2011年 3月 1日 更新
経済や簿記会計の知識を学ぶとともに、表計算ソフトウェアやプレゼンテーションソフトウェアに関する知識や技術を学習し、ビジネスにおいて実践的な情報活用能力を養います。また、プログラミングを学習し、プログラミング能力だけでなくアルゴリズムと論理的な思考力を高めます。ソフトウェアとハードウェアの両面から理解を深め、CADやCG・制御技術なども学びます。商業科の中で工業の学習も行う全国でもめずらしい学科です。
経済活動の多くの場面やIT関連の場で広くリーダーとして活躍できる人材の育成に力を入れています。そのために社会人に必要な礼儀やマナーを身に付け、自己表現能力の向上と基本的生活習慣の確立を図ります。
普通教科である国語・数学・英語などの科目の他に、専門教科として情報処理・プログラミングやビジネス基礎・簿記会計・国際ビジネスなどの商業に関する科目とハードウェア技術や実習・コンピュータシステム技術などの工業に関する科目を学びます。 平成24年度に30周年を迎え情報科実習棟の設備が更新されました。
1年生では情報処理検定ビジネス情報部門1級合格を目指します。また、ITパスポート合格を目指します。
2年生では情報処理検定プログラミング部門1級合格を目指します。また、基本情報技術者試験合格を目指します。
3年生ではマーケティングや国際ビジネスを学び、ビジネスの諸活動にコンピュータや情報通信ネットワークを適切に運用し、情報を処理する力とともに、ビジネスの諸活動に活用する力の育成を目指します。
現在の厳しい就職状況の中、希望者は毎年100%就職をしています。近年なかった金融機関からの就職も平成23年から再開し、情報科学科から就職しています。ときには情報科学科指定の求人もあります。
情報科学科の進学者は約80%で、そのうち毎年20名前後が国公立に進学しています。次のような入試形態を利用し、普通高校に負けない進学実績を残しています。
3年生になると自分の興味・関心、進路希望に応じて課題を決め、計画を立て、自ら研究を深める課題研究という授業があります。その内容は、調査・研究・実験、作品制作、企業での学習、資格取得などです。
近年では「電子商取引」という内容で楽天市場の中の商店とコラボし、ネット上で販売するホームページを作成しています。また、「商品開発」・「キャリアトレーニング」で、姫路市内の洋菓子店や調理専門学校と共同でロールケーキの商品開発などを行っています。
プログラム言語ではJavaの学習をしていますが、より高度な学習の一環として希望者は専門学校の先生に来ていただき学習しています。
高度な国家試験である応用情報技術者試験に、平成22年から3年連続で合格者が出て新聞等で報道されました。また、商業検定においても9冠や8冠といって1級を9種類や8種類取得する生徒の多くは情報科学科で同じく新聞報道されています。卒業生にはSEや公認会計士として活躍している先輩がいます。
文化庁の依頼で兵庫県立歴史博物館(姫路市)をタブレット端末等で案内するスマホ・アプリ「博NAVI」(記者発表PDF)を生徒が開発しました。Googleplayにて無料ダウンロードできます(Android端末が必要です)。
スポーツで多数の人が全国大会出場を果たしていますが、運動部以外でも全国高等学校情報処理競技会などの大会に毎年出場しています。
姫路ロボチャレンジの2足歩行ロボット競技会にも出場しています。
商業と情報両方の勉強は大変ですか?と質問されますが、カリキュラムを工夫しています。在校生や卒業生もモチベーションを高く持ち、充実した3年間を過ごしています。