第30回入学式

   

学年主任挨拶

 保護者のみなさま、あらためましてご入学おめでとうございます。
 学年団を代表いたしまして、少しお話をさせていただきます。

 真新しい制服に身を包んだお子様の姿を目にし、改めて今までのご苦労を思い出され、感慨もひとしおのことと思います。

 私たちがお預かりする3年間で、30回生たちにはバランスのとれた人間になって欲しいと思っています。私は12歳からバドミントンという競技に携わってきました。バドミントンは攻守のバランスはもちろん、瞬発力、持久力、精神力のバランスがとれた選手が強いとされています。体育館の正面右上に、本校の校訓が掲げられていますのでご覧下さい。まずは「勉学」。授業を大切にし、家庭学習を大切にし、進路目標の実現に励んでもらいたいと思います。次に「自律」。自分をしっかりとコントロールできる人間、自分の損得ばかり声高に主張するのではなく、周りの人間のことも考えながら、行動できる人間になって欲しいものです。最後に「敬愛」。自分のことも大切にしながら、相手のことも思いやれる人間、具体的には、次に使う人のためにトイレのスリッパをきちんと揃えられる人間を育てていきたいと思っています。

 そのためには保護者の方々のご協力が欠かせません。第一に「同じ方向性を持って指導していただく」ようお願いいたします。ご家庭で叱られた時のことを生徒が学校で愚痴ることがありますが、学校は必ず保護者の指導を支える形で話をします。家庭と学校で言うことが違うと、子供は都合のいい方に逃げてしまうからです。高校にも校則というローカルルールがあります。たとえば、校内で携帯電話が鳴った場合は、その場で預かり、その日の放課後に保護者に来ていただいた上で、返却することになっています。お手間を取らせますが、ご協力をお願いいたします。次に勉強に関してはあまり手綱を緩めないでください。高校入試を突破したばかりで少しゆっくりさせたいところですが、授業の予習、週末課題など家庭ですべき事柄は少なくないので、落ち着いて学習する習慣づけをよろしくお願いします。

 いろいろと申し上げましたが、私たち学年団9名と北摂三田高校の全職員は3年後のこの場所で、大きく成長した子供たちの姿を見送りたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

第30回生学年主任 久保 裕志



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