ICT活用授業実践事例報告書 
                                                   2010年
 学校名 南あわじ市立市小学校  
 教科(科目等) 算数   学年  5年 
 単元名 ぴったり重なる形を調べよう   
 指導計画 第一次 合同な図形 … 3時間(本時:1/3)
第二次 合同な図形のかき方 … 4時間
第三次 基本のたしかめ … 1時間   
 本時のねらい 三角形や四角形の形調べの操作を通して、合同な図形に関心をもち、合同の意味が理解できる。 
 活用したICT機器 PC プロジェクタ スクリーン 電子黒板   
 コンテンツの準備   
ワープロソフトで作成したコンテンツ(教科書に掲載された図を取りこみ、加工したもの)
授業でのICT活用の目的(意図)   
児童が手元のワークシートの図形を切ったり重ねたりする場面で、電子黒板を活用し説明することで、児童の視線が集中する。また、説明のために書き込んだ板書が保存でき、次時に活用できる。    
 ICTを活用した場面及び主な活用方法   
導 入…問題場面を提示し、本時の課題を明確にする。

展 開…図形を重ね合わせる場面を提示し、合同の概念を理解させる。


まとめ…電子黒板で合同の概念についてのまとめを行う。


    
 ICT機器を活用するメリット   
・教科書に掲載されていた図をスキャナで取り込み加工したものを活用し、児童配布用のワークシートを作成する。さらに、それと同じ図を画面に提示することで、指示・説明がわかりやすい。
・本時の学習では、図形を切ったり重ねたりという操作活動が必要である。児童がワークシートを活用して操作活動するのと同じように、コンテンツ上でも図形の移動・重ね合わせなどを行うことで操作手順がわかりやすくなり、合同の意味も理解させやすい。
・電子ペンを活用して図形を操作することで、教師の視線移動も少なくて済み、児童の様子がわかりやすい。

〔共通〕
・電子黒板のキャプチャ機能を使い、説明のために書き込んだ図や文章を保存することができる。それを振り返り場面や次時の学習場面で活用することができる。
・画面を表示することで、児童の視線が集中する。    
 活用のポイント  
・ワープロソフトの図形の透過機能を使うと、重ね合わせても見やすい図形に加工することができる。
・常に、教室に電子黒板がある環境を設定し、教師も子ども達も電子黒板に慣れている状況を作る。
・授業前に機器をセッティングしておく。 
 担当教科等でICT活用授業が効果的であると思われる単元及び指導内容について   
算数科「C:図形」領域における「平面図形・立体図形・拡大図と縮図など」の単元
社会科「日本の工業の特色と働く人々のようす」などの世界地図などを掲示して学習する単元
 
  電子黒板に世界地図を読み込む