校長室の窓から No.41

        平成23年8月1日

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はじめに

6月に「花ボランティア」で植え替えをした花々が、暑さにもめげず校内のあちらこちらで盛んに咲き始めました。
その中を、生徒たちが汗を拭きながら登校してきます(写真)。

また、授業では、いろいろな取り組みがなされています。

今回は2つ授業風景をご紹介いたします。
写真②は、本校独自の学校設定科目「コミュニケーション」の実習で、近くの慈愛幼稚園のご協力を得て、生徒が園児たちに「読み聞かせ」をしているところです。

写真③は、家庭科「食文化」での調べ学習の発表の様子です。今回は世界各国の料理紹介というテーマで、自分たちで調べる以外に、実際に現地を旅行した教職員にインタビューをしたりしました。

写真② 写真③

職場訪問を実施

今年も7月12~14日の3日間、1年生全員が恒例の職場訪問を行いました。

職場訪問は本校の特色の一つとも言える取り組みで、本校におけるキャリア教育の根幹をなすものです。そこで、その成り立ちや内容について若干説明したいと思います。

本校では、平成13年度から総合的な学習の時間(校内では「セルフ=ナビ」という名称をつけています)の一環として、1年生全員で職場訪問(体験・見学)を実施してきました。独自テキストにもとづいて、生徒自身が主体的に訪問企画書・アポ取りなどの事前準備から、本番の就業体験(インターンシップ)、事後の報告書作成・礼状発送までできるよう指導しています。例年、7月中旬の原則3日間、各グループに分かれての就業体験(インターンシップ)を行っており、今年度は101事業所の協力を得て実施しました。実施後、グループごとに壁新聞を作成・掲示し、各クラスでの報告会を開きます。最後は、各クラスから代表グループを2班ずつ出して、学年全体で発表会を行います。そこでは優秀賞の表彰も行う予定です。

この職場訪問では、生徒が失敗や試行錯誤しながら社会への仲間入りをリハーサルし、自分の将来や仕事・職業についていろいろ思い巡らし考えることで、自主性・社会性・積極性や「生きる力」を身につけていってくれることを意図しています。また、一過性の取り組みではなく、3年間の「セルフ=ナビ」の中で、他の取り組みと相互に関連付けながら目標を達成できるようプログラムしています。

なお、大半の事業所からも概ね肯定的な評価をいただいております。改めてこの場を借りまして、生徒たちのために、お忙しい中ご無理なお願いにご協力していただいたことに心より感謝申し上げます。

ここで、生徒たちの報告書の中から一部抜粋してご紹介しますと、

「(いまふくゆうゆう保育園)子ども同士がケンカしたら、どういう対応をしたらいいかわからなかったけど、先生方を見てわかりました。言うことをきかない子には、言い方を変えて、その子が納得して自分でできるようにする。普段周りに小さい子がいないので、2日間新鮮な体験ができてとても良かったです。」

「(須磨海浜水族園)飼育員さんへのインタビューや、普段見ることのできない裏方を見せてもらったりと、貴重な経験をさせていただきました。そのことによって、その後の園内見学での見方が少し変わって見れたことがおもしろかったし、いい経験になりました。本当に楽しかったです。」

セルフ=ナビ セルフ=ナビ

兵庫県教育委員長西村先生の特別講義

7月15日(金)午後に、兵庫県教育委員会教育委員長西村亮一先生をお招きして、本校2・3年理系クラス約80名に対して特別講義を行いました。

西村先生は尼崎市内で開業されている医師で、当日も午前中の診察を終えられて本校に駆けつけていただきました。テーマは「脳のお話」ということで、先生が日頃から研究されていることを高校生にも分かるようにかみ砕いて話していただきました。今回は理系生徒に科学のいろいろな分野に興味を持ってもらおうということで企画したのですが、提出された感想文には次のようなものがありました。

「『脳』について」は、理系にとってとっても興味深い話でした。でも、講演会までに僕自身、脳について調べたり不思議に思ったりしたことはなかったと思うほど、脳について無関心でした。(中略)このように現代の進んだ技術があっても、脳の疑問というのはなくなることがない、それほど不思議なものでおもしろいものだなと思いました。今、脳の古い皮質が注目されているそうです。もしかしたら、将来にはその研究に関わっているかもしれません。」

西村先生には、大変お忙しいところをわざわざお越しいただき厚く感謝申し上げたいと思います。

短信

水泳部 福岡鈴佳さん 近畿大会出場!

前号でご紹介しました水泳部の福岡鈴佳さん(2年4組)が、7月22~24日に大阪市なみはやドームで開催された近畿大会に出場しました。

出場種目は50m自由形と100m自由形ですが、50m自由形は2年連続出場でした。

それに先だって7月11日(月)に、顧問の田中万逸先生とともに校長室に来てもらい、私の方から本校教育活動振興会からの奨励金を手渡すとともに、激励をいたしました。その中で、本人は「昨年よりも順位を上げてきたい」と語っていましたが、言葉通り、近畿大会では100mは見事自己ベストを更新し、順位を上げました。残念ながら、両種目とも全国大会出場はなりませんでしたが、応援に行った甲斐がありました。

なお、8月下旬に東京で行われる全国JOCジュニア・オリンピック夏季大会50mバタフライにも出場が決定しているとのことです。

顧問と

心肺蘇生法・AED研修会、避難訓練を実施

7月6日(水)期末考査期間中の午後を利用して、本校教職員対象の心肺蘇生法・AED研修会を行いました。

日本赤十字社兵庫県支部から2名の方に来ていただき、本校教職員28名(出張や休暇を取っている者を除いて)に対して指導していただきました。視聴覚教室を会場として、2時間ほどダミーを用いて心肺蘇生法及びAED(自動式体外除細動器)の使用法について実技の講習を受けました。教職員の中には、すでに何回も講習を受けた者もおり、また初めての者もいましたが、講習を終えて、改めて全員が救急法を習熟しておく大切さを再認識したしだいです。

本校はたくさんの生徒・教職員の生命や安全を預かっています。したがって、当然日頃から校内外で事故等が起こらないように対策や予防(指導も含めて)を講じているつもりです。たとえば、今年度から寄付されたAED1台を体育館に常備し、広い校地を既存のものと計2台でカバーできるような体制にしました。しかし、実際にはいつ何時事故が起こるかもしれません。事故が発生した場合に、あわてず確実に必要な救急措置がとれるように今後とも教職員全員で研修を積んでまいりたいと思っております。

また、7月15日(金)4限に全校生徒による避難訓練を実施しました。今回は、訓練火災発生の放送を合図に各教室からグラウンドへ移動し、集合・点呼を行うというもので、生徒たちは比較的敏速に行動してくれました。前回の昨年12月に実施した時は点呼完了まで6分45秒かかりましたが、今回は6分16秒でした。目標は5分ですが、徐々に改善できていると思います。

最後の講評で、東日本大震災での学校における児童・生徒の被災のことを話し、万が一にも、私たちが住むこの街に再び阪神淡路大震災のような大きな災害が起こっても、800名以上の生命のうち誰一人の生命も奪われることがあってはならないようにしたい、そのためには、あわてず、まず自分の身は自分で守れるように訓練で身につけてほしい、次に一人一人が危機を察知して自ら行動できるような意識を持ってほしい、と述べました。

3年が校外清掃を実施

前回6月22日(水)に2年生が校外清掃を行いましたが、今回は3年生が期末考査後の7月12日(火)の4限を使って実施しました。

当日は、私はあいにくの出張で生徒たちと一緒にできませんでしたが、担当者の話によると、生徒たちは小雨の降る中、手際よく取り組んでたくさんのゴミを集めたようです。やはり人数の力は大きいと思います。地域の人たちと協力して、学校はもちろん街並みをきれいにすることで、少しでも地域の美化や環境整備に貢献できればと思っています。

ボランティア活動

現在本校のボランティア活動の中心の担い手は、生徒会執行部とJRC部です。

JRC部は青少年赤十字に加盟していますが、部員20名ほどで地域に根付いたボランティア活動も行っています。この夏休みは、尼崎市社会福祉協議会に寄せられた種々のボランティア情報を活用して、それぞれが自分の意志でいくつか参加する予定になっています。

その中で特筆すべきものとして、東日本大震災で被災された方々に「ぞうきん」と「Tシャツ」を贈ろうという取り組みを始めました。両方ともまだまだ現地では要望も強いということです。校内だけで始めましたが、たくさんあればあるほどよいということなので、できましたら皆様方のご協力をお願いいたします。

「ぞうきん」と「Tシャツ」は未使用のものに限ります。校内では、職員室前に回収ボックスを設置しておりますが、校外の方は本校事務室までお持ちくだされば、誠にありがたく存じます。

東日本大震災義援金を寄付

本校生徒会が発生以来継続的に取り組んでいる東日本大震災義援金の募金活動で、7月13日に神戸新聞を通じて319,554円を寄付しました。

内訳は、生徒会自身の募金活動で41,466円、6月の県尼祭模擬店の利益合計278,418円です(振込手数料を除く)。ご協力大変ありがとうございました。生徒会は今後とも取り組んでいくようですので、ご支援ご協力よろしくお願いします。

プルトップ回収運動

本校では従来より、生徒の保健委員会を中心にして、校内でアルミ缶のプルトップを回収して車いすを寄付する運動に協力してきました。

昨年度は保健委員会が学校を代表して、この運動に協賛しておられる朝日新聞社を通じて、2回集めたプルトップを寄贈しました。しかし、車いすを寄付するには、もっと大量にプルトップを回収する必要があるので、その後も校内では地道に運動を継続していました。

そして、今年度になってから、学校掲示板を使い地域の方々へもご協力をお願いしたところ、複数のご近所の方々から写真のような大量のプルトップをいただきました(右のペットボトルは生徒が集めた分、左のビニール袋に入っているのがいただいた分)。保健委員会の生徒たちも大いに感謝しておりますが、お名前を名乗られない方もおられましたので、この場を借りて私からも厚くお礼申し上げます。息の長い活動をしていきたいと思っておりますので、今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします。

予告

第2回県尼オープン・ハイスクールを9月10日(土)
に、
公開授業(授業参観)を9月8~10日に開催します

本校では、従来より主に市内中学生及び保護者の皆様、先生方を対象に、県尼オープン・ハイスクールを年間3回実施しています。
学校の概要説明のほかに、授業も参観していただいて、実際の本校の状況や様子を知っていただこう、という趣旨です。

つきましては、今年度の第2回を9月10日(土)午後に開催いたします。皆様方に来ていただきやすいということで、土曜日に設定しております。内容は、6月に実施しました1回目と同じです。

詳細については、すでに市内中学校長宛にご案内を発送いたしましたので、参加をご希望の方は中学校を通じてお申し込み下さい 。市外の方は、本校教頭に電話(06-6401-0643)で問い合わせてください。
お忙しいとは存じますが、ありのままの県尼を見ていただいて、受検の参考にしていただければ幸いです。ぜひとものご来校をお待ちしております。

ちなみに、近日中に本校ホームページのトップページ「お知らせ」欄に詳細を掲示します。

なお、同時に公開授業(授業参観)を9月8(木)・9(金)・10(土)日に実施します。
時間帯は3日間とも5・6限(13:15~15:05)です。公開授業(授業参観)は、本校保護者、小中学校の先生方、地域の方々などが対象です。
上記の時間帯ならば、ご都合のよい時に自由に授業を見学できます。学校の様子や授業について直に見ていただき、ご意見を賜ればと思っております。とくに、事前の申し込みは不要ですので、当日玄関事務室前で受付をしていただければけっこうです。ぜひとも時間をつくっていただき、ご来校ご参観をしていただきますようお願い申し上げます。

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