ツバキ(椿)   画像2  画像3

学名:Camellia japonica
分類:ツバキ科ツバキ属
花期:3月〜4月上旬
 改良品種と区別するため原種のツバキをヤブツバキとも呼ぶ。 南西諸島から青森県まで分布する。 ツバキ属の仲間は、東南アジアから東アジアまで分布する熱帯や温帯の植物で、 青森県がその北限となっている。 ヨーロッパのツバキは、18世紀にゲオルグ・ジョセフ・カメルという人物が、 フィリピンから持ち帰ったのが始まり。
 種子からは良質の油が得られ、食用や整髪に用いられる。
 本校では,A棟南側の花壇と、バラ園に植えられている。
オオイヌノフグリ    画像2  画像3  画像4  画像5

学名:Veronica persica
分類:ゴマノハグサ科クワガタソウ属
花期:3月〜4月
 ユーラシアやアフリカ原産の帰化植物。明治の中頃、国内での繁殖が確認されている。 わが国在来のイヌノフグリの近似種で花が大きいことで名付けられた。 「イヌノフグリ」の名前は、実が犬の○○に似ているために付けられたのだが、 もう少しましな名前を付けられなかったのかと疑問に思う。
 まだ寒い時期から花を咲かせ、春が近いことを知らせてくれる。
ホトケノザ   画像2  画像3  画像4  画像5

学名:Lamium amplexicaule
分類:シソ科オドリコソウ属
花期:3月〜4月
 葉の形が仏像の蓮台を思わせるところから名付けられた。 春の七草のホトケノザは、キク科のコオニタビラコで本種ではない。 春にできた種が初夏に発芽し、かなり成長して冬を越す。 そのため、暖かい日が続けば、12月や1月に花を咲かせることもある。
 普通の花より小さく、つぼみのまま結実する閉鎖花を多数つける。
ヒメオドリコソウ    画像2  画像3  画像4  画像5  画像6

学名:Lamium purpureum
分類:シソ科オドリコソウ属
花期:3月末〜4月
 ヨーロッパ原産の2年草。明治の中頃に渡来し広まった。 名前の「ヒメ」は小さいことを意味する。 在来のオドリコソウに似て、小さいことから名付けられた。 茎の断面は四角形をしてる。ホトケノザに似た花を葉の腋に付ける。
コブシ(辛夷)   画像2  画像3  画像4

学名:Magnolia kobus
分類:モクレン科モクレン属
花期:3月末〜4月初旬
 山ではどの樹木よりも早く花を咲かせ、春の到来を告げてくれる。 果実は集合果でにぎりこぶし状のでこぼこがある。これが名前の由来とか。 「辛夷」の漢字は中国ではモクレンを指す。
 本校では、前庭の東に1本植えられている。
ハクモクレン(白木蓮)   画像2  画像3

学名:Magnolia heptapeta
分類:モクレン科モクレン属
花期:4月
 白色の大きな花を咲かせる。よくモクレンと混同されるが、モクレンの花は赤紫色である。
花芽は前年の秋早くにつくられ、春を待つ。  本校では前庭の西に1本あるが、最近は木に元気がなく、花芽を多くつけない。 さらにつぼみが咲く前にヒヨドリやムクドリに啄まれてしまうことが多く、 なかなか立派な花を見ることができない。
カンサイタンポポ(関西蒲公英)   画像2  画像3
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学名:Taraxacum japonicum
分類:キク科タンポポ属
花期:3月〜4月
 長野県より西に分布する日本の在来種である。虫媒花(虫によって受粉する)で、 周囲に自然が残っていないと繁殖できない。最近はセイヨウタンポポの進出により、数を減らしている。
 本校では、前庭東側とグランドの西端などに生えている。 黒池の土手ではかつて群生が見られたが、公園化でほぼ絶滅した。天王寺川の土手ではまだたくさん見られる。
セイヨウタンポポ    画像2  画像3  画像4  画像5

学名:Taraxacum officinale
分類:キク科タンポポ属
花期:3月〜10月
 ヨーロッパ原産のタンポポで、日本には明治の頃に入ってきた。 冬の寒いとき以外は常に花を咲かせる。受粉しなくても実を結ぶ(単為生殖)ため、 虫の少ない都会でも繁殖する。その生命力で、日本の在来種が追いやられている。 これをタンポポ戦争という。
 本校では、至る所で見られるが、前庭の東側だけはカンサイタンポポのみで、本種は生えていない。
サンシュユ(山茱萸)   画像2  画像3  画像4  画像5
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学名:Cornus officinalis
分類:ミズキ科ミズキ属
花期:4月
 中国や朝鮮半島原産の落葉木。江戸時代中期に朝鮮半島から薬用として渡来した。 晩秋に赤い実をたくさんつけるはずだが、本校のものは実を付けているのを見たことがない。 実は強精薬で、止血剤、解熱剤としても使われる。
 本校では前庭のクスノキの下に生えている。
モモ(桃)   画像2  画像3  画像4

学名:Amygdalus persica
分類:バラ科モモ属
花期:4月
 中国原産、3世紀頃に渡来したと考えられている。 4月初旬に淡紅色で一重または八重の花を咲かせる。食用・観賞用として世界中で栽培されている。 葉は花よりやや遅れて出芽する。
 本校ではA棟事務室前の花壇に八重咲きの株がある。これは一重咲きの株に接ぎ木されたもので、一緒に一重も咲く。 またA棟北側のエアコンユニットのフェンス内に一重咲きの株が1本ある。
サクラ(桜)   画像2  画像3  画像4  画像5  画像6  画像7
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学名:Prunus yedoensis (ソメイヨシノ)
    Prunus jamasakura (ヤマザクラ) など
分類:バラ科サクラ属
花期:4月
 日本原産、「サクラ」はバラ科サクラ属のうち、サクラ亜属に属するものの総称。 園芸品種が多い。とくに江戸末期に開発されたソメイヨシノは全国に広まり、サクラの代名詞的存在になっているが、 古くは、ヤマザクラや八重咲きの桜が一般的だった。
 本校では正門と西門の間のフェンス沿いと前庭西側にソメイヨシノがあるほか、枝垂れ桜や八重咲き、ヤマザクラ等がある。
ヒメリンゴ(姫林檎)   画像2  画像3  画像4  画像5  画像6
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学名:Malus prunifolia または Malus×cerasifera
分類:バラ科リンゴ属
花期:4月初旬〜中旬
リンゴ属の落葉低木。庭木や盆栽によく使われる。 「ヒメリンゴ」の名は、中国原産のイヌリンゴ( Malus prunifolia )の別名の場合と、北海道や本州中部以北に分布するエゾノコリンゴとイヌリンゴの交雑種( Malus×cerasifera )を示す場合があるようだ。本校の前庭に小さな木が1本ある。 毎年きれいな花を咲かせるが、実を結ばない。 つぼみは赤いが花は白い。これは、果物のリンゴの花も同じ。
ヒメスミレ(姫菫)   画像2  画像3

学名:Viola minor
分類:スミレ科スミレ属
花期:4月初旬〜中旬
 濃紫色で小さな花を咲かせるスミレ。
 日本のスミレは種類が多く、同定が難しい。スミレだけで一冊の図鑑ができるくらいである。
 本校では、前庭の築山の松林付近に生える。
タチツボスミレ(立坪菫)   画像2  画像3

学名:Viola grypoceras
分類:スミレ科スミレ属
花期:4月初旬〜中旬
 日本の代表的スミレで、北海道から沖縄まで広く分布する。 また、それぞれの地域で色や形に変異が見られる。 環境への適応は広く、やや湿ったところであれば、わずかな日照でも生える。
 本校では、バラ園の南端、コンクリートタイルの隙間に生える。
カリン(花梨)   画像2  画像3  画像4  画像5  画像6

学名:Chaenomeles sinensis
分類:バラ科ボケ属
花期:4月
 中国東部の原産で、日本への伝来時期は不明。 成熟した果実は楕円形をして黄色で大きく甘い香りがするが、渋く堅いため生食には適さない。 主に果実酒や砂糖漬けに利用される。 果実に含まれる成分は、咳や端など喉の炎症に効くとされ、のど飴に配合されていることが多い。
 本校では前庭の東側に1本植えられているが、実を結ぶことが少ない。
クサボケ(草木瓜)   画像2  画像3

学名:Chaenomeles japonica
分類:バラ科ボケ属
花期:4月
 ボケは中国原産で、平安時代に観賞用として渡ってきた。そのため日本では自生してない。 本種クサボケはボケに近い低木で、日本の在来種であり、山野に自生している。 樹木であるが、幹の基部から枝分かれし、枝は大きく成長しないので、高さは50cm程度である。
 本校では前庭の東側に1本あったが、2005年を最後に花を見ていない。枯れてしまったのかもしれない。
ハナミズキ(花水木)  画像2  画像3  画像4  画像5  画像6

学名:Cornus florida
分類:ミズキ科ミズキ属
花期:4月
 北アメリカ東部原産、1909年より数回にわたって東京市がアメリカ合衆国に桜の苗木を贈り、 その返礼として1915年に同国から東京市にこの木が贈られたのがはじまりで、 庭木や街路樹として日本中に広まった。春の花だけでなく秋の紅葉も楽しめる。 大きな花びらのように見えるのは総苞(そうほう)で、その中心に目立たない花が集合して咲く。 本校ではA棟南沿いの花壇や前庭にある。
オオジシバリ(大地縛り)  画像2  画像3  画像4

学名:Ixeris debilis
分類:キク科ニガナ属
花期:4月
 日本全土に分布する多年草。匍匐茎を伸ばし根をおろす。 何本もの匍匐茎が地面を縛っているように見えるところから名付けられた。 タンポポに似るが花びらの数が少ない。 湿り気のあるところを好み、田んぼの畦などによく生える。  本校では、東側の前庭で見られる。
ユキヤナギ(雪柳)  画像2  画像3  画像4  画像5

学名:Spiraea thunbergii
分類:バラ科シモツケ属
花期:4月
 日本原産、または中国原産と言われている。 庭木としてよく見かけるが、野生種は少なく、絶滅危惧種に指定している県もある。 樹木(木本)で、根もとから細い枝を数多くだし、枝垂れる。 柳のような枝と雪のように小さく白い花をつけるところから名付けられた。
ヤマブキ(山吹)  画像2

学名:Kerria japonica
分類:バラ科ヤマブキ属
花期:4月
 低山の林の木陰などに群生する。樹木(木本)であるが、幹や枝は細く背丈も高くならない。 花はオレンジ色に近い濃い黄色(山吹色)で、一重咲きと八重咲きがある。庭木に使われるのは主に八重咲きである。 花びらは5枚で、八重咲きはおしべが花びら状に変化したもの。
 本校には八重咲きがあるが、前庭東の藪の中にあるため、目立たない。
ラッパスイセン   画像2  画像3  画像4  画像5  画像6
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学名:Narcissus pseudonarcissus
分類:ヒガンバナ科スイセン属
花期:4月
 西ヨーロッパ原産の多年草。副花冠がラッパのように突き出ているのが特徴。 園芸種として改良されたものが多く、春の花壇を賑わせてくれる。
 本校では、バラ園にたくさん植えられているほか、正門を入ってすぐ右のところにもある。
カラスノエンドウ(烏野豌豆)   画像2  画像3  画像4
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学名:Vicia angustifolia
分類:マメ科ソラマメ属
花期:4月
 植物学ではヤハズエンドウと呼ばれるが、カラスノエンドウの名が一般的である。 ノエンドウ(野豌豆)は中国の呼び名で、豆のさやが熟すと黒くなるところからカラスの名が付けられた。
 中東や地中海地方が原産で、古代に食用として栽培されていたことがわかっている。 若芽や若い豆のさやは食用になり、熟した堅い豆も炒って食べることができる。
 秋に発芽し、翌年の春に成長して花をつけ実を結ぶ。
スズメノエンドウ(雀野豌豆)   画像2  画像3  画像4

学名:Vicia hirsuta
分類:マメ科ソラマメ属
花期:4月
 カラスノエンドウの近縁種で、花が小さいところからスズメの名をつけた。 カラスノエンドウと同様に秋に発芽し、翌年の春に成長して花をつけ実を結ぶ。 カラスノエンドウやカスマグサと混ざって生えることが多い。 さやにはふつう2個の豆が入っている。
カスマグサ    画像2  画像3

学名:Vicia tetrasperma
分類:マメ科ソラマメ属
花期:4月
 カラスノエンドウの近縁種で、花の大きさがカラスノエンドウとスズメノエンドウとの間のであるところから、 カ・ス・間・草と名付けられた。カラスノエンドウと同様に秋に発芽し、翌年の春に成長して花をつけ実を結ぶ。 カラスノエンドウやスズメノエンドウと混ざって生えることが多い。 さやにはふつう4個の豆が入っている。
クサイチゴ    画像2  画像3

学名:Rubus hirsutus
分類:バラ科キイチゴ属
花期:4月
背丈が低く草(草本)のように見えるため「クサイチゴ」と呼ばれているが、 実際は樹木(木本)である。白く大きな花を咲かせるので目立つ。 赤くて甘酸っぱい実をつける。日陰を好むようで、本校ではハンドボールコート近くの 茂みに生えている。
ナガミヒナゲシ    画像2  画像3  画像4  画像5  画像6

学名:Papaver dubium
分類:ケシ科ケシ属
花期:4〜5月
 ヨーロッパ原産の1年草。草原や荒れ地に生える。長い茎の先に花をつけるが、 つぼみのあいだは下を向いていて、咲く少し前に上を向く。
 本校では、A棟南の花壇やB棟北側のバラ園などに生える。
キュウリグサ    画像2  画像3  画像4

学名:Trigonotis peduncularis
分類:ムラサキ科キュウリグサ属
花期:4月〜5月初旬
 葉を揉むとキュウリのにおいがする。
 園芸種のワスレナグサの仲間で、道ばたや花壇の隅などで小さな花を次々に咲かせる。 花の形はワスレナグサとよく似ており、淡い青紫色をしている。
ヤエムグラ(八重葎)   画像2  画像3

学名:Galium spurium var. echinospermon
分類:アカネ科ヤエムグラ属
花期:4月〜5月初旬
 道端や公園などにふつうに見られる。「むぐら(葎)」とは荒れ地や野原に茂る雑草の総称である。 茎は細長く、葉や茎に細かい棘がある。花は小さく、目立たない。実にも棘があり、動物の身体などに付いて植生を広げる。
 夏までに姿を消すので、百人一首に歌われた「やえむぐら」は本種ではなく、アサ科のカナムグラと考えられている。
  八重むぐら しげれる宿の さびしきに
      人こそ見えね は来にけり   恵慶法師
コメツブツメクサ(米粒詰草)    画像2  画像3

学名:Trifolium dubium
分類:マメ科シャジクソウ属
花期:4月〜5月初旬
 ヨーロッパ〜西アジア原産の帰化植物。シロツメクサの近縁種で、葉も花も小さい。 日当たりのよい草地に群生する。葉は小葉3枚からなり、花は黄色の小さな花が20個ほど集まって咲く。
 *「ツメクサ(詰草)」の名前の由来はシロツメクサ(5・6月)を参照