校種 普通科  学年 3年次  教科・科目名 国語・国語表現  学校名 兵庫県立三田祥雲館高等学校


単元・教材名メディアリテラシー
指導目標
  
  • メディアリテラシー1・・・ネット上の広告(3社)の戦略を批評する。情報の把握・批評する精神と方法
  • メディアリテラシー2・・・広告を作成し、情報(意図)を伝達する。戦略の立案・情報の構築
  • メディアリテラシー3・・・学校のパンフレットを作成する。戦略の立案・情報の構築
指導計画
  
  • メディアリテラシー1・・・6月〜9月 テーマ決め(1)、資料収集(2)、スライド作成(2)、プレゼンテーション(1)(計6時間)
  • メディアリテラシー2・・・10月〜11月 テーマ決め(1)、資料収集(2)、スライド作成(2)、プレゼンテーション(1)(計6時間)
  • メディアリテラシー3・・・11月〜12月 方針決定(1)、資料収集(1)、パンフレット作成(4)、プレゼンテーション(1)(計7時間)
ICT活用ポイント
 授業場所 ◆コンピュータ教室 ◇普通教室
 授業形態 ◇一斉授業 ◆グループ学習 ◆個別学習 ◇補習
 ICTを活用する場面 ◆導入 ◆展開 ◆まとめ
 ICTを主に活用する者 ◆教員 ◆児童・生徒
 ICTを活用する目的 ◆課題の提示 ◇動機付け ◆教員の説明資料 ◇繰り返しによる定着 ◇モデルの提示 ◆体験の想起 ◆比較 ◇振り返り ◆その他(資料収集)
 授業で利用したICT環境 ◆コンピュータ ◆プロジェクタ ◆スクリーン ◇電子ホワイトボード ◆インターネット ◇デジタルカメラ ◇実物投影機 ◆デジタルコンテンツ
使用した教材インターネット上企業広告、学校パンフレット、校舎デジタル写真
授業の流れ
   【導 入】 目的説明 テーマ選定
【展開1】 資料収集、AIDMAによる5つの分析
       メディア1-1  メディア1-2  メディア2-1  メディア2-2  メディア3
【展開2】 パワーポイントによるスライド作成、ワードによるパンフレット作成
       メディア1-1  メディア1-2  メディア2-1  メディア2-2  メディア3
【まとめ】 プレゼンテーション、反省会
成果と課題
     授業としての「国語表現」という言葉からは、多分に作文を意味するものと捉えられがちである。その原因は、主に授業する側、すなわち教師の志向と力量に負うところが大きい。従来の考え方に立脚すれば、紙と鉛筆ですることから「国語表現」は脱却できない。また、授業を受ける側、すなわち生徒の志向もそれに近いものであったのではないか。
  自分の中にあるものとの対話という意味では、日記をはじめとして文字をつづっていく作業には深く精神世界を開拓し、その個人を成長させうる行為である。そのことを授業者は、決して忘れていない。今年度の「国語表現」では、広く私たちを取り巻く世界から発信される情報を受け取り、伝達するということで実際には触れることのできない相手とのコミュニケーションまでを、授業の目標とした。果たしてこの授業者の思いが生徒諸君に伝達できたかは疑問であるが、アンケートの結果を見て内心安堵していることは事実である。
関連資料
   メディアリテラシー1:アンケート結果グラフ

コメント抜粋
  • やっぱり自分らの意見を他人にうまく説明するのは難しいけど、めちゃくちゃ楽しかった
  • いろんなCMを見て比較してそのCMには意図があることを知った
  • ほんの数秒の短いCMの中に、様々な意図が取り込まれていることを知って、今までとは少しCMの見方が変わった
  • 今までに授業でしたことのない内容だったので難しかった
  • 今まではアイドマを意識してCMを見たことはなかったけれど、この授業を受けて各会社の意図を考えるようになり、以前とは違った観点から様々な広告を見ることができるようになりました

    メディアリテラシー2:アンケート結果グラフ

    コメント抜粋
  • キャッチコピーを考えるのが難しく、インパクトのあるフレーズはなかなか思いつかないのだと改めて思った
  • 1から作るということがこんなに難しいとは思わなかった
  • 伝えたいことを一目で分かるように工夫するには、キャッチコピーはもちろん、色の配色や文字の大きさ、写真の配置など、様々なバランスが関係していて、とても難しかった
  • これが国語表現で一番楽しかった授業でした
  • 普通に出回っているポスターもちゃんとそういうことが考えられているのだなと感じさせられました

    メディアリテラシー3:アンケート結果グラフ

    コメント抜粋
  • 限られたスペースでどれだけ多くの情報を入れれるか、また、どれだけ興味を持ってもらえるような見た目にするかという2つのことを重視して作っていったけど、情報をたくさん入れようとすると見づらくなってしまったり、見た目を重視すると情報の量が減ってしまったりしてなかなか思うように作れなかった。また、パンフレットは自分の伝えたいことではなく相手の知りたいことを伝えることが重要だということを学んだ
  • もともとの学校のパンフレットを参考にしながらできたので少しやりやすかった。でも、いざオリジナルを作ると考えるとやっぱり難しかった
  • 祥雲館高校を改めてきちんと見直すいい機会になった
  • 画像選びや構成を作るのが大変だった
  • 自分が祥雲館のパンフレットを見て祥雲館に興味を持ったように、どのようなパンフレットを作れば興味を持てもらえるか考えるのはとても難しかったけど、在学している今だからこそ作れるパンフレットができたと思うからよかった