校訓 克己自立、敬愛協同、日新創造

Q1:単位制高校のメリットとは何ですか?


A1①: 自主的・自立的な学び
  一般の高校に比べより多くの選択科目が準備されていますので、自らの興味・関心・適性・進路に応じて学びたい科目が選べます。与えられるのではなく、自己の責任で科目を選択して学習することになりますが、将来に対して明確な目標を立て、積極的に挑戦するという意欲的姿勢が求められることにもなります。

A1②: 進路・個性に対応した学習計画
  多様な選択科目の中から、自分の興味・関心・適性・進路に応じて主体的に学びたい科目を選択し学んでいくので、個性や能力を伸ばし、進路実現に効果的に対応することができます。たとえば、目指すべき進路に適った科目を重点的に学ぶことができますし、また、個性や能力の伸張を図りたい科目を中心として学習計画を立てることもできます。

Q2:単位制は学年制とどう違うのですか?


A2:
 「学年制」は、各学年で定められた教科・科目をすべて履修し、一定以上の単位数を修得したとき、その学年の修了が認定されます。進級に必要な単位に満たないときは、再度同じ学年をやり直すことになります。「単位制」は学年による教育課程の区分を設けていないので、進級の認定はありません。必履修科目(卒業するために、必ず履修しなければならない科目です)を履修した上で、3年間で必要な単位を履修・修得すれば卒業が認められます。

Q3:入学前に将来の目標が決まっていないとだめですか?


A3:
 入学時に将来の目標を具体的に意識している生徒もいますが、多くの生徒は高校に入学してから将来についての考えを深めていきます。1年次の総合学習の時間では「Future Design」として、進路適性検査、職業人の講演、将来の自分を考えるなどの時間を設けています。これ以外にも様々に進路を考える時間があります。3年間で自分の在り方・生き方を真剣に考え、主体的に学び、生きていく姿勢を身につけてほしいと願っています。

Q4:時間割は自分でつくるのですか?


A4:
 全体の時間割として配置された科目の中から選択する科目を決めながら、自分の時間割をつくっていきます。ただし、1年次においては必履修科目を中心に教育課程が編成されているので、選択は芸術と情報だけになります。2年次からは多くの自由選択科目の中から科目選択をしていきますが、きめ細かなガイダンスを受け、また担任の先生にも十分に相談しながら3年間を見通した科目選択を考えていくことになります。

Q5:途中で進路希望を変更することはできますか?


A5:
 自分の進路や適性を意識しながら、3年間を見通した科目選択を1年次から考えていきます。しかし、科目の履修届けは各年次毎に行うので、進路希望を変更することはできます。単位制でありコースや類型のようにその枠にしばられることはありませんが、一般的に文系から理系への変更は学習効果の面で困難を伴うことがあります。

Q6:単位とは何ですか?


A6:
 学習をはかる基準となる量を単位といい、50分を1単位時間として、毎週1回の授業を1年間受けると、1単位の学習をしたことになります。

Q7:その科目を選択した人が少なくても、開講されますか?


A7:
 進路に必要な科目は、少人数でも開講しています。

Q8:クラスはありますか?


A8:
 学年制と同じように、同じ年次の生徒によるクラスがあり、クラス担任も決められています。

Q9:ホームルーム活動はありますか?


A9:
 所属クラスで、始業前と終業時に毎日SHR(ショートホームルーム)があるほか、週に1回LHR(ロングホームルーム)があり、体育大会、INAZONO祭(文化祭)、球技大会などの学校行事にはクラス単位で参加します。

Q10:通学方法について教えてください。


A10:
 徒歩、電車・バスの公共交通機関によるほか、現在は届け出により自転車通学も認めています。学校はJR「猪名寺駅」に隣接し、阪急電車「稲野駅」からも徒歩6分のところに立地していますので、遠方からも十分に通学が可能だと言えます。