学校名 |
芦屋市立宮川小学校 |
教科(科目等) |
社会科 |
学年 |
5年 |
単元名 |
水産業のさかんな地域 |
指導計画 |
本時 3/7
第一次 魚はどこから ・・・1時間
第二次 八戸市の水産業 ・・・3時間
第三次 明石市の水産業 ・・・2時間
第四次 これからの水産業・・・1時間 |
本時のねらい |
いか釣り漁の方法や問題点を調べることを通して、漁の仕事に携わる人々の苦労や努力について考えることができる。 |
活用したICT機器 |
PC 電子黒板 実物投影機 |
コンテンツの準備 |
教科書 教科書会社(教育出版)製作のデジタル掛図 |
授業でのICT活用の目的(意図) |
電子黒板で地図や写真などを表示することによって、臨機応変に子どもの思考の流れに沿った授業を展開し、子どもたちへの質問や意見のやり取りなどコミュニケーションを多く取れると考えた。 |
ICTを活用した場面及び主な活用方法 |
□導入 ■展開 □まとめ
下の写真は、授業の中で、「八戸のイカつり漁は、沖合漁業か遠洋漁業か」という課題の説明をしているところである。この課題は、授業の流れの中である子どものハテナから出てきたものであったので、教材研究の段階では、この画面に出ている地図は、教師の意識の中にはまったくなかった。
「教科書のこの地図を使えば説明できる。」という子どもの発言を受け、急遽、この地図を電子黒板にとりこんだのである。取り込んだ地図に書き込みをおこない、わかりやすく説明をおこなっていた。
この後、社会のデジタル掛け図でカツオの一本釣りを見た。教科書や資料集の写真よりも迫力があり、子どもたちの目は電子黒板に釘付けであった。
本校では、電子黒板からインターネットを見ることもできる。そのため、NHKのデジタル教材を活用している先生方も多い。今までなら、ビデオやDVDに録画していたものを見せていたのだが、見せたい所だけを簡単に提示することができるのである。さらに、電子黒板では、書き込みをすることもできる。 |
ICT機器を活用するメリット |
・その場でインターネットから画像を取り込み、授業に活用することができるため、教師が予想していた展開以外の場合でも対応することができ、子どもたちの思考の流れに沿った授業をおこなうことができる。
・電子黒板を使うことで、地図やビデオを授業のポイントで見せる。また、書き込みなども行いながら説明することができるため、子どもたちの授業に対する意欲は格段にアップした。
・聞く側の子どもたちにとっても、手元の地図ではなく、大画面の見やすい画像を使い説明することで、視点の移動も少なく、理解もしやすい。
・教科書の写真だけでなく、実際の漁の様子を動画で見せることで、漁に対するイメージが広がった。
〔共通〕
・電子黒板の書き込みは、何度も修正が可能なため、多くの子どもたちの意見を電子黒板上に表現できる。
・実物投影機で教科書の地図を取り込んだり、あらかじめPCにインストール済みのコンテンツを使ったりするため、教材準備のための時間はほぼ0に等しい。その分、教材研究の時間に使うことができる。 |
活用のポイント |
・活用のポイントは、クラスの中に電子黒板があり、いつでも使えることである。
・子どもの反応に対して、臨機応変に対応できる教師の対応力が必要。 |
担当教科等でICT活用授業が効果的であると思われる単元及び指導内容について |
今回の事例のように、実物投影機活用をメインとおいた実践の場合、すべての単元において、効果的であると言える。
また、社会科だけではなく、算数科など他教科での活用も頻繁におこなわれている。
実際、宮川小学校では、ほぼ毎時間のように、電子黒板が活用されている。
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