みなみんの教え 〜偏差値20アップする魔法の習慣〜 
                                     (作なおみん
)        
毎週木曜更新

仕分けでスッキリ

「で、柿沼綾子(かきぬまあやこ)ちゃんはなんて言ってたみん?」
3Dみなみんは机の上で足を投げ出して座り、紗保里を見上げながら聞いた。

「コーラス大会の練習で、みなみんの教え8を実践して一人で歌いだしたでしょ。だから変わってるって。でもうちらの話が聞こえたみたいで、飯田綾ちゃんが、『でも、遠藤さんがきっかけで、みんな練習しだしたからよかったじゃん』って言ってくれて、しかも、しかもよ。キャー!」

「キャーって、何だみん?」

「深山君が『そうだよ遠藤のお陰じゃね?』って言ってくれたの。キャー!窓際の席から振り返って、髪がサラーって感じで、しかも『遠藤』だって!すごい親しげじゃね?」

 「ふ〜ん。で、綾子ちゃんは?」

「え?そのままどこかへ行っちゃったかなぁ。覚えてない。」

「まぁ、浮かれてないで、もうすぐ期末テストだし、試験勉強に専念するみん。」

「そうだね。がんばるわ。みなみん様。」

「気持ち悪いみん。で、今日はどんな勉強をするみん?」

「ほら。今日はこれ、この『チャート式数学』を読んで、試験範囲の「確率」と「二次関数」とは何かから復習をするのよ。基礎を固めないとね。」
 胸を張る紗保里にみなみんはため息をつく。

「あいかわらず、効率が悪いみん。」

 「え?どうして?」

「そのやり方は、さぼりちゃんには向かないみん。確率や二次関数の説明を読んでいるうちに眠くなるか嫌になるかのどちらかだみん。」

 「えー。じゃぁ、どうずればいいのよ。」

「教えてほしいみん?教えてほしければ・・。」

「教えてみなみん様。」紗保里はさっそく指を組んでみなみんを拝んだ。

「え?やけに素直で気持ち悪いみん。
でも、みなみんの教え11
『問題集で、
   できる、できないを仕分けし、
      できない問題を片付けるべし。』
参考書を読むより、問題集をやったほうがやる気が出やすいみん。なぜなら、問題集は答え合わせをして、成功体験を積み重ねることができるみん。
 みなみんの教え5で、やる気を出すには小さな達成感を積み重ねてやる気を持続するって言ったの覚えてる?」

 「あ〜。そんなこともあったかなぁ。」

「あったみん。そして、問題集をやる意味はもう一つあるみん。それは『仕分け』。まず、「できた」問題と「できなかった」問題を仕分けする。そして、できた問題は二度とやらなくていいみん。だって次に出ても絶対できるから。でも、そう思って真剣に問題を解く必要はあるけどね。そして、できない問題だけをもう一度やる。そうして、10問あったとして最初に半分できたら、次はできなかった5問だけやる。その次はまだできなかった2問というふうに問題を絞って少なくしていくみん。そして全部できたらその問題集は完全にものにしたことになるみん。」
 「そんなこと言ったって、同じ問題なんて二度と出ないじゃん。」
 「全く同じのは二度と出ないけど、解き方は同じ。数字が変わるだけだみん。問題集1冊この方法で全部できるようにすれば、その問題集レベルのどんな試験を受けても、8割以上絶対に取れるみん。しかもこれは数学だけじゃなくて、全部の教科に言えることだみん。」

 「え〜?国語でも?」

「国語は特にそう。問題集で100点取れるなら、同じレベルの試験では、ほぼ100点取れるみん。国語は漢字以外の答えは、全部問題文から読み取って答える。だから読み取る力があれば問題文が変わっても必ず解けるみん。問題演習は練習試合みたいなものだから、練習試合で勝てたら本番でも勝てるみん。」

「ふーん。じゃぁ、問題集からやってみる。」

「問題集で解き方がわからないときは、参考書を見たらいいみん。」

第12回