ICT活用授業実践事例報告書 


                                                   2010年
 学校名 丹波市立新井小学校
 教科(科目等) 理科   学年  3年 
 単元名 電気であかりをつけよう
ICT活用の様子
 指導計画 本時 3/7
第一次 豆電球と乾電池を使って、あかりをつけてみる。・・・3時間
      豆電球にあかりがつくときはどんなつなぎ方のときか話し合う。
第二次 回路の途中にいろいろなものを挟んで、電気を通すものと通さないも
      のを調べる。                      ・・・3時間
まとめ・力だめし ・・・1時間
 本時のねらい 豆電球にあかりがつくつなぎ方とつかないつなぎ方とを比較して、豆電球にあかりがつく理由を考え、自分の考えが表現できる。
 活用したICT機器

PC プロジェクタ スクリーン 実物投影機

 コンテンツの準備   
・前時の説明に利用した児童の作品(実物投影機で撮影しておいた画像)
・NHKデジタル教材
  
授業でのICT活用の目的(意図)   
3年生児童にとって、「輪になっている」という回路の概念を獲得させることは難しい。そこで、紙の上に豆電球、電池、導線を置いて実物投影機で映し、マジックでその紙に輪を書き込むことで回路の概念を獲得させる。
 ICTを活用した場面及び主な活用方法   
■導入■展開■まとめ
・導入では、前時の実験の画像を提示し、ソケットを用いて点灯させた豆電球のつなぎ方を想起させる。
・展開では、導線1本で点灯させた豆電球のつなぎ方を実物投影機で示し、実際に点灯するのかを確かめさせる。
・まとめでは、観察が困難な豆電球の内部をNHKデジタル教材で見せることで理解させる。
前時のふりかえりの様子 実物投影機で投影して説明 NHKデジタル教材の視聴
    
 ICT機器を活用するメリット   
・実物撮影機の投影画像を静止画として記録できる機能を利用すると、ソケットを用いて点灯させた豆電球のつなぎ方の画像を容易に提示でき、前時のふりかえりが簡単にできる。
・実験の様子を実物投影機で大きく映すことで、導線のつなぎ方を分かりやすく説明することができる。
・理科実験においては、実物投影機を使って実験の手順を示すとわかりやすい。
・NHKデジタル教材を視聴することで、豆電球の構造を理解することができた。実験できないものは、デジタル教材を視聴することで、児童の体験を補い、知識を拡充することができる。
    
 活用のポイント  
実物投影機で実物を投影する際は、慣れが必要である。スクリーンに教師の体の影ができたり、指先が対象を隠してしまったりして、投影がスムーズにできなかった。黒板を使って紙に描いた豆電球や電池のモデルで説明する方が手軽である。
 担当教科等でICT活用授業が効果的であると思われる単元及び指導内容について   
3年理科「ものと重さ」(啓林館)では、NHK放送番組「ふしぎだいすき」(第18回ふしぎ!ものの重さ)を視聴すると、鉄10kgと綿10kgなどの体積の違いが理解できる。