ICT活用授業実践事例報告書 


                                                   2010年
 学校名   加古川市立志方西小学校
 教科(科目等)   理科 学年   3年
 単元名   電気であかりをつけよう
 指導計画    本時 2/8
 第一次  あかりがつくとき      ・・・・・・・・3時間
 第二次  電気を通すもの通さないもの・・・・・2時間
 第三次  電気であかりをつけよう ・・・・・・・・3時間
 本時のねらい  豆電球にあかりがつくつなぎ方とつかないつなぎ方を比較して、電気の通り道について考えることができる。
 活用したICT機器   大画面表示装置  実物投影機
 コンテンツの準備   
   特になし。
授業でのICT活用の目的(意図)   
   豆電球は、小さいので指導者が手元に持って説明しても児童にとって見えにくくわかりにくいが、実物投影機で拡大して大型テレビに映し、大きくみせることで児童の理解を助けることができる。
 また、児童がまとめたものを大型テレビに映し出すことで、発表する児童に意欲をもたせ、聞いている児童に視覚的に情報を見せることで理解力を高めようと考えた。
 ICTを活用した場面及び主な活用方法   
□導入■展開■まとめ
・ いろいろなつなぎ方を考えてワークシートに記入し、それを大型テレビに映して発表させた。
    

・ 自分の考えたつなぎ方であかりがつくかを実験した。
 
  

・発表カードは、ICT機器を使わずに黒板に貼っていった。この方が板書として残すことができ、子どもたちの思考がまとまると考えた。
  

・実験結果を大型テレビに映しながら確認し、その後、児童が書いたまとめを大型テレビに映し出しながら、発表させた。

  
 ICT機器を活用するメリット   
  ・指導者の手元の作業を拡大することで、電極の位置や接続を児童にわかりやすく伝えることができ、児童が間違えることはなかった。
 活用のポイント  
 ・「児童に注目してほしい」「この写真を見せながら授業をするとわかりやすい」と思うときに、ICT機器を使うといいと思う。授業の中でたくさん使うのではなく、ポイントとして使うことで児童が注目して効果的な使い方ができると考える。
・準備がたいへんと思われるが、慣れてくると時間が短縮できる。
・授業中効果的に活用するためには、その機器に慣れることが大切であると考える。最初はうまくいかないこともあるが、継続して使い慣れていくと簡単に楽に授業の中で使えるようになると思う。
 担当教科等でICT活用授業が効果的であると思われる単元及び指導内容について   
・国語の物語文で挿絵を拡大して映し出す。デジカメやスキャナーで画像を取りこんで映すだけなので、準備が非常に楽である。また、図工でも絵のイメージを持たせるのに写真を拡大して映すと効果的であった。
・理科で児童と一緒に植物や昆虫の観察に外へ出たときに、デジカメで写真を撮っておき、後の授業で拡大しながら体のつくりなどを説明するとわかりやすい。
・最近のプロジェクタの光はとても強くなっているので、少しわかりにくいが、黒板に直接映し出すことも可能なので、棒グラフの枠線を黒板に映して描いていくことも簡単にできてよかった。