校種 小学校 学年 3年 教科名 国語 学校名 丹波市立和田小学校
単元・教材名
わたしのお気に入りの場所
指導目標
 紹介したい場所の楽しさやおもしろさなど、中心になることを考えて、わかりやすく話す。また、話の内容を正しく聞き取る。
指導計画
第1次 全文を通読し、学習の見通しを立てる・・・・・・・・1時間
第2次 紹介したい場所ごとにグループを決める・・・・・・1時間
第3次 グループで話し合い、取材計画を立てる・・・・・・2時間
     グループで取材活動をする・・・・・・・・・・・・・・・・2時間
     発表台本や資料を作成する・・・・・・・・・・・・・・・2時間
第4次 発表の練習をする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2時間
第5次  発表会を開く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2時間 (本時1/2)
     学習のまとめをする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1時間
ICT活用のポイント
授業場所 ◇コンピュータ教室 ◆普通教室
◇その他()
授業形態 ◆一斉学習 ◆グループ学習 ◇個別学習 ◇補習
ICTを活用する場面 ◆導入 ◆展開 ◇まとめ ◇その他()
ICTを主に活用する者 ◆教員 ◆児童・生徒
ICTを活用する目的 ◆課題の提示 ◇動機付け ◆教員の説明資料◆繰り返しによる定着 ◆モデルの提示 ◇体験の想起 ◆比較 ◆振り返り ◆その他(学習者の説明資料)
授業で利用したICT環境 ◆コンピュータ ◆プロジェクタ ◆スクリーン ◇電子ホワイトボード ◇インターネット ◆デジタルカメラ ◇実物投影機 ◇デジタルコンテンツ ◆その他(学習者の説明資料)
使用した教材
自作スライド(児童がデジカメを使って作成)
授業の流れ
【導入】 発表会のめあてを確認する。
<ICTの活用>
導入資料
【展開1】 発表会(第1部)を開く。

○運動場グループ
○校山園グループ
○こだわりグループ
【まとめ】 発表会の感想を書く。
成果と課題
 文章を書くことが苦手な子にとって、長い紹介文を書くということは、より苦手意識を持たせてしまうことになる。「何を書けばよいか」「どのように書けばよいか」「どんな順序で書けばよいか」苦手な子にとっては、わからないことだらけである。デジタルカメラは、そんな子どもたちの苦手意識を解消してくれた。
 お気に入りの場所の写真を撮ることで、「わたしのお気に入りの場所は、○○です」と、まず、書き出しが決まってくる。次に、お気に入りの理由がわかる写真を3枚撮ることで、「まず、このことを書いて、次に、このこと、そして、最後にこれを書こう」と、文章の組み立てが見えてくる。デジカメで撮った写真を使うことで、簡単な文章は、すぐに書くことができた。
 その上、もっとすごい効果があった。理由をくわしく書く場面では、「写真に合う文章を考えよう」と言葉にこだわり、文章をくわしく書こうとする姿勢が見られた。また、反対に、書いていると「もっと文章に合った写真が撮りたい」と、取り直しをする子も多くあった。写真と文章がそれぞれ相乗効果となって、よりくわしく、わかりやすい紹介文を書くことにつながっていった。中には、「これは、どこの場所かわかりますか?」のように、書き出しをクイズ形式にする子もあり、聞き手を引きつける工夫も見られるようになった。
 今回、導入でも教師がプレゼンのモデルを提示することで、学習のめあてや内容をはっきりとつかませることができた。どの子にも学習の見通しが立てやすく、「早くやりたい」と、興味を持って学習に入ることができた。学習のスタートから、どの子も意欲的に取り組み、紹介文の完成までその意欲を持続できたのは、すごいことである。
 ICTをうまく活用することで、子どもの意欲をかき立て、感性をゆさぶる授業が可能になることがわかった。これからは、国語科でも年間計画を見直し、授業のどこにどんなICTが使えるのかを考え、計画的に取り入れていきたい。
関連資料(リンク)
◆学習指導案 ◆デジタルコンテンツ

授業でICTを使ってみよう!