3 自己啓発・自己理解としてのコラージュ体験授業
                                  

要約
「心の教育緊急会議」の提言にあるとおり、今日、子どもの固有の内的世界を子ども自身が自由に表現するとともに、自己洞察を深める機会が与えられるよう、方法を多面的に工夫しながら理解することが大切であるとされる。筆者は、生徒の自己洞察、自己理解、自己啓発を深める方法の一つとして、コラージュ体験授業を実施した。コラージュとは、切り貼り絵のことで、コラージュを用いたコラージュ療法が近年盛んになっている。コラージュ体験授業とは、学級全員がコラージュ作品を制作する体験を通して、先の目的を実行しようとするものである。授業の前後に実施した自己肯定度インベントリーと日本版STAIにより、コラージュ体験授業を受けた生徒は、自己肯定度の得点が有意に(P<.01)高くなり、状態不安得点も有意に(P<.01)低くなった。コラージュ制作過程において、幾重もの自己決定を伴う自由な表現行程と、自己の作品を完成した達成感とが、自己肯定度の得点の上昇と状態不安得点の下降につながったと考えられた。個々にコラージュ作品と各テストの得点を見ていくと、各人が、作品制作過程で、十二分に迷い逡巡した後、一人一人が独自の表現を選び取っていく様子がうかがえ、その個性的な選択の故に、自分自身を見つめる体験となり、自己肯定度の得点に影響を与えた。また、常になく精神を集中し、神経をとぎすまし、作業に没頭した後の開放感、達成感は、状態不安得点を下降させた。わずか50分間のコラージュ体験授業にも関わらず、生徒たちの熱心さ、集中力の深さは、コラージュの魅力を物語るものであり、コラージュ体験授業の可能性を方向づけるものである。

1 はじめに
 平成9年10月6日に「心の教育緊急会議」(座長:河合隼雄氏)から「心の教育の充実に向けて」と題するまとめが提出され、次の5つの視点が提示された。
 1 子どもは固有の内的世界をもっている
 2 子どもたちは成長しつつある存在である
 3 思春期は自己を根底から再構築する時期である
 4 子どもたちの生き方の根底には人間関係がある
 5 子どもたちは自分の感性や価値観に合った生き方を身につけていく
最初の 1 子どもは固有の内的世界をもっている に関して説明が加えられている。「子どもがもっている固有の内的世界を自由に表現するとともに、自己洞察を深める機会が与えられるよう、方法を多面的に工夫しながら理解することが大切である。」固有の内的世界を自由に表現するとともに、自己洞察を深める方法の一つとして、コラージュ療法がある。コラージュとは切り貼り絵のことで、広告などを切り取り糊で貼って作品をつくる過程で、こころのしこりを治すのがコラージュ療法である。コラージュ作品をつくる場合、まず様々な広告類の中で、本人の気になるものや感性に従って選ぶ作業があり、次に、用紙の何処に貼るかを決定する作業がある、そして選ばれた広告は本人の感性に従って適切に切り抜かれ、糊付けされる。こうして作品が作られていく。このコラージュ作品の制作過程は、まさに「子どもがもっている固有の内的世界を自由に表現する」過程である。また、出来上がった作品は一人ひとりの感性の賜物であり、模範的なもの・理想的なもの・正しいもの等はないのである。出来上がった作品が、個々に違い、個性的であることに、子どもたちは自己理解と他者理解のヒントを得、自己洞察を深める機会を得るかもしれない。

2 授業の指導案
1) 対 象   2・3年生
2) 単元名   自己啓発・自己理解
3) 単元の目標 今の自分をそのままを見つめ直す体験をする。
           自己啓発・自己理解を目指す。
4) 指導計画  1時間(出来れば、2時間続きの授業の2時間)
5) 準備物   こころのアンケート、B4ケント紙40枚(生徒人数分)、古雑誌・広告類生徒一人40枚程度用意する、のり、はさみ
6) 展 開

 場 面  活   動   内   容 留 意 点
ねらいと説明

こころのアンケート

10秒間呼吸法

 

コラージュ制作

 

 

 

こころのアンケートと感想文

こころとからだのほぐしのねらいを簡単に説明する

アンケート記入

からだのほぐしを通してこころまでほぐすリラクゼーションとしての呼吸法を説明し、実演する。
くつろいだ姿勢から、10秒間の腹式呼吸法を実施する。

B4ケント紙に広告・古雑誌から気に入ったものを貼っていく。制作時間以内に完成する。

制作時間は個人差がかなりあるので、速く制作できた人から、題名を考える。

大方の生徒が完成して、まだ時間がある場合、自分の席の周りで作品を見せあっても良い。

アンケート記入と感想文

 

 

あまりやり方にこだわらないようにアドバイスする。

あまり考えすぎないように注意する。

作品をけなさないで、必ずほめること。

最も優れた作品があるわけではないといっておく。
授業の感想を書かせる。

3 授業効果の分析方法
 都市部の県立普通科高校3クラスで、コラージュ体験授業を実施した(体験群男33名女68名計101名)。なおデータ処理は、前後の資料がそろっているもののみで行った(男29名女60名計89名)。非体験群2クラス(男30名女48名計78名)は通常授業が行われた。両群とも授業の前後に、自己肯定度インベントリー25項目と、日本版STAI状態不安尺度20項目のテストが実施された。

4 授業実践の内容
1) コラージュ体験授業の経過
 著者の意図を理解した教授者によって各クラスの授業が行われた。199X年10月8日に2クラス、10月12日に1クラスで実施された。非体験群の授業も相前後して実施された。授業の内容は次の通りである。

(1) こころのアンケート(前)(効果測定用テスト=事前テスト)5分
 「今日はいつもと違って、コラージュ体験授業というものをします。まず、このアンケートに答えて下さい。」と言って、事前テストを配り、約5分で回収する。

(2) 10秒呼吸法の練習と実施 5分
 「コラージュ制作の前に、こわばった体と心を10秒呼吸法でほぐしたいと思います。10秒呼吸法というのは、リラクゼーションの一つで、その名の通り10秒で出来るものです。実際にやってみますのでよく見ていてください。」と言って、@からGまで解説しながら実演する。(10秒呼吸法のやり方とコラージュ制作のやり方・注意などをプリントなどで配るのもよい。)
 @ くつろいだ姿勢をとる
 A 静かに閉眼する(閉眼出来ない生徒は、開けたままでよいと伝える。)
 B 全部息を吐く
 C 1・2・3と鼻から吸って
   (新鮮な空気=生命のエネルギーを含んだ空気がからだから全身に入っていって、気持ちが楽になるイメージ・気分がすっきりするイメージを持ちながら)
 D 4で止めて
 E 5・6・7・8・9・10で口から吐き出す
   (吐くときにイライラもやもやや・しんどさ・痛みなども一緒に吐き出されていくようにイメージする)
 F 静かに開眼する
 G 消去動作をする(手を振るなどする)
   「分かりましたか。ではやってみてください。続けて3回してください。」

(3) コラージュ制作 30分
 「高校の授業では、理性的な判断を司る左脳が過剰に使われています。しかし学習能力に限らず、人の精神的な中からは、右脳と左脳のバランスが必要とされます。今日は主に右脳を使う授業をしましょう。」と言って、
@ 用意した古雑誌の広告などの切り抜き(生徒一人に40枚程度)・のり・はさみ・B4ケント紙を配る。
A「切り抜きの中で、自分が気に入ったものを切り取って、ケント紙の中に貼っていってください。時間は30分です。」と教示する。
B 「出来上がったら、裏に学年組番号名前と今日の日付を書き、作品に題名を付ける人はその題名を書いてください。」という。

のり・はさみ・画用紙・広告類の4点セット

o1.jpg (10597 バイト)

4点セットさえあれば、いつでもどこでも、コラージュが出来る。

 *生徒の質問の答え方
 質問1〈1つずつ貼っていくのか?それとも、すべて切り抜いた後で貼るのですか?〉
 答:「自分の好きな方でしてください」
 質問2〈すべて貼って、白い部分を無くさなければいけませんか?〉
 答:「自分の好きなように」
 質問3〈字や線を書いてもいいですか?〉
 答:「切り抜きの字を使うのはいいですが、ペンで字や線をかくのは出来るだけさけてください。」
 質問4〈切り抜きが、紙からはみ出てしまったのですが。〉
 答:「出来るだけはみ出さないように作ってください。」
 *机間巡視する中で
 質問のある生徒には答え、とまどっている生徒には適切なアドバイスを与える。早く完成した生徒には題を付けるように促す。

(4) こころのアンケート(後)(効果測定用テスト=事後テスト)5分
 事前テストと同じ内容のアンケートを実施する。

(5) 感想記入 5分
 事後テストの裏に、感想を記入させる。「こころのアンケートの裏に、今日の授業の感想を書いてください。」という。

5 授業の結果
 自己肯定度の得点から、体験群は上昇し、非体験群は下降する傾向がある点が交互作用として表れている。体験群は、コラージュ体験授業によって、有意に自己肯定度の得点が高くなったといえる(表1)。また、その上昇は、男子により有意に表れている(表2)。

 表1 自己肯定度インベントリー体験群と非体験群の比較

  体 験 群 非 体 験 群
人数 89 78
前 平均点 36.73034 36
後 平均点 37.38202 35.73077
+0.65168 −0.26923
有意水準 P<.01 **   NS

                    (注)ウィルコクソン符号付き順位和検定を用いた。

 表2 自己肯定度インベントリー体験群の性別の比較

 男 子 女 子
人数 29 60
前 平均点 37.2069 36.5
後 平均点 38.13793 37.01667
+0.93103 +0.51667
有意水準 P<.05 *  P<.1 +

          (注)t検定またはウィイルコクソン符号付き順位和検定を用いた。

 状態不安得点について、体験群は、コラージュ体験授業によって、有意に下降したといえる(表3)。

 表3 状態不安得点 体験群と非体験群の比較

  体 験 群 非 体 験 群
人数 89 78
前 平均点 36 36.53846
後 平均点 33.57303 35.79487
−2.42697 −0.74359
有意水準 P<.01 **  P<.1 +

(注)ウィイルコクソン符号付き順位和検定を用いた。分散分析の結果、体験群・非体験群間には、交互作用は認められなかった。

6 考察
 自己肯定度の得点の有意な上昇は、コラージュ体験で、自己にしまい込んでいた精神的ストレスなどを、白紙の画用紙上という枠はあるものの、その枠内において、自由に表現できる機会を与えられたため、自分の中に背負っていた精神的な重荷を少し軽く出来たためと思われた。
 そのことは、男子に強く出ていることでも理解できる。ストレスの処理が女性に比べて、うまくできない分だけ、ストレスをため込む傾向があり、それ故に、この体験学習により、ストレスが発散できたからである。
 自己肯定度インベントリーは4つの領域から出来ている。
@一般的自己 A仲間関係での自己 B家庭場面での自己 C学校場面での自己
この4つの内、体験群の前後で、有意さがあったのは、@一般的自己だけである(P<.01)。@一般的自己ほ、自己を見つめる自己ともいえ、青年中期にある高校生にとって、最も悩む問題である。コラージュ体験によって、改めて、自己の個性を確認出来たのではないか。
 自己肯定度インベントリーが変化しにくいのに比べて、状態不安尺度は、変化しやすいものであるが、コラージュ体験による、有意な変化の理由は、コラージュ制作を通して、表現し終わった、ある仕事を完成させたという達成感のようなものがあって、状態不安得点が有意に下降したと思われる。
 コラージュ制作過程は、紙片を選択し、はさみで切り取り、適切な位置にのり付けする、と言う過程からなっているが、これは、ある種の事業のひな形でもある。自己の判断で選択・決定し、自己自身で作業(労働)を行い、そして、仕事をおさめる(のり付けする)。ここには何らの選択基準はない。選択するのも、はさみで切り取る作業も、どの位置にのり付けするかも、すべてにわたって、自由なのである。もちろん、紙という明確な枠組みが存在するが。この行程を終えたものは、だれも、その自分の成し遂げた仕事を眺め、無事に仕事が完成した喜びに浸り、不安を取り払うのである。
 コラージュ体験が、体験群全体に、どのような影響をもたらしたかを見たが、各個々人について、その影響を4人について見ることにする。

 Aくん:自己肯定度の得点33→29(−4);状態不安得点41→29(−12)
コラージュの題:ガンダムバラバラ事件 その現場。物証の数々。犯人はウルトラマンか…?
コラージュ:使用した切り抜き数=17;特徴=バラバラに貼ってある
Aくんでは、自己肯定度の得点が33から29に4点下がっているのは、コラージュのテーマとの関連が強いと思われる。「ガンダムバラバラ事件 その現場。物証の数々。犯人はウルトラマンか…?」という題名とし、実際、ガンダムの絵が細かく切り刻まれて、全体にバラバラに貼ってある。ガンダムの「顔」の部分に向けて、ピストルが貼られ、銃身の先に赤い紙がちぎって貼ってある。中央やや左寄りに小さなウルトラマンが、逆さに貼り付けてある。このコラージュを見ると、Aくんにとって、ガンダムもウルトラマンも同時に自己像の役割をもっている。しかし、ウルトラマンによって、ガンダムはバラバラにされて、同じ自己像が他の自己像によって、攻撃・破壊されたといえる。バラバラになった自己像や、それまでのすさまじい攻撃を目の当たりにして、自己肯定度の得点が下降したのであろう。一方、状態不安得点は、41から29へと−12となり、大幅に低下したのは、難しいテーマを表現し終えた安堵感によると思われた。

Aくんのコラージュ「ガンダムバラバラ事件 その現場。物証の数々。犯人はウルトラマンか…?」
o2.jpg (31442 バイト)
バラバラになったガンダム。真ん中にウルトラマンが逆さに貼られている。

Bさん:自己肯定度の得点43→48(+5);状態不安得点22→22(0)
コラージュの題:なりたい自分になる辞典
コラージュ:使用した切り抜き数=36以上;特徴=はみだし・重ね貼り・ほぼ余白なし・白黒写真を多用している。
感想:何も考えずに作った。私がよく表現されていると思う。とても面白かった。家でやってみよう。そしてへやにかざりたい。
 Bさんは、自己肯定度の得点が43から48に5点上昇し、状態不安得点は22のままであった。何枚もの切り抜きを、重ねては貼り、重ねては貼りをし、また、大きくはみ出しのあるコラージュを見ていくと、心理的問題の大きいBさんの分裂した自己や、自己コントロールの弱さなどを感じる。ほとんどの切り抜きが、他の図柄に重ねられている中で、中央上にどっしりと貼ってある白黒写真が、本人の今の気持ちを表現していると思われる。茣蓙の敷かれた小舟の中で足を曲げて、寝そべっている女性(つまり胎児の格好で)は波にゆらゆら揺れているのであろうか。このイメージが、Bさんを引きつけたと思われる。この小舟の中でゆられる女性と、文字で「なりたい自分になる」という方向性を、このコラージュ体験で発見したことにより、自己肯定度の得点が上がったのであろう。また、状態不安得点22は、きわめて低い値であり、これ以上下がりようがなかったとも言えよう。

Bさんのコラージュ               「なりたい自分になる辞典」
o3.jpg (51593 バイト)
中央上、小舟に寝そべる女性の白黒写真が貼ってある。

 Cさん:自己肯定度の得点34→36(+2);状態不安得点47→29(−18)

コラージュの題:「−−−。」
コラージュ:使用した切り抜き数=1;   
特徴=たった一枚のコラージュ作品
 Cさんのコラージュは、正に中央のど真ん中に、だが、小さなひとりの欧米男性の上半身の切り抜きが、1枚あるだけである。あごひげを生やし、白い服を着た男性は、歯を見せて笑っている。たった1枚の切り抜きを貼って、自己肯定度の得点は+2上昇し、状態不安得点は−18と下降した。約30分間、Cさんは、40枚ほどの切り抜きを見ながら、これと思うものが、最終的には、この1枚に落ち着いたのであり、それを中央の真ん真ん中に貼って満足したのである。友人たちの数多くの切り抜きを貼った作品と比較して、自らの個性を、再確認したかもしれない。

Cさんのコラージュ「−−−。」
o4.jpg (12935 バイト)
たった1枚だけのコラージュ。よく見れば欧米男性の笑顔が見えてくる。

 Dさん:自己肯定度の得点36→39(+3);状態不安得点42→36(−6)
コラージュの題:いろんな気持ち    今、テストも近いふくざつな気分をあらわしてみました。
コラージュ:
  使用した切り抜き数=10
  特徴=人物が大きく縦に貼ってある。
感想:すごくおもしろかったです。自分が思うようにたのしくできてよかったと思います。
 Dさんのコラージュは、中央に大きく黒人のスポーツ選手が手を腰に当てて、すっくと立っている姿が、少し左に傾けて貼ってある。顔は右上を向いている。「空にとどくうた」の文字が欲に貼られていて、テスト前の緊張感がある一方で自信もある様子を示しているように見える。左上の魔女の宅急便の中で主人公キキが思案顔してパン屋の店番をしているカットと、左下のとなりのトトロの中で主人公の妹メイが夕方雨降りの中、父の帰りをバス停で待つ間に、トトロが出ているカットが貼られている。Dさんの少し退屈な、少し不安な、それでいて、何かを期待するような気持ちの表れと思われる。中央上の消化器、右上の左下を向いた戦闘機、右下のしょうゆのペットボトル2本は、緊急事態の備えだったり、テストへの戦いだったり、人生の味付けだったりするだろう。アニメのキャラクターらしきものが、2カ所貼られているが、非情なものを感じさせるし、ビルを手にして持っているところから、学校の規則あるいは、先生のイメージなのかもしれない。題名の通り「いろんな気持ち」が表されており、「たのしくできた」ため、自己肯定度の得点と、状態不安得点が、それぞれ+3と−6と変動したと思われた。

Dさんのコラージュ「いろんな気持ち」
o5.jpg (18354 バイト)
中央の大きい黒人スポーツ選手が印象的。

 以上見てきたように、コラージュ体験授業は、自己啓発・自己理解を促し、自己肯定度の得点を有意に押し上げ、状態不安得点を有意に下降させた。コラージュ体験授業のきわめて優れた特徴を見ることが出来た。ただ、一部の生徒にとって、自己表現が過剰に出過ぎないように注意する必要があろう。事後の感想などを書かせるなどして、このコラージュ体験が、生徒本人にとってよりよいものになるように事後指導も大切と思われた。制作時間・B4の大きさという枠組みをしっかり持っていれば、大きく逸脱した作品は出来ないであろう。現今の方法を自由すぎると思われる場合は、あらかじめ題名を与えて制作させる方法もあろう。

  文献
伊東 博 1983 ニュー・カウンセリング 誠信書房
森谷寛之・杉浦京子・入江茂・山中康裕(編) 1993 コラージュ療法入門 創元社
杉浦京子 1994 コラージュ療法 川島書店
杉浦京子・森谷寛之・入江茂・服部令子・近喰ふじ子 1992 体験 コラージュ療法 山王出版

[資料]
(自己肯定度インベントリー)
前   学年  組  番 名前          男・女   月  日( )
私たちが普段から自分について思っているようなことを表した文章が25あります。あなたが普段感じていることを述べていると思ったら「そうです」の欄に印(○)をつけて下さい。また普段あなたが感じていることとは違うと思ったら「ちがいます」の欄に印(○)をつけて下さい。正しい答とか、間違った答とかがあるわけではありません。自分の感じているままに答えて下さい。
                         そうです  ちがいます
 (例) 私は 勉強をするのが好きです  ( )      (○)
 最初から始めて すべての質問に答えて下さい
1 私は 今の自分とはちがう人になりたいと思います
2 私は クラスのみんなの前では たいへん話しにくいです
3 もしできるなら 自分自身について 変えたいことがたくさんあります
4 私は あまりなやまずに 決心することができます
5 私は つきあってみると おもしろい人間です
6 私は 家ですぐ腹を立てます
7 何か新しいことになれるのに 私は長い時間がかかります
8 私は同じ年ごろの人たちに 人気があります
9 私の両親はふだん 私の気持ちを考えて わかってくれます
10 私はすぐ 人のいいなりになります
11 私の両親は 私に大変期待しすぎます
12 時々 自分がいやになることがあります
13 いろいろなことが ごちゃごちゃになって 私の生活を複雑にします
14 私より年下の人たちは 私の言うことを良くききます
15 私は 自分自身をあまり信用していません
16 私は家を出たいと思うことが たびたびあります
17 私は学校で どうしていいかわからなくなることが よくあります
18 他の人たちに比べて 私はあまりかおだちが良くありません
19 私は 言いたいことがあればふつう それを言ってしまいます
20 私の両親は 私のことをわかってくれています
21 他の人たちに比べて 私はあまり人に好かれていません
22 私はふだん 両親が私に たくさんの事を要求しすぎるように感じます
23 私はしばしば 学校でやる気をなくしてしまいます
24 私はふつう ものごとをくよくよと なやみません
25 私は たよりがいのない人間です

(日本版STAI 状態不安尺度)
今あなたが自分のことをどう思っているかについて(はい)(すこし)(いいえ)の答えから選んで○印をつけて下さい。
1 私は今、落ち着いています。  はい・すこし・いいえ
2 私は今、心が乱れが乱れています。 はい・すこし・いいえ
3 私は今、気楽な気分です。 はい・すこし・いいえ
4 私は今、いらいらしています。 はい・すこし・いいえ
5 私は今、じっとしておれないような気持ちです。はい・すこし・いいえ
6 私は今、ゆったりした気持ちです。 はい・すこし・いいえ
7 私は今、不安です。 はい・すこし・いいえ
8 私は今、のんびりした気持ちです。 はい・すこし・いいえ
9 私は今、何か心配です。  はい・すこし・いいえ
10 私は今、満足した気持ちです。 はい・すこし・いいえ
11 私は今、びくびくしています。 はい・すこし・いいえ
12 私は今、安心しています。 はい・すこし・いいえ
13 私は今、平気な気持ちです。 はい・すこし・いいえ
14 私は今、安らかな気持ちです。 はい・すこし・いいえ
15 私は今、どきどきしています。 はい・すこし・いいえ
16 私は今、何か不満な気がします。 はい・すこし・いいえ
17 私は今、ほっとした感じです。 はい・すこし・いいえ
18 私は今、おびえています。 はい・すこし・いいえ
19 私は今、きんちょうしています。 はい・すこし・いいえ
20 私は今、楽な気持ちです。 はい・すこし・いいえ

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