令和4年度新たな課題に対応した人権教育研究事業


1 趣 旨
  学校におけるいじめや児童虐待などが深刻さを増し、子どもの人権がおびやかされている。
  また、新たな人権課題である新型コロナウイルス感染症に起因する人権侵害、スマートフォンなどによる
 インターネット上における人権侵害、セクシャル・ハラスメントやドメスティック・バイオレンス(DV)、
 デートDV、ヘイトスピーチ、性同一性障害等、性別に起因する困難な状況に置かれた人々への無理解や偏見
 などの課題が大きな社会問題となっている。
  このような状況のなか、「障害者差別解消法」「ヘイトスピーチ解消法」「部落差別解消推進法」が施行され
 人権に関する法整備
及び実践事例の作成に向けた取組も進んでいる。
  そこで、これらの新たな課題の解決に向けて、実践的に研究を行う。

2 実施内容   
 (1)  推 進 校   県内の公立小・中学校(以下の9校)
 (2)  取組内容   @新たな課題に対応するための体制、組織づくりに関すること
A新たな課題に対応した指導内容、方法の充実方策に関すること
B人権教育資料の効果的な活用に関すること
C人権教育における家庭や地域、校種間の連携の在り方に関すること
 

3 人権教育研究推進校とその実践

NO

推 進 校 名

研 究 テ ー マ

研究内容

尼崎市立難波小学校

「児童の自尊感情を育み、心豊かにたくましく生きる力の育成」
〜自分の大切さとともに 他の人の大切さを認めることをめざして〜

AC

三田市立武庫小学校
「子どもの学ぶ権利を守るための適切な教育環境づくり」
〜楽しい仲間、楽しい授業、楽しい学校〜


AC

明石市立大観小学校

「未来に向かい今をたくましく生きる子どもの育成
〜自らをみつめ仲間と協働する授業の構築〜」

@A

多可町立八千代中学校
「思いやりの心をもち、互いに認め合い、支え合う生徒の育成」
〜自律・自立を促し、自尊感情を高める〜

@A

姫路市立谷外小学校
「伝え認め合い 共に伸びる児童の育成
〜豊かな表現力を身につけるためのわかる授業づくり〜」


A

宍粟市立一宮北小学校
「誰もが自分らしく、互いに励まし支え合う力の育成」
〜性の多様性について正しく知る授業づくり〜


A

養父市立広谷小学校
「明日もまた行きたいと思える学校づくり
〜差別に気付き、解消に取り組める児童の育成をめざして〜」

A

丹波篠山市立篠山東中学校
「相互に人権を尊重し合う社会の実現に向けて、
       自ら判断し行動できる
生徒の育成をめざして」

AC

南あわじ市立阿万小学校

「ともに生きる仲間づくり」
〜人権課題について、主体的に考え、判断し、
            解決しようとする態度を育てる〜

AC

  ※研究内容は、「2研究内容 (2)取組内容の@〜C」を示しています。
  ※推進校名をクリックすると、各学校ホームページの実践報告資料をご覧いただけます。