兵庫県立香住高等学校

 マグロはえ縄漁業実習

 平成28年10月21日
 海洋科学科2年オーシャンコースの17名が、北太平洋での42日間のマグロはえ縄実習に出航していきました。乗船式では学校長から「技術を身につけ他人を思いやる気持ちをはぐくみ、水産業を担う人材となってほしい」と激励をうけ、実習生代表の堀君が「次代につながる実習にしたい」と誓いを述べました。実習生は飯澤船長から乗船許可を受け、見送りのテープを握り締めて出航していきました。実習は12月1日まで、北海道函館、宮城県気仙沼に寄港後、11月3日から12日間操業を行い11月23日水揚げ、11月28日に神戸港で帰港式を実施予定です。ご臨席を賜りご祝辞を頂戴した県議会議員上田良介様、香美町副町長西内正昭様、PTA会長川田浩幸様はじめ多数のご来賓お皆様、お見送りいただいた保護者の皆様ありがとうございました。
マグロはえ縄漁業実習日誌
 10月21日(金)
担当生徒:堀
 大勢の人に見送っていただいて、とても気持ちよく出航することが出来ました。海は荒れていますが、これからもっと厳しい海域に入っていくので協力して頑張っていきたいです。作業ではコイルの練習をしました。難しかったので、もっと操業にむけて腕を上げられるように繰り返し練習していきたいです。
指導教諭:安井
 本日からいよいよ42日間のマグロ航海実習が始まりました。朝の集合時から不安と期待とやる気が入り交じった非常にいい表情で出航の準備に取り掛かることが出来ました。出港後は少し海が荒れており船が揺れ、船酔いしている実習生も多いですが、なんとか克服しようと自分の持ち場をこなしながら、初日の生活を送りました。先はまだ長いので助け合いながら生活し、成長していって欲しいと思います。
 10月22日(土)
担当生徒:森
 今日は8〜12時のワッチでした。昨日より波も穏やかになったので、酔わずにこなすことができました。ご飯も大分食べることができ調子も良くなりました。明日は北海道なので楽しみです。夜のワッチ(航海当直)も頑張ります。
指導教諭:安井
 本日は海況もよく昨日より少し船の中が賑やかに感じました。作業班はコイルやはえ縄漁具の作製練習を行いました。絡んだロープをほどくことに熱中し、黙々と作業をしていました。夕方は明日の函館入港がとても楽しみなようでしたが、夜から海況が悪くなるということで、上陸までもう一頑張りしてもらいたいと思います。
 10月23日(日)
担当生徒:和田
 今日は午前中に津軽海峡に入りました。僕は作業班だったのでマグロ実習で使うコイルの練習をしました。寒くて頭がキンキンしましたが操業海域も寒いと思うのでしっかりしたいです。13時には函館に入港し、3時間ほど函館を散策しました。航海中とは違い夕食はたくさん食べれてよかったです。
指導教諭:安井
 本日は初の寄港地である函館に入港しました。実習生は気温が低いのに加え、風が強いため北に上がってきたということを身をもって感じていました。正午前には陸に上がれる高揚感から船酔いしていたものも徐々に回復し、航海が始まって初めて全員が夕食をしっかり食べることができました。明日からは、香住と異なった函館の風土や文化を感じて欲しいと思います。
10月24日(月)
担当生徒:柴原
 今日は朝からチョッサー(首席一等航海士)と船長の専門的な講義を受けました。講義の後は摩周丸の記念館で摩周丸の事を学んだ後、北海道の食文化にふれて最高の一日になりました。明日は寄港地研修なので、北海道の文化を学びたいと思います。
指導教諭:安井
 本日午前中は講義後に摩周丸記念館の見学に全員で行きました。講義を聞いた後に実際の航海計器で確認する、習ったことをその場で見て学ぶ船内ならではの学習活動となりました。摩周丸では、昔の航海計器や客室などを見て但州丸との違いに驚いた様子でした。気温が低く雪もちらつき寒いですが、全員元気に過ごしています。
 10月25日(火)
担当生徒:山本
 今日は五稜郭に行ってきました。五稜郭がなぜあんな形なのかを知ることが出来てよかったです。でもあの形を考えたのが外国人だと知ってびっくりしました。修道院では日本という感じがあまりせず、修道女の暮らしのリズムを知りすごい生活だと思いました。函館の夜景はとてもきれいで、疲れが少しとれました。
指導教諭:安井
 本日は函館でのバス研修を行いました。函館朝市やトラピスチヌ修道院、五稜郭、函館山などの名所を回りました。生徒達は普段食べることの出来ないものや、見ることの出来ないものを見ることができ、函館という場所の魅力を十分に感じたようでした。明日からまた洋上での生活が始まります。気を引き締めて自分の持ち場をこなして欲しいと思います。
 10月26日(水)
担当生徒:塩川
 今日は、朝10時に函館を出港しました。出港作業では、フェンダーを揚げたり、タラップを外す作業をしました。自分は食事当番だったので朝、昼、晩と食事の準備をしました。食器洗いや盛り付け、野菜の下処理などをしました。自分が作った食事をたくさん食べてくれているのを見て「やりがい」を感じました。
指導教諭:安井
 本日は函館を出港し、津軽海峡を通過しました。船酔いする生徒も減り、船内の生活もずいぶん慣れてきたようでいよいよ操業に向けて、生活や作業の質を上げて生きたいと思います。
 10月27日(木)
担当生徒:山口
 今日は10時に気仙沼に入港し、マグロの餌の積み込みを行いました。12時からは人生初の宮城県に上陸しました。震災の被害が想像以上に大きく、復興が続いていてまだ新しい建物や建設中の建物が目立ちました。明日は市場を見学に行く予定なので、昼食は新鮮なサンマを食べたいと思います。
指導教諭:安井
 本日は気仙沼入港の後、餌の積み込みを行いました。気仙沼では、海岸線や町並みに震災の爪痕が随所に見えて、いたたまれない気持ちになっていました。夕方には希望者は岸壁で釣りを行い、アナゴやソイなどを釣っていました。明日は20日間の洋上生活に備えての買出しを行う予定です。
 10月28日(金)
担当生徒:森本
 今日は早朝から水揚げを見に行きました。見に行くとテレビにも出ている漁船がいてびっくりしました。その後はチョッサー(首席一等航海士)から日没時間の計算を習いました。昼からは気仙沼の市内を見て回りました。5年たってもまだ津波の影響が残っていて、本当に大きな災害だったんだなと感じました。明日からは操業にむかうので頑張りたいと思いました。
指導教諭:安井
 本日は気仙沼港にサンマ・カツオの水揚げを見学にいきました。棒受け網の漁業器具やカツオ船の構造などを実際に見ることが出来ました。またカツオの自動選別機の選別の速さに驚いた様子でした。明日は出港となるためか夕食後は食堂で賑やかに過ごしています。
10月30日(日)10:00漁場に向け気仙沼港を出港しました。
担当生徒:山下
 今日は予定より1日遅れて漁場に向けて出港しました。今日はなぎで皆船酔いしていなかったので、この調子でやっていけたらと思います。これから約二十日間海の上なので仲間と一緒に頑張って行きます。
指導教諭:安井
 本日より気仙沼を出港し操業に向かいます。生徒達は多少緊張した様子でしたが、天気も良く、海も穏やかだったためか非常にてきぱきと操業や食事当番をこなすことが出来ました。夕食には気仙沼のカツオのたたきが出され、非常に美味しく頂くことが出来ました。
10月31日(月)
担当生徒:田中
 今日は8:00から00:00のワッチで色々新しいことをしました。鐘を30分おきに鳴らす作業が楽しかったです。パソコンでの魚種記録などもしましたが、難しかったです。あと士官の方と話していて、将来カツオ釣り船もいいなと思いました。
指導教諭:安井
 本日も穏やかな海面で多くの渡り鳥が但州丸の周りを舞っていました。作業班はボンデンやブランの作成練習、ワッチは六分儀や野帳データの入力などを行いました。夕食前生徒達は出港してからの体重の増減について盛り上がっていました。船酔いは多少ありますが、このまま風邪もなく、いい健康状態で操業を迎えられたらと思います。
 11月1日(火)
担当生徒:荻野
 今日は朝から投縄の練習をして、細かい作業で船酔いをしていたのでしんどかったです。昼からの投縄練習では少し慣れてすることが分かったので、もっと早く出来るようにしたいです。夕食はステーキだったのでお腹いっぱい食べることが出来ました。
指導教諭:安井
 本日は投縄の練習を行いました。少しうねりがあり、酔う生徒も多くなかなか練習がうまくいかず、午後からも延長して練習を行いました。午後からは徐々に作業もスムーズになりました。明日も本日同様少しうねりがあるようですが、徐々に慣れて欲しいと思います。
 11月2日(水)
担当生徒:荒井
 今日は食当でした。昼のラーメンがとてもおいしかったです。明日は四時起きで大変ですが、投縄と魚体処理をしっかりこなしたいと思います。波高も高くなってくると思うので酔っても気合で乗り切りたいです。先生たちの言うように楽しむときは楽しんで気合を入れる時は気合を入れて操業を最後までやりきりたいと思います。
指導教諭:安井
 本日は午前中は操業の練習、午後から操業に向けてのミーティングを行いました。生徒達は気合が入ったようです。明日の操業を前に緊張しているようで、夕食時はいつもと違い非常に静かな食事となりました。また最初に揚がる魚の予想クイズの投票をするため、例年の漁獲魚種などの情報収集をしていました。明日からは操業です。一生の思い出になるいい実習ができたらと思います。
 11月3日(木)
担当生徒:江岸
 今日から操業が始まり投縄と魚体処理をしました。投縄では色々な役割があり、ローテーションしながらやっていきました。慣れてくるにつれてスムーズに進んでいき楽しかったです。昼からは揚げ縄をし、魚体処理をしました。実際にマグロが揚がってきたときは、大きく迫力がありすごかったです。内臓を取ったあと冷凍まで持っていく作業が大変でした。あと、船長のコイル(はえ縄の巻き上げ)のしかたがかっこよかったです。
指導教諭:安井
 事故や怪我もなく無事に終了しました。船酔いしている実習生も、生きたマグロを見ると船酔いしていることも忘れて興奮気味に作業に励んでいました。全員元気です。
操業1回目1300針 メバチ 計8匹 0.3t
その後、船内冷凍庫故障、配管水漏れの修理のため、神奈川県三崎港へ向け航行。
 11月4日(金)
担当生徒:福井
 今朝は、昨日の出来事もあり少し重い足取りでした。ですが昼からマグロの解体ショーがあり、たくさんの「初めて」を見ました。あんなに大きな魚の解体を見るのはそうあることではないので、しっかりと目に焼き付けました。夜はマグロざんまいでした。赤身とトロを食べることができ、とても幸せでした。
指導教諭:安井
 昨日深夜より、冷凍庫の故障のため操業を中断し三崎港に向かうことになりました。生徒たちは操業の中断を聞いて非常に残念がっていました。本日は少し船内でゆっくりと過ごし、厨房長のメバチマグロの解体を見学しました。夕食にはマグロの刺身やカブト焼きがでて、お腹一杯マグロを堪能しました。
 11月5日(土)
担当生徒:石井
 今日は作業中に操業でとれたマグロの鰭をヘルメットにつけて作業しました。普段の作業より気持ちが入って楽しく作業できました。
指導教諭:安井
 今日は波も風邪も穏やかで青空の広がる1日となりました。船内の生活にもだいぶ慣れ、いい表情で生活しており、ワッチの空き時間や食事の空き時間を上手につかえるようになってきました。しかし洗濯や交代での食事などの部分がもう少し周りに配慮できるようになればと思います。また、夕食のメバチマグロも2日目となり、おいしい刺身を家族ににも食べさせてあげたいとの声がちらほら聞こえます。
 11月6日(日)
担当生徒:塩川
 今日は、0時-4時ワッチ(航海当直)の担当でした。船もおらず、天気も良く、船から見える景色は最高でした。1時頃には、外に出て天体観測をしました。北斗七星とオリオン座が鮮明に見えました。輝く星々は、まるで私の心を映し出すようでした。
指導教諭:安井
 本日は昼過ぎ頃から時化が始まり、テーブルの食器を押さえながらの夕食となりました。生徒達は、戸惑いながらもマグロをほおばっていました。明日は三崎入港ということで、時化の中でも元気な生徒が多く製菓が食べたいという話しで盛り上がっています。
11月7日(月)14:10三崎港に入港しました。
担当生徒:吉田
 今日は冷凍装置の急な故障のため三崎港に入港しました。入港したら他の県の実習船が横に停泊していました。その実習船も同じマグロ実習で、ハワイのほうで操業していたそうですが、台風の後でかなり時化ていたそうです。自分は操業のときワッチ(航海当直)をしていたので、次の操業の時はボンデン(はえ縄の目印担当)やブラン(枝縄の担当)、魚体処理をやりたいです。なかなか酔いはきついですが、頑張っていこうと思います。
指導教諭:安井
 本日は昨夜からの時化で大きく船体が揺れ、生徒達は船内で何かにつかまって歩くのがやっとの状態でした。午後過ぎに三崎港に入港し、航海の安全と豊漁を祈願しに海南神社に行きました。久しぶりの上陸でしたが、どこか体を揺らしながら歩いている姿が印象的でした。
11月8日(火)
生徒担当:萩野
 今日は朝から自由時間でした。僕は航海中に胃が痛かったので、一応先生と病院に行きました。特になんともなくてよかったです。その後はバスと電車に乗っていろんなところに行きました。久しぶりの陸でいろいろ楽しむことができました。
指導教諭:安井
 本日は上陸許可を出し三崎港周辺での自由時間としました。生徒達は釣具を見たり遊覧船をのぞいたりとリラックスした時間を過ごしました。時化で過酷な海での生活が続いていたので良いリフレッシュになったようでした。夕刻からは舷門当直をして、一生懸命日誌を書いてていました。
 11月9日(水)
生徒担当:山本
 今日は横浜で寄港地研修をしました。海上保安庁の資料館に行き、2001年にあった不審船事件の時に引き上げられた船を見ました。船体には多くの弾痕が有り、とてもびっくりしました。船の中に小型船が入るようになっていたり、船名をパネルで偽装出来るようになっていたりしてすごかったです。横浜から三崎港まで自分たちで帰るのも研修の一つで、きちんと帰れるか不安だったけど、無事に帰れてよかったです。 
指導教諭:安井
 本日は全員で横浜の海上保安庁の資料館を見学に行きました。海上保安官の仕事、領海や不審船についての説明を熱心に聞いていました。帰りは自分たちで路線を駆使して三崎まで帰ってきました。同じ港町の神戸とは似ている部分もあり、似ていない部分もある横浜を楽しんだようでした。
 11月10日(木)故障箇所の修理完了し、本日10:00三崎港を出港しました。
担当生徒:山口
 今日は三崎港を出港し木更津沖に向かいました。8-12時のワッチ(航海当直)だったので浦賀水道の航行を見ることが出来ました。また、日没後にはウミホタルを見ました。人生初のウミホタルだったのでよかったです。
指導教諭:安井
 本日は三崎港を出港し、千葉県の木更津で錨泊です。東京湾ということでデッキからスカイツリーや京浜工業地帯を見ることができ、生徒達は持ち場の合間をぬって写真を取っていました。
11月11日(金)木更津沖から点検・補修のため再度三崎港に入港しました。
 11月12日(土)
担当生徒:和田
 本日午前中は香川丸を見送りました。その後自由行動になり、横須賀に行きました。横須賀では海上自衛隊の船を見たり米軍の人たちを見ました。その後但州丸に帰り晩御飯となりました。お好み焼きでとてもおいしかったです。明日から操業に向けて出港なのでしっかり仕事を出来るように頑張りたいです。
指導教諭:安井
 本日は夕食までワッチ(航海当直)も休みとし、日中は自由行動としました。生徒達は釣りに行ったり横須賀を見に行ったりして過ごしていました。天気が良く船からは富士山がきれいに見えましたが、朝夕が冷え込むため、舷門では厚着をして当直を行っています。
 11月13日(日)
生徒担当:石井
 今日は配管工事が終わって16時に出港しました。作業のデッキ掃除をいつも以上に力を入れてやりました。前回の操業では総漁獲量が0.3トンだったので、これからの操業では1トン以上取れるように皆と協力して大漁にして、水揚げをしたいです。
指導教諭:安井
 本日16時より三崎港を出港し、漁場に向かっています。海況も良く実習生は操業再開に向けて気合を入れ直しています。船内での生活も慣れてきて、停泊中も出港してからのほうが「日常」という雰囲気が出てきていますが、水道の出しっぱなし等が見られたため、そのあたりを注意しながら生活して欲しいと思います。
 11月14日(月)
担当生徒:柴原
 今日は備讃瀬戸航路の勉強をしました。航路を決めるだけでなく、灯台の光り方や航法について調べていきました。次に三崎に入るときに発表なので、士官の方々の質問に完璧に答えられるよう調べておきたいです。
指導教諭:安井
 本日も実習生全員元気で過ごしています。作業班は航路の発表に向けて各班学習を行いました。班のチームワークが良い班とまだまだな班では大きく進度に違いがでそうですが、どの班も自分たちで変針(進路を変える)点を決めるのに苦労していました。
 11月15日(火)
担当生徒:荒井
 今日は操業2日目に2日目になる予定でしたが、時化のため中止になりました。明日は操業があるので、いっぱいマグロが取れたら良いなと思います。明日は投縄班でボンデン(はえ縄の目印担当)係の仕事に当たっているので嬉しいです。
指導教諭:安井
 本日は時化のため操業が中止となりました。自然相手のため仕方ない部分もありますが、生徒達は残念がっていました。久しぶりの時化に加えて活字を読む作業があったため、船酔いをする生徒が多く出ました。明日は少し穏やかになればと思います。
 11月16日(水)
担当生徒:山下
 今日は2回目の操業でした。メバチマグロが2匹、ビンチョウマグロが2匹、他多くの種類の魚が見られて良い操業でした。マグロとの写真も撮れて幸せでした。明日の操業もたくさん取れることを願います。
指導教諭:安井
 本日はやっと操業が再開できました。表層の水温が前回の場所より3度ほど高い場所での操業となりましたが、マグロの顔を見ることが出来ました。久しぶりの操業で実習生達は非常に充実した1日を過ごしたようです。
 11月17日(木)
担当生徒:福井
 今日は僕にとって最初で最後の操業となりました。不安と緊張で胸がいっぱいでしたが、50kgの大きなメバチを見て、楽しさに変わりました。こんな経験は今後二度と出来ないので、しっかりといろんなものを目に焼き付けました。5時間近くの揚げ縄もほんとうにあっという間でした。この学校で、この仲間達と共に活動でき本当に良かったと思いました。メインである操業は終わってしまいましたが、引き続き皆でがんばっていきます。
指導教諭:安井
 本日は操業3回目で操業最終日となりました。酔い気のあるものも投縄・揚げ縄時には緊張感から酔いも直り、徐々にスムーズに出来るようになりました。水揚げの数字にこそ現れなかったですが、普段の生徒達からは考えられないほど頑張って操業が出来たと思います。怪我や体調不良もなくここまで来ているので、このまま小笠原、三崎、神戸、香住と航海できたらと思います。
 11月18日(金)
担当生徒:江岸
 昨日で操業が終わり、今日は船内が静かでした。夕方からはアンカーを打って釣りをしました。HITしたんですが糸を切られて、一気にテンションが下がりました。明後日には小笠原でダイビング実習なので、悪天候で中止にならないことを願い、楽しみにしています。
指導教諭:安井
 本日は夕方まで操業で使用した道具の片付けや洗浄を行い、16時から小笠原沖で錨泊しています。夕方には釣り実習を行いました。生徒達はバラハタやツチホゼリなど南方独特の色合いの魚たちに目を輝かせていました。
 11月19日(土)
担当生徒:山口
 今日は午前中に父島沖で釣り実習をしました。香住は気温が一桁台になっているようですが、父島の気温は30度を超え、とても暑い中で実習をしました。15時に投錨し、16時に二見港に入港しました。夕食を食べた後、初の父島を散策しました。沖縄と似ているところもありました。一番の驚きは、木になっているバナナを初めて直に見られたことです。明日はダイビング実習を楽しみたいと思います。
指導教諭:安井
 本日は4時に小笠原に入港しました。南国特有の時間がゆっくり過ぎていく中、生徒達は夏の制服で久しぶりの陸地を満喫していました。明日はダイビング実習なので、潜水技術の基礎と亜熱帯海域の生物や地形を見て学んで欲しいと思います。耳抜きに備えて本日は早めの消灯の予定です。
 11月20日(日)
担当生徒:堀
 今日はダイビング船に乗りダイビングを体験しました。大自然の小笠原の海はきれいで感動しました。1日自然を満喫し、リフレッシュすることが出来ました。明日からは航海になるので、また気を引き締めていきたいです。
指導教諭:安井
 本日は父島にて体験ダイビングを行いました。生徒達は耳抜きの方法やマスククリアーの説明を受けた後、バディ(仲間)を組んで水深8m前後まで潜水しました。最初は緊張しているようでしたが徐々に見回る余裕が出てきて、珊瑚礁の魚やウミガメを見ることが出来ました。
 11月21日(月)
担当生徒:吉田
 今日小笠原二見港を出港しました。午前中は最後の父島を楽しみました。出港する前にウミガメが見れてとてもうれしかったです。出港時にはダイビングを教えてくださった方が船で見送りにきてくれました。僕達はもらった黄色いタオルを持って振りました。最後には船の上からダイビングの方が海に飛び込み皆盛り上がっていました。また行く機会があれば行きたいです。
指導教諭:安井
 本日は午前中小笠原の二見港周辺で土産を買ったり、ウミガメを見たりして過ごしました。午後からは三崎港に向かって出港しました。三崎港入港日の瀬戸内海航路の学習発表に向けて空き時間も頑張って海図に向かっています。
 11月22日(火)
担当生徒:森
 今日は作業班で、操業で使用した針の数を確認したり海図で航路を検討しました。針の数は1348本あり、正確な本数が出るまでなかなか時間がかかりました。海図は瀬戸内海航路が終わるかどうか心配でしたが、何とか最低限形に出来てよかったです。
指導教諭:安井
 本日は起床時のラジオ体操のときに孀婦岩(そうふいわ)を全員で見ました。何もない海面からボンと一本突き出た岩の姿に生徒達は言葉も出ず、ひたすら写真を取っていました。その後は海が少し荒れたため、船速を落としての航行となりました。三崎に入港する時間が少し遅くなる予定です。
 11月23日(水)
担当生徒:森本
 今日は朝から海が荒れていて酔っている人もいたけど、昼からはちょっと揺れがおさまり、酔っている人も少なくなり3回目の三崎入港となりました。明日の朝は航路発表会があるので頑張ります。
指導教諭:安井
 本日は三宅島付近から三崎港に入港しました。朝から大時化となり船酔いの生徒が多数出ましたが、入港時にはおおかた治りました。なかなか船酔いに慣れない現状に少しもどかしさを感じます。入港後、生徒達は南国から一気に気温が下がったことで、暖かいところを恋しく感じているようです。
 11月24日(木)
担当生徒:山本
 今日は瀬戸内海航路のナビゲーションの発表会をしました。僕達は備讃瀬戸北航路の担当で、船長はじめ航海士の方々から鋭い質問がたくさんありました。緊張のあまりとまどいましたが、何とか答えることができてよかったです。その後11時から漁獲したマグロの水揚げを見ました。あまりたくさんなかったので、もっと獲れていたら壮観な眺めになっていたのになと思いました。
指導教諭:安井
 本日は瀬戸内海航路の発表を行いました。しっかり調べられていた班とそうでない班もありましたが、全班やり直しなく終えることが出来ました。29日と30日に実際に自分達で航路を進めてみて、調べた浮標や灯台を確認し、発表したことを実際に見て欲しいと思います。明日はマグロの入札を見に行く予定です。
 11月25日(金)
担当生徒:柴原
 今日は船長の講義の後、マグロの入札を見に行きました。競りの会場は見たことのない大きなマグロが並んでおり、中には100キロを超えるメバチもあり、間近に見れてとても貴重な体験になりました。
指導教諭:安井
 本日は三崎のマグロ入札を見学に行きました。生徒達は見たことのないような大きさのマグロが手鉤でポンポンと運ばれる様子に驚いたようでした。16時には三崎港を出港し、神戸に向かっています。27日の入港後には海上衝突予防法のテストを予定しています。不合格者は上陸許可時間に残って再テストということで、夕食後は一生懸命勉強する姿が見られました。
 11月26日(土)
担当生徒:山口
 今日はワッチ(航海当直)班でした。昼からのワッチではクロス航法を用いて自船の位置を見出す練習を30分おきにしました。最初は要領をつかめませんでしたが、最後はばっちり決まりました。今みたいにGPSがある時代に生まれてすごく楽をしているなとおもいました。
指導教諭:安井
 本日は神戸港に向けて名古屋、三重、和歌山沖と航行しています。近畿圏ということで帰ってきたという感覚がだんだん出てきているようです。船内では神戸の上陸テストや瀬戸内海航路に向けて自主学習する姿がちらほらみられす。夕食は厨房長の特性エビチリで全員残さず食べていました。
 11月27日(日)
担当生徒:荻野
 今日は神戸港に入港して、夕食後にテストがありましたが1回で合格することができ、無事上陸することが出来ました。その後は家の人と久しぶりに会って夕食を食べながら航海の話をしました。久しぶりになんだかホッとしました。
指導教諭:安井
 本日は10時神戸入港後、緊急操舵訓練を実施し、その後上陸テストを行いました。三崎から必死に勉強した甲斐もあり、短時間で全員合格することができました。上陸後は神戸出身の実習生の中には夕食を家族と食べてきたものいたようです。久しぶりに兵庫県の地を踏みいよいよ帰ってきたという実感が出てきたようです。
 11月28日(月)
担当生徒:森
 今日は神戸で帰港式がありました。航海は長いようであっという間でした。あとは香住に戻るだけですが、瀬戸内海航路が残っているので、気を引き締めて香住まで頑張ろうと思います。
指導教諭:安井
 本日は10時より帰港式をおこないました。実習生代表が、この実習を今後の人生に生かして生きたいですと挨拶すを述べました。制帽をかぶり整列している生徒達は、出航式の時の不安な表情とは少し異なる、緊張感のある表情をしていました。明日は8時に神戸を出港し、各担当の瀬戸内海航路を自分たちで操船し航行する予定です。
 11月29日(火)
担当生徒:山下
 昨日帰港式も終わり、今日から香住に向けて神戸港を出港しました。瀬戸内海航路では自分達が調べた灯台などを目印に就航し、僕達の班は無事に終えることが出来ました。後は香住に向かうのみなので、最後までケガに気を付けていきたいです。
指導教諭:安井
 本日8時より神戸港を出港し、香住に向かっています。瀬戸内海航路では航海士の方に見守られながら自分達で操船し、変針し航路を進んでいます。瀬戸内海は潮流も早く漁船やタンカーなどたくさんの船が航行しており事前に決めておいたコースどおりにはなかなか進めません。戸惑う場面も多々見られましたが、何とか順調に進めることが出来ています。
 11月30日(水)
担当生徒:堀
 この航海もそろそろ終わりを迎えようとしています。10月下旬に不安な気持ちの中出港しましたが、日にちがたつにつれて生活にも慣れてきて、船乗りとはこういうものなんだなということが、少し実感することが出来ました。大変な事も多くありましたが、一人一人が与えられた仕事をこなすことが出来ました。多くの港に入港し、色々な場所にも行け、楽しんだり学んだりすることが出来ました。操業はトラブルで数回になりましたが、マグロを見た時はとても感動しました。この実習で学んだ貴重な体験を今後の人生に活かしたいと思います。
指導教諭:安井
 本日はいよいよ最終夜となりました。約1ヶ月ぶりに日本海に入り、船内ではお世話になった但州丸の船内を雑巾で隅々まで磨き上げました。明日はいよいよ香住に入るということで、夕食後は生徒達は賑やかになるかと思いましたが、荷物や部屋の片付けに追われていました。

 12月1日(木) 香住高等学校マグロ漁業実習下船式

42日間の航海実習を終え、本日10:00香住港に入港しました。今回の実習は、10月21日の出港後1日目の操業便りを聞いた後、船の不具合に見舞われ、お世辞にもよい環境での操業実習とはなりませんでした。しかし、そんな困難な状況の中で、船長以下但州丸の全ての乗組員が力を合わせていただき、実習生は、出航式の堀君の誓いの通り、「シーマンシップ」を発揮して、実習をやり遂げてくれました。県議会議員 上田良介様、但馬水産事務所長 高木 英男様、但馬水産技術センター所長 山中 健志郎様、兵庫県漁業協同組合連合会但馬支所 主任 西上 剛生様、但馬漁業協働組合代表理事組合長 眞野 豊様、本校PTA会長 川田浩幸様、本校PTA副会長磯田 郁男様、をはじめご多用の中お出迎えいただいた関係各位、保護者の皆様ありがとうございました。