東日本大震災追悼行事

 3月11日(水)、東日本大震災から4年を迎えるに当たり、本校では11日の午前8時40分から校長先生が校内放送をおこない、震災で犠牲になられた方々に対して全校生徒で1分間の黙祷をおこないました。


東日本大震災追悼行事

北摂三田高等学校長 竹中敏浩

 生徒諸君、おはようございます。校長の竹中です。本日は、朝の時間をお借りして東日本大震災の追悼行事を行います。
 
 4年前の3月11日午後2時46分、M=9.0の東北地方太平洋沖地震が発生しました。この地震は、宮城県内での震度7を始めとする東日本各地での非常に強い揺れと、波の高さ10m以上にも及ぶ巨大津波を発生させ、この津波は福島第一原子力発電所の事故をも引き起こしました。死者15,891名、いまだ2,584名の方々が行方不明です。皆さんにとっては、中学校の卒業式から家に帰って、あるいは小学校の卒業式練習から家に帰って、ニュースを見た記憶があるのではないでしょうか。
 今年は阪神淡路大震災から20年になります。阪神淡路大震災でも多くの仮設住宅が建てられましたが、震災から4年目では9割の方々が仮設住宅から恒久的な住宅に移ることができました。しかし東日本大震災では現在でも7割の方々が仮設住宅での生活を余儀なくされています。震災からの復興は、まだ道半ばです。
 しかし、教育関係の会合で被災された県の先生方とお会いすると、兵庫県は特別な目で見られます。私たちの気持ちを分かってくれる県だと。普段、直接には復興のお手伝いができずもどかしいところです。それでも、私たちの気持ちが少しでも被災された方々を勇気づけることができるとしたら、心を込めて亡くなられた方々に黙とうを捧げると共に、復興への祈りを捧げたいと思います。
 
 起立してください
 黙祷 はじめ
 
 黙祷を終わります。
 ありがとうございました。以上で追悼行事を終わります。




北摂三田高校便りTopへ