子どものためのあそびまなびの情報誌 2000春号


かとう・キッズ・オンライン
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とっても身近な国際交流

加小日本語教室を見学して
加小日本語教室は1999年6月に開かれました。社町の平池公園にある「こどものいえ」で毎週日曜日、午前10時から12時まで行われています。  私たち、社小学校の国際交流委員会は、その様子を見学に行きました。  現在、17名の在日外国人の方が勉強されています。国籍は、ベトナム、ペルー、韓国、デンマーク、カナダ、そして、結婚されて日本国籍になられた元中 国籍の方を含めると6ヵ国になります。  この教室は、加東郡と小野市に在住されている在日の人々の強い希望で開か れたそうです。日本語を教えているのは、地元の小・中学校の先生や一般のボランティ アの方です。教室に訪れたときは、アジア人が多くて、だれが先生でだれが生徒かよく分かりませんでした。 中学生の人もボランティアで来ていました。  まだ、半年しか日本語教室に来ておられないのに、日本語がとても上手でした。私たちの質問に日本語で答えてくださいま した。難しいことはなにかと聞くと、みなさん漢字が苦手だと答えられました。好きな日本語を質問用紙に書いていただきま した。「感謝」や「ありがとう」など漢字やひらがなでとてもじょうずに書かれました。  この教室には、いつも一生けんめい働きながら日本語を勉強されている人たちの熱気がありました。また行ってみたいです。

(社小学校国際交流委員会)
(0795-46-0911)




ブラジルのダンスを踊ったよ
 東条西小学校1年1組には、ブラジルから来ているお友達がいます。 そのお友達のお母さんにブラジルのダンスを教えてもらいました。  「ブラジルのダンスをしておもったことは、日本のおどりとちがってたくさんうごきまわったことです。 とてもおもしろくてたのしかったけれど、すこしつかれました。 男の子と女の子がペアになって、わになったりまわったりしました。 それでちょっとはずかしかったけれど、しているうちにたのしくなって、 そんなことわすれてたのしくおどってしまっていました。」(K・K)  これはみんなで踊ったときの、一人の男の子の感想です。 ブラジルの人は踊りが大好きで、音楽にのって本当に楽しく踊るそうです。 外国人児童指導補助員の先生やお母さんに、ブラジルの学校のことや遊びのこと、 勉強のことなどたくさん聞きました。ブラジルのことに興味を持ち始めている1年生のみんなです。 このダンスは、6年生を送る会でも踊るつもりです。     

(東条西小学校 1年担任)




おいしかったピーナッツバターサンド
滝野東小学校では、2月9日、5・6年生が加東郡教育委員会の英語指導助手マーク・テーラーさん、 ナンシー・ダネルさん、英会話講師のジョセリン・コックスフォードさんを招いて、 国際交流学習を行いました。  3人から、それぞれ自分の故郷の気候や自然、学校生活などについて話を聞いたあと、 給食をともにしたり、フリスビーなどで遊んだりしながら交流を深めました。そして、 最後に、マークさんの指導でアメリカの代表的なおやつ「ピーナッツバターサンド」を作りながら、 簡単な英語を教えていただきました。  「今日の国際交流でいろんなことがわかりました。アメリカやカナダの学校のことや、 英語の発音など、これから役に立つことばかりでした。中でも一番心に残ったのは、 やっぱりマーク先生たちとピーナッツバターとジャムのサンドイッチを作ったことです。 とてもおいしかったです。さっそく家で作ってみたいです。」  この感想のように、子どもたちにとってとても楽しく有意義な交流ができました。

(滝野東小学校 5年担任)




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