2007年9月号

特集:読解力の向上を目指す

−実生活に生かせる取組の充実−

    「読解力」は、自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力とPISA調査において定義されており、児童生徒の「生きる力」と相通じる大切な力です。この「読解力」は、実生活や行動との結びつきを意識し、教科国語を中心としつつ、各教科、総合的な学習の時間など学校の教育活動全体を通じて身に付けさせていく必要があります。   
    本号では、研究者の論文や各学校の実践を通して、読解力の向上を目指した指導の在り方や実生活に生かせる取組について考えます。
特集論文  PISA型「読解力」−各教科等で育てる− 文部科学省初等中等教育局主任視学官 田 中 孝 一
 発達段階に応じたPISA型「読解力」の指導 横浜国立大学教授  木 展 郎
 「熟考」による社会科の読解力向上に向けて 兵庫教育大学大学院教授 關   浩 和
随想  フィンランドにおける読解力向上の取り組み 早稲田大学名誉教授
フィンランド科学アカデミー外国会員
中 嶋   博
実践報告  豊かに表現し伝え合う力をつける言語活動 西脇市立西脇小学校教諭 岡 本 多歌子
 「分かる授業」に向け授業の中で読み解く力を育てる 神戸市立岩岡中学校教諭 桧 垣 真 章
 学校設定科目「実践国語」を通じて 県立姫路北高等学校教諭 岡 本 充 博
かるちゅあ  持続可能な地域社会の創造をめざす 宍粟市産業部林業振興課
森のゼロエミッション係長
世 良   智
えすぷり  異文化との出会いで 人形劇団クラルテ前代表 松 本 則 子
連載講座  「命の大切さ」を実感させる教育プログラム(実践編)
 「つながり」の中で生かされている命
県立姫路飾西高等学校教諭 岩 田 一 雄
 「命の大切さ」を実感させる教育プログラム(解説)
 自然の命の循環をとおして自分を見つめ直す
兵庫教育大学大学院教授 古 川 雅 文
魅力あふれる授業づくり  創り上げた知識を運動に生かす単元構想について 明石市立二見西小学校教諭 小 林 大 吾
土と芽  吹奏楽とともに 県立加古川東高等学校教諭 野 村 秀 彦
現代社会と子どもたち  子どもと情報 サントリー株式会社次世代研究所 狭 間 惠三子
連載講座  はじめよう!コーチング(3)
 −コーチングの基本モデル:児童生徒の本音、本心、本気を引き出す−
ICF認定プロフェッショナル・コーチ
TALK開発責任者
加 藤 雅 則
 教職員のメンタルヘルス
 精神科における薬物治療の功罪について
神戸大学医学部精神科神経科講師
神戸大学医学部附属病院精神科神経科外来医長
山 本 泰 司
知っておきたい「法律のはなし」  学校の教育活動と著作権について(3) 文化庁長官官房著作権課課長補佐 大 和   淳
連載講座  実践「心の教育」(79)
 パーソンセンタード・アプローチU
兵庫教育大学大学院准教授 松 本   剛