校長室の窓から No.42

        平成23年9月1日

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はじめに

9月1日の2学期始業式は、久しぶりの体育館での集会となりました。

というのは、耐震補強工事のため、6月中旬から8月末まで体育館が立ち入り禁止になっていたからです。その間、授業や行事、とくに部活動においては生徒諸君には非常に迷惑をかけました。1学期の終業式も放送で行いました。これでやっと元通りの活動ができると一安心しています。
被災した東北の学校のことを思えば、その大変さは比べようもないのでしょうが、壇上から生徒諸君の顔を直接見ながら、つくづく日常の大切さを感じたしだいです。

さて、2学期は、3年生にとっては進路決定への最終コーナーとも言える時期です。まだ見えぬゴールが不安なのは皆いっしょです。自分だけではありません。しかし、コーナーを曲がり切ればゴールが見えます。ひたすら前を向いて、一気に駆け込むことです。安易に妥協せず、悔いの残らないよう全力疾走してほしいものです。それぞれ目標は違っても、努力した者にしか、しかるべき成果は与えられません。

2年生は、9月には修学旅行という大きな行事が控えています。
全員無事に帰着することはもちろん、心のお土産をたくさん持って帰ってきてくれるものと期待しています。また、同時に、毎日の授業にも怠りなく取り組んでください。忙しくしんどいことがあっても、段取りをつけていろいろなことを確実にこなしていくことで地力が増していきます。この時期の鍛錬を怠っていては、伸びるものも伸びません。

1年生は高校生活において、もう初心者ではありません。高校生として必要なことをどんどん身につけていってください。それには、勉強、部活など、それぞれ積極的に挑戦してみることです。時には、失敗することもあるかもしれませんが、それを怖れていては何事も成し遂げられません。最近はやりの「失敗学」ではありませんが、冷静な分析と真摯な反省さえできれば、失敗から学ぶものは必ずあります。

四者懇談会を開催

今年度第1回の四者懇談会を、7月21日(木)14時より本校 会議室にて開催いたしました。

この会は本校独自のもので、平成 16年度より毎年2~3回程度定期的に開いています。四者とは、地域(本校に隣接する4つの社会福祉協会長〔町内会長のこと〕)、保護者代表(PTA役員)、生徒代表(生徒会役員)、教職員代表(校長、教頭、事務長、総務部長、生徒指導部長、学年主任)のことを指し、この四者が一堂に会して、さまざまなことを話題に意見交換する場です。同じ地域をともにするという基盤の上で、共通理解を深め、連携を密にして相互に発展していこうという趣旨で始まりました。

懇談の話題は、校内の状況や生徒の様子、地域から見た県尼の姿など多岐にわたりますが、今回まず自己紹介の後、次のような意見が出ました。

○ 地域から

  • しっかり勉強して、スポーツでも頑張ってほしい
  • 交通マナーをしっかり守るように
  • 地域の評判は良い、風紀も一番良い

○ 保護者から

  • 地域から県尼は期待されている
  • 自分の見聞としては、県尼の評価は上がってきている
  • 挨拶ができる、合唱コンクールもすばらしい

○ 生徒から

  • 県尼は落ち着いていて生徒の仲も良い
  • 「インターピープル」などの行事を自分たちで改良していきたい
  • もっと勉強して部活も盛んにしたい
  • 生徒と教師がもっと意見交換できるようにしたい
  • 県尼はルールがしっかりしている

○ 教職員から

  • 挨拶ができる生徒が増えてきた、もっと自主的に動けるようになってほしい
  • 県尼はいろいろな意味で良くなってきた、とくに生徒と教師の関係が良い
  • 生徒会がしっかりしている、部活も活発になってきた

これらの話を受けて、主に生徒会活動と学校行事について意見が交わされました。
とくに、生徒の方からは、「生徒会でアンケートを実施して生徒の意見を集約したい」「学校行事の企画・運営をもっと生徒会に任せてほしい」「クラス会長(学級委員長のこと)がもっと活躍するようにしたい」「いろいろな先生の意見も聞いてみたい」「全校生にもっと発言できる場がほしい」等々いろいろと前向きな意見が出されました。

これに対して、教職員の方からは、「全校集会の時に積極的に発信していったらよい」「『インターピープル』など学校行事について、具体的な提案を考えてほしい」という意見が出されました。また、この様子を見ておられた地域の方が、「生徒会がやる気満々なのには感心した」と述べられる場面もありました。

私自身はけっこう内容のある意見交換であったと思いましたが、お互い言い放しに終わるのではなく、この機会を通じて、さらに建設的な話し合いが積み重ねられ、生徒会諸君が県尼に新しい風を吹かしてくれることを期待していますし、また、可能であると考えています。そういう気持ちから、閉会の挨拶で私は、「県尼に来て学校生活が楽しいと言ってくれる生徒が多いのは理屈なしにうれしい、しかし、良い評判に甘んじることなくさらに新しい伝統をつくっていってほしい、そのためには、常に課題意識を持って実行力をつけていってほしい」と締めくくりました。

以上で今回は閉会となりました。次回は来年3月に開催予定です。お忙しい中、出席いただいた方々には心より感謝申し上げます。限られた時間の中でしたが、有意義な懇談ができたのではないかと思っております。

今年度の第1回学校評議員会を開催

今年度第1回の学校評議員会を、7月26日(火)14時より本校会議室にて評議員5名全員(田中和典、三木右至、真柄容子、三宅奈緒子、山本裕之の各氏)のご出席をいただき開催いたしました。

学校側は校長はじめ教頭・事務長・部長・主任(代理含む)合わせて13名が出席しました。

冒頭、校長より今年度の学校経営方針として、重点目標の4本柱(学力向上、キャリア教育、地域連携、高大連携)について、実績を踏まえ今後とも継続して強力に推進していく旨の説明を行い、現時点での課題と展望についてもお話ししました。残念ながら、私は緊急の出張が入ったため、途中退席しましたが、その後、各部長・主任から担当部署の今年度の実践目標についての説明を行いました。

本校では、学校評議員には学校関係者評価もしていただいておりますので、以前から教職員と直接質疑応答や意見交換をしていただいています。

事後報告では、評議員の方々からは、「夏休みの中期補習はよいことだ」「将来の学区再編に備えて、中学生が来たい学校にならなければ」「学校掲示板をもっと大きく、はがれないようにすべきだ」「(教育総合類型で実施した)子どもクラブの取り組みはすばらしい、ボランティアは社会とつながることになる」「高校では学校開放はどうなっているのか」「県尼の評価は上がってきている」「地域に愛される学校として、はっきり見える情報発信が必要」等々のご意見や質問をいただいたようです。真摯に対応して、年度末にはいくつかは改善できていることをご報告できればと思っております。

次回は12月に開催予定です。

短信

金楽寺老人クラブ粋心会連合会研修会に本校生が出演

本校に隣接している金楽寺地区の老人クラブ粋心会連合会の納涼研修会が、7月24日(日)に金楽寺会館で開催されました。

以前から交流を続けている関係で出演依頼を受け、本校生3組が出演しました。3年中桐北斗君が落語を、同じく3年仁張真希さんが歌を、2年浅野有加里・堀田由佳さんが紙芝居を披露し、集まった100名近い方々から盛大な拍手をいただきました。

学校の基本方針として、本校は従来から地域との連携に力を入れてきましたが、その結果、いろいろな団体と相互に行き来することができています。粋心会連合会もその一つです。地域に住むさまざまな世代が肩肘張らずにふれあう機会を大切にし、日頃途絶えがちな会話や対話を積極的に行うことで、相互理解・尊重ができればと思っております。その上で、地域とともに歩む県尼の存在を認めていただければ幸いです。

本校吹奏楽部が「ココエ」で「ゆかたコンサート」

本校吹奏楽部が、8月28日(日)にJR尼崎駅北側の大型商業施設「ココエ」で「ゆかたコンサート」を行いました。

前日の27日に予定していたのですが、突然の夕立でこの日に順延となり、午後5時から約1時間、2階広場で計18曲を演奏しました。夏らしく46名の部員全員が浴衣姿で登場し、「AKB48」の曲などでは歌や踊りも披露しました。買い物に来られていたたくさんの方々がしばし足を止められ、手拍子をするなど大いに楽しんでいただけたようです。アンコールもありました。

この模様は、翌日の「神戸新聞」朝刊でも紹介されました。本校では、地域にある学校として普段から地域での活動に力を入れておりますが、いろいろな面で地域の活性化に少しでもお役に立てればと思っています。

今回いただきました皆様の温かいご声援とご協力に感謝いたします。

松岡昭彦先生 「2011県展」で大賞・知事賞を受賞!

本校教職員の松岡昭彦先生(美術担当、3年主任)が、この度、「2011県展」洋画部門で大賞・知事賞を受賞されました。
おめでとうございます。作品は「馬と少女」というタイトルで、私も実際に展示会場の原田の森ギャラリーまで足を運びましたが、まさに左の新聞の見出しにあるように、茫洋とした中にも不思議な存在感をたたえた大作でした。

また、松岡先生は美術部の顧問としても熱心に生徒を指導しています。その指導のもと、部員たちは作品制作に取り組み、各種コンクールに積極的に出展しています。ちなみに、平成20年度には、文化部のインターハイともいうべき全国高等学校総合文化祭に、部員の61回生涌田詩織さんが県代表として出展しました。

予告

第2回県尼オープン・ハイスクールを9月10日(土)に、
公開授業(授業参観)を9月8~10日に開催します

前号でご案内申し上げました、第2回県尼オープン・ハイスクールと公開授業について、再度ご案内いたします。

第2回県尼オープン・ハイスクールは9月10日(土)午後に開催いたします。

内容は、6月に実施しました1回目と同じです。詳細については、すでに市内中学校長宛にご案内を発送いたしましたので、参加をご希望の方は中学校を通じてお申し込み下さい。市外の方は、本校教頭に電話(06-6401-0643)で問い合わせてください。お忙しいとは存じますが、ありのままの県尼を見ていただいて、受検の参考にしていただければ幸いです。ぜひとものご来校をお待ちしております。

公開授業(授業参観)は本校保護者、小中学校の先生方、地域の方々などが対象です。9月8~10日の3日間の午後であれば、ご都合のよい時間帯に自由に授業を見学できます。学校の様子や授業について直に見ていただき、ご意見を賜ればと思っております。事前の申し込みは不要です。当日玄関事務室前で受付をしていただければけっこうです。ぜひとも時間をつくっていただき、ご来校ご参観をしていただきますようお願い申し上げます。

なお、本校ホームページのトップページ「お知らせ」欄に第2回県尼オープン・ハイスクール及び公開授業について詳細を掲示しておりますので、ご覧ください。

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