理科学習指導案

授業者  村田 俊彦 

1 日時  平成20年2月1日()5校時

 

2 場所  1年2組の教室

 

3 学級  1年2組(男子20名、女子15名、計35名)

 

4 単元  「活きている地球」

 

5 教材観 

 活発な火山や地震の活動に関する学習を通して、地球内部のエネルギーに対する関心を高めさせたい。本校は北西に六甲山系の山々があり、歩いて10分のところに会下山古墳やロックガーデンもある自然の豊富な地域にある。この地域の野外観察を通して、学習意欲をさらに喚起させたい。また、地学的事象のもつ時間的な長さ、空間的な広さを実感させ、プレートの動きと関連付けることで、活きている地球の姿をグローバルな視点でとらえさせたい。

 

6 生徒観

 ほとんどの生徒は理科の学習や現象に興味を持ち、観察・実験は自ら積極的に取り組む姿勢が見られる。しかし、教師の指示が伝わらず何度も同じことを聞く生徒もおり、集中力が散漫なところがある。

 

7 指導目標

 地層を構成する岩石や化石の写真や標本をもとに興味関心を持たせるとともに、化石を含む地層がたい積した時代や当時の環境を推測させる。また、地域の野外観察や岩石や化石の実物観察で見たものは、地球史の中でたえず変化している大地の一瞬の姿でしかないことを実感させ、地球は今も活きているダイナミックな星であることを認識させる。

 

8 指導計画  活きている地球  全19時間

・大地が火をふく(6時間)

・大地は語る(5時間/本時 第1次)

・大地がゆれる(5時間)

・大地が変動する(3時間)

 

9 本時の目標

・化石標本から化石の特徴をとらえてスケッチする。

・地層に含まれる化石から、その地層がたい積した時代や当時の環境を指摘できるようにする。

・市販されている大理石の薄片の中にも化石が含まれていることに気づかせる。

 

10 評価のポイント

 ・化石の写真や標本に関心を持ち、意欲的に学習に取り組もうとする。

 ・地層に含まれる化石から、地層がたい積した時代や当時の環境を推測できる。

11 本時の学習計画

 

 

学習内容

 

学 習 活 動

 

指導上の留意点

 

評価

 

導入

 

・前時の復習

    (OHC活用)

・本時の授業の説明

 

・知っている化石を思い出す。

・プロジェクターで動画*1を見る。

 

・問題をする。

・答え合わせをする。

 

 

・知っている化石を思い出す。

・実習レポートを書く。

 

・理科係に答え合わせをさせる。

・復習問題から基礎の定着を図る。

・知っている化石を思い出させる。

・集中して、動画を見させる。

 

・基本事項を理解する。

 

 

・化石の名前が言える。

 

展開

 

・化石標本を見る。

 

 

 

・スケッチをする。

 

 

・化石(示準化石と示層化石)ができた当時の環境や時代を考える。

 

 

・他の班の化石の情報交換をする。

 

・大理石の中に化石が含まれているかどうかを調べる。

 

 

・化石からわかることを考える。

 

 

・化石とルーペを用意する。

 

・化石をスケッチする。

 

 

 

 

・班毎にスケッチした化石を紹介する。

 

・大理石を観察する。

・化石らしきものを発見したら、みんなに紹介する。

    (OHC活用)

 

・本物の化石標本やレプリカをよく見て考えさせる。

 

 

・ルーペの使い方を確認する。

 

・化石を傷つけないように注意する。

・芸術的な(立体的な)書き方ではなく、線画で特徴を書くように指示する。

 

・班ごとに化石をを紹介させる。(OHC活用)

 

・模様のようにみえるものが化石かもしれないことを伝える。

 

・化石の写真や標本に関心を持ち、意欲的に学習に取り組もうとする。

 

・地層に含まれる化石から、地層がたい積した時代や当時の環境を推測できる。

 

 

 

・意外なところに化石が見つけることができる。

 

まとめ

 

・本時のまとめ

・次時の予告

  

 

・観察結果をまとめる

・問題を解く。

 

 

 

・理科ノートの問題をさせる。

 

・示準化石と示相化石の違いを確認する。

*1 http://contents.kids.yahoo.co.jp/studystreaming/science/