容:

<小学校>
○老人ホーム訪問、作業所訪問・交流、地域のエキスパートとの交流・人生哲学
○老人ホーム交流(会話、ゲーム、劇等。地域老人との交流(菊配布、発表会、運動会招待)
○老人ホームでの活動
○理論と実践の一体化、授業改善(授業の充実)
○養護施設との交流(日常的ーイベント化せず)
○養護学校との交流教育の体系化、学校と地域合同のふるさと祭
○防災教育、福祉教育、環境教育、国際理解教育等の課題教育を実践していきたい。
○豊富な体験学習と道徳の時間をどうつなげていくか
○保護者が、きちんと子どもに基本的生活習慣をつけさせる。それができない親がいる。学校として親子のふれ合い、親の教育の場の設定
○福祉体験活動等。教科で命の大切、思いやりを育てる等。思いやりの心を育てる等
○福祉施設訪問、車椅子体験、手話体験
○福祉教育の充実(ボランティア活動などの取組)
○福祉教育。三世代交流活動
○福祉教育、障害児学級との交流、老人ホームの訪問
○福祉、ボランティア総合学習、地域に学ぶ総合学習
○美しいもの、感動するものに直接触れさせる。汗を流す(労働体験)ことにより、そこから喜びを感得させる
○日常的に、同年齢異年齢問わず、ひととふれあう場、心を刺激される場を多く作るよう心がけている。
○読書指導、地域の方々との交流会(グランドゴルフ大会)、農業体験
○特色ある学校作りの中で。地域を知り、地域に学ぶ中で。
○特活でのたてわり活動をさらに発展させる。
○道徳教育の充実
○道徳教育、一部教科担任制等による学年全体での取り組み。
○道徳教育(授業)と共に、生徒指導(生活指導)、特別活動、奉仕活動等を通して、場面に応じ、細やかな指導が必要と考える。
○道徳の授業を大切にする。特別活動において、心を豊かにする視点をおいて取り組む。
○道徳。特活(縦割り活動、児童会活動等)
○動植物の飼育栽培
○東播磨子どもフォーラムのような場を学校単位でやる。
○低学年保護者を対象とした「子育て教室」の開催
○地区内三世代交流事業でお年寄りから生き方を学ぶ、一人一花運動等、生き物(命あるもの)を育てる中で情操を培う試み、福祉教育など体験型、参加型の学習を通して視野 を拡大させる取り組み等
○地域福祉施設との交流活動、自然の草木や動物とのふれあい、地域ボランティア活動
○地域全体をまきこんだふれあい的な活動
○地域自治会と連携した活動(クリーン活動)総合的な学習の展開
○地域参加の学校行事
○地域教材(人材)の活用、できるだけたくさんの機会をつくって実施していきたい。
○地域の方、PTAの方といっしょに、ボランティア活動
○地域の保護者、地域の方々を含めた清掃活動
○地域の中で体験を通して、思いやりの心を育て、人々との交流の場を設定していく。
○地域の人々やお年寄りなどとのコミュニケーションを通してのふれあい活動。
○地域の人々とのふれあい体験
○地域の人材を生かした教育活動
○地域の施設との個人対個人の交流を通して心の育ちをはかる。
○地域の行事になどに参加し、地域の人とふれあう。
○地域に新しく団地ができ、外から入ってきた子が6割を占めている。従来親子活動が中心であったが、今年から、老人会、祖父母を交えて三世代交流をはじめ、学校、家庭、 地域の連携を考えている。
○地域との連携の下で
○地域とのふれあいを通した体験活動
○地域、子どもの住んでいる所、村単位の中での交流活動(「土ふれ」の中で、取り組んでいる学校もあるようですが・・)の輪を広げる
○体験学習(福祉体験、自然体験等)
○総合的な学習の時間の中で、生きていく中での大きな課題として考えられる。
○総合的な学習の時間に福祉教育を全校に位置づけてやっていきたいと思っている。
○総合的な学習に結びつけて考えられたら取り入れたい。
○総合的な学習における地域における活動
○総合的な学習での地域学習を通しての心の教育
○総合的な学習
○総合学習の中で1つの基軸として「人格」を持ち、障害者問題、民族問題、男女問題、同和問題、高齢者問題等やっていく
○総合学習などで、学校の外に活動を広げるとき、相手の立場を思いやりながら、又大人にはうやまいの気持ちを持って、など、コミュニケーションの確立をはかる。
○総合学習(地域学習)を通して
○祖父母参観や老人会との連携行事
○全領域の中での積み重ね、教職員の毅然とした姿勢、野外活動、体験学習
○全校生の縦割集団
○全校縦割り班による種々の活動・「総合的な学習の時間」の活用、栽培活動
○生命の誕生(性教育から)
○生命・人権の尊重.共に生きる社会をどう作るか(障害者理解、高齢者理解、多文化理解)
○人権教育の推進
○人権を認識し、他人の心や、自分自身の気持ちを同じように大切にする学級経営の研修や授業公開
○人間関係を豊かにし、視野を広めることのできる活動。総合的な学習の時間を利用しての様々な活動が考えられる
○心の教育のために“これを”じゃなくて、あらゆる行事、生活の中で育んでいかなければならないととらえています。人と人とのふれあいの中でさけては通れない教育でしょうから。
○心の居場所作り、異年齢集団活動の推進、ふれあい活動の充実、自然学校など、体験的な活動を通して、心をゆさぶる感動を経験させたい
○小学校では、郷土の人で一芸に秀でた人に学ぶ。郷土学習が自分の生き方を考えるのに適していると考える。
○縦割り集団による活動、グリーン作戦(清掃活動)
○縦割り活動を生かした特別活動
○車椅子体験、アイマスク体験、手話教室の体験を中心にすえ、相手の立場に立って、物事を考えられる子を育てる。
○社会教育による道徳的な実践力の育成
○自然体験、生活体験等、体験を重視した道徳教育の充実を図っていきたい
○自然学校を通しての地域の人々との心の交流。地域の方々をゲストティーチャーとしての学習。道徳教育の充実。
○自然学校
○死生観に関する授業実践
○子ども達がある一定期間地域のどこかで宿泊し、様々な体験が出来る機会をもうける(理想)
○子どもを取りまく周囲の人々の温かい気持ちと子ども、素直な心の交流がはかれるようにしたい(手紙のやりとりなど)。交流が心を育てると思う。一方通行ではダメだと思う。
○子どもは家庭・学校・地域の中で育つ。そこで地域の人々とのふれあいを重視した授業。学校行事を計画する中で“地域を愛する心”を育成。
○参加体験型人権学習の充実.心の教育推進委員会を設置し、内容をより充実させる。
○高齢者のお世話を丸一日してみる
○校区内のクリーン作戦、心のふれあいワイワイフェスティバル
○厳選内容の教科学習や行事等の指導をていねいにすること。
○教科(特に国語、社会)、道徳、特活(特に福祉活動)、総合的な学習の時間
○環境教育、車イス、アイマスク体験、高齢者との交流、福祉施設の訪問
○学校行事等で地域の人々と共に、取り組む。例えば「ふれあい運動会」「ふれあい音楽会」
○外国人との交流。
○一人一花運動で世話をしたり、高学年が低学年にやさしく接することにより少しでも心の教育が図れる
○異年齢集団での体験活動
○異年齢、異世代との交流
○異学年による学習や遊びの実践
○まず、心の教育とは、家庭が基盤になるのでは、そこで家族(家庭)生活を2〜3時間過ごすこと。例えば、母親と一緒に母親の仕事(家庭での仕事)、父親と一緒に仕事を する等はどうでしょうか。
○ボランティア精神を培い、社会的に弱い立場にある人と共生の心を培うための実践(独居老人や老人会との交流・活動等)
○ボランティア活動や福祉体験活動等
○ボランティア活動(小学生でも役に立てる喜びを)、保護者をも含めた講演会、道徳授業の充実(例、卒業前6年生への校長の授業)
○ボランティア活動
○たて割班活動による年間行事の進め、土曜ふれあい学級を通して地域の人々との交流
○たてわりグループの活動・・・高学年のリーダシップ制、その機会を通して、思いやり集団生活の規範の必要性を感じとらせる。学校の中に地域の人が毎日出入りしている場 の設定。給食−ランチルームに業者が入る。
○ストレスマネージメント教育、交流を通した福祉教育。
○キャップハンディ体験、ボランティア活動
○お年寄りとの交流(ふれあい給食、共遊び)
○いろいろな年代層、職業層の方々とふれあい、それぞれの生き方や考え方を学び、自らの生き方を愛す
○「地域の一能一芸に秀でている方の行き方体験」の体験
○「総合的な学習の時間」における体験学習やゲストティーチャーとのふれあい、自然学校、地域住民とのスポーツ、文化活動交流
○「総合的な学習」−福祉教育などの取りくみ
○「人材バンク」の設立によって「心の教育」に視点を当てた交流活動を多く実践する。
○「心の教育」の充実に向け、できるだけ多様な出会いをさせていき、その中から、感動的体験を多くもち、その中から「心の教育」の温かさにふれさせていきたい。例:誕生 日集会、伝承文化行事、体験スピーチ会、全校朗読会など
○「ふれあい」を中心とした活動
○「親子・家族」の活動、共通話題がもてるような活動等

<中学校>
○臨終を擬似体験する。例えば医療関係者(医師、看護婦)さんの日常体験をを聞く。病気、事故で肉親を亡くした人の体験を聞く(本人の了解が取れれば)
○命あるものを自分の責任のもとに育て上げさせる体験学習
○防災訓練、土曜ふれあい学級、社会人活用等
○福祉体験活動、奉仕活動
○福祉体験活動、各施設訪問や交流等
○福祉体験学習
○福祉体験、ボランティア活動
○福祉体験(車イス、アイマスク体験)、町内クリーン作戦
○福祉教育、平和教育
○福祉、ボランティアを軸とした総合的な学習の時間を創設しようとしている。
○特設及び全教育活動を通して道徳活動を充実させる
○道徳、同和授業の目玉。教材化、交流活動(養護学校等)
○土曜ふれあい学級
○地域の方との協働作業、協働学習による体験、異年齢構成学習
○地域の人達から学ぶ機会を増やす。生徒の主体性を重んじた行動の創造。
○地域の人々との交流、保育所や老人クラブなどの交流、生徒会の活性化、体験的活動の重視
○地域と密着した福祉活動やボランティア活動を通して実践する
○体験的なものを取り入れる。
○総合的学習の時間における地域の人たちとの交流
○総合的な学習の時間においても、とくに家庭・地域の方々との交流を深める中で実施する。
○総合的な学習における体験活動、ボランティア活動
○全ての教育活動の中で実践していく
○親子の語らいの教材を吟味して、提供していく。通信の利用、親自身の心を耕すために工夫する。感動教材と成就体験を積ませる。
○情操教育(芸術作品、演劇鑑賞等)。地域との交流(清掃、施設見学・交流)福祉施設
○自然教室等における活動は、過密なスケジュールになることをさけて、ゆったりした生活の場で、自分達で考えた遊びを含めたりする
○自主的判別行動学習
○市のアッタクゴ−への参加を教師にも広げる
○在宅障害者との交流を深める
○国際教育
○学校行事や地域活動、地域行事を通して、学校・家庭・地域と連携し、充実をはかる。
○学校行事に老人養護入所者の招待のさせ方を実施しているし、さらに検討をして行きたい。
○学校行事(運動会、文化祭、新春カルタ会)への地域老人とのふれあい学習。
○学校園の創設・土を耕し植物(生命)を育てる体験学習させる総合的学習の展開
○学校や地域ごとに違うので、それにあったというより、やらなければならないことから心の教師ということも含めて指導していく
○異年齢間の交流行事
○異学年集団による活動
○ボランティア活動
○スクールカウンセラーの活用、教育相談の充実
○クリーン作戦。保護者、教師、生徒会による校門指導(あいさつ運動)。小中合同コンサート。土曜ふれあい学級(バレーボール大会、植木の剪定および花壇の花植え)
○Open Junior Hiyschool

<高等学校>
○老人ホームでの介護体験、看護実習、身障者との交流、地域の方との懇談会
○保護者対象の講話
○福祉施設でのボランティア活動
○農業教育(植物の栽培、飼育によって命の尊さや思いやりを培うことができる)
○乳児院、特別養護老人ホーム、養護学校の訪問。地域活動等を通しての異年齢、異校種(小・中・高)の交流
○道徳教育の奨励。徳育教育が欠ける。
○動植物を育てる、鑑賞する等、アニマルセラピー、園芸セラピー的活動
○定時制なので時間制限があるため「総合的な学習の時間」を活用したい。
○地域社会とのふれあい、就業体験等、学校外での体験を重視したい。
○地域教育力の導入。 問題行動生徒の指導のあり方。
○地域のイベント等の積極的参加(異世代間交流)
○体験的学習を通じて行う。
○体験活動、実習活動、総合的な学習の時間
○体験活動、ボランティア活動、を通じて自分で感じ体験し体得する。
○体験学習を中心とする他者との共生、共感
○体験学習 例1家庭学習課題(各生徒が家庭において計画、親が評価) 例2社会体験学習(各地で商農水林等可能な範囲)
○生徒指導研究協議会の高校生フォーラムと同じような高校生の弁論大会。
○生徒一人一人学校内で役目を与える。生徒主体の学校行事(生徒同士の話し合いの場を多くする)生き生きハイスクールの活用(地域理解、ボランティア)
○生徒の心に訴えられるような講演会の開催
○人間関係論(授業)
○心を揺さぶる教材の導入(授業)、幼児、老人、障害者および生き物に触れる中で、弱者へのいたわりの心を育てる(行事など)
○授業の中においての工夫。HRにおいて教師生徒の通いがある体験を取り入れる。
○授業としての保育実践。ボランティア活動:地域の福祉施設の体験活動
○種々の体験活動(異年齢、異集団との)
○実践は、上記の通りであるが、生徒の活動としていろいろな角度から実践している。十分とは言えないが授業、特別活動、部活動、育友会とのかかわりなどである。
○ESL学習をさらに拡充できればと思っている。
○合唱やアンサンブルの練習を通してハーモニーのすばらしさを感得する
○具体的な行事等で「心の教育」について何か実施しても概念的なもの(理屈だけの者)になりやすいのではありませんか。指導者自身がその重要性を理解して日々の教育活動 (家庭も学校も)をする事が大切だと思う。
○感動体験を書かせ、文集を完成する。映画鑑賞、ビデオ鑑賞(心を豊かにする内容の物を選んで)例宮崎駿夫のアニメ等
○学校行事(遠足、映画、会生き生きハイスクール)全校集会講話、面接指導、授業に関連して
○学校、家庭、地域の連携によるテーマを設定しての話し合いや実践。
○介護体験、ボランティア活動、勤労体験、地域清掃活動
○意図的にでもボランティア活動を通じて様々な年代の方々との交流、自分の力で、感謝され感動する体験を味わうことは、心を育む上で重要である。
○もとより家庭の中で、親と子の間でできることが多い。一番必要なのは幼児期の母親と子どもの接し方ではないか。
○ボランティア活動の推進。スクールカウンセラーによる講演会(地域社会、各学年ごとの保護者会)
○ボランティア活動。総合的な学習時間内での自然とにふれあい。地域の文化行事、伝統行事への参加。
○ボランティア活動、福祉教育
○ボランティア活動、体験実習
○スポーツ、文化を通して(部活動)
○LHRの充実、教師とのコミュニケーションを深める方法を考える。
○「もの作り」や「インターンシップ制」の活用を考えている。まだ、選科指導の中で教師との対話を重視している。

<盲・聾・養護学校>
○中高生と成人(社会人)地域の人々とのふれあいの機会、保護者と生徒たちのふれあいの機会を作る
○地域の文化、人材の活用
○知的障害養護学校では、特別なメニューでは想定できない。全領域での取り組みが重要である。(教員の資質のありようが基本)
○障害のある生徒を考えると、健常者の方とどのようにともに生きるための生活上の工夫をしていくか。また、支援をしていただけるかを考えていくことが大切ではないか。
○重度重複障害児を対象とする肢体不自由養護学校では、教員への教育が大切である。
○授業やクラスでこころになやみや傷を持つ子に対しマンツーマンの対話や作業によるカウンセリング。
○自然と親しむフィールドワークを取り入れた行事を充実させたい
○交流教育を通しての実践(学校間交流、地域住民との交流、居住地学校との交流等)
○交流教育(本校は養護学校である)・地域交流・学校間交流・親子行事・校内交流(学部間交流)
○現場実習、現場体験実習
○学校が、「学びの場」としての機能をより充実させることが1番だと思う。「学びたい」「学んで良かった」という充足感を子どもにもたせることから出発すべき、学校はイベント業者ではない。
○音楽療法や栽培、友だちとの実習等、体験を通して
○位年齢間の対話。対人関係のもてる活動。成功体験のできる活動。
○ボランティア活動、福祉体験学習
○ボランティア、福祉教育、障害児教育

9 兵庫県が全国に先がけて取り組んでいる中学2年生への地域体験学習「トライやる・ウィーク」は「心の教育」の実践的成果として、どのように評価しますか。1つだけ選んで答えて下さい。
 1 高く評価する。          2 ある程度評価する。
 3 余り評価できない。       4 全く評価に値しない。
 5 どちらとも言えない。(            )


表8 「心の教育」としての「トライやる・ウィーク」の評価 人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 69(59) 25(54) 20(41) 11(65) 125(50)
2 63(46) 21(46) 26(53) 6(35) 116(46)
3 2(1)   2(4)   4(2)
4     1(2)   1(0)
5 2(1)       2(1)
未記入 2(1)       2(1)
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

・検定の結果、校種間の人数比率の差は有意でなかった(χ2(2)=1.33,ns)。
      総計の人数間の差は有意であった(χ2(2)=108.95,p<.01)。
         (1>3,2>3)

10 平成14年度から本格的に実施される「総合的な学習の時間」を通して、学校における「心の教育」の実践は大きく促進すると考えますか。1つだけ選んで答えて下さい。
 1 大きく促進する。         2 多分促進するであろう。
 3 促進するか疑問である。      4 全く促進するとは思えない。
 5 どちらとも言えない。(            )


表9 「総合的な学習の時間」への期待度人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 33(24)▲ 5(11) 4(8) 3(18) 45(18)
2 87(63) 38(83)▲ 28(57) 10(59) 163(65)
3 10(7) 1(2) 11(22)▲ 2(12) 24(10)
4          
5 7(5) 1(2) 6(12) 2(12) 16(6)
未記入 1(1) 1(2)     2(1)
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

・検定の結果、校種間の人数比率の差は有意であった(χ2(4)=21.68,p<.01)。
        残差分析の結果は表中(▲有意に多い、▽有意に少ない、p<.05)
総計の人数の差は有意であった(χ2(2)=145.19,p<01)。
(1<2,1>3,2>3)

11 現在、学校現場へ派遣されている「スクールカウンセラー」や「心の教室相談員」および「高等学校カウンセラー」等の非常勤の相談専門員は、今後の「心の教育」の推進に、専門家としての役割の十分な発揮が期待できますか。1つ選んで答えて下さい。
 1 大いにに期待できる。          2 多分期待できるであろう。
 3 余り期待できない。           4 全く期待できない。
 5 どちらとも言えない。( )



表10 スクールカウンセラー(相談専門員)等への期待度) 人数(%)

  小学校 中学校 高等学校 盲・聾・養護学校 総計
1 41(30) 15(33) 15(31) 4(24) 75(30)
2 76(55) 22(48) 20(41) 9(53) 127(51)
3 13(9) 7(15) 12(24) 3(18) 35(14)
4          
5 6(4) 2(4) 2(4) 1(16) 11(4)
未記入 2(1)        
総計 138(100) 46(100) 49(100) 17(100) 250(100)

 ・検定の結果、校種間の人数比率の差は有意でなかった(χ2(4)=7.65,ns)。
総計の人数間の差は有意であった(χ2(2)=53.87,p<.01)。
         (1<2,1>3,2>3)

12 今後の「心の教育」の実践を通して、子どもたちに是非学んで欲しい「心」について3つ程上げて下さい。例えば「命を大切にする心」など。


<小学校>
○@隣人、友人、仲間を思いやる心 A生命を尊重し、大切にする心
○@友達を大切にする心     A動植物を愛する心 B郷土を愛する心
○@命を大切にする心(人権も含めて) A感謝の心     B自分を律する心
○@命を大切にする心 A他を思いやる心     B自然・環境を大切にする心
○@命を大切にする心 A人をおもいやる心 B自然を愛する心
○@命を大切にする心 A相手のいたみがわかる心     B感謝する心
○@命を大切にする心 A思いやりのある心 B人の痛みがわかる心
○@命を大切にする心 A不合理なことに対する怒りの心 Bお年寄りや傷害のある人を大切にする心
○@命を大切にする心 A思いやる心 B豊かな心
○@命を大切にする心 A自他共に思いやる心 B耐性
○@命を大切にする心 A相手を尊重する心 B共に生きる心
○@命を大切にする心 A福祉の心 B仲間づくりの心
○@命を大切にする心 A弱者といわれる人に対するやさしい心 B自然を大切にする心
○@命を大切にする心 A人間関係を大切にする心     B自然を大切にする心
○@命を大切にする心 A善悪の判断 B思いやりの心
○@命を大切にする心 Aやさしさや思いやりの心     B感受性
○@命を大切にする心 A人権を大切にする心 B感性(美しいものは美しいと感じる心)
○@命を大切にする心 A人権を大切にする心 B思いやりの心
○@命を大切にする、家族への愛 A弱者への思いやりの心をもつ B自然を大切にする心を育む
○@命を大切にする A相手を思いやる Bがまんをする
○@命を大切に    A自分を大切に B他人を大切に
○@命の大切さ A人とのふれあい B人の居場所
○@命の尊さ A人権を大切にする心 B他人を思いやる心
○@命と人権を大切にする心 A美しいもの、崇高なものに感動する心 B困難なことも乗り越える心
○@命、人権を大切にする心 A身体的、精神的に耐えられる心 B感謝する心
○@命(自分、他人)を大切にする心 A物を大切にする心     Bつらいことに耐える強い心
○@物を大切にする心 A友達を大切にする心 B困難に立ち向かう心
○@物を大切にする心 A生きた物を大切にする心 B感謝する心
○@物に感動する心 A命を大切にする心     Bいたわり合いの心
○@年上の人を敬う心 A礼儀を重んじる心 B思いやる心
○@動物や植物を大切にする心 A他人を愛する心     B自分を大切にする心
○@動植物を愛する心 A我慢する心 B人を思いやるやさしい心
○@耐える心 A命を含め物も大切にする心 B思いやりの心
○@他人を尊重する心 A自分を大切にする心 B自然のすばらしさとありがたみを感じる心
○@他人を思いやる心 A物・人・時を大切にする心 B他人の話を聞くことができる心
○@他人の苦しみがわかる心 A自分と同じ様に他人も大切にする心
○@他者を認める心 A正義を愛する心 B自然を愛する心
○@他者への思いやりや人間相互の連帯感 A命と人権を大切にする心 B困難を自ら克服し解決しようとする意欲や判断力、表現力、創造力等
○@他者の成功、優秀な行為を称賛する心−“ねたみを恥とする心” Aボランティア精神を尊ぶ心−無償行為、公益性を豊かな心とする。 B他者の心身を大切にする心
○@他者について思う心     Aボランティア活動に参加してみようとする心 B他者に迎合しない心
○@相手を思いやる優しい心 A生きることへの喜び、自分をいとおしむ心 B自然に感謝する心
○@相手を思いやる心 A先人を重んじる心 Bものの命を尊ぶ心
○@相手を思いやる心 A自分を見つめる心 Bボランティア精神
○@相手を思いやる心
○@相手の立場を思いやる心 Aありがとうという感謝の心     B自分の責任を果たす心
○@善悪の判断と実践力。人としての倫理観 A美しいものを美しいと感じ、感動する心・人としての倫理観 B自分も相手も大切にする心。人としての倫理観
○@善悪の判断できる心     A相手を思いやる心(友達を大切にする心) B勤労精神
○@善悪の判断    A我慢すること     B逆境に負けない心
○@生命尊重の心 A思いやりの心 Bものを大切にする心
○@生命尊重の心 A人権を尊重する心 B社会の中のマナーについての心
○@生命尊重の心 A思いやりの心 B共生の心
○@生命を大切にする心     A相手を思いやる心 B自分を大切にする心(自分いじめのないように、自責の念にかられぬように)
○@生命の大切さ A思いやりの心 B公共心
○@生命の尊重の心 A耐える心 B人権尊重の心
○@生命の尊重 A感謝と思いやりの心を培う B自立心の向上
○@生命の尊厳(人や動植物の生命を大切にする心) A共に生きる心(人の思いを感じる心) B感謝する心(生まれたことに)
○@生命の尊さ A人に迷惑をかけない B集団生活の楽しさ
○@生命の尊さ    A思いやりの心     B強い心
○@生きとし生けるものみな同じという共生の考え A相手の身になって考えられる力     B命の尊さ
○@正義感 A感動 B温かさ
○@正義を愛する心 A勇気を持つ心 B感謝する心
○@人権を大切にする(相互の) Aまじめに努力することへの評価 Bがまんできる力
○@人を大切にする心 A自然を大切にする心 B動植物を大切にする心
○@人を思いやる心 A人の立場に立って行動する心
○@人を思いやる心 A物を大切にする心 B自己を愛する心
○@人を愛する心 A人を受け入れる心 B人と力を合わせる心
○@人を愛する心 A正義感 B物を大切にする心
○@人への思いやりの心 A動物を愛する力 B弱者に対する思いやり、優しさ
○@人の心の痛みをわかろうとする心 A自分の心のあり様をじっくりと見つめコントロールする心 B物事に感動する心
○@人のいたみがわかる人間(人に対しての思いやりの心) A自己を大切にする心    B物に対して感じる心を育ってほしい
○@人のいたみがわかる。 A人は各々個性をもっている。 B違いがわかる。
○@自立する心    A思いやりの心     B感動する心
○@自分を認める A他を認める     B様々な人とのかかわりの中で今があること
○@自分を大切にする心     A資源、物質を大切にする心 B互いに認めあう心
○@自分を大切にする心     A他人を思いやる心 B自他の命を大切にする心
○@自分を大切にするとともに相手も大切にする心     A命を大切にする心 B善悪の判断がきちんとつけられる心
○@自分を大切にする。他人も大切にする。 Aちがいをちがいとして認めていく。
 Bやさしい心
○@自分を愛する心 A人を愛する心 B生かされている喜びの心
○@自分を愛する心 A人とふれあえる心     B我慢して努力する心
○@自分をいとおしむ心     A他人をいとおしむ心 B物にも人とのかかわりの中で心があること
○@自分や他の人と思いやる心 A命を大切にする心 B祖先を尊う心
○@自分も含め、人、物、生き物すべて、の命を大切にする心 A自分をしっかりと見つめ、自分の責任を感じる心 B自分を支えてくれている人・物、下準備に苦労している 人に感謝する心
○@自分の命、他人の命、自尊感情等を身につけてほしい。     Aいろいろなふれあいを通して“やさしさ”を学ばせたい B感動を感動と受け取り、素直に出せる心
○@自他の命を大切にする A豊かな感性     B人への思いやりと優しさ
○@自他の命の尊厳 A感謝する心 B愛国心(日本人として日本の国に誇りを持つこと)
○@自他の生命を大切にする心 Aやさしさ、思いやりの心     B助け合い、共に伸びようとする心
○@自尊感情を育む A自然を大切にする     B思いやりの心を育む
○@自尊感情 A命、人権を大切にすること
○@自然を大切にする心     A環境を大切にする心 B生命を大切にする心
○@自然の中で遊ぶ心 A自然の中で生産しようとする心 B自然の中に生活しようとする心
○@自然の中で、ゆったりとすごせる心(自然の時間にまかせる) A友達または、人間間のコミュニケーションを楽しめる心 Bやさしい心を持つこと
○@自己を大切にする心    A思いやりの心     B自然を愛する心
○@思いやりの心 A自分を律する心 B感謝の心
○@思いやりの心 A自然を愛する心 B自己を高める強い心
○@思いやりの心 A感謝の心 B命を大切にする心
○@思いやりの心 A命を大切にする心 B美しいものに感動する心
○@思いやりの心 A命を大切にする心 B自尊感情
○@思いやりの心 A耐える心 B豊かな感性
○@思いやりの心 A自然を愛する心 B真理を追求する心
○@思いやりの心 A敬う心 Bがまんする心
○@思いやり、優しさ A自律心     B根気強くやりとげる心
○@思いやり(人が生かされていることを知ること) A自尊心(本当の意味で子どもが大切にされていない) B愛(家族愛、友情、親への愛、兄弟愛、人間愛)
○@思いやり A生命尊重 B物を大切にする心
○@思いやり A忍耐 B意欲
○@思いやり A自律 B克己心
○@思いやり A生命の尊さ B生きることの喜び
○@思いやり A生命尊重 B人権尊重
○@厳しさに耐える心 A相手を思いやる心 B感動する心
○@厳しく育てる心 A思いやりの心 B命を大切にする心
○@共生の大切さ A思いやりの心 B活力ある心
○@共生の心 A自尊心(感情)
○@共生の心 Aお年寄りを大切にする心。 B人様を大切にする心。
○@共に生きる心 A自分を律する心 B思いやりの心
○@共に生きる心 Aたくましく生抜く心     B公徳心・正義感
○@共に支えあう心 A感動する心 Bいたわりの心
○@規範意識 A協同、協調の心    B愛する心
○@基本的倫理観・規範意識を持つこと Aやさしさ、思いやりを持つこと B協力、しんぼうすること
○@感動する心    Aやさしさ Bたくましさ
○@感動する心     A感謝の心 B命、ものを大切にする心
○@一人一花運動 A小鳥の飼育     B老人ホームへの訪問
○@ものを大切にする心    A他人に対するやさしさ     B歴史に学ぶ心
○@まず、児童本人の心の安定、これなしには伝わらない、育たない     A人間関係を大切にする心 B自分や他の人を大切にする心
○@たくましい心 A感謝する心    B感動する心
○@しんぼうする心 A相手を思いやる心     B人を尊敬する心
○@がまんする心 A人を思いやる心 B自分を高めようとする心
○@いのちの大切さ A自分が好きになる(自尊)

<中学校>
○@老人を大切にする心     A美しい物を美しいと思う心 B感動する心
○@友達を大切にする心    Aがまんする心     B命を大切にする心
○@命を大切にする心 A思いやりを大切にする心     B感謝する心
○@命を大切にする心 A思いやりの心 Bがまんする心
○@命を大切にする心 A他者を許容する心 B感謝する心
○@命を大切にする A他人のいい所を見つける B自分のいいところをアピールする
○@命、物を大切にする心 A人にやさしい心 B家族を思いやる心
○@命、人権を大切にする心 A他人(自分)の長所を発見し、発揮しさせる行動     B自分の生き方を追求する学習
○@耐える心 A相手の気持ちがわかる心     Bきまりはまもろうとする心
○@他人を思いやる心 A人を認める心 B命の尊さを大切にする心
○@他者を思いやる心 A健康と命を考える心 B平和を愛する心
○@相手の立場に立って考え、行動できる思いやりの心 A自己の存在を大切に思い、自分を誇りにできる自尊の心 B人・物・心を大切にする「関係」を構築できる「関係心」 (関わる心)
○@生命を大切にする心     A相手の対場を理解、思いやれる心 B自分の良さや、相手の良さ、違いを認めあう心
○@生命を大切にする心    A親を大切にする心(家族の絆) B集団の中で自分を大切にする心
○@生まれた時の両親の気持ち(心ではないが・・・) A自分を大切にする心(気持ち) B生き物を大切にする心
○@生きる力をもつ心 A人を思いやる心     B物を大切にする心
○@生きる力 A命 B友情
○@人権を大切にする心     A仲間との交流を大切にする心
○@人を大切にする心(自分を含めて) A思いやり     B何事にもがんばる心
○@親に、地域に、自分を取り巻くものへの感謝の心、感謝の報恩の心。 A思いやりの心、弱者への心配りのできる心 B深いところでの人間愛に裏打ちされた「真の平等」 を理解する心(個々の個性「能力」を認めあうことが決して差別ではないということが 理解できる心。)
○@自分自身を見つめる心 Aまわりの人を思いやる心 B忍耐力をつけようとする心(困難に打ち勝つ心)
○@自分を大切にする心    Aおもいやり B命、人権
○@自分を大切にする=他人を大切にする心 A学ぶ心
○@自分の命、他人の命を大切にする心 A人を傷つけない心 B人に対する思いやりの心
○@自分が支え、支えられている存在であること A自然の中で生かされ、生きていること B自立と共生が、人としての成長過程において大切なものであること
○@自分(命+生き方)を大切にする心 A人間関係(親、仲間)を大切にする心    
○@自他の生命を大切にする A他人を思いやる
○@自尊感情 A思いやりの心 B感謝の心
○@自己責任 A他にやさしい B何事もまじめにやろうとする気持ち
○@思いやりの心、感謝の心 A多くの人々の支えによって、生かされていること     B全てのものを大切にする心
○@思いやりの心 A善悪の判断    B生命の大切さ
○@思いやりの心 A粘り強い心    B感動する心
○@思いやりの心
○@思いやりの心 A命の大切さ    B感動する心
○@思いやりの心 A物を大切にする心 Bボランティア精神
○@思いやりの心
○@思いやり A生命尊重 B自然に対する愛情
○@敬う心 A愛する心    B信じる心
○@規範意識(ルールを守る心) A思いやる心 B自分が好きになる心
○@やさしさ、思いやりの心 A自律する心 B社会のルールを守る心
○@ふるさとを大切にする心 A親を大切にする心 B友達を大切にする心
○@つらいことに耐える心 A他人や社会を思いやる心 B美しいものに感動する心
○@おもいやりの心 A物を大切にする心     B命を大切にする心
○@おもいやりの心 Aたえる心

<高等学校>
○@命を大切にする心 A思いやりの心 B親切な心、相手を尊敬する心
○@命を大切にする心 A社会生活に必要な倫理、対人関係の訓練)     B思いやり、共に 生きようとする態度
○@命を大切に    A物を大切に B仲間を大切に
○@命を大切に     A今ここにいる偶然性 B命をバトンタッチする重要さ
○@命を大切さ     A人を大切にする心 B善悪の判断ができ、実践できる人間
○@美しい物を求める心     A自他の人権を尊重する心 B自然を尊重する心
○@忍耐 Aルールやマナーの尊守 B倫理観
○@動植物の命あるものを育てる心 Aものをおいしく食べれるという健康な体 B額に汗することを尊ぶ勤労の精神
○@地球環境に対する関心と協力の自覚 A公共心、祖国愛     Bもちろん命(自他あらゆる生命)を大切にする共生の心
○@耐える力 A自己を正しく評価できる力 B相手を正しく評価できる力
○@他人を思いやる心 A自制心    B闘争心
○@他者を思いやる心 A正しく生きようとする心     B家族や国家を大切にする心
○@他者への思いやり共生の心 A自然や命を大切にする心     B美しいものに感動する心
○@他を思いやる心と自立心 A反省する心(自分を見つめる心) B公共心
○@他を思いやる心 A自己を大事にする心 B他とともに実践する心
○@相手の立場に立って物事を考える A感動する心 B自然や生命を大切にする心
○@善悪を判断する心 A他者を思いやる心 B自己を大切にする心
○@生命を大切にする心     A他人を思いやる心 B人権を大切にする心
○@生命を大切にする心     A社会的強調の心(変化へ対応できる力)     B自分を律する心
○@生きる喜び    A友情    B共生
○@世間社会の厳しさを教える。     A生物(動植物)に対する優しさ     B物の大切さ
○@人権を尊重する心 A生命を大切にする心 B自然環境を大切にする心
○@人間としての生き方あり方の確立 A生きる上でのもっとも大切なものは何か(命、 生命) B「我生きている。我生かされている。」さてどちら
○@人を思いやる心 A感動する心 B静かに物事を考える心
○@自律 A共に生きる(生かされている) B情け
○@自分を大切にする心     A他人を思いやる心 B美しいきれいと感じる心
○@自分を大切にする心     A他人の顔を見て、その人が困っていることがわかる心 B全てに感性豊かな心
○@自分を大切にする心     A他を理解する心 B人を愛する心
○@自然への畏敬の念     A他を思いやる心 B好奇心を大切にする
○@自然と共に生きる心     A他人を大切にする心(人権を大切に) B親を大切にする心
○@自らの体験による自分の心の発達 A他人の心を思いやる B社会人としての自覚
○@思いやりの心 A感動する心     B生命の大切にする心
○@思いやりの心 A自制の心(自律の心) B感動する心
○@思いやりの心 A(周りに対する)気配り B向上心
○@思いやりの心 A奉仕の心 B感謝の心
○@思いやりの心 A自分を大切にする心     B他人の心の痛みがわかる心
○@思いやり:他人を尊敬する心     Aふれあい:他者と協力して生きていこうとする心      B親を尊敬する心
○@思いやり A生と死    B植物動物への関心
○@勤勉さ A礼儀正しさ B他人を思いやる心
○@協調 A自立、自律    B自尊
○@共感する心     A周りの人々を理解する心 B自分自身を自制する心
○@感動する心     A人権を大切にする心 B思いやる心
○@感謝の心 A思いやりの心 B奉仕の心
○@感謝する心    A感動する心 B思いやりの心
○@感謝、感動する心 A他人を尊敬し大切にする心 B「がんばらなくてもよい」とい うことを知る心
○@我慢できる心 A人を思いやる心 B親を尊敬できる心
○@家族友人等の人間関係 A福祉等を中心としたボランティア活動     B命を大切にする 心
○@もの作り A雑草のようなたくましさ

<盲・聾・養護学校>
○@美しさを感じる心 A積極的に取り組む心 Bやさしい心
○@体を大切にする A人を大切にする B喜びを感じる
○@他を思いやる心 A命や身体を大切にする心 B世のためになるという行動を大切に 思う心
○@生命の大切さ A自然を愛する心 B物を大切にする心、節約する心
○@人間尊重の心 A相手を思いやる心 B自分を大切にする心
○@人を思いやる心 A自分を大切にする心 B自然に思いがひろがる心
○@人の命を大切にする心 A愛情を持つ心 B生の喜びを感じる心(動物植物などを育 てる喜び)
○@自分を大切にする→人を大切にする。 A自分の周囲を見わたす心のゆとり
○@自己有用感の育成 A障害をマイナスとしてではなく、チャレンジする人として、生きている力
○@思いやる心    Aボランティアをする心     B命を大切にする心
○@思いやり A行動力の伴った勇気 B陰で仕事のできる忍耐力
○@高齢者、障害者を大切にすること A地域の人々を大切にすること B一人がみんなのことを、みんなが一人のことを考えていくこと
○@感謝の心 A他人を思いやる心(自他を大切にする心)     B感動する心
○@やさしさ、いたわり    A強さ     B倫理観
○@「思いやり」の心ー相手に対して、弱い者に対して A「物を大切にする」心 B命を大切にーすべてのことに通じる
○A他人を大切に B自分を大切に

13 学校現場での、「心の教育」の実践にあたり、困難な課題があるとすればどのようなことですか。自由に記入して下さい。

<小学校>
○幼児体験が、その子どもの原点となるので、学校現場では、その中に入っていけないことが多い。
○予算が少ない、人的なものの確保、学習内容の精選
○豊かな人間関係づくり(コミュニケーション能力、表現力)
○豊かな心は、ゆとりある環境の中で育つものだと思う。精神的・時間的なゆとりを、子ども・教師に十分保障できていないのが課題
○保護者への教育、地域社会との連携
○保護者の心の教育が必要
○保護者の教え方が多様であり、対処しにくい
○保護者の協力
○保護者の価値観の多様化
○保護者の意識が、学力向上(知識偏重)にあり、正しい学力観を啓蒙する必要がある。
○保護者のいろいろな意味での意識改革。保護者の持っている社会規範(道徳)と児童生徒のものが、たいして変わらない。教師の日々の生き方(学校生活での言動)
○保・小・中の連携。教師のみでなく保護者間同志の連携が必要だが、難しい
○認識と実践(力)との隔り
○日常的に語り合って共通理解する雰囲気が少ない。教職員が子どもを中心に教育実践について語り合うことが必要。学級経営を充実し、心の居場所として学級が機能するように。
○特にはないが、親の意識変革も大切。行政の支援も期待したい。職員研修を深めたい
○道徳授業を通して、学校生活の活動全面で道徳的実践(生徒指導、特活、美化)したい と考えていたが、「総合的な学習の時間」や移行等、教師の心がうわついていて、大切 な子どもの心や行動に変化をかかえていながら見過ごして、手につかないようだ。
○道徳教育の中でどのように授業に取り入れるか
○道徳教育だけでなく、全領域での位置づけを明確にしてやっているが、どうしても軽重が出てしまうところ。
○道徳の時間は、徳目を主に考えさせ、実生活の中で、そのことをふり返る時間がほしいと思う。他人の思いや病をくみ取る時間的な余裕が少ない。
○道徳の時間の実践が年間指導計画案どおり実施されているのか、というあたりが担任にまかされているため、道徳の時間を確保し実施されているのかが不明な点。
○大人の方が感性が豊かではなくなってきている。固定観念や、教師主導(のみ)にしばられた考えを克服しなければ、一人ひとりの子どもの目の高さや多様な考え方に沿った 「共感」はむずかしいから。
○体験不足
○多様化した大人の生活や考え、社会の急速な変化、受験戦争。情報機器が生活の中に入ってきても、それを使うのは人間である。人間は心が支えである。人間とは社会の中で 一人で生きていけない。ルールを守り、自立して生きていくことが大切。トラブルがおきた時いやなことにあった時にこそどうするのかが大事。
○相手を思いやる心がない
○全領域の中でタイムリーに行うべき教育だから、絶えず教師が心の教育を意識していないと難しい。組織的にやるのは難しい。指導者の心の問題だから。
○全ての教育の根底に心の教育の真髄が流れないといけないのだが、その共通理解を図ることが大切である。そのための意思統一
○成果が目に見えにくいところ
○親の協力姿勢
○親の価値観の多様性
○親、家族の意識、価値、学校との差異、子どもたちの心にゆっくり語りかける。時間の生み出し。
○心情をとらえて子どもに話す努力が教師に不足している。「〜しなさい」という話かけが多い。教師の人権意識を高めること。
○心を育てるための環境作り。自然環境作り。生き物や花がいっぱいの環境。子どもはその世話をすることで命を感じる。社会環境作り。人間環境作り。教師が穏やかな心で接 する。弱い子をいたわる。みんなが伸びようとする気持ちを大切にする。こんなことを やろうとしても忙しすぎる。時間がない等でやりにくい状況にある
○心の荒れた児童に対して、まず心の安定や素直な心を表現、表出させるとりくみ。
○心の教育の範囲が大きく、どのような児童像なのか、明確に伝わっていない。
○心についての概念がはっきりせず評価においても難しい
○職員のこの教育に対する意識改革が必要。又、その難しさ
○少子化・第一次産業の低迷・地域で住民が地域のために行う勤労、生産活動が出来ない(レジャー、レクレーションのみ)
○少子化、豊かさからくる心の問題を克服するための活動に対し、学校教育がどこまでくいこめるか、合わせて、マスコミ、社会の変化に対しても同様である
○少子化
○就学前までの家庭、社会教育−基本的な躾など−に最低限の共通理解がなくなってきていること。幼児期の子育てが「混乱」していること。
○実体験の場が少ない子どもたちにとって子どもたちは映像、漢字等の知識理解だけでなく、実際に体験させてみて、失敗、感動、やりとげるうれしさ満足感等を味わうものである。体験の場をつくり出すことである。
○実践が計画的にしかも継続的に行われること、単発的にマンネリの中で実践してしまうケースが多い
○実質的には教職員と十分理解を図る時間がとりにくい。もっと、心の教育を意識した教育活動にしていくことが大切だと感じる。
○児童の学校生活に「ゆとり」がないため、じっくり話し合ったり、ゆったり鑑賞したりしながら心を耕す余裕がない。教職員の意識が、教科学習に向いており心の教育の重要性の認識が低い。
○私のリーダーシップ、調整
○施設、教材が不十分である。子どもの目線に立った施設・教育環境は、大人の目からでは望めない。子どもに聞いてほしい
○指導する時間を週時程に位置づけること。道徳の時間だけでは十分とは言えないし、全領域で実践と言うと焦点がぼやけて、深まりが期待できない。
○指導すべき子どもが、「心の教育」の域に達していない。自分の権利主義にはまってしまっている事
○子どもをとりまく環境の激変、生活の有様の変化、価値の混乱、等、学校教育の中では、実践し切れない、問題が多く、それが心の教育推進にとって大きな支障となっている。
○子どもの範となるおとなの社会の道徳性や倫理感の低下
○子どもの生活基盤が根底から少しずつゆらいでいる。ゆらいでいる上に学校教育で積むことの難しさがある。
○子どもの心が読みにくくなっている。“なぜ”こんな反応をするのか。なぜこういう行動をするのか。“なぜ”が理解しにくい。
○子どもの実態のとらえ方に課題がありそう。
○子どもの活動の中から取り上げるのがよいと思いますが、そういう機会がうまく設定できるかどうか。
○子どもの価値感の形成に、親が深く関わっているのだが、親の狭い視野が子どもの素直な心の成長を阻害しているのではないか。自分の非には甘く、他人に対しては非常に厳しい。そんな親に対して、学校教育の側からの働きかけはできても親を変えていくこと は困難である。
○子どもにとって、原体験がどれだけできているか、どれだけ家庭の中に入れるか。親子の関係がしっかりできているか、など入り込めない部分が課題である。
○子どもたちは今心の成長期である。完全な人間である。小学校6年間で様々な経験(失敗も含め)を通して、成長していく。その失敗を大人がどこまで許容できるか。経験を 積ませることと教えることのバランスが難しい。
○子どもたちの心は、現在何かしらおかしい。数少ない「心の教育」実践では、なかなか、成果は出てこないだろう。やはり、時間が必要だが、その時間が生み出せるかどうか。
○困難な課題ではないが、教職員全体の共通理解と、きちっとしたカリキュラムの作成〜現行のものの見直しに力を注いでいかなくてはいけない。
○今までのことにとらわれすぎる
○今の世の中で心を大切にするよりも、金や物を大切にし、もうかれば何をやってもよい金のためなら人を傷つけてもよいと思われる人たちがいること。またテレビや新聞でそうした人のことが報道され、それに同調する人がいること。
○硬直した授業の改善がうまくいくかどうか〜教師の変革の問題〜
○教職員の指導体制と指導力、家庭や地域の多様な考え方とその指導力、マスコミの影響力
○教職員の意識改革
○教職員としての資質と実践的指導力の向上。コミュニティの活性化(家庭と地域社会の教育機能の向上)
○教師集団としての共通理解がむずかしい(具体的な実践方法で)
○教師自らの心の教育。特に年令の高い教師の、心の教育について
○教師の資質を高める努力をしなければならない。「心の教育」が出来る人材を育てるべく研修を積み重ねる機会を設けなければならない。
○教師の子どもの理解、受容
○教師の意識変革、自分が一番正しいを信じて、感情で発言し、他を受け入れようとしない。
○教師の意識改革(新しいことに挑戦する意欲他)
○教師の「心の教育」に対する意識の向上
○教科の学習との時間(数)とのかね合い。保護者への説明
○教育課程上の問題。職員間の共通理解
○教育課程に位置付けた、カリキュラムを作成しにくい。
○学校現場の多忙化vs子どもと向き合う時間確保
○学校現場の多忙さ(教師の心のゆとりのなさ)
○学校現場における心の教育の推進は、家庭や地域の協力、支援体制があって初めて成果をあげるものであり、家庭教育や保護者の考え方に課題があり、推進をさまたげる要因となっている。
○学校教育活動での心の教育に視点をあてること。
○学校教育に対する不信→社会の実態は、学力偏重主義、親たちは、しつけ、社会規範、 礼節のことよりも、学力が至上主義の生活である。
○学校教育と家庭教育のギャップ(価値観の多様性)
○学校での実践だけでは、子どもは育たないと思う。家庭、地域社会が「心の教育」の必要性、大切さを考えないと。
○学校での指導と家庭の指導が一致していないことがよくあり、家庭の協力、家庭との連携がとりにくいこと。
○家庭崩壊や親の責任放棄という家庭の協力が得られないこと
○家庭地域のバックアップ、現在の子どもの心に感動を与える教材
○家庭の「心の教育」についての教育力不足。教師の「心の教育」についての価値観の統一
○家庭との連携がむずかしい
○家庭との連携
○家庭と地域との連携、及び教職員の意識変革
○家庭での「価値観の問題」にぶつかってしまう。たとえば、きょう研修会で「食」の問題が出ましたが、心の教育とも深く関わっているにもかかわらず、なかなか解決できそうにもありません。家庭が子どもに反映しているところの「価値観」と関わっているからです。
○家庭・地域・関係諸機関との連携。
○家族や社会との連携が図られず、指導が徹底しないこと。保護者が子ども以上に子どもであったりする。
○価値観の多様化への対応
○何もかもが広く浅くなってしまっている感がるのでは。本当に関心のあることを深く続けないと
○一朝一夕には、効果が上がらないが、根気強く着実にとりくむことが必要であり、それを支援していく体制づくりをいかにするか。
○ものの豊かさが、感謝の心や主体的に生きる暮らしを圧迫していること。指導者、親、いわゆる子どもを取り巻く大人達の心の豊かさの問題
○マスコミの規制、親の生き方・社会の風潮
○それぞれの職員は、発想豊かな職員もいれば、余りそうでない人もいる。そこで、リーダーシップをとり、ヒントを与えつつ進めていくか。
○小規模校における人間関係
○P.T.A及び地域との連携。
○「心の教育」を進める上で、大切なことは、地道に一歩一歩進むしかない。一つ一つ心をたがやして行くしかない
○「心の教育」を学校教育の具体的な取り組み(特色ある学校)にどうあてはめていくか。 もっと、もっと研修の場を広めていく。
○「心の教育」の大切さが何故提言されてきたのかを再度共通理解を図り、各領域行事で、可能なものを精選していき、評価しながら深化させていく必要があると考える。
○「心の教育」について、教職員間の意識のずれ、指導力の格差
○「心のあり方」が学校教育の「評価」の対象になり得るのかという疑問
○「心」を一律に子供におしつけるのではない学校教育での展開。子供の言動を題材にしての教育活動がその時にできるか
○「いっしょに楽しむ、同じところで悲しむ、同じところで怒る、同じところで喜ぶ」といった教師が少なくなってきたように思う。

<中学校>
○幼少期における人格形成の問題
○目の前の生徒にどのような心を身につけさせるかを見つけ出す教師の力
○本校の特性、若い教員が多く、かつ、本校在任期間が短く、回転が速いために継続的なとりくみが行いにくい。
○保護者への教育
○道徳の授業の軽視と形骸化(教職員の伝統的意識?)
○担任と生徒の話し合える時間のゆとり。教育相談ができる場所(保護者、生徒に対して校内での)。家庭との連携、特に保護者の学校に対する姿勢(信頼関係)。
○怠学的傾向にある生徒へのアプローチ
○多様な取組が考えられるだけに教育課程の編成能力が必要だが、その力が不足している。
○親の価値観の違いによる指導の困難さ
○心の有様は個人個人で異なる。同じ目標、手法でとりくんでも成果は一定でない。
○心の教育を推進するにあたり、家庭教育が母体になるのは言うまでもないが、その家庭教育に格差があり、ひとつの障害となっている。
○社会的価値観の多様化
○自分も含め、教師の寛容の資質の欠如。道徳、人権教育の研修不足。
○子どもと教職員をつつむ環境に「ゆとり」がない。学校行事のスリム化が大きな課題である。そのためには、従来からの「取組」の全てを洗いなおす必要があろう。
○最近の家庭教育の中で、自己中心的に育てられているため、相手のことを考えられない生徒が多い。このことが大きな問題であると思う
○教職員の資質向上、取り組む時間不足、家庭・地域との連携
○教職員の意識変革(「どうせ5年ぐらいしたら、マンネリ化するやろ」という退廃的傾向があるので、教職員の「心」の耕しをせねばならない)
○教職員のゆとりのなさ
○教師を含めやる人の心ですね。どういう気持ちでやろうとするかによって、本当に意味のあるものないものになってします。同じ事をやってもね
○教師の意識改革
○教師の意識の向上・家庭の理解
○教師の意思統一、共通理解。時間の工夫(生み出し)。地域との連携
○教科、道徳、特活そして総合的な学習の時間のいずれにおいても、取り扱うことができるとともに、しなければならないが、このことがあやふやになり、いつのまにか心の教育をきっちりとはやっていないということになりかねないこと。(核となる時間がない)
○教育実践の中の一番ベースになる部分であるだけに目立たず、教師一人ひとりに実感としてとらえられにくい面がある。
○学級人数が多すぎる。(現在の多様な価値観を持つ生徒を指導、育むためには多すぎる)
○各家庭の価値観が多様化し、勉強さえできれば心が育っていなくてもよいという考え方が、増えているように思われる。いろいろな場面で指導していくが、本人にわからせて も親に理解させることが、困難である場合も少なくない
○課題教育が多すぎて、一つの課題追求が薄くなりがちである。
○家庭教育が不十分である。
○家庭との連携の困難さ
○家庭での教育力。地域の教育力。教職員の意思統一。
○家庭での教育(特に幼児期から)
○家庭、地域の教育基盤を充実させること。
○一人ひとりの成果をどう把握し、次の実践にどう結びつけ、生かしていくのか。授業、行事、課外活動等の中でどう連携させ、目標達成をめざすか。
○ゆとりがない、施設
○ねらいを持った内容を精進しておくことが必要であり、あいまいであれば何の効果もなく逆の効果を与えかねない
○ニュータウンのため、地域社会の財産が活用しにくいこと(人的財産、物的財産)
○どの学校にもあると思いますが、不登校生への問題で少し悩んでいます。カウンセラーの方は、もう少しほうっておきなさいと言われていますが、段々と心配になってきました。
○「心のメカニズム」についての職員の認識
○「心」という実体のないものだけに、具体的な成果や、教育的効果が見えにくい、評価のむずかしさがあるのでは。

<高等学校>
○無気力、無関心、怠け心、幼児期からの基本的習慣ができてない生徒
○本校は通信課程:生徒2000名オーバー不登校傾向55%)教員30名で2000名を担当する物理的な条件スクーリング年16回という学習形態。心の教育はきめ細かい 手の掛かる教育を要する。
○本校では4×3クラス。教諭26人と制限があり、480名の生徒にもっとバラエティに富んだ経験をさせてやりたいが、外部講師のみの指導に任せきれない点。
○保護者自身の社会性が希薄になっている。我が子を本当の意味で「育てる」気持ちが薄い。学校、家庭、地域の連携がとりにくい。
○保護者、教師の意識の問題。地域社会の協力。学校管理下における事故等の問題。広範囲からの通学による、社会体験等の移動の問題。
○必要なときに必要な量のカウンセラー援助が受けられない。職員研修会などの外部講師謝礼金等の予算が全くない。臨床心理の治療機関が学校へ、治療上の連携意識を持ってほしい(守秘義務もあろうが・・・)
○日々の教育課程の遂行に追われじっくりと取り組めない。
○適当な講師や助言者の不足。教科指導に追われ時間不足。
○知徳体の知の部分が重視され徳の部分までの時間がとれにくい。(週5日制も含め)
○大集団での心の教育の促進は十分な効果を出せない。小グループ、個人での実践を大切にしたい。
○大学受験制度が改革されない生徒たちに余裕ができない。保護者の子どもに対する甘さが教育現場で障害になる。
○体験の中から気づくことが多いが、体験する時間的ゆとりが少ない。教師による「教える」教育では、中学以上に効果は少ない。
○専門職員の派遣よりも常駐する予算措置をするべきである。
○成果や結果がすぐにでにくいため、生徒自身の成就感や達成感を覚えにくい。
○成果の測定が困難なため、実践によるのか他の要因か不明で、各教師の意識、実践に温度差が大きくある
○心の教育と銘打たなくても今までから現場では、それなりに取り組んできたと思います。それよりも家庭での基本的な心の教育ができていないことが問題で、学校よりも家庭における教育に力を入れなければ解決しない。
○少子化に伴い、人間関係を体験的に学ぶ機会が少なくなっている。
○受験等をはじめとした学力優先システムへの対応。生徒を取り巻く社会環境(モラル崩壊等)への対応。家庭の教育力の消失。
○自分の専門以外のことには消極的で誰かやるであろうという安易な考え方の教師が多いこと。
○指導者自身の心は豊かであろうか。自己決定自己責任等あまりにも難しいことが全面にでている。
○指導者の確保(ソフト面)。施設設備の充実(ハード面)。カリキュラムの中にどう位置づけるか
○阪神淡路大震災、須磨の事件から心の教育の必要性は大切にされているが、高校には大学受験という大きな壁がある。
○高校の場合(特に定時制の場合)どの時間で「心の教育」を定時的に行うか。
○講師への謝礼金。時間的余裕。
○個々の「心の教育」に対する理解と受け取り方の違いを高等学校にきて「人の教育」を生徒たちは受ける必要があるのか。「教育相談事業」は必要。教育課程の中では実践が 不可欠。放課後休暇中となれば自由。
○現場教師の人間性、育ちのよる影響が強いが学校全体として、感動体験や生徒の心を響かせる心の教育は可能と考える。
○厳しい競争社会との調和をいかにはかるか。
○県下の中でももっとも貧困な(この表現はまずいのですが)家庭を有する地域。二部屋しかないのに家族6人。その中でたくましく生きている生徒も本校にはおります。朝食抜き半数。食事も用意できない家庭もあるのです。
○教職員の意識改革をどう推進するか、教育課程への位置付けが確保できるか、時間的保障が得られるか
○教職員の意識の薄さ。生徒の変化に教師がついていけない。
○教師自身が生き方あり方について見本でなくてはならない。物を見て美しいと感動したり、生徒に心の大きさや優しさを与える教育でなくてはならない。現場の教師を育てることが大切で困難な課題。
○教師に豊かな心があるか(子どもの課題は大人の課題だと考えているから)
○教科外の専門知識をどう身につけるか。教育課程の中にどう位置づけるか。
○教員も含め大人からもっとこの問題について認識を深めること。
○教員の意識改革、保護者の共通認識
○教員の意識改革
○教育活動にいかに組み込めばよいのか、その方法が見出し難い。
○学校現場では「心の教育」を教育活動のベースとしてあらゆる場で実践するように教職員に共通理解を図っているが、教職員自体心の教育に関わるような体験不足が感じられる。また、家庭においても保護者の意識が受験や物や金にとらわれ過ぎている。社会も同様である。
○家庭の環境(子どもの生育歴)、親が学校の意見、話に応じない
○家庭との連携(躾を放棄し、物の豊かさを求めすぎる傾向)、社会全体の流れ(マスコミの退廃文化助長)
○一人一人は教育に関心があるが学校という集団の中で実践する心の教育の方法、方策が見あたらない。(本当に心の教育はできるのかに疑問を感じている)
○異世代との交流の場が作りにくい。体験する場面が少ない
○まず第一に指導する教員が豊かな思いやりの心を備えていなければならない。汗を出し何よりも心から生徒のことを思う教員(教師集団)が存在して初めて日常的にあらゆる機会に継続的に推進することができると思う。生徒の気持ち(意識)を的確に把握できるプロ教師の存在。
○ばれなければ何をしてもよいという世俗の風潮と枚挙にいとまがないあらゆるそれらの例(我々の説くところが空虚、絵空ごとに聞こえる)
○それぞれ関心事に差があるのは当然であるが、現に今見ている生徒に応じたテーマ設定が必要である。
○「場」の設定、教師も生徒も真剣に取り組む場の設定が難しい。

<盲・聾・養護学校>
○余裕がない
○日本の社会構造が「心の教育」を推進していく上で、大きな壁になっているように思う。学歴社会や価値観の転換がない中で、学校だけが、叫んでも成果は上がらないのではないか。
○適切な教材の選定
○知的障害児を対象とした指導における困難さ。教職員のゆとりのなさからくる取り組みの困難さ。
○全職員の共通理解の上に立つ、具体的な企画案の作成。
○人の心の生き方考え方が、様々で多様化している中で、何がもっとも大事かと言うことをしっかり認識していくこと。
○職員は、その必要性があっても、なかなか具体的な行動を起こしたり、企画したりできない。もっと、意識改革を進めることも必要。心の内面の問題、プライベートな問題にどこまでかかわれるか、ということも。
○障害児教育において児童生徒の実態がつかめない場合が多い。教師への心の教育の必要な者が多い。
○指導する教員の資質向上。そのための実践的研修(教員が気軽に相談できる機関がほしい)
○教師の肢体不自由教育に対する専門性。医療的行為を教師が法律上、許されない点。
○教員の人権感覚を感性のレベルから、とぎすます自己研鑚意識を持たせられるか
○教員の資質
○学校行事での取り組みの中で、教師が共通理解すること、そして実践すること。
○学校教育も含めて子供を取り巻く環境全体にゆったりとして時間的空間的ゆとりがほしい
○学校と家庭の指導の違い。商業主義による影響。大人の行動
○家庭の放任、複雑な家庭環境による心の荒れ、乱れがある。教員に責任感や職務に専念する気概が薄い人がいる。教員に心のゆとりがない者もいる。

14 その他、「心の教育」全般に関するご意見等がありましたら、自由に記入して下さい。

<小学校>
○幼児期、幼稚園、小学校段階で、善悪の判断、相手のことが考えられる心を育むよう。さまざまな体験、人々との出会いの機会をつくっていくことであると思う。少々の厳しさにも耐える心こそが大切である。
○保護者を含む心の教育をどう推進していくかを考えていく必要があると思う。
○保健の時間の中に位置付け、「体ほぐし」及び「心ほぐし」として実践を積む。
○仏教の教えを取り込んだ道徳教育が重要だと思う。
○乳幼児からの心の教育を補間する期間が必要ではないか。
○日常教師の仕事の中で、カウンセリングにかかる仕事量が増えている。特に、子どもだけでなく、保護者へのカウンセリングも年々増えている。教師の力量が問われ、又教師自身の子育ても問われているように思える。
○特別に「心の教育」があるわけではない。現在していることを、もっとゆったりとていねいにゆとりをもって行っていくことが何よりも大切であると考える。流行にふりまわされるのは一番良くない。なぜなら「心の教育」は不易のものだから。
○地道な取り組みと、保護者・地域への啓発活動が必要、大切であると思う。
○知育偏重の現在、言葉のうえではきれいごとを言ってるが、なかなか心の教育まで手が届かない。学校教育だけでは限界もあるので、当然、毎回地域の協力が必要である。
○体験活動通して、行うものだと思うが、ただ体験すればそれで育つものと、そうでないものとがあると思う。子どもの気づき、行為を認めてやり、ほめてやることが大切である。
○人間能力の価値の一元化が進む中で、社会全体でこれまでの価値観を変えないことには、心も教育も絵に書いたモチになる可能性をはらんでいる。
○人との出会い、文化との出会い、自然との出会いを大切にしたい。
○親子関係の中に、どれだけ入り込めるか、今後の課題である。(来年度からの移行処置で、総合的な学習の時間が創設されたのを機会に、外に向かって、心の教育を進める必要がある。)。学校だけでは不十分なので、地域ボランティア、学校行事等をとらえて、学校、保護者、地域との連携が今後ますます大切である。
○親、大人、地域、社会の価値観の多様化、歪みに対して、学校教育がどこまで力を発揮できるであろうか。校長のリーダーシップ(指導力)職員の共通理解が大切である
○心の教育推進教員の制度について知りたいと思う。
○心の教育を実施する上で一番大切なのは、指導者である教師である。教師の背を見て育つよう常に教師は自己を磨く厳しい研修が必要である。
○心の教育を学校教育の中心に置かなければ、情報教育も環境教育、知の教育も本当の意味をなさない。徳育を社会をあげて考え、やらねばならない時期にきていると思う。とにかくもっと人間としての生き方を指導しなければならないと思う。
○心の教育は明確なカリキュラムに従って推進することは大切であるか?子供たちの学校生活全般にわたってあらゆる所、あらゆる機会をとらえて、心の教育の定着と育成に向け取り組むものと考える。
○心の教育は、幼児期、小学校低・中学年までの自然や他者との交流の中で培われる部分がある。思い切ったカリキュラム編成で、体験活動がたっぷりとれるようにしたい。
○春奈ちゃん殺害事件に受験がかかわっているということがニュースで報道されていますが、とても悲しい事件です。ここまでおいつめたものは何なのかと問い直しています。そして命の大切さは子どもも大人も学習しなければならない問題ですね。
○社会の経験をつませることは大いに必要
○児童一人一人にて定着させ生活に反影されているものにするためには、その指導時間を明確に位置づけなければならないと思う。
○子どもを見る目を変えていくことが必要ですので、教師の意識を変えていきたい。
○子どものおかれている心理的な痛みや疲れを、どのように取り除いてやるのか、教師としてできる範囲が限られてくると思うが…、難しい。
○子どもが困難に直面したとき、悩んだときにそっとそばにいてくれる人がいる。助言はなくても、また相談相手になる人がいる。とにかく幼児のときに、子どもとよく遊ばせること、他の子と一緒に。そして子育てを大きな仕事と考えること。放っておいて子は育 たない
○今にはじまったことではないと思うが、一番大切にしたい教育の1つである。
○行政において、心の教育の真の意味に、多くの(少々違いのある)とらえ方があり、さらに研修をふかめるひつようがある。今、なぜ、なにがひつようなのか
○校内研修や自治体レベルの研修には登場するものの、各学級に授業として下りていきにくい部分がある。同和教育等に時間をとられてしまうことも一因である。
○公教育がどこまで国民一人一人の心にくいこむ活動ができるのか疑問。一方で宗教まがい活動(オカルト集団の動き)の問題も発生している。宗教家の活躍を期待したい
○現実に困難ではないか、でもしないより少しでも心の教育につながると思ってやること大切ではないのかな
○具体的なものが欲しい。
○教職員の人間性がまず第一である
○教育相談が常時できるように、学校の中に、教育相談室を設けようとしています。スクールカウンセラーがどの学校にも配置されるといいですね。
○教育事務所単位で、講演会等もっと多く持ってもらうと幸いです。
○教えるだけでのおしつけでは本当の心を育てることはできないと思う。様々な人々とかかわっていく多くの体験や経験をつむことで、自分を知り、相手を知り、自分と相手、社会との関係を学んでいくと思う。
○学力よりも人格形成を尊ぶ。社会全体に価値観を普及。
○学校教育で「心の教育」を第一義にしなければならない時代を早く通過したいと願っている
○学校、家庭、地域が同じ価値観で心の教育をしなければならないが、それが困難(極端に言えば、日本国民全体が同じ価値を持たないと、教育は進みにくい)
○家庭教育も大切である。ところが保護者自身が家庭教育の重要さを認識し、じっくりと子どもと向き合うということもおろそかにしてはいないでしょうか。そこで、家庭を啓発するような取り組みももっと充実していかなければならないのではないでしょうか。学校以外の場からも・・・。
○家庭のあり方(家庭教育)を再度見直すことができればと思う。時間も不規則になりがちな、両親のもと、又、さまざまな家庭事情もあるでしょう。しかし朝起きて、みんなで食事、夕方は家族皆帰省して夕食、そして一家だんらん。こんな日が何日間でもあればと思います。
○異世代間のふれあいを活性化し、豊かな人間関係を育む実践
○もっと学校で、この教育を推進する必要がある
○マスコミ等も、時によってはとても大切だが、報道の自由とは、をもっと考えてほしい。マスコミのあり様が大きく影響している。良い方向で活動してほしい。
○マスコミなどワイドショーで一部の風潮をあたかも全国的風潮であったりする。マスコミのとりあげ方、とりあげる思想性に大いにメスを入れてほしい。「公序良俗」でない 傾向があるのは残念。
○スクールカウンセラーの重要性はよくわかっている。どの学校にも気軽にきていただけるシステムをはやくつくって欲しい。
○スクールカウンセラーの簡易な活用ができるようにしてほしい。
○あえて「心の教育」を掲げなければならない状況があるのが悲しい。子どもの心の教育の以前に大人の心はどうなっているのだろう。数多くの新興宗教による事件が起きるたびに、国民の多くが心を痛んでいるのだと思うと、この先、日本はどうなるのか心配でならない。
○1学級定員を35人に。スクールアドバイザー等による職員研修(校内)を制度化
○教師や親や、地域の大人たち、子どもをとりまく人的教育環境の見直しがぜひ必要である。豊かな心を持った大人社会の実現が大切
○「心の教育」はテーマとして、大きく何にも、どの教育方法にもあてはまる教育であると思う。これを学校現場で、いかに具体的に取り組むかは、特色ある学校づくりにかかっていると考えます。
○「心の教育」について幼・小・中の連携
○「心の教育」ということばから受けるイメージは非常にとらえどころのないものである
○「自分さえよかったら」「今さえよかったら」という考えが社会多く満ちている。人にとって幸せとは何か。家庭の中での子育ての中での家族でじっくり考える時が必要である。

<中学校>
○本当に「心の教育」は大切である。特に不登校生へのかかわりを充分果たし「心の扉」を開き学校(教師)、家庭(保護者、本人)との信頼関係をつくることが重要である。
○道徳や特別活動あるいは総合的な学習の時間だけに限定せずに、日常の各教科の授業の中で学習内容に加え、教師の対応や生徒間での協調活動などにも目を向けたい。
○世の中、子どもに対して、甘さがあり、権利の主張ばかりで義務、しつけができにくくなったように思う。
○親子のきずな、教師と子どもの信頼関係、学校、家庭、地域社会との連携の大切さ、を今つくづく考えています。
○心の教育は、人として生きていくためのものであり、特に取り上げるものではないと思うのですが、取り上げなければならないところまで来ているのかとも感じます。人のことを考えることをしない人が増えていますからね
○心の教育は、舟の行き先を決めるカジのようなものであり、人間が生きていくうえで一番大切なものであると思う。
○若者の「倫理危機」への学校としての危求のとりくみ方を提言してほしい→@服装、薬物、援交などの「人に迷惑をかけてないから別にイイじゃん」的なものA生命の尊重B生徒・児童対象の「バーチャルワールドとの接し方リテラシー」
○三者のつながり、連携と社会環境も全体的に考えていくことも大切である。
○学校、家庭、地域のいっそうの連携。小中高の連携等をどう図っていくか。市郡町単位また各学校(PTAとの協議)で話し合う機会を増やす必要があると思います。
○各教科での指導の多さにおわれて、余裕がみつけられにくい
○何をしても、方法、考え方で心の教育となると思う。
○「心の教育」を学校教育の中に位置づけるのは良いが、社会教育の分野に拡充し、浸透を図らなくてはならないだろう。
○「心」そのものについて考える方向性も必要である。つまり、「心」の存在そのものを科学的・心理学的に理解したり、宗教的・思想的に考えたりする基礎的研修(学習)も大切である

<高等学校>
○両親や本人、そして教師の理解、さらに専門家の配置が必要である。
○目に見えない内容、抽象的な内容になってしまうと取り組みがぼやける。具体的な内容を持たせることとプログラムが必要。
○保育園等の教育から学校教育に移る段階で現状にないクッションが必要でなかろうか。
○日本は以前は道徳教育を重んじ他人を思いやり、親先生を尊敬する心を教えてきたが、戦後、物を中心とした考え、日教組の影響もあり、道徳教育のできない状況になり、その代換みたいな形で「心の教育」がクローズアップされているような気がします。今一度、道徳教育とか宗教教育とか行動規範をしっかりと持つ必要を感じます。
○日本には宗教の基盤がない。親を大切にするとか他人を大切にする心は宗教が大きい影響を占めると考える。人間の善と悪の遺伝子は両方与えられた。これを操るのは難しい。 善行ばかりできない。
○地域に密着した活動組織(公的機関)の設置。
○知徳体のバランスのとれた教育を目指すのはいつの時代も同じ。特に幼少時代にその基盤を。でも、学校教育の中で受動的に「心の教育」を受けるだけでは成果は乏しい。全ての授業で「心に響く」授業を心がける。
○知育中心から芸術科目の学習を多くして(芸術教育を充実させることで)普段から感性、感受性を養う必要がある。芸術を高校でも音楽美術書写を必須とすべきである。
○専門職員(スクールカウンセラー、高等学校カウンセラー)の活用する場合、その専門職員と保護者の相談時には必ず担任、担当者も立ち会わせてその学校の職員のカウンセリングマインドを育てることが大切。「任せきり」はだめである。管理職がこの点を強調する必要がある。
○生徒を取り巻く社会、および大人全体が真にこの教育の大切さを再認識しなければならないと思う。
○心の弱さに焦点を当てると共に、強い意識、耐性などにも視点を及ぼした教育が必要
○心の教育の基本となることを頭に入れておく必要がある。人はなぜ生き、そして死ぬのかという人生観や死生観の確立を根本におく必要が重要である。
○心の教育とは何かを教職員はしっかりと自覚していない状態がある。各校は焦点化した認識をどう構築するか、むづかしい
○小さい頃から親を尊敬する心、自然を大切にする心等を育成することが大切です。そのためには宗教教育が必要ではないでしょうか。
○従来の徳目教育や世俗に広がる格言ことわざなども知らず知らずに我々の人格を作ってきた。それを陳腐なものとして捨ててきたことを反省すべきで、道徳教育も大切。要は繰り返すこと。
○指導者に一般社会人等招聘しやすい環境が望まれる。
○子どもの心の中に「どのような方法で」「どこまで」入っていけるか。またその結果効果が現れるか。なかなか難しい問題がある。
○子どもたちが育つ今の社会環境の中であ本当に豊かな心人を思いやる心を育てることができるか疑問を感じる。
○今こそ動物や鳥類等の子育てを見習う必要がある。乳幼児期に行うべき教育が欠落していては、修復が難しい。
○現在申し出のある生徒、保護者、教員へのカウンセリングの場を設定し、教職員の研修の場を設定しているが、もっとスクールカウンセラーを活用するにはどうしたらいいか予算面も含め検討すべきである。
○現在の親、子供の年代は、社会構造的な要因もあって発達段階に応じた体験不足(失敗、成功も)がある。また、親と心の交じり合う体験が乏しい。並行して親への社会的なアプローチも必要。
○具体化が難しい課題(日々の教師の実践が重要だと考えるから)
○教師自身の生活体験の幅、深さが失われつつある。教師の資質そのものに問題もある。
○教科指導、生徒非行指導に追われ余裕不足。具体的指導法が見つからず苦労する。「カウンセリングマインド」を持つ教師が少ない。生徒が乗ってこない。
○教育=教え育てること。育てるためにどう種子をまくか目を出させるか校長としてしゃべる講話で絶えず心がけているのですが、全体でしゃべるときはいかに短く(1分以内)生徒の視線に合わすことの難しさを感じます。
○学校現場では「心の教育といいながら、英数国理社の5教科を大切にし、芸術、体育、家庭科の科目がおろそかにされているのはおかしい?
○学校教育全体にゆとりがほしい。
○各校1名以上の専門的な指導員が必要と思われる。
○各学校に、1名程度、心の教育相談員が配属されれば有難い
○うわべだけの心の教育では、何の役にも立たない。幼児期からの生命の大切さや、人間としての道徳的な精神を育てる必要があり、親家庭に訴えるべき。
○公務のハード面の整備(組織整備計画)。教育内容の焦点化。人の力を生徒と交流する時間に確保(本校では、個々の教師が24時間電話の応答に従事
○全人的な問題(教育)であり、年間何時間実施したからよいというものではない。学級経営の中で、常に指導の柱として位置付け、取り組んでいくことが望まれる。
○一校に一人、カウンセラーが常駐するシステム作り。校内の美化、例えば花を植えたり生花をすることが可能となるような経費をつけてほしい。図書室、視聴覚室、音楽室の充実を図る。生徒がいつでも自由に使えるようにする
○カウンセラーの各学校配置、非常勤の場合でもせめて週1回の配置。養護教諭の2人制 (一人は心の相談担当)。現職教諭のカウンセリング講座の義務化(教員免許の取得必須化)
○「大和の心」を私自身がまず学びたいと思っている。私の受けた教育はアメリカの教育であったように思います。(キリスト教に裏打ちされたヨーロッパ的思想)リストラが大手を振ってまかり通る社会が本当の日本なのかという思いがある。

<盲・聾・養護学校>
○日本の教育にも宗教(仏教)の力を借りる時代が来ているのでは。大変難しい問題でもあるが、地域が中心になってかかわることが一番良いと思う。
○社会全体が物質に恵まれていることから、心の中に自由があまりにも発揮されすぎているように感じる。すなわち甘えの心が強すぎるのではないでしょうか。自分に寛大で他 人に厳しい等。
○社会一般の規範の乱れから子どもたちの自由、個人主義に対する間違った考え方に問題。子どもの個人としての責任も追及するべき。他への理由探しで、解決しようとしない。
○学校だけが考えるのではだめである。日常生活全般を通じての心の教育の在り方を考えなければならない。
○家庭を中心として大人の役割の大切さは言うまでもないが、真剣に取り組む必要があると思う。
○家庭の役割を再認識することが必要。学校だけで、イベントを多くもったところで、根本的な問題は解決しない。
○家庭の生活基盤が大変重要である。耐える、我慢する家庭教育の欠如に大変不安を持っている。
○もっとどんどん、取り組むべき方向を示してもらいたい
○3歳までの心の教育が基礎となり、家庭、学校、地域社会が連携して子どもたちを育てていくことが大切である。その中で父母の役割が大きい。
○教えようとしないで子どもの本音を聞いて心を安定させる=信頼関係ができていることがまず大切。教師には心のゆとりやカウンセリングマインドが必要。学校の全教育活動を通しての総合単元的道徳学習等による系統的指導

15 「県立教育研修所心の教育総合センター」は平成10年4月に新設され、「心の教育」に関する総合的な教育研究に取り組んでいます。当センターへのご意見等がありましたら、是非お願いします。

<小学校>
○豊かな心にしみとおるような話をいっぱい聞きたい。講師を派遣してもらえるようなシステム(あるのかも分からないが)があるとよい
○当センターの意義はよくわかり、大変よいことですが、距離的な面で、ついおっくうになってしまいます。各地域に出張(1月1回ぐらい)していただけないでしょうか。今後ますます活用されると思います。
○相談内容等資料の提供をお願いしたい。
○受身の社会教育でなく、出前する教育であってほしい。
○社会に対する強い指導力に期待する
○市・町とも連携して、さらに充実させてほしい。ますます、重要なことになると思います。
○子ども達にー子供時代は、汗をかく、集団で遊ぶ、等々の体験を学校生活に増やしていくこと。この価値を世間一般に啓発すること。
○子どもむけパンフレットがあれば、どんどん紹介してほしい。
○子どもの願いなり思いなりに、こたえ、心の安らぎを求める教育も心の教育だろうが、やっぱり環境に流され支配されない、確固とした心(考え方、生き方)を育てることも大切だと思う。
○今後とも、積極的に取り組んでほしい
○今ほど心の教育の必要性が問われている時はないと思います。現場における最重要課題です。解決にむけて、取り組み実践や、参考になる資料等、情報を提供していただきたいと思います。
○県下一円に情報提供をお願いしたい。
○県下の教職員、父母に活動内容をもう少し知らせてほしい
○県下の「心の教育」への取り組みの実践交流が出来る場を企画してほしい。
○研究成果を現場に下してほしい。頑張って下さい。
○具体的な実践が分かる啓発ビデオを貸し出してほしい。
○気安く出入りすることができる雰囲気にしてもらえたらと思います。
○機会がありましたら、学ばせていただきたいです。
○学校教育の視野だけでなく、広く、社会教育。そしてその外にも広げて、国民すべて県民全てが子どもの教育に関心を持つこと。問題の子を親のせいだけにするような世の中ではだめである。親がだめなことも想定して、地域や学校、その他関係者が育てるような世の中を作ることである。みんなが自分だけの幸せ、自分の子どもだけの幸せを求めすぎている。大きな地に足のついた県民運動が必要である。
○学校教育に参考となる資料があれば知らせてほしい。
○各校で実施されている「心の教育」の具体例を提示、PRして欲しい。
○一般社会へのアピールをもっとすべきである。
○もっと啓発し、活用がもっと気楽にできるようにするべきだ
○どしどし情報を提供してほしい。
○スクールカウンセラーの用員をもっと増やしてほしい。心の教室相談員といっても、ほとんどが退職校長で、十分効果があるとは思えない。
○これからも、心の教育の充実に向けて、指導的資料をどんどん提供していただきたい
○カウンセリングの研修会の場の提供
○おおいに期待しています。学校とも連携し、心の教育を推進したいと考えております。
○PRを積極的にして、活用しやすい条件をつくってほしい。
○「心の教育総合センター」の存在をあまり意識できていなかったのですが、「心の教育」を実践する上で、相談したり、資料をお願いしたりする活用を考えたいと思います。
○「教育にたずさわるあなたへ」はよくわかっているような内容なのに、研修には必要な内容ばかりです。同じく「心の教育」についても、失いつつある規範意識の例示などをもちこんでつくっていただきたいと思います。
○「トライやるウィーク」は良い体験活動になっています。

<中学校>
○様々な情報を現場に即応し、役立つ内容等を発信してもらいたい。同時に、家庭や地域とのつながりもできるような資料や、機会等も、ご活躍を。
○心の教育は、学校教育だけでは不十分なので、家庭、地域との連携、家庭の教育力、地域の教育力について、取り組んでほしい、特に大人、親に対する教育力も必要である。
○心の教育という点から言えば「いやなこと」「しんどいこと」を話だけでなく、実際に体験することを望みます。話だけでは何も効果はないと思います
○情報提供のあり方を考えてほしい。
○県下各校へ小冊子として配布してほしいと願います。
○教職員のための「心の教育」講座を開設するなどして、人間関係作りや対人関係の大切さを再確認する場を設定してほしい。教職員の「心」を耕す作業が必要では…
○紀要を読ませてもらっています。次号を楽しみにしています。
○モデルになる学習の成果、ビデオによる貸し出しで学ばせていただければ幸いです。

<高等学校>
○利用できてないのが申し訳ない。
○様々な事例が必要である。それを応用することはそれぞれの意欲心である。
○発達段階に応じた教育方法と、その成果の研究を望む
○日々現場で戦い続けている職員の心の教育について研修プログラムにしてほしい。
○相談事例等の主なものをもっと知らせてほしい。
○相談だけでなく各学校で生じている事件に対して積極的に支援協力をして、解決した事例を情報として全学校に伝えるべきと思う。
○心の教育推進の為、学校カウンセラーを選択する場合、評判のよい先生は忙しい。お願いすることが困難。
○情報提供を積極的に、今、何をしているのか、どのような成果が得られたのか全く現場にわからない
○事例等可能な範囲で情報を提供され、現任校の教職員の研修の参考とさせていただきたい。
○今、社会の価値観では「物」「金」に重点が置かれている。「物」「金」よりも「心」や「行動」に価値を見つける考え方をもっと啓蒙していく必要があると思います。
○現場(学校、家庭)へ、仕事の内容、成果が知られていない(私は知っていますが)。
○現在スクールカウンセラーで十分まわっている。
○研究成果を教育現場に知らせていただきたい
○研究成果の公表をお願いしたい。
○具体的内容のPR不足。
○教職員の研修等啓発の支援をお願いします。
○教育関係者はこれまで行ってきた教育実践や教育観にとらわれている。(都合のよい言葉に飛びつきやすい)不用意な発言等は誤解を招きやすい。否定的にならないように周到な用意が必要。
○活動内容がほとんど知られていない。また、パンフレットやリーフレットなど学校に郵送されているが一般の教師の関心も薄い。
○一般的には「心」に病気を持つ生徒や先生に対するだけのものとして理解されてはいないか。インターネットで情報は得られるが、やはり直接面談するのが効果がある。それに社では遠すぎる。
○もっと情報提供に力を入れてほしい。月報のようなものを発行。資料提供や授業等の実践報告。研修活動の活発化。各校研修会の講師派遣等。
○もっとPRしていかないと何をしているのかわからない。
○センターの実践や成果を広く我々に伝えオープンに発表する機会を作ってほしい。その際、ディスカッションの機会を。
○これまでの事例に対する成功例、失敗例などの研修の機会があるのでしょうか。あまり活動状況が見えません。
○このセンターから各学校へ最新情報を流してほしい。よろしくお願いいたします。
○インターネットを通じて、各種の試み例を紹介していただきたい。成功例、失敗例など。
○「感性」を養う具体的方策について家庭学校への指針を発信にしてほしい。一つだけ選ぶのに苦慮したこともあるので数量のみの判断では微妙に違うこともあると思われる。 「心の教育」の指導マニュアル作りを希望。

<盲・聾・養護学校>
○特になし。一層の活躍を期待します。
○定期的に情報を流すシステムを期待する。(学校、地域社会)
○取り組み内容、活動の様子等を情報としてどしどし知らせてほしい。
○市町立校では、施設の活動内容が、十分に伝わってこない面があります。情報発達の機会を多くもって欲しい。印刷物だけでなく、様々なマスメディアを使ったり、−(多 く一般の人々の目に留まるような。)
○現場への具体的な手だての絶えざる発信を
○教師への心の教育に関して
○家庭、教員を支援する、姿勢をお願いしたい。
○センターに寄せられた事例などを通して教育現場として対応すべきことは、積極的に提示していただき、指導してもらいたい
○カウンセリングマインドを教員に持たせる研修の充実に努めてほしい

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