ICT活用授業実践事例報告書 


                                                   2010年
 学校名  姫路市立高丘中学校 
 教科(科目等)  理科   学年  2年
 単元名  物質が分かれる変化  
 指導計画 本時 3/4 
第一次 ケーキがふくらむのはなぜか(2時間)
 第二次 物質はどこまで分解できるのか(2時間) 
 本時のねらい  炭酸水素ナトリウムなどの身近な素材を使いながら、物質を加熱することによって化学変化が起こることを、実験を通して理解させる
 活用したICT機器  プロジェクタ スクリーン 実物投影機 
 コンテンツの準備   
 ・ 実験器具(実物)    
授業でのICT活用の目的(意図)   
 ・ 炭酸水素ナトリウムを加熱する実験を行うにあたって、ガスバーナーの取扱い方を間違えれば大きな事故につながる危険があることを復習した。そこで、実物投影機を用い、生徒が実際に使用するものと全く同じ器具を操作してみせることでガスバーナーの操作方法を確実に理解させ、円滑な実験の実施と安全性を確保しようと考えた。    
 ICTを活用した場面及び主な活用方法   
□導入 ■展開 □まとめ
 ・ ガスバーナーの実物を拡大してみせ、各部品の名称を確認し、操作手順を説明した後、実際に火を付ける場面を演じした。             
 ICT機器を活用するメリット   
 ・ 映像により生徒が事前に実験手順と器具の扱い方をよく理解していたため、どの班も手際よく実験を行うことができ、時間内に後かたづけまで終えることができた。
 ・ 実物を拡大して映すだけなので教師の、事前準備の負担が軽減された。
 ・ 全員が前を向いて集中して話を聞くことができた。    
 活用のポイント  
 ・ 図を拡大してみせるより生徒が実際に使う器具と全く同じものを使用して演示することで、理解に時間がかかる生徒にもわかりやすい。 
 担当教科等でICT活用授業が効果的であると思われる単元及び指導内容について   
 ・ 細胞分裂の様子等、生徒が自分で観察することが難しいものを、実物投影機を使用して顕微鏡の像を拡大して生徒に見せる。
 ・ 生徒に行わせることが難しい実験を教師が演示する。