追悼行事


 4月24日(金)、JR西日本脱線事故から10年目を迎えるに当たり、校長より校内放送で事故犠牲者追悼の話があり、その後、全校で黙祷をささげ、改めて命の大切さを心に刻む日として、これからもこの日を忘れないようにしたいと思います。犠牲にになられた人たちのご冥福をお祈りしました。


福知山線脱線事故追悼行事

北摂三田高等学校長 竹中敏浩

 生徒諸君、おはようございます。竹中です。今朝は1校時の時間をお借りして福知山線脱線事故の追悼行事を行います。
 JR西日本福知山線尼崎駅付近で脱線事故が起きてから、明日でちょうど10年になります。10年前の平成17年4月25日、午前9時18分ごろ、107名もの尊い命が奪われ、500名以上の方が負傷されました。
 この事故で犠牲になられた人の中には、この北摂三田高校で学び、志を実現するため本校を巣立って行ったばかりの16回生を含む、5名の卒業生の皆さん、また、当時在校していた生徒の保護者など2名の方も犠牲になられました。他にも皆さんと同じ高校生の年代の方々8名が犠牲になり、その中には校外学習に向かう生徒も含まれていました。
 皆さんの中にも、身内の方や知り合いの方がこの事故で亡くなられたり、今なお事故の傷が癒えない人もあるかと思います。
 そこで皆さんとともに、この事故で亡くなられた方々のご冥福を祈り、ただいまから1分間の黙祷を行いたいと思います。
 それではご起立ください。
 黙祷 はじめ
 
 黙祷を終わります。
 この悲惨な事故のあと、交通機関による大事故の防止に向けた努力がされていますが、なかなか成し遂げられていないのも事実です。私たちが、より安全な社会をつくるためにさらに努力を重ねていくことが、この事故を風化させないことにつながると思います。
 ありがとうございました。以上で追悼行事を終わります。

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