兵庫県立香住高等学校

 海洋学科3年オーシャンコース トロール漁業実習  乗船式

 平成29年6月5日
 海洋科学科3学年オーシャンコースの生徒17名が、トロール実習に出発しました。6月5日(火)〜6月28日(木)まで、敦賀と新潟に寄港しながら日本海で底引き網での海洋資源調査を行います。乗船式では、教頭が「日本の水産業を担うことを期待する。互いに助け合い、友情を育んでほしい。」という学校長のメッセージを代読し、生徒代表枝常君の挨拶の後、飯澤船長から乗船許可を受けました。浜上町長様・臼田PTA副会長様より祝辞を頂戴し、但馬水産事務所長様や漁協関係・PTA・同窓会の皆様の励ましの言葉に見送られながら出港していきました。学校で学んだことを海上での実践に活かし、大きく成長して帰ってきてほしいと思います。
     
     

トロール日誌

但州丸の航行位置は マリントラフィックのHP(https://www.marinetraffic.com/jp/)からTANSHU MARU(UとMの間半角スペース)で検索できます。

6月5日
今日から約1ヶ月間の航海が始まります。マグロ実習のときと違い今回はトロールで、明日からすぐに操業を始めます。マグロ実習のときの経験を活かして頑張っていきたいです。
担当実習生:金本

本日より約1ヶ月のトロール実習が始まりました。今回は前回のマグロ実習とは異なり、比較的穏やかな海域での実習となります。実習生の体調に気をつけ、しっかりと指導していきたいと思います。
担当教諭:青木

6月6日
今日は船橋当直をしました。マグロ操業のときよりもデータ入力や操船等の仕事が多かったです。海況は非常に穏やかで、誰一人体調を崩すことなく生活しています。このまま最後まで乗り切りたいと思います。
担当実習生:笹井

本日より本格的な調査操業が始まりました。今日は福井県の調査船「福井丸」と並行操業による調査となりました。1回目の揚網では、手際が良くなかったですが、2回目以降は段取りが理解できたのかスムーズな作業となりました。「福井丸」との並行操業は明日まで続き、明後日から通常の調査になります。海況は今のところ安定しているので体調不良者はいませんが、引き続き注意してみていきたいと思います。
担当教諭:青木

6月7日
本日で2日目であった福井丸との並行操業が終わり、鳥取沖から通常操業に移ります。マグロ実習と比較すると自分達に任される仕事が多くなって大変ですが、それ以上にやりがいを感じています。トロール実習はまだ始まったばかりですが、これまでに僕たちが学んできた事の集大成として、これからの操業も気を引き締めていきたいと思います。
担当実習生:藤田

本日で福井県の調査船「福井丸」との並行操業は終わり、現在鳥取沖に向けて移動中である。本日の操業では泥が多く入り、作業班は泥だらけになりながら選別作業を行いました。明日からは通常の調査になるので気をつけて指導していきたい。
担当教諭:青木

6月8日
今日は3度目の操業でした。獲れたのは同じクモヒトデとゴミばかりでした。個人的にはこの作業は楽しいです。明日から天候が崩れる予報なので作業は明日になってみないと分からないです。
担当実習生:松田

本日より通常操業になり、朝食後すぐに揚縄作業となりました。段取りが徐々に分かってきたのか、スムーズな作業でありました。昼からは当直明けの班から海技士受験のための補習を行っていますが、皆真剣に受けています。願わくば多くの受験者に合格してもらいたいと思います。
担当教諭:青木

6月9日
今日は初めての作業でした。ノロゲンゲやズワイガニなどたくさんの種類の魚介類が捕れました。また午後から波が高くなり、船酔いする人が続出しました。まだ少し時化が続くようなので、船酔いに負けず頑張っていきたいです!
担当実習生:橋口

本日は昼より海況が悪化し、時化模様となりました。このため船酔いするものが続出し、生徒食堂はいつも以上に静かでした。しかし、昨年の実習で生徒たちはこれ以上の時化を経験しているため、もう少ししたら慣れてくれるだろうと考えています。時化も長時間続かないと思われるので、もうしばらくの辛抱だと思います。
担当教諭:青木

6月10日
慣れない作業に少しずつ慣れ初めて、自分から率先して動けるようになってきました。昨日は船酔いをしましたが、今日はあまり酔うこともなく作業が出来ました。まだまだ実習は続くのでしんどいこともあると思いますが、頑張っていきたいと思います。
担当実習生:浮田

本日は終日時化模様でした。船酔いする生徒も多く、大変な一日でした。ただ、船酔いして動けない生徒が多い反面、元気な生徒がそれぞれの仕事を助け、非常に良い状態で船内生活を過ごしていると思います。船酔いしている生徒には必要に応じてOS1を渡していますが、引き続き様子を見ていきたいと思います。
担当教諭:青木

6月11日
今日は二度目の作業班でした。前回よりは魚が多く、選別をしていて楽しかったです。あと2日で敦賀に入港なので、そこまで気を緩めることなく頑張りたいです。
担当実習生:岡田

本日は昨日より海況が回復しましたが、以前あまり良いとは言えません。生徒の体調も少しずつ回復してきてはいますが、まだ本調子とは言えません。生徒たちは敦賀入港を楽しみにしています。
担当教諭:青木

6月12日
本日も終日時化模様でした。僕もよく船酔いをしますが、昨日から船酔いにもなれてとても楽しいです。作業にもようやく慣れてきて、とても充実した日々を送れています。休憩中などは、陸に上がると何を食べたいかなどの話題で友達と話が盛り上がります。明日は待ちに待った入港なので、浮かれないように注意しながら、一日を過ごしたいと思います。
担当実習生:清水

本日もよく揺れていますが、徐々に慣れてきたのか船酔いする生徒が少なくなってきました。明日は敦賀に入港予定ですが、生徒たちの話題は食べ物と買い物の話で持ちきりです。明日一日気を引き締めて指導していきたいと思います。
担当教諭:青木
但州丸の航行位置は マリントラフィックのHP(https://www.marinetraffic.com/jp/)からTANSHU MARU(UとMの間半角スペース)で検索できます。

6月13日
航海に出て一週間が経ちました。マグロの時とは班や部屋のメンバーが変わり、前回とはまた違う航海になっています。ここ数日間は時化による船酔いで動けない生徒もいましたが、今日は入港ということもあり、皆の元気な顔が見られて良かったです。本日から乗船した西田君も加え、皆と協力して航海を乗り越えていきたいです。
担当実習生:米田

本日は敦賀入港のため、生徒たちがいつもより元気でした。まだ船酔いが1名いますが、陸を見て安心したようです。なお、本日から乗船の西田ですが、敦賀着岸後、母親と訪船し無事乗船しました。本人・保護者と話をしましたが、出港後は通常の作業をさせることになりました。とりあえず、明日、明後日と敦賀の街を満喫してもらいたいと思います。
担当教諭:青木

6月14日
今日は、午前中から自由行動でした。久しぶりの上陸で、皆嬉しそうでした。自分は、恐竜博物館に行きました。とても楽しかったです。明日の夕方からまた出港なので、気を引き締めて生活していきたいです。
担当実習生:西川

本日は朝食後、海技士の補習を行ったあと、船長から許可が出たため19時まで子どもたちは上陸しました。ある者はレンタル自転車で気比神社等を巡って敦賀の街中を満喫し、またある者は恐竜博物館に行きました。3年生になり寄港地での上陸が買い物だけでなく、初めて来た土地を楽しむ余裕が出てきたと思います。明日は午前中のみの上陸予定ですが、どのような冒険をしてくるか楽しみです。
担当教諭:青木

6月15日
僕は入院のため約1週間遅れてトロール実習に合流しました。久しぶりに皆の顔を見たときは、自然と笑顔になり安心しました。僕のために敦賀まで送ってくれた母に感謝し、遅れたぶんしっかり頑張りたいと思います。
担当実習生:西田


本日16時、敦賀港を出港しました。敦賀最終日は午前中のみの上陸でした。生徒たちは思い思いに行きたい場所へ行き、お腹いっぱい昼食を食べたようです。結果、お腹がいっぱいになりすぎて夕食を食べられない生徒も数人いました。明日からまた操業です。気を引き締めていきたいと思います。
担当教諭:青木

6月16日
今日は水深400mで投網をして大量のホッコクアカエビを捕りました。スシローで見るものよりも大きく、綺麗な虹色をしていました。その後は少し浅いところで投網をしたので捕れませんでした。明日も多くの魚種が捕れてほしいです。
担当実習生:井手

本日はうねりがあり、数人の船酔い者が出ました。明日から少し天候が回復する予定なので、船酔い者が少しでも回復すればと思います。また今日は1回目の操業で大量のホッコクアカエビがとれ、その赤色に生徒たちは感動していました。
担当教諭:青木

6月17日
今日までずっと船酔いでしたが、今日はあまり酔わなかったです。今まで船酔いでしんどかったです。船酔いでしんどい時、色んな人に助けてもらいました。助けてくれた仲間にとても感謝しています。今度は友達がしんどい時、僕が助けたいと思います。
担当実習生:宮田

本日は久しぶりの快晴でした。しかし、風は冷たく作業に出る生徒の多くは長袖の上にカッパを着用していました。本日の操業では400mを超える水深での調査で、昨日も獲れたホッコクアカエビが多く漁獲されました。トロール実習もあと残り半分となりました。生徒たちには最後まで頑張ってほしいと思います。
担当教諭:青木


6月18日
今日はタラの耳石を見せてもらいました。アカガレイやハタハタの耳石とは比べ物にならないくらい大きくて驚きました。この実習も半分が終わりあともう少しなので、気を引き締めて取り組みたいと思います。
担当実習生:枝常

今日の操業では約90cmの大きなマダラが獲れ、生徒がびっくりしていました。実習も半分以上が終わりました。残りの実習も充実したものにしてほしいと思います。
担当教諭:青木

6月19日
今日は作業班でした。操業が5回あり、かつ泥や大量のカレイなど、非常に大変で疲れる作業でした。天気がよく、暑かったですが楽しかったです。足が筋肉痛で、明日は0〜4のワッチなので、今日は早く寝ようと思います。
担当実習生:荻野

今日は非常に暑い1日でした。操業では毛ガニが入り、生徒がびっくりしていました。ここ最近海況がいいので、生徒が非常に元気です。ただ一方で、疲れが出てきたのか体調を崩す生徒が出始めています。
担当教諭:青木

6月20日
今日は朝から雨の中で作業をしました。雨の中の作業は、カッパの中が蒸れて服は汗でベタベタしていました。二回目からは晴れて作業もしやすく、漁獲物はいつもと変わりませんでした。最近は体調のすぐれない人も出てきているので、体調管理も大事にしたいです。
担当実習生:松田

今日はこれまでで最も深い500m以上の深度での操業でした。操業前、何が獲れるかと作業班の生徒たちは話をしていましたが、ホッコクアカエビを中心としたいつもの生物が漁獲されました。実習も残りわずかとなりました。子どもたちには残りの実習をより有意義なものにしてもらいたいと思います。
担当教諭:青木

6月21日
今日の作業は獲れた量がとても少なかったです。三回目のとき、とても大きなマダイが捕れて嬉しかったです。作業もあと四回となり、帰港の日が近なってきたなと感じています。最後の寄港地を楽しみに、残り少ない航海を精一杯頑張りたいと思います。
担当実習生:笹井

このごろ、海況が安定しているので生徒たちの食事量が非常に多くなっています。昨日の夕食ではご飯が足りず、船員さんのご飯を分けてもらいました。本日の夕食はお好み焼きでしたが、一人2枚以上、多いもので5枚以上食べていました。そのぶん、一生懸命実習に励んでくれたらと思います。
担当教諭:青木

6月22日
今日は自分たちの班はトロール漁業実習最後の作業班でした。普段の操業では獲れたことがなかったミズダコやスルメイカ、大きなケガニなどが獲れ、皆嬉しそうに作業をしていました。いつもは全身ヌルヌルの皮膚に覆われたノロゲンゲや、仕分けの面倒なエビやクモヒトデばかり獲れていたので、私も新鮮な気分で作業できました。オーシャンコースのメンバーと一緒に船に乗れるのも残りわずかですが、この航海は自分にとって一生忘れられない思い出と経験になると思います。
担当実習生:朝倉

この航海もいよいよ終盤に差し掛かっています。生徒たちは今回の実習を通して、「自分で考えて動く」ことが出来るようになってきたように思います。今回乗船した生徒たちの中には卒業後、すぐに社会に出て行く者も少なくありません。社会では様々な能力が問われますが、「自分で考えて動く」能力も必要なものの一つだと思います。あと僅かの航海です。水産・海洋系の知識や技能も大切ですが、それらの能力も育むような実習にしてもらえればと思います。
担当教諭:青木

6月23日
トロール漁業実習も終わりが近づいてきました。一時は疲れの色が出ていた私たちでしたが、終わりが近づくにつれ、活気を取り戻し、騒がしい毎日が戻ってきました。私の体調もすっかり良くなり、作業に出られなかったぶん、みんなの助けになれるように、残りの実習を過ごしていきたいです。
担当実習生:大西

今日の日中の操業は、能登半島の近海で行いました。北の方に上がってきたせいか、ケガニやホッケといった比較的冷たい水を好む生物が獲れました。夕食後は食堂で海技士試験の学習をしている姿がよく見られます。多くの者が合格してもらいたいと思います。
担当教諭:青木

6月24日
今日はハタハタとホッケが大量に入り、選別作業が楽でした。明日で作業が終わり、いよいよ最後の寄港地に向かいます。楽しみです。
担当実習生:枝常

長かったトロール操業も明日で終わります。思い起こせば、当初は調査作業である体調測定や耳石採取、パンチング等、なれない手さばきで行っていましたが、今では自分から率先して作業を行っています。あと1日の作業ですが、気を引き締めていきたいと思います。
担当教諭:青木

6月25日
今日はトロール操業最終日でした。最後には、ホッコクアカエビが大量に入りました。これまで操業をしてきて、全員怪我なく終われたので、残りの航海も気を引き締めなおして、貴重な乗船実習の経験を無駄にすることなく、香住入港までの残り三日、最後まで学びを進めたいです。
担当実習生:岡田

本日をもって全てのトロール漁業調査が終わりました。この調査を通して生徒たちは多くのことを学んでくれたとおもいます。時には漁業調査について学び、時には一緒に乗船しておられる調査官の方に将来の話をしていただいたりと、学校の授業では学べないことが多くありました。これらの経験が少しでも彼らの将来の糧となればと思っています。
担当教諭:青木

6月26日
今日は10日ぶりに新潟港に入港しました。自由時間には新潟水族館に行きました。水族館ではトロール実習で獲れていた魚や世界で始めて繁殖に成功したというアカムツなどがいました。その水槽ではアゴの外れたアカムツが数匹いたりして面白かったです。アシカやアザラシコーナーの中にトドがいたのですが、どことなく青木先生に似ていたような気がします。夕食はホテルオークラでのテーブルマナー講習を行っていただきました。自分たちの知らない知識を得ることが出来たり、社会に出たときに役立つことを教えていただきました。明日はトロール漁業実習最後の出港です。この航海は長かったようでとても短く感じました。ラスト2日の航海を全員で楽しんで終わりたいです。
担当実習生;朝倉

本日09:00に新潟港に入港しました。久しぶりの上陸で生徒たちは動かない地面に感動していました。夕食はホテルオークラ新潟にて、フランス料理のフルコースでのテーブルマナー講習を行いました。高校卒業後、様々な場面で必要になるかもしれない食事のマナーを、専門の先生のご指導のもと、必要なマナーを学びました。明日はいよいよ新潟を離れて香住に向かいます。生徒たちには最後まで多くのことを学びとってもらいたいと思います。
担当教諭:青木

6月27日
トロール漁業調査も終わり、三年間の集大成とも言えるこの実習も明後日には終了です。浮つく気持ちを抑えて気を引き締めて、残りの実習に取り組みたいと思います。
担当実習生:藤田

今日は海況が非常に悪いため、当初の09:00出港を遅らせ16:00出港となりました。これに伴い、香住帰港も28日から29日に変更となりました。1日香住帰港が遅れはしましたが、帰りということもあり元気な生徒たちが多いです。あと少し頑張ってほしいと思います。
担当教諭:青木

6月28日
1ヶ月間のトロール漁業実習はもうすぐ終わりを迎え、明日の朝には香住に入港しています。振り返ると今回の航海も色んなことがありました。初めてのトロールでの作業で慣れないことも多くありましたが、親切な調査官の方に教えていただいたり、マグロ実習と同じように船酔いに苦しんだり、仕事が終われば生徒食堂で友達と遊んだり、陸が近づけば早く上陸できないかとソワソワしていました。そんな航海も明日で終わ、りこのメンバーで船に乗る機会もなくなるので少し寂しい気がします。ですがこの航海でまた自分たちは成長できたと思います。今までの航海で指導してくださった先生や航海士の方々、船長に感謝しています。1ヶ月間ありがとうございました。とても楽しい思い出に残る航海になったと思います!
担当実習生:朝倉

私の学生時代、3ヶ月の遠洋航海を終え、日本に向かって走っているときに、学生担当航海士から「ホームノット」という言葉を聞いたことがあります。これは長い航海を終えて自分が下船する港に向かっている時、今までと同じ速力のはずが、少し早く感じる感覚のことを指します。今、生徒たちは約1ヶ月という長い航海を終えて帰途についています。ある者は次の当直に向けてすでに就寝していますし、ある者は夕食の片づけをしています。何かの縁で同じ船に乗り、同じ空間、同じ時間を共有した生徒たちは、「ホームノット」を感じながら航海最後の日を迎えています。本航海について、子どもたちを支えていただき、またご支援・ご協力いただいた保護者の皆様をはじめ、多くの関係の方々に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
担当教諭:青木