学校長あいさつ
平成22年4月1日付けで県立尼崎高等学校長となりました柳迫敏博(やなせことしひろ)です。本校教頭から昇任いたしました。よろしくお願いいたします。
本校は、今年で創立87周年を迎える歴史と伝統を持つ地域を代表する普通科高校です。教育目標としては、校訓である「自主・根性・聡明」の精神を養い、「21世紀に生きる力を育み」、「生徒にとって魅力ある学校づくり」をめざしています。
とくに、生命の尊厳と人権を尊重する豊かな人間性をもとに、夢や目標に向かって積極的にチャレンジする生徒を育てるとともに、個々の生徒の進路希望を実現することを通じて、将来地域や社会に貢献できる人材育成に努めています。私は、その具体的な取り組みとして、次の4つの柱を中心に本校の特色化をはかり、本校ならではの教育活動を展開していきたいと思っております。
- 学力向上を基盤に、総合的な人間力形成をはかります。そのために、平成21年度から3年間にわたり、県教育委員会の学力向上プロジェクト校の研究指定を受けました。とくに、生徒の学習意欲を引き出す授業を展開するために、授業方法や教材の改善・工夫をはかるとともに、授業研究の体制づくりを推進しています。また、特色ある教育課程推進の一環として、平成20年度より特色選抜を実施し、教育総合類型を設置しました。「県尼発、先生への道」をキャッチフレーズに、将来教職をめざす地域の人材づくりに努めています。
- 生徒の生きる力を鍛えていくために、キャリア教育を一層進めます。キャリア教育による進路意識や職業観の向上にとどまらず、市民意識の醸成や地域を支える人材づくりをめざします。本校では、平成13年度より「総合的な学習の時間」を「セルフ・ナビ」という名称で始め、現在に至るまでインターンシップを中心に、体験的な学習を重視したさまざまな取り組みを実施しています。その成果を認められて、平成20年には文部科学大臣よりキャリア教育優秀学校の表彰を受けました。
- 生徒の自主性や社会性を育てるために、地域連携を積極的に進めます。地域貢献活動を活発に行うことによって、生徒・学校が地域に育てられて、地域に誇りを持ち、地域での役割を担えるよう成長していくと同時に、地域の教育・文化センター的な機能も果たしていきたいと思っています。また、「インターピープル」という地域との交流行事を本校が主催していますが、地域の各種行事に積極的に参加協力してきたことや地域清掃なども認められ、平成21年度には兵庫県高校生地域貢献事業発表会の阪神地区代表として、生徒たちが発表を行いました。
- 生徒の向上心を刺激し啓発していくために、高大連携をさらに進めます。生徒・教員が相互に行き来し交流することにより、生徒の学習機会を拡大するだけでなく、教員の指導力も高めて、幅広い知的空間を創造していきます。平成20年から関西国際大学と神戸親和女子大学と高大連携協定を結んで、それ以来他大学を含めて生徒・教員がさまざまな企画を通じて学習・交流を深めています。とくに、教育総合類型は豊富な講師陣に来校していただき、ユニークな学習活動を活発に展開しています。将来は、高大連携科目の設置も検討しています。
このような教育活動をどんどん実践し、生徒たちが勉学や部活動・学校行事にいきいきといそしむ姿を通じて、卒業生が胸を張って誇れる学校、保護者が子弟を通わせたい学校、地域に開かれるとともに高い評価と信頼を得られる学校をつくっていきたいと思っています。
最後になりましたが、保護者の皆様を始め、同窓会や地域の方々、その他関係者の皆様に、深いご理解と温かいご支援をお願い申し上げまして、着任のご挨拶とさせていただきます。