ICT活用授業実践事例報告書 


                                                   2010年
 学校名 赤穂市立赤穂西小学校 
 教科(科目等) 音楽 学年  2年
 単元名 リズムに合わせて「アンダルコのうた」
ICT活用の様子 
 
 指導計画

本時 2/4
第一次 「アンダルコのうた」をリズムに合わせて合奏する・・・・2時間
 第一時 リズム・メロディ・バスのそれぞれを視奏する
 第二時 リズム・メロディ・バスを合わせて合奏する(本時)
第二次 「ウンパッパ」をリズムに合わせて歌う・・・・・・・・・・・・・2時間

 本時のねらい 「アンダルコのうた」のメロディにリズムとバスを合わせ、思いをもって合奏を楽しむことができる。
 活用したICT機器 PC プロジェクタ スクリーン 大画面表示装置(大型テレビ) 実物投影機  
 コンテンツの準備   
・フラッシュ型教材のサイトからダウンロードした雛形をもとに作成したリズム譜(パワーポイント)
授業でのICT活用の目的(意図)   
・学習指導要領の「共通事項」で示される音符や休符の長さや意味を画像を使い、視覚的に表示し確実に理解・習得させるため。
・簡単なリズム譜を見て、正確にリズム打ちができるようにするため。(読譜力の習得)
 ICTを活用した場面及び主な活用方法   
■導入 □展開 □まとめ
・ICT機器を授業全体で使うのではなく、毎時間の導入部分で常時活動として活用している。
・授業の導入で毎時間、リズム譜のフラッシュ教材を投影し反復練習させる。
・歌唱指導の導入で毎時間、実物投影機で正しい口形と発声の手本を示しながら発声練習をさせる。
   
 ICT機器を活用するメリット   
・フラッシュ教材のサイトを利用してリズム譜を作成したため、作成や修正が容易で他学年でも使える。
・従来はリズムカードを使っていたため両手がふさがっていた。フラッシュ型教材はクリックするだけで画面が変わるので、リズム打ちの模範奏ができ指導がしやすい。
・フラッシュ型教材はテンポよく繰り返し練習ができるため、基礎基本の理解習得に効果的である。
・歌唱時の口形指導は実物投影機で児童の口形をアップにして写すと非常に具体的になり効果がある。
・演奏時に教科書の楽譜を実物投影機で投影することにより、児童の視線を前に向けることができる。
 活用のポイント  
・音楽鑑賞などでは五感を働かせてイメージ豊かに想像することが大切なことがある。その場合、ICTはイメージを限定してしまったり五感の中の特定の要素を強調してしまったりするため逆効果となる。このような場面ではICTを使用しないようにしている。
〔共通〕
・機器に振り回されることのないよう、ICTはあくまでも効果的な手段として必要な場面でのみ使うようにしている。
・ICTを教室に常設し日常的に使うことで、便利な道具として当たり前に使うという認識が広がった。
・授業中ICTを使用しない場面ではプロジェクタのレンズを閉じ、スクリーンに何も映っていない状態を作り、児童の集中力を妨げないよう配慮している。
 担当教科等でICT活用授業が効果的であると思われる単元及び指導内容について   
・リズム譜の読譜練習(プレゼンテーションソフト)
・歌唱時の口形指導(実物投影機)
・実物投影機による楽譜の提示
・実物投影機で歌詞を投影し、部分的に隠すことで歌を効果的に暗唱させることができる。