【 学 校 長 挨 拶 】


 これからの社会はグローバル化がより一層進展するとともに、ICTやAI等の情報技術の急速な発達により、変化の激しく、予測が難しい時代を迎えます。子どもたちの半数以上が、大学卒業後、今は存在しない職業に就くとか、今後10~20年程度で、約半数の仕事が自動化される可能性が高いとも言われており、教育に求められる人づくりも変わってきています。

 そのような中、本校では、「自治創造」「明朗親和」の校訓のもと、新しい教育ビジョンとして「正解のない未来を切り拓く人づくり」を策定しています。集団を動かす「人間的魅力」、課題を解決するための「構想力」をもとに、新しいことに「挑戦する勇気」をはぐくむことを基本姿勢として、国指定のスーパーサイエンスハイスクール事業や、探究活動などの教育活動を通して、国内外で活躍するための問題解決能力の育成に取り組んでいます。また、昨年度までの3年間、本県教育の最先端プロジェクトであるSTEAM教育実践モデル校の指定を受けました。これはサイエンスやテクノロジー、英語などの要素を取り入れ、最新のICT技術等を活用する教科横断型の教育です。本事業の成果を活かし、将来、日本国内だけでなく、世界で活躍できる人材を育成するべく、新しい学びの実践を進めているところです。すべての生徒が探究的な学びを通して主体的に学び挑戦し続けるよう、教職員一丸となって教育活動にあたっています。今後も、PTA、同窓会、地域の方々のご支援をよろしくお願いします。 

 また本校は、2024年に開校100周年を迎えます。旧制加古川中学校を前身としとしてスタートした本校は、新制高等学校への移行により加古川東高等学校と改称し、その歴史を重ねてまいりました。このたび大きな節目である100周年の記念事業を成功させるべく、同窓会の皆様と連携をはかりながら取り組んで参りますので併せてご理解、ご支援をいただきますよう、よろしくお願いします。


兵庫県立加古川東高等学校長 志摩 直樹
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