2学年社会科(歴史的分野)学習指導案

丹波市立市島中学校

 教諭 藪下 正文

1、日 時:平成192007)年1119日(月) 6校時(14:1515:05

2、クラス:22組(33名)

3、場 所:社会科教室(南館3F)

4、単元名:近代国家へのあゆみ

5、単元目標

 @武士中心の政治から天皇中心の政治に変わったことを理解するともに、そのねらいや、欧米文化を取り入れた近代化政策について理解する。

 A明治政府の政策の中で、近代日本の領土がどのような過程を経て画定したのか、また、周辺地域とのつながりを理解する。

6、指導にあたって

 @生徒観

  本クラスは大変活気のあるクラスである。学校行事でもクラスが一体となりすばらしい結果を出すことができた。しかし、学習については落ち着きがない生徒もおり、じっくり落ち着いて学習できない場面も見られる。一方、高い理解力を持ち、意欲的に学習に臨もうとしている生徒もいる。

 A教材観

  武士中心の江戸時代から、天皇中心の明治に変わった大きな変革、明治維新。なぜ、天皇を政治の中心としたのか、また、新政府はこれを基にどう国づくりを進めていきたかったのか、図や表を使い考えさせることができる単元である。

 B指導観

  多様な生徒がいる中、考えさせる授業というのはとかく進みにくいものである。そこで、ICTを使い、何をヒントに、どう考えればよいかという視点で指導していこうと思う。単なる歴史の一部分だけでなく、それ以降の考え方の基本ともなるよう心がけていきたい。

7、単元計画(全4時間)

 @明治維新(本時)            A日本の近代化政策

 B文明開化                C領土の画定

8、本時の目標

 @五箇条の御誓文、版籍奉還、廃藩置県など明治政府の行った諸政策(明治維新)を、それぞれの年代順に、かつその中身を理解する。

 A明治新政府は「明治維新」でどのような国を作りたかったのか思考し、答えを導き出そうとする。

9、評価基準

評価項目

評価の場面

評価基準

社会的事象への関心・意欲・態度

用語プリントを記入する場面

導入として、意欲的に記入しようとしているか。(観察)

社会的な思考判断

明治政府のめざしたものを考える場面。

ヒントを参考に、自ら考えようとしているか。(観察・発表)

資料活用の技能・表現

明治政府のめざしたものを考える場面。

正しい資料を使い、考えようとしているか。(観察・発表)

社会的事象についての知識・理解

まとめの場面。

学習したことが定着していか。(発表)

10、本時の展開

 

学習活動

留意点

ICTの利用

評価

導入

1、本時の学習を知る。

 ・用語のプリント

 

・プリント配布

 

・用語の整理

用語の整理をする。

【興味・関心】

 

 

 

展開

2、明治政府の政策を知る。

 @五箇条の御誓文

 A五榜の掲示

 B東京遷都

 C版籍奉還

 D廃藩置県

3、明治政府のめざしたものを考える。

 →天皇中心の中央集権国家をつくりたかった。

 

・それぞれの政策の中身を説明する。

 

 

・考える手順をヒントとして紹介する。

 

・図の提示

 

 

 

 

・ヒントの提示

 

・板書事項をノートに取る。

【知識・理解】

 

 

・表や図を使って考える。

【資料活用・思考判断】

まとめ

4、板書を利用して復習する。

・用語だけの復習にならないよう留意する。

 

・用語や思考の定着を図る。

【知識・理解】

11、準備物

 ・用語プリント  ・PC  ・液晶プロジェクタ  ・スクリーン