校長室の窓から No.40

        平成23年7月1日

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はじめに

本日は本校の創立記念日です。

創立88年目を迎えました。現在の本校の特色の一つに、学校行事に力を入れているという点がありますが、6月には、その中でも最大のものである県尼祭(文化祭)が行われました。まさに、県尼生のパワー爆発!という表現が大げさでないくらい盛り上がり、内容も昨年よりさらに進歩したものになったのではないかと自負しております。

以下、少し分量が多くなりましたが、県尼祭を中心に、6月のトピックスをご紹介いたします。なお、左の写真は6月下旬に植え替えをしたばかりの正門付近のポーチュラカ(ハナスベリヒユ)です。わずかの間にもう花を咲かせ始めています。その成長の早さには驚くばかりです。「花ボランティア」で、緑化委員がやってくれました。

平成23年度県尼祭 成功に終わる!

今年度の県尼祭は6月9日(木)・10日(金)の2日間にわたって開催されました。

6月初旬は天候不順が続き降雨が心配されましたが、生徒たちの精進のせいか、何とか雨にたたられることなく無事実施できたことを喜んでいます。
まず、オープニングは吹奏楽部の演奏から始まりました。私を含めて7名の先生方が、即席で加わり打楽器を担当して「テキーラ」を演奏し、賑やかな幕開けとなりました。

開幕の挨拶の中で、私は、今日県尼祭を開催できることを生徒諸君といっしょに素直に喜びたいと述べました。と言うのは、東日本大震災で多くの児童・生徒が亡くなり、また、現在も非常事態での学校生活を送らざるを得ない学校が多数あるからです。そういう状況の中で、私たちがいつも通りに県尼祭を行うことができることを周りの人たちに感謝しながら、私たちのことだけでなく、東北・関東で困難なことがあっても立ち向かい頑張っている高校生がいることに思いをはせ、エールを送るとともに、今の私たちにできることを精一杯やってもらいたいとも述べました。まさに、今年の県尼祭のテーマ「つながろう県尼」のもとに、生徒諸君のパワーが結集され、その輪が地域や全国に広がっていくことを期待したものです。実際に、大震災支援活動の一環として、生徒会が模擬店の売上利益の全額を義援金として寄付したり、模擬店の会場を飾ったのは、3年生全員による制作の「がんばれ日本!ポンポンエール」であったり、期間中自主的に募金に取り組んでくれたクラスもありました。

また、普段は学習や部活中心の学校生活ですが、この1週間は年に一度の文化祭で、本校生の諸活動を内外に披露する場でありますから、自主性や創造性、そして県尼生の元気さを大いに発揮してもらいたいと激励もしました。それだけでなく、県尼祭に向けてのさまざまな共同作業の中から、きっと協調性や友情を育んでいってくれるものと信じています。

このことでとくに触れておきたいことは、2日目の閉幕の際に、県尼祭実行委員会を代表して生徒会旧執行部が閉幕の挨拶をしましたが、県尼祭成功を喜ぶとともに、これまでの苦労や困難を語ってくれました。しかし、その中から自分たちの仲間づくりができたことも述べ、生徒全員が協力してくれたことに対する感謝の言葉で最後を締めくくりました。

なお、2日間にわたる来場者数は、保護者・地域の方々・各種団体等合わせて約400名の方々にご来校いただきました。お忙しい中、誠にありがとうございました。今回の成功も、保護者や関係者の皆様の温かい応援や励ましのお陰と感謝申し上げます。

 次に注目の各部門の審査結果をお知らせし、私の講評を簡単に述べます。

各部門の入賞クラス一覧

☆合唱コンクール☆
  最優秀賞    3年7組「風になりたい」
  第2位     3年2組「Winding Road」
  第3位     2年7組「虹」
最優秀伴奏者賞 池原美穂 さん(3年7組)
最優秀指揮者賞 中尾宏大 君(3年2組)

講評
実力伯仲のすばらしいステージの連続でした。生徒諸君の歌声で、多くの人に感動を与えられたのではないかと思います。選外も含めて、点数の差は本当に僅差でした。

☆ステージ☆
  最優秀賞    2年7組 劇「West Side Story」
  第2位     2年5組 映画「2-5バカデミー」
  第3位     3年6組 劇「卒業~友・春~」
  
講評
年々レベルアップしているのを実感します。とくに、今年の演劇は難しいことに真剣にかつ本格的にチャレンジしたことを評価したいです。

☆創作展示☆
  最優秀賞    1年2組 だまし絵
  第2位     2年2組 巨大折鶴
  第3位     1年7組 ペットボトルのふたで描く絵
  
講評
いろいろアイデアはあったようですが、作品については、全体的にもう少し工夫を加える余地があると思いました。

☆模擬店☆
  最優秀賞    3年1組 チジミ
  第2位     3年7組 焼きそば
  第3位     3年3組 はしまき

講評
味はそれぞれ特徴があって、大盛況でした。ただし、メニューがさすが関西というか、粉物に集中しているのがどうかなと思いました。

今回特筆しておきたいのは、文化部の発表でした。ステージでは吹奏楽、演劇、軽音楽の各部、展示では美術・写真・文芸・科学・朝鮮文化研究の各部、また、茶華道部のお茶のおもてなしや家庭科部の菓子販売が行われました。それぞれが日々の成果をしっかり発揮してくれましたが、とくに、私には、新入部員がたくさん加入した吹奏楽部のパワーアップした演奏、健在ぶりを大いに示した演劇部のお芝居、早々と売り切れた家庭科部のクッキー販売などが印象的でした。また、60歳代の卒業生の方が科学部の押し花を使ったしおりづくりに感心して、私にお話ししてくださいました。今回の発表を糧に、文化部全体がこれからも精進に励んでくれればと思います。

最後に、裏方として県尼祭を支えてくれた新旧生徒会執行部中心とした実行委員会の諸君、大変ご苦労さまでした。このように、充実した発表ができ、生徒はもちろん保護者や地域の方々から好評をいただけたのも君たちのお陰です。さまざまなトラブルやうまくいかなかったこともたくさんあったと思いますが、それらを乗り越えた君たちの努力と協力、いわば汗と涙の成果です。お陰で、去年よりもさらに一体感のある県尼祭を創り出すことに成功しました。よくやってくれました。今後とも課題はあるでしょうが、県尼の屋台骨を背負う気概でいろいろな取り組みをしてもらいたいものです。

県尼祭での生徒たちの活躍場面(柳迫自選) 
ステージ 合唱コンクール
美術展示 展示・折り鶴
ステージ ステージ
ステージ 模擬店

関西国際大学との高大連携科目協定に調印、9月からスタート!

本校と高大連携協定を結んでいる関西国際大学との間に、今年度から高大連携科目等履修生受け入れに関する協定が締結されました。

6月6日(月)午後1時から関西国際大学尼崎キャンパスにおいて、本校からは私と小松原教頭、関西国際大学からは濱名篤学長、濱名陽子教育学部長、古河逞箭地域交流センター長ほか出席のもと、調印式が行われました。その内容は、本校教育総合類型(2年7組)40名が学校設定科目「教育体験」の一部として教育学部川村光准教授の「教職概論」を9月から約半年間受講するというものです。

この講義は本校生のために特別に開講されたものではなく、本校生が関西国際大学の一般学生に混じって受講する本格的なものです。私は、この取り組みの効果として次のように考えております。まず、第一に、教職をめざす者として必須の体系的な知識や理論を吸収することができるということです。とりわけ、上級学校に進学する以前に、教職について憧れだけではなく、その実態やプロとして求められる専門性の高さについて学ぶことができ、また、その難しさについても知ることができる点です。

第二に、実際に大学に赴き大学生と一緒に講義を受けることによって、大学での学問レベルやその手法などを知ることができることです。生徒たちはややもすれば施設などに目が行きがちですが、大学ではどのようなことを、どのくらい、どのように勉強しなければならないかを身をもって体験できる点です。

第三に、大学の雰囲気を実感できるということです。夏休みの学生のいないオープンキャンパスでは、どうしてもよそ行きに作られたものになりやすいので、今回は普段の大学の様子を見る、またとない機会だと思います。

9月に入ると、教員が引率しますが、40人がそれぞれ目的を持って、自発的に高次元の水準を求めて取り組んでくれることを期待しています。90分全11回長丁場の講義が、生徒たちにどのような変化をもたらすか、一人一人の生徒が自分にあったどんな学びを見つけてくれるか楽しみにしています。また、いずれその模様をご紹介したいと思います。

陸上競技部 松岡涼君 近畿大会出場!!
水泳部 福岡鈴佳さんは2年連続で 近畿大会出場!!


県総合体育大会が始まりました。

まず、陸上競技部松岡涼君(2年2組)が走高跳びで入賞し、6月18日に大阪市長居陸上競技場で開催された近畿大会に出場しました。これに先立って、6月1日の全校集会では表彰伝達をするとともに、全校生の前で本人に決意を語ってもらいました。

近畿大会当日には私も応援に行きましたが、あいにくの雨でコンディションは良くありませんでした。結果は、残念ながら決勝には進出できませんでした。しかし、ここまで到達した松岡君の健闘を讃えるとともに、次回大会での自己ベスト更新と新人大会での好成績を期待したいと思います。

その他の部活も活躍しています。現在のところ、特筆すべきものとしては、水泳部の福岡鈴佳さん(2年4組)が50m自由形と100m自由形で入賞しました(100mは自己ベスト更新)。その結果、今月22~24日に大阪市なみはやドームで開催される近畿大会に出場することになりました。2年連続(昨年は50mのみ)の近畿大会出場を祝福するとともに、全国大会出場をかけてさらなる活躍を祈りたいと思います。

また、男子ハンドボール部が昨年に引き続き県大会5位に入賞しました。3年生中心に大いに頑張ってくれたのですが、残念ながら、近畿大会にあともう一歩というところで涙をのみました。次回はぜひともリベンジしてもらいたいものです。それ以外の多くの部活でも、3年生が最後の大会ということで、全力でチームを引っ張ってくれたり、自己ベストを更新するなど敢闘してくれました。彼らの健闘を讃えるとともに、後輩たちがそれを受け継ぎ、さらに発展させていってくれることを期待したいと思います。

ちなみに、本校では、最近は毎年必ずどこかの運動部が近畿大会に出場しています。このように地道に実績を積み重ねていけば、近い将来に全国大会出場も夢ではないと思っています。その背景として、運動部・文化部ともに入部率が上昇してきているからです。

これは私のかねてからの持論ですが、誰しも若い時に(必ずしも高校時代とは限りませんが)、学校生活の中で勉強以外にスポーツでも何でもよいから、何か一つ夢中になって打ち込むものを持っていた方がよいと考えています。できれば、仲間といっしょにやるものが望ましいと思います。と言うのは、その時はがむしゃらにやるだけで、訳がわからなくても、時がたつにつれて、それがもたらしてくれたものにきっと感謝する時が必ずやって来ると思っているからです。自分という人格を形成していく大切な時期に、好きなことを見つけそれに打ち込むことは、自分の生き方に大きな影響を与えるはずです。それは達成感や自信であったり、時には失敗や挫折もあるでしょうが、自分自身を知ったり、人と人とのつながることなどさまざまな人生の豊かさも与えてくれるすばらしい贈り物となるでしょう。



短信

「第1回県尼オープン・ハイスクール」開催される

6月11日(土)に第1回県尼オープン・ハイスクールを開催したところ、雨天にもかかわらず、市内の中学生216名、保護者69名、中学校教員2名、合わせて287名の方々に参加していただきました。ありがとうございました。

当日は、あいにく武庫地区の4中学校の体育大会と重なってしまいましたが、今回来られなかった方は、次回9月10日(土)の第2回にぜひともお越しください。

さて、第1部の学校説明会では、体育館で吹奏楽部のオープニング演奏の後、私と生徒会長前田孝之君の挨拶、放送部員による学校概要説明、教員からの説明(進路指導部・生徒指導部・教務部)と続きました。皆さん熱心に説明を聞いていただきました。また、その後の第2部授業参観・部活見学では、本校にとっては、9・10日の2日間にわたって行われた県尼祭直後の土曜日にオープン・ハイスクールというハードスケジュールでしたが(翌週から体育館の耐震改修工事が予定されていたため)、それでも普段通りの学校生活がきちんと行われている県尼の姿を直接見ていただきました。生徒たちが真剣に授業に臨み、熱心に部活動に打ち込んでいる様子を見ていただけたものと思っております。実際に、事後のアンケート結果では、全体的に良い評価をいただきましたが、とくに、学校の雰囲気については、約7割の人がとても良い、もしくは良いと答えてくださいました。

さらに、これをきっかけに本校に対する理解が深まり、本校を志望する活気ある中学生が増えることを期待しています。

「教育体験」田島准教授の特別演習

6月16日(木)6・7限、2年教育総合類型(2年7組)の学校設定科目「教育体験」の授業で、甲子園短期大学田島栄文准教授の特別演習を行いました。

田島先生は福祉レクリエーションがご専門で、兵庫県レクリエーション協会の理事も務められています。教育総合類型が設置されて以来、毎年この特別演習を担当していただいております。

教員の仕事には、教科指導や生活指導などさまざまな分野がありますが、特別活動も重要な一つです。したがって、特別活動の指導において、レクリエーションの手法を学んでおくことは、より実践的なことだと考えています。とくに、幼稚園教諭や保育士をめざす者にとっては、園児と一緒に遊ぶという観点から,さらに重要度が増すことは言うまでもないことです。今回は、田島先生の熱のこもった実技指導に、生徒たちも時間がたつにつれて自然にのってきて楽しく活動的に実習できたようです。

阿墨良晃先生 全国教員柔道大会に出場決まる!

本校教職員の阿墨良晃先生が、6月に行われた選考試合で全国教員柔道大会の兵庫県代表として選ばれました。

8月6日、東京講道館で開催される同大会に団体戦メンバーとして出場する予定です。ちなみに同大会は団体戦しかないということです。

阿墨先生は柔道部の顧問として毎日生徒たちを指導しながら、自分自身の練習もしなければならないので、何かと大変でしょうが、ぜひとも頑張っていただきたいものです。8月の試合での好成績を期待し、健闘をお祈りします。

2年校外清掃を実施

本校恒例の校外清掃ですが、今年度は計6回計画しています。

いつも地域の方々から好評をいただいている行事ですが、前年度から変わった点は、各学年で年間2回ずつ担当し、状況を見てこまめにやっていこうということになりました。初回は2年が担当することになり、6月22日(水)6限のLHRの時間を使って実施しました。

当日は梅雨のつかの間のお休みのような晴れ日で、生徒たちは本校周辺の公園、神社や道路などを一生懸命掃除してくれました。次回は7月12日(火)に、3年が担当して行う予定です。

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