校長室の窓から No.62

        平成26年3月20日

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はじめに

厳しい冬の寒さも去り、ようやく暖かい春の日差しが校長室の窓から差し込むようになりました。
前回号から三ヶ月もたってしまいましたが、学校でいうところの平成25年度も3月31日で終了いたします。

卒業式が終わり、高校入試も終わって今年度の大きな行事をすべて終えることができました。これも多くの皆様に支えてきていただいたお蔭だと思っております。

今回のNo.62が平成25年度の最終号となります。また、私にとってもこの県尼での校長としての最後のコメントとなります。2年間、本当にありがとうございました。今後ともこの県尼へのご理解とご協力、そして、ご指導のほどをどうぞよろしくお願いいたします。

男女とも1年生が優勝した校内マラソン大会

1月31日(金)、寒風が頬にしみる武庫川河川敷で、マラソン大会が行われました。

前日に雨が降りコースコンディションが心配されましたが、ランニングコースにはほとんど問題がなく、定刻どおり号砲とともに男子からスタートしました。男子は、昨年と同じ10kmの距離でしたが、女子は、昨年までは5kmのところを今年は7kmと距離が延びました。

女子の場合、学校のグランドでの授業中に練習を重ね、5kmまで走れるようになっていたとのこと。「7kmなんて、しんどそーっ!」と言う声が、スタート前には、あちこちで聞こえていたのですが、実際ゴールした女子生徒の口からは「授業のときよりも楽やったー!」と言う声が多く聞こえました。

男子生徒の10kmでも言えることですが、狭いグランドで授業用のコースをぐるぐる回るほうがかえって疲労感がたまるものなのです。未知の距離(男子10km、女子7km)も、武庫川の河川敷を走るときは、学校とは違う風を受けて、移り変わる景色を見ながらのランニングのほうが気分的にリラックスして走れるので、また違った疲労感になったと思います。

さて、今年の結果は、なんと男女とも1年生が優勝しました。以下にベスト10の皆さんを掲載しました。「上位入賞した皆さん、おめでとう!」そして、最後まで全力を尽くして走りきって「完走した皆さん、よーく頑張った!りっぱ!!」

走り終えた後、PTAの方々からいただいた飲み物を飲み干して、ホーッとため息をつきながらも、皆さんの顔から爽やかな笑顔がこぼれていたのが印象的なマラソン大会でした。

 <男子>
 順位  学年・組 氏 名 
 1  1-1  東  魁星
 2  2-1  藤岡 大吾
 3  1-3  御船 竣伍
 4  2-3  松下 大起
 5  2-4  吉村 駿志
 6  2-6  瀧本 赳史
 7  2-3  福井 久嵩
 8  2-7  今井 良馬
 9  1-5  田中 悠典
 10  1-2  川瀬 伊織

 <女子>
 順位  学年・組 氏 名 
 1  1-4  山本 春華
 2  2-7  石本みゆき
 3  2-3  廣瀬 風花
 4  2-3  東  美澄
 5  2-1  永本 結子
 6  1-8  北  理子
 7  1-2  市岡 花菜
 8  1-6  芝 加奈実
 9  1-5  山口杏日加
 10  2-3  安岡 朝香

「教育と絆」コース  初の推薦入試を2月12日に実施!

平成20年度からの本校の特色選抜として実施されてきた「教育総合類型」は、来年度より新たに「教育と絆コース」に改編されることは、皆さんもよく知っていることだと思います。

新2・3の教育総合類型の皆さんと同様に“県尼発「先生への道」”というキャッチフレーズはそのままに、さらに新たな取り組みを行っていこうというものです。
平成26年度からは、この「教育と絆コース」だけでなく、新2・3年生の「教育総合類型」の皆さんにも新しい取り組みにチャレンジしてもらいたいと考えています。

どんなことに取り組むのかは、4月以降をお楽しみに!!

感動! 中学校の校長先生方も絶賛のすばらしい卒業式でした!

2月28日(金)に第66回生の卒業式が行われました。

厳粛な雰囲気の中、卒業生・在校生、そして先生方の温かい心のこもったすばらしい卒業式でした。私
は、教師として多くの卒業式を体験してきましたが、こんなすばらしい卒業式はなかなか体験できるものではないと思います。卒業生の皆さんの前途が、幸多きものになるよう祈っています。


以下に卒業式における私の式辞を掲載させていただきます。

<式 辞>
茅渟(ちぬ)の海を越えて吹きくる風にも、六甲山(むこやま)の光れる雲にも、希望に満ちた春が、確実に近づいていることを感じられます本日この佳き日に、多数のご来賓の皆様、並びに、保護者の皆様のご出席を賜り、ここに兵庫県立尼崎高等学校第66回卒業証書授与式が挙行できますことを大変うれしく思います。ご多用の中をご臨席賜りましたご来賓の皆様には厚く御礼申し上げます。また、保護者の皆様には、お子様の卒業を心よりお喜び申し上げます。

さて、ただ今卒業証書を授与いたしました第66回生269名の皆さん、卒業おめでとう。
皆さんは、本校が創立90周年を迎えた記念すべき平成25年度の卒業生です。昨年の11月2日に行われた創立90周年祈念式典における三年生諸君の凛とした姿は、県尼生の心意気を強く感じさせてくれるものでした。

3年前、尼崎市内をはじめとした多くの中学校から本校に入学され、期せずしてこの県尼で多くの友人に出会い、一人ひとりがそれぞれの思いを持って高校生活を過ごされてきたことと思います。

達成感よりも後悔のほうが多い3年間であったかもしれませんが、それは青年期の常であり、それらの日々の積み重ねを経て、今日の日を迎えました。その陰には、皆さんの成長を願い、言葉には出さずとも思いを共有してくれた家族や先生、友達の支えがあったことを忘れないでください。そういう陰の支えがあって、人間的にも大きく成長してくれたものと思います。

本校は、従来から体験的な学習を重視してきましたが、皆さんは、入学そうそう「セルフ=ナビ」という耳慣れない名前の授業を通して、中学校の時とは違った職場訪問を経験しました。自分たちで興味ある職場を選び、自分たちで直接電話をかけ、相手に要件を伝え、アポイントを取って、その職場を訪問する計画を立てることから始まりました。
あの時、特に、最初に電話をかける担当だった人は、言葉遣いの難しさを痛感し、胸がドキドキしたことを覚えているのではないでしょうか?そのようなキャリア教育の他に、北海道修学旅行、校外清掃などの地域貢献活動、と様々な学習活動に取り組んでくれました。また、教育総合類型は、小学校での「模擬授業」のほか「子どもクラブ」での実習、大学の講義を大学生と一緒に受け、大学生とともに学ぶという経験もしました。
このような様々な体験を通して、 皆さんは、少しずつ自分の「夢の実現」に向かって歩んできたのではないでしょうか。

私は、皆さんの前で、よく「夢」ということについて話をしてきたと思います。夢を実現させることは、けして簡単なことでありません。そのためには「努力」が必要です。しかし、「これでもか!」と言えるほど努力しても、なかなか報われない時もあります。努力が報われるのは、人によってタイミングがあるようです。すぐに報われることもあれば、すごく時間がかかる場合もあります。そんなときは、チャンスが巡ってくるまで、じっと「耐えること」つまり「忍耐」が必要です。

でも、耐えてばかりいると、いつしか心が乾いてきて「つらい」気持ちになってきます。そんなとき「愛」というものが大切になってきます。ここで言う「愛」とは、男女の間のことだけでなく、親、兄弟、友人、先生、近所のおじさん・おばさんとの関係の中にもあるものです。何気ない会話の端々に自分を支えてくれるヒントがあったり、たとえ言葉に出さなくても自分を見守ってくれている人からの思いやりなど、それが、すべて「愛」であり、心の渇きを潤してくれるものとなります。

皆さんの卒業に当たって、私の好きな言葉ということで、以前にもお話をした言葉を贈ります。それが「努力と忍耐、そして愛!」です。それともうひとつ、これも皆さんに話をしたことがある言葉です。「自分の夢を実現させるために最も大切なことは、その夢を見続ける力を持つことである!」。

 しかし、これからの人生において、自分の思い通りにうまく事が運ばないで、夢をあきらめそうになることもあるかもしれません。また、年齢を重ねるほどに、現実の生活に追われて、いつしか「夢」を忘れがちになってしまうこともあるかもしれません。「夢」というものを見失ってしまうと、自分の人生の中で、その夢を実現させるチャンスも見えなくなってしまいます。たとえ、心の奥のほうにしまい込むことがあっても、その「夢」を見続けてください。「夢」は年齢とともに変わるかもしれません。   でも、自分の「夢」というものは、何歳になっても持っていてほしいと思います。18歳の今はもちろん、一つの夢が実現したら、たとえ40歳・50歳・60歳になっても、その時々で「自分の夢」を大切にしてください。

「人生80年」という言葉があります。その長い人生における、大人としての世界への「扉」が今、皆さんの前に大きく姿を現したのです。どうぞ、あらんかぎりの力を込めて、その扉をたたいて、押し開いてください。その扉の先では、ある時は、苦境に立ち、力の限り一人で踏ん張らなければならない時もあるかもしれません。そんな時には肩の力を抜いて、まわりをよく見まわしてください。きっと、皆さんを見守ってくれている人が必ずいるはずです。

さあ、いざ旅立ちの時です。新しい世界に向かって、大きく羽ばたいてください。

終わりになりましたが、保護者の皆様に申し上げます。お子様たちは、今日をもって本校を巣立ちます。我々教職員一同、努力を重ねてまいりましたが、微力な面もあり、ご期待に添い得ないこともあったかとは存じますが、この間、本校発展のため、終始ご理解とご協力を賜りましたことに、心からお礼申し上げます。今後とも、皆様とともにお子様たちのご活躍に、エールを送り続けたいと思います。

ふたたび、ご来賓の皆様方には、公私ともご多用の中、わざわざご臨席を賜り、卒業生の門出を祝っていただきましたことに、心からお礼申し上げます。
それでは、第66回生の皆さん、皆さんの洋々たる前途を祝福し、限りない可能性を願って式辞といたします。

平成26年2月28日
兵庫県立尼崎高等学校長 山田三千夫

ファミリーコンサート 多くの方々のご来場に感謝します!

今回も大勢の方々にご来場いただき、本当にありがとうございました。尼崎市内はもとより、伊丹・西宮・芦屋・宝塚・神戸からもお越しいただきました。

子どもたちが本校吹奏楽部の演奏やダンス・音楽劇に目を輝かせながら聞き入り、そして、一緒に踊り、座席から身を乗り出すようにして音楽劇に見入っている姿に、私の顔も思わずほころび、心が「ほっこり」とした気持ちになりました。

そして、その子どもたちを連れてきていただいたお母さん・お父さん・おじいちゃん・おばあちゃんも笑顔になっていて、音楽は世代を超えて心に響くものだということを改めて感じました。

吹奏楽部の皆さん、顧問の先生方、裏方として影から支えてくれた運動部・生徒会の皆さん、お疲れ様でした。そして、多くの人たちを笑顔にしてくれて、ありがとう!!

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