校長室の窓から No.38

        平成23年5月9日

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はじめに

4月は新入生にとっては、毎年のこととはいえ、とにかく慌ただしい月となりました。
8日(金)入学式の後、ホームルーム教室に戻って学級開きがあり、11日(月)には離任式・対面式がありました。

離任式では、離任された教職員15名(うち3名欠席)の方々がそれぞれ県尼に対する想いを述べられましたが、とくに印象的だったことは、多くの先生方が共通して生徒たちに、「県尼の先生方はみんな親切で面倒見が良い、頼りがいがあるので、指導にしっかりついていって下さい」というようなお話をされたことでした。

また、次の対面式では、代表の鎌田さんが元気よく堂々と話をしてくれフレッシュな感じでした。その後、学年主催のオリエンテーションを行い、午後にはクラブ紹介・クラブアワー(この時間に新入生全員が最低3カ所部活見学をすることになっている)がありました。本校では、個性を伸ばし、学校生活をより充実させるために部活動を奨励しています。ぜひとも多くの生徒が入部し、積極的に活動してもらいたいものです。それを受けて、15日(金)には一斉にクラブ登録を行いました。

12日(火)は課題考査があり、入学前の課題を出題範囲に試験を行いました。13日(水)は教務部・生徒指導部・進路指導部・総務部からのオリエンテーションがあり、身体計測・X線撮影等を済ませました。そして、14日(木)から平常授業に入りました。ただし、最初の1週間は全学年とも午後に二者面談があり、新担任が生徒全員と面談し、いろいろなことを話しながら互いに理解を深め、アドバイスしたりしました。
なお、この間の生徒の様子については、詳しくは学年通信をご覧下さい。各学年とも学年通信を発行・配布していますので、お子様から見せていただいて下さい。とくに、1年生はすでに7号まで出ています。また、お読みになっていろいろお声を聞かせていただければ幸いです。

5月に入りゴールデンウィークには、各部活では総体予選が始まりました。2・3年生にとっては、日頃から鍛えてきた心・技・体を発揮する絶好の舞台です。その舞台に臨んで自分の持てる力を十二分に出し切り、多くの部活が好成績をあげることを期待したいと思います。私も時間の許す限り、応援に駆けつける予定です。

神戸大学教育実習生が本校を参観

昨年に引き続き、神戸大学から今年度教育実習を行う予定の学生が学校参観のため本校を訪れました。

6月からの本格的な教育実習を控え、事前学習として実際の学校現場や授業を見学しておくという目的で、この時期に小中高計9校に分散して行うようです。本校には4月19日(火)、文学部、発達科学部、理学部の学生49名が引率の柳川隆教授(大学院経済学研究科)とともに来校しました。学生の皆さんは全員黒のスーツに身を固め、やや緊張の面持ちでした。当日の内容は、職員打合せの時間に柳川教授と学生代表から挨拶をいただいた後、1限目は私の挨拶・学校説明と教務部長松林先生の講話、2・3限目は授業参観、4限目は齊藤健太郎先生の講話と最後に小松原教頭先生の挨拶というものでした。

授業参観では、皆さんとても熱心に各教室を見て回りノートをとっていました。その姿を見て、肌で学校の教育活動を実感してもらうことで、たった半日ですが、何らかのものを吸収して持って帰ってもらえばと思いました。また、今回はとくに、齊藤先生が神戸大学出身ということで、先輩として登場していただきましたが、後輩相手に教師の仕事の魅力を熱く語ってもらいました。やりがいのある仕事に就けて自分は幸せだという言葉に、肯く学生もたくさんいました。

行事が終わってから、柳川先生に感想をお聞きしますと、生徒たちが真面目に授業を受けていること、少人数授業が多く取り入れられていること、「セルフ=ナビ」(本校における総合的な学習の時間の名称)の授業はユニークである等の印象を述べられました。学生たちはこの授業参観の後、それぞれの実習校で教育実習を行うということでしたが、彼らの健闘を祈ると同時に、その中から一人でも多くの人が教職に就くことを期待したいと思います。とりわけ、本校の教育総合類型はこの3月に最初の卒業生を出しましたので、このような取り組みにできるだけ多くの卒業生が参加できるよう、後に続いていってほしいとも思いました。

なお、本校は以前から保護者・地域の方々対象の公開授業や中学生対象のオープン・ハイスクールを年間数回実施しております。そこでは、普段通りのありのままの授業を見ていただいております。今後、中学校等を通じて適宜ご案内を差し上げますので、お気軽においで下さい。

神大生授業参観 神大生授業参観

1年オリエンテーション合宿、2・3年遠足

1年生

4月22・23日の2日間、大阪府岬町の大阪府立青少年海洋センターでオリエンテーション合宿を実施しました。

両日ともほとんど雨でしたが、体調不良者もなく予定を順調に消化できました。私も引率団長として参加しましたが、前日の結団式では、この合宿で高校生として「時を守り、場を清め、礼を正す」習慣を身につけてほしい、そして、授業はもちろん、家庭でもしっかり勉強する習慣をつけてほしいと話しました。実際に、1日半にわたる合宿の大半は、全部で11コマという学習時間が用意された、まさに「勉強づけ」のメニューでしたが、長丁場にもかかわらず、学習に意欲的に取り組み、かつ集中できていた生徒が多かったように見えました。このプログラムが、今後の高校生活において前向きになれる、良いきっかけになってくれればと思います。

とくに、学年団の先生方は、入学時から「5分前行動」を強調して指導していますが、現在のところ、ほとんどの場面でこれが実行できているのではないかと私は思っています。入学当初の緊張感もあるでしょうが、66回生諸君はいい滑り出しをしたのではないでしょうか。ただし、確かにオリエンテーション合宿は特別なプログラムでしたが、この特別なことを特別として終わらせるのではなく、日常生活の中に取り入れる工夫がなければ意味がありません。基本的な生活習慣や学習習慣は、継続することにより定着します。しんどい時もあるでしょうが、いつまでも強制されてやるのではなく、勉強でも何事でも積極的・自主的に取り組む、高校生らしい姿勢を今後しっかり確立していってほしいと望んでいます。

また、学習以外では唯一のメニューである校歌コンクールが、日程の一番最後に行われました。晴れていれば戸外で実施する予定だったのですが、雨天のため体育館で行いました。どのクラスも大きく元気がよい歌声が館内に響き渡りました。学校で練習を積んできたようですが、さらに途中のバスの車中でも練習をしたクラスもあったようです。まだ、暗唱できるのは1番だけということで、短い時間ではありましたが、各クラスが競い合いました。歌い始める前の緊張した面持ちと歌い終わった時のほっとした表情が印象的でした。結果は7組が優勝し、3組が準優勝でしたが、どのクラスもこの取り組みを県尼祭の合唱コンクールにつなげていって、その過程の中で明るいクラスと友達づくりをしていってもらいたいものです。

校歌コンクール オリエーテーション合宿



2年生 3年生


今年の遠足は、2・3年生ともに、新クラスでの親睦を深めるとともに、古都の文化・伝統に触れ、日本文化について実際に学ぶ機会とするという共通の目的で、2年生は京都市内、3年生は奈良公園周辺ということになりました。ちなみに、両者ともに世界文化遺産に指定されています。

2年生は、9時30分に円山公園に集合してから班別行動をしました。途中、二条城、三十三間堂、慈照寺銀閣のいずれかをチェックポイントとして通過し、市内の風情を堪能しながら、円山公園に再集合し解散しました。

3年生は、9時45分に奈良公園にある奈良文化会館に集合してから班別行動をしました。公園内にある東大寺、興福寺国宝館、奈良国立博物館のいずれかをチェックポイントとして通過し、広い公園を散策しながら、奈良文化会館に再集合し解散しました。
当日はあいにくの雨でしたが、2・3年生ともに、普段は教科書でしか見ることができない史跡・名勝の本物を間近に見て、非常に印象的であったようです。まさに、「百聞は一見にしかず」です。それも自分の脚とお金を使って見ることで、幅広い教養と想像力を身につけてもらえばと思います。
また、雨であっても、クラスメートと一緒の遠足は仲良く楽しい一日を満喫できたようでした。詳しくはそれぞれの学年通信をご覧ください。


短信

東日本大震災の義援金募金活動

生徒会役員が中心となって、校内における東日本大震災義援金募金活動を4月19日(火)~21日(木)の3日間集中で行いました。

昼休みに、体育館正面自動販売機前で食堂に向かう生徒たちに募金を呼びかけましたが、通りがかる生徒たちはこぞって協力してくれました。その後、各教室や職員室も回りました。3日間で41,466円集まりましたので、神戸新聞社を通じて寄付する予定です。

また、これとは別に教職員が集めた義援金17,732円は、東日本大震災兵庫県義援金募集委員会に託しました。
募金活動に際して、生徒会長濱崎修一君は、今緊急に必要な取り組みはできる範囲でしていくつもりですが、その場限りではなく、息の長い支援活動を考えていきたい、と語っていました。私も全く同感です。距離は遠く離れていますが、いろいろできることがあるように思います。

なお、春休み中に尼崎市社会福祉協議会ボランティアセンターが呼びかけた「東日本大震災に係る支援物資の仕分けボランティア」に本校生徒が参加しました。一般の方と混じって、旧大庄西中学校体育館で飲料水やトイレットペーパー、紙おむつなどの物資の仕分け作業や受付業務を行いました。

大西先生からAEDが寄贈される

この度、平成23年3月をもって本校を定年退職されました大西俊樹先生(保健体育科、本校卒業生でもあります)から、AED(自動体外式除細動器)1台とトレーニングシステム2台が本校に寄贈されました。

4月26日に、ご本人にご来校いただいて贈呈式を行い、学校を代表して校長・生徒会長が受け取りました。高価な機器ですので、万が一の時に備え大切に管理していきたいと思います。また、普段からAEDの使用方法について習熟しておくためにも、トレーニングシステムを用いた心肺蘇生法の研修会を開くなど、有効に活用させていただく予定にしております。

ちなみに、本校では昨年10月に、日本赤十字社兵庫県支部から講師に来ていただき、教職員対象のAED・心肺蘇生法の講習会を実施しました。本校はたくさんの生徒・教職員の生命や安全を預かっていますので、日頃から校内外で事故等が起こらないように対策や予防(指導も含めて)を講じているつもりですが、実際にはいつ何時事故が起こるかもしれません。したがって、学校全体が危機意識と責任を持って、常に十分な備えをして臨んでいかなければならないと考えております。そういう意味では、既存の1台に加え、今回新しくAEDを寄贈していただいたことは大変ありがたいことです。

改めまして、大西先生のご厚意に厚く感謝申し上げたいと思います。


予告

県尼オープン・ハイスクールの開催予定について

本校では、従来より主に市内中学生及び保護者の皆様、先生方を対象に、県尼オープン・ハイスクールを年間3回実施しています。学校の概要説明のほかに、授業も参観していただいて、実際の本校の状況や様子を知っていただこう、という趣旨です。

つきましては、今年度は下記のとおり実施する予定です。いずれも来ていただきやすいということで、土曜日に設定しております。詳細については、後日市内中学校長宛にご案内を発送いたしますので、参加をご希望の方は中学校を通じてお申し込み下さい。お忙しいとは存じますが、ありのままの県尼を見ていただいて、受検の参考にしていただければ幸いです。ぜひとものご来校をお待ちしております。

県尼オープン・ハイスクール開催予定
期   日 時 間 主 な 内 容
第1回 平成23年6月11日(土) 13時~15時 学校説明、授業参観、部活動見学
第2回 平成23年9月10日(土) 13時~15時 学校説明、授業参観、部活動見学
第3回 平成23年11月19日(土) 9時~12時 主に教育総合類型説明、体験授業、講演会

※時間・内容等については若干変更する場合があります。

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