校長室の窓から No.49

        平成24年4月16日

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はじめに

4月1日付けで県立尼崎高等学校長に任命されました山田三千夫と申します。
実は、平成13年4月から平成19年3月までの6年間、本校で教諭として勤務しておりました。そして、5年ぶりに本校へ校長として戻ってまいりました。どうぞよろしくお願いいたします。

今日はとりあえず、次の二つのことを申し上げたいと思います。
まず、私の最初の大仕事として、4月9日に挙行されました第67回入学式で式辞を述べました。これを下記に掲載いたします。拙い内容ではありますが、新入生、そして在校生全員への思いを込めさせていただいたものです。ご一読いただければ幸いです。

次に、このコラムのタイトル名ですが、正岡前々校長(元県立尼崎北高等学校長)、そして、柳迫前校長(現県立尼崎稲園高等学校長)が書いてこられた「校長室の窓から」を、ご本人の承諾を得て引き続きそのまま使わせていただくことになりました。歴代校長ほど文章はうまくありません。また、とても筆まめな人間とは言えません。皆様に県尼の様子や学校としての考えなどをお伝えしたいと思いますが、忘れたころに「やっと・・・」という調子になるかもしれませんが、お許しください。

そして、この「校長室の窓から」をご覧になっていただいている保護者・地域の皆様、同窓生の方々には、どうぞ今まで以上にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、着任のご挨拶とさせていただきます。

第67回入学式式辞

まず冒頭に、昨年の東日本大震災から一年が経ちましたが、亡くなられた方々、被災された方々に改めて心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。そして、一日も早い復旧復興がなされますようにお祈り申し上げますとともに、本校としても、できるだけの支援協力をいたしたいと思っているところであります。

このような日本全体を震撼させる悲しい出来事がありましても、季節は巡り厳しかった冬を越え、春の気配が感じられる時期となりました。桜咲くこのよき日に、ご多忙の中、多数のご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、兵庫県立尼崎高等学校第67回入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。

ただ今、入学を許可いたしました280名の新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。皆さんを本校にお迎えすることができ、教職員、在校生一同大変うれしく思っております。

新入生の皆さんは、本日より、晴れて兵庫県立尼崎高等学校の生徒となりました。この県尼は、地域の伝統校として88年の歴史を持っており、今年は89周年、そして来年は90周年を迎えることとなります。

本校は、これまで永きにわたり優秀な方々を多数輩出し、地域に貢献することで地元の信頼を得て参りました。これは諸先輩方の努力の積み重ねによるものです。皆さんも、今日からは歴史と伝統ある県尼生の名に恥じないよう、ぜひ責任と自覚を持って行動してほしいと思います。

本校の教育目標は、校訓である「自主・根性・聡明」の精神を養い、「21世紀に生きる力を育み」「生徒にとって魅力ある学校づくり」を目指すことにあります。

特に、命の尊厳と人権を尊重する豊かな人間性をもとに、夢や目標に向かって積極的にチャレンジする生徒を育てます。同時に、個々の生徒の進路実現を達成し、将来、地域や社会に貢献できる人材の育成に努めています。

さて、新入生の皆さんは、人生80年という言葉を聞いたことがあるでしょう。大人への階段の入り口にさしかかった今、これからの人生をどのように生きていくか、ということをそろそろ真剣に考える時期にきたと言えます。将来、どのような職業に就きたいのか、またどのような学問を修めたいのか。そのためには、今、高校生となった自分は何をすべきなのか、人生を逆算しながら考えると見えてくるものもあります。

自分の夢の実現に向かって、あるいは、その夢を見つけるために、県尼生となった今日から、一日一日を大切にしてください。そして、心の片隅にいつも覚えていてほしい私の好きな言葉を皆さんへのエールの言葉として贈ります。

「自分の夢を実現させるために最も大切なことは、その夢を見続ける力を持つことである!」

高校生活は、楽しいことがたくさんあります。新しいクラスメイトとの出会いは、その第一歩です。そして、部活動に入部してください。運動部で大いに汗を流すのも良し、文化部で自らの探究心を深めるのも良し、部活動で大いに自分を磨きあげてください。

しかし、ひょっとすると高校生活は、楽しいこと以上に苦しいことやつらいことのほうが多いかもしれません。ときには、夢を忘れそうになることがあるかもしれません。しかし、皆さんは、けっして一人ではありません。学校には、クラスメイトや先輩がいます。家に帰れば、家族、ご近所のおじさんやおばさんもいます。そして、何よりも県尼の先生方は、みなさん一人一人の夢の実現のために力の限りサポートします。しっかりと自分の夢に向かって進んでください。

また、保護者の皆様には、改めまして心よりお祝い申し上げます。私ども県尼の教職員は、全力でお子様の教育活動に取り組んでいくことをお誓い申し上げます。愛情をこめてお子様を見守るとともに、時には厳しく指導させていただくこともあろうかと思います。しかし、私どもだけでできることには、当然のことながら限りがございます。学校・家庭・地域の三者がお子様のためのサポーターとして連携していけますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げる次第です。

最後になりましたが、ご来賓の皆様にはご多忙にもかかわらずご臨席を賜り、高いところからではありますが、厚く御礼申し上げます。この若者たちが人として成長していく大切な時期に、ぜひとも手助けとなるお力添えをいただきますようお願いをいたしまして、式辞とさせて頂きます。

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