平成28年度生物工学科通信

洋ラン(カトレア)の人工交配に挑戦 2年生物工学科

2016年4月21日(木)

生物工学科では植物の品種改良とラン科植物を無菌状態での種まき・栽培を行います。3月から4月にかけてはカトレアの原種であるインターメディアという品種について人工交配を行い、新しい品種の作出を目指します。普通の植物とは異なった独特の形の花を持つランの花ですが、全員なんとか交配を行うことができました。後はうまく種ができることを祈るばかりです。

 

生物工学科2年生 集中当番(成長点の培養)

2016年8月5日(金)

夏休みの集中実習として生物工学科の2年生が成長点培養の実験を行いました。植物の葉を全て取り去ると分裂が活発な細胞が観察されます。これを人工的に取り出して育てると、無病の植物が得られるのですが、この細胞を取り出す作業は少しテクニックを必要とするため、何度も練習を行わなければなりません。多くの生徒が苦労しながら細胞を取り出していました。うまく育つことを祈ります。

生物部 ヤマトヤシキ水族館展示

2016年8月6日(土)

ヤマトヤシキとの連携により、初の水族館イベントの実施が行われました。加古川や地域のため池などで発見されることのできる貴重な生物などをパネルと合わせて展示しています。この日のために部員が工夫した水槽レイアウトも必見です。
ちなみに水族館展示は8月15日(月)まで。同時開催の水族館は有料ですが生物部の展示は無料でご覧になれます。
詳細はヤマトヤシキHPでもご確認いただけます:http://www.yamatoyashiki.co.jp/event/hk_event/

生物工学科1年生 組織培養基礎実習

2016年8月19日(金)

夏休みの集中実習として1年生は植物の組織培養の基礎を練習します。まず、植物を植え付ける無菌の培地(必要な栄養素を含むゲルのこと)の作成を行います。その後、本校生物工学科で栽培しているカトレア(ランの一種)のフラスコ苗を無菌状態で培地への移植作業を行いました。実習の説明や指導などは何度も経験している3年生や、研究会のメンバーが積極的に行ってくれました。

生物工学科 香住高校との交流授業

2016年9月21日(水)

昨年度より研究などで連携している香住高校と本校生物工学科3年生との交流授業がありました。課題研究などでは双方で同じような実験を行っているチームもあり、幅広い実験の可能性が広がっていました。香住高校からいただいたサンプルを電子顕微鏡で観察したり、装置を使った分析実験なども行いました。

スーパーサイエンスハイスクール研修交流会 『最高金賞』受賞!!

2016年10月1日(土)

スーパーサイエンスハイスクール研修交流会「農業に関わる研究に取り組む高校生による英語研究発表会」で英語によるプレゼンテーション発表を行いました。
日ごろから農業の研究に取り組む高校生による研究発表会に参加しました。発表はすべて英語で、大学の先生による質疑応答も英語でした。全国から参加した研究チームはどこも工夫を凝らした実験でメンバーは興味津々で聞き入っていました。私たちの発表も丁寧に伝えることができ満足できる内容でした。
最終審査結果はすべての発表の中で最高位となる『最高金賞』を受賞させていただくことができました。他校の発表もとても魅力的な内容だっただけに喜びもひとしおでした。私たちのメンバーは決して英語が得意という意識は持っていませんでしたが、発表に向けて英語科の先生に協力していただき特訓する放課後はとても楽しい毎日でした。

生物工学科 第1回 五代友厚甲子園 最優秀賞を受賞

2016年10月7日(金)

関西の経済の基盤を作ったとして有名な偉人、「五代友厚」を顕彰するべく今年度から開催された「五代友厚甲子園」に、本校生物工学科の生徒が参加し、見事最優秀賞に選ばれました。 会では農業高校独特の、実践的な学びを通じて心身共に良い影響がどのように及ぼすかについての、レポート発表を行いました。

植物育種研究会「未来の植物医師をめざして」

2016年12月5日(月)

生物工学科には植物の病気を治したいという希望を持った生徒たちも入学してきます。最近では果物の甘さを低下させてしまう、ウイルス病を確実に診断し、対策がとれるように専門家の先生たちの指導を受けながら実験に取り組んでいます。今回は兵庫県でたくさん生産されているイチジクの病気を遺伝子レベルで検査する実験をしました。生物工学科にはDNA鑑定をするリアルタイムPCRという装置があります。これを使って県内イチジク産地の力になりたいと考え、植物育種研究会のメンバーは頑張っています。

生物工学科 課題研究発表会

2017年1月17日(火)

3年間の学習の集大成として課題研究発表会が実施されました。
昨年度の研究から引き継いで発展させたものや、今年度から新たに取り組まれた研究など様々な研究がありましたが、いずれも例年なく充実した内容でした。質疑応答も2年生を中心に活発に行われ、時間が足りなくなってしまうほど白熱しました。

生物工学科「県農 花てがみ」 仕込み始まる

2017年1月28日(土)

生物工学科では、地元酒造会社との交流を通じて、生徒たちが採取したサルビアの天然酵母を使った日本酒の醸造を行っています。その仕込みが始まりました。今回は、お酒の元となる「もと」をつくる工程を行いました。気温が低い中、酒米を手作業で洗い、麹や酵母(サルビアから採取した天然酵母)などを樽の中で混ぜる作業を行いました。普段見ることのできない酒蔵での作業に、生徒たちのテンションも高くなっていました。
「県農花てがみ」の人気は高く、問い合わせが殺到し今年度販売分はすでに完売しています。そこで、今年の製造量は去年の約2倍になるそうで、春ごろの販売開始を予定しています。

生物工学科「「県農 花てがみ」 「もと」の分析

2017年2月2日(木)

昨日、生徒たちが仕込んだ「もと」の状態を把握するための分析を行いました。「もと」は樽の中で音を立てており、酵母が活動していることがわかります。分析では、酸度を測定しました。酸度を測定するときは、滴定という方法で行いました。この滴定は「食品化学」という授業で行っており、授業で学習したことがいろんなところで活用されていることを感じることができました。実際にやってみると、色の変化を判断するのが難しく、失敗することもありましたが、最終的には正確に測定することができました。

生物工学科 コメのDNAを見てみよう

2017年2月3日(金)

お米の品種が正しいかどうかを調べる方法としてDNAを調べる方法があります。その方法を今回勉強しました。その品種(例えばコシヒカリ)しか持っていないDNAを(PCRという機械で)人工的に増幅させて、特殊なライトで照らすと増殖したDNAがオレンジ色で反射します。
この技術を利用すれば、パッケージと中のお米が間違えてないかのチェックを行うことが可能です。

生物工学科 「県農 花てがみ」 仕込み作業〜機械での洗米〜

2017年2月5日(日)

今日の仕込み作業は、酒米洗いが中心となりました。前回の酒米洗いは、手作業で行いましたが、製造量が今までの約2倍になったことで、使用する酒米も大量です。そこで、今日は機械を使って洗米を行いました。手作業よりも簡単と思っていましたが、流れ作業で、休む暇もありません。1つ1つの動作を確認しながら、確実に作業を行っていきました。  また、今日はできた日本酒を瓶に詰める作業も行いました。製造メーカが横文字で書かれた時代を感じる機械を使いました。腰を痛そうにしながらも最後までやり遂げることができました。

生物工学科 六次産業研究会 「ゆずりは賞」受賞

2017年2月17日(金)

全国学校農業クラブ プロジェクト発表競技にて、最優秀賞を受賞するなど「農作物の栽培技術の研究開発」に取り組んでいる生物工学科の生徒たちが、ゆずりは賞を受賞しました。授賞式は兵庫県公館でおこなわれ、兵庫県教育長から盾が贈られました。ゆずりは賞は、50年の歴史があり、多くの人々の模範となるような立派な行為や有益な研究・発明をした個人や団体に贈られる賞です。
受賞した代表生徒は「ユズリハの木のように、これからも後輩たちに研究を継続してもらいたい」と気持ちを語ってくれました。

生物工学科 「県農 花てがみ」 もろみの分析

2017年3月9日(木)

「県農花てがみ」の醸造が順調に進んでいます。今日は、もろみの状態を知るためのアルコール度数などの分析を行いました。分析は2日に1回行っており、品質の良い製品を作るために欠かせない工程で、生物工学科の生徒が毎回責任をもって行っています。分析では滴定技術を用いて行います。この滴定は2年生の「食品化学」の授業で行いますが、分析を行ったのは1年生で、四苦八苦しながらも無事終えることができました。

生物工学科 「県農 花てがみ」 しぼり工程

2017年3月10日(金)

もろみを仕込んでから約1カ月、2日に1回行っている分析の結果からいよいよ「しぼり」の工程に入りました。「しぼり」では、もろみを酒と粕に分けます。大きな機械にもろみを入れ、ろ過されるとお酒が出てきます。洗米から始まり、定期的に様子を見てきたもろみがきれいなお酒となって出てきました。「県農花てがみ」独特の香りが漂い、生徒たちは成人式を迎える数年後を想像しているようでした。

生物工学科 六次産業研究会 「加古川市民さわやか賞」受賞

2017年3月22日(水)

この度、全国学校農業クラブ プロジェクト発表競技にて最優秀賞を受賞するなど「微生物を利用した栽培技術の研究開発」に取り組んでいる生物工学科の生徒たちが、加古川市民さわやか賞を受賞しました。
この賞は文化、スポーツその他の分野においてめざましい活躍をし、市民に希望と活力を与えている個人又は団体に対して贈られます。授賞式は加古川市役所でおこなわれ、加古川市長から盾が贈られました。市長との歓談の中で2年生の生徒は「この受賞を自信にし、卒業した3年生の先輩たちのように研究成果を残したい。」と抱負を語っていました。

生物工学科 手柄山温室植物園「カトレア原種展」生徒作品展示

2017年3月24日(金)

生物工学科の生徒は、植物バイオテクノロジーの学習を通じて、ランの無菌培養と栽培に取り組んでいます。今回は、自分たちで育てたランを用いて、ランの原産地をイメージした庭を作成しました。作品と合わせて、カトレアの様々な品種を姫路市立手柄山温室植物園で3月30日まで展示していただいています。また、3月26日の神戸新聞と読売新聞にこの様子を取り上げていただきました。