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兵庫県教育委員会

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教育委員の活動

 兵庫県教育委員会では、「兵庫県教育委員会活動方針」に基づき、次の活動を行います。 (平成30年度活動方針)

▊ 移動教育委員会の開催

  県民に教育委員会の役割を一層理解いただくため、教育委員会会議を県内各地域で「移動教育委員会」として開催します(年4回)。

▊ 総合教育会議の開催

  知事と教育委員会が教育の課題やあるべき姿を共有し、連携して教育行政に取り組むため、教育課題、方向性等を協議調整する場としての総合教育会議を開催します(年2回程度)。

▊ 学校現場等の視察

  教育委員が県内各地域の教育現場の現状を把握するため、学校及び社会教育施設等を視察するとともに、教職員等との意見交換を行います(年4回(移動教育委員会と併せて実施))。

▊ 特別講義等の実施

  教育委員がそれぞれの専門分野を極めてきたなかで得た貴重な経験を伝えることにより、生徒のキャリア形成の一助とするとともに、生徒理解を深めます(各委員年間2回程度)。

 こうした教育委員の活動について、このページで順次、お知らせします。


平成30年度の活動

    ○平成29年度の活動記録はこちら

11月1日(木) 移動教育委員会(県立考古博物館)にあわせて、視察を行いました。

 平成30年度第4回目の移動教育委員会(県立考古博物館)にあわせて、加古川市立平荘小学校、県立東はりま特別支援学校、大中遺跡、県立考古博物館の視察を行いました。

1 加古川市立平荘小学校の視察
  平荘小学校は、「自ら学び続ける心豊かな平荘っ子の育成-人間尊重の教育を基盤にすえて-」を教育目標とし、特徴ある取組として伝統文化に関する学習を充実するための実践研究を行っています。学校の隣にある神社の能舞台を活用して狂言学習を行い、平成12年度から毎年3学期に6年生が地域の方々に発表しています。
  発表会に向け、社会科の歴史学習、図画工作、総合的な学習の時間など、教科横断的にカリキュラムを工夫して準備に取り組み、発表前には、プロの能楽師を講師として招聘し、練習をしています。また、学校だけでなく、地域の方々が有志を募ってできた後援会の協力を得て、地域と連携しながら取り組んでいます。
  まず、北野校長から学校概要について説明があり、狂言学習の動画を視聴しました。その後、授業の様子を視察しました。
特別支援学級の兵庫県がどのような県かを学ぶ授業では、児童達が名物や名所について話し合い、発表をしていました。4年生の道徳の授業では、平之荘神社での狂言発表会を題材にした教材から日本や地域の伝統文化について考え、意見を出し合っていました。6年生の図画工作の授業では、能舞台で着用する肩衣を作成し、舞台の上で映える色合いを考えながら着色の作業をしていました。
 教育委員からは、狂言の練習時間と授業時間との兼ね合いや、指導者の後継者が地域で育っているかどうか、地域の後援会による支援内容、中学校との連携などについて質問があり、意見交換を行いました。

 

 

 

2 県立東はりま特別支援学校の視察
  東はりま特別支援学校は、平成21年に開校し、学校施設内に「地域連携交流施設」があり、地域とともに歩む新たな特別支援学校を目指しています。
  学校到着後、生徒達に会議室まで案内してもらい、着席後は作業学習で学んだ技能を活かした手作りのお菓子とお茶でもてなしてくれました。
  その後、高等部の生徒2人が学校生活について発表しました。教育委員からの質問に対して、緊張しながらも受け答えし、激励を受けました。

 

  次に、大槻校長及び垂井教頭から学校概要について説明がありました。特色である地域との連携では、敷地内にある「地域連携交流施設」を活用した取組や、近隣の県立播磨南高等学校との文化祭への参加や、サッカー部の合同練習などの交流と共同学習の取組のほか、県立考古博物館での清掃実習などの取組の紹介がありました。
  また、「卒業後に地域で生きる、働く」という目標のもと、小学部から高等部まで一貫したキャリア教育に取り組み、独自の「東はりま清掃検定」を行ったり、兵庫県特別支援学校技能検定に積極的に参加しているとの説明がありました。
 授業視察では、中学部1年の音楽の授業で東はりまフェスタで行う演奏の練習をしており、先生の指導を受け、自分のパートを練習していました。小学校高学年は、日常生活指導・課題学習の授業を行っており、掃除やビーズ通しの手作業の訓練に取り組んでいました。
 教育委員からは、卒業後の生徒の進路や就職に向けての指導方法及び事業所への働きかけ内容、就職した後の生徒に対するフォローについての質問があり、意見交換を行いました。

 

3 大中遺跡・県立考古博物館特別展の視察
  大中遺跡は、昭和37年に町内に住む3人の中学生によって発見され、昭和42年に国の指定史跡に指定されました。山下文化財課長の説明を受け、竪穴住居跡を見学し、大中遺跡公園内にある考古博物館へ向かいました。
  考古博物館は、平成19年に開館し、これまで160万人を超える来館者が訪れており、和田館長から館の概要説明の後、藤田学芸課長より開催中の特別展「装飾大刀と日本刀」の説明を受け、展示室を見学しました。

 

 

4 定例教育委員会の開催
  第14回定例教育委員会を県立考古博物館で開催しました。
  会議では、「平成31年度公立高等学校生徒募集計画について」等の審議を行いました。

 

  加古川市立平荘小学校、県立東はりま特別支援学校、県立考古博物館の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

9月20日(木) 移動教育委員会(県立淡路夢舞台国際会議場)にあわせて、視察を行いました。

 平成30年度第3回目の移動教育委員会(県立淡路夢舞台国際会議場)にあわせて、淡路市立一宮中学校、五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡の視察を行いました。

1 淡路市立一宮中学校の視察
  一宮中学校は、「学び合い、支え合い、鍛え合う一中生の育成」を教育目標とし、ICTの利活用による授業変革や教育の特色化、業務改善に取り組んでいます。
  まず、授業の様子を視察しました。
  特別支援学級の数学の授業では、足し算・引き算の繰り上がり、繰り下がりについてタブレットを使い計算練習をしていました。1年生の国語の授業では、物語に出てくる人物の心情について考えたことをタブレットで意見集約し、検討していました。
3年生の英語では、タブレットを使ってクイズ形式で出題された問題に、グループで協力し合って答えを出し、競い合い、楽しみながら英単語を学んでいました。

 

  授業視察の後、西岡校長から学校概要について説明がありました。
  ICT機器の授業での活用の他、教員の業務改善のためにも活用しており、淡路市で統一の校務支援システムを活用することで、出席の確認、成績処理、通知表への出力、指導要録への出力が可能になり、負担軽減となっていることや、グループウエアを活用することで、スケジュールの把握、施設設備予約、ペーパーレス会議などが可能になり、業務が省力化できていることを説明されました。
  授業改善については、生徒には一人一台のタブレットが貸与されており、音声や動画を活用して生徒の興味関心を高めたり、アプリケーションを活用して共同作業を取り入れるなど、効果的なICT活用の授業実践研究を行い、また、職員間でICTを活かした授業のアイデアを共有するなどの取組を紹介されました。
  教育委員からは、教科書とタブレットを併用することについての問題や、ICTを取り入れたことによる時間外勤務への効果、インターネット接続に対する生徒のモラルやセキュリティ問題などについての質問があり、意見交換を行いました。

 

2 五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡の視察
  史跡五斗長垣内遺跡は、平成16年の台風による水害からの復旧事業として計画された県営ほ場整備事業に伴う発掘調査で発見されました。
  まず、淡路市教育委員会から遺跡の概要説明がありました。
  発見された23棟の竪穴建物跡の内、12棟が鍛冶工房建物であることが明らかになり、平成24年には国の史跡に指定されました。淡路市ではこの貴重な遺跡を地域づくり活動の場として活用しており、五斗長まちづくり協議会を立ち上げ、鍛冶体験や古代米収穫体験などのイベントを開催しています。また、遺跡内にある「Cafeまるごキッチン」では、地域の方の運営により地元の野菜や古代米を使ったランチを提供されており、当日はそこで昼食をいただきました。
  その後、施設内の展示室と復元した竪穴建物を見学しました。
  教育委員からは、遺跡からわかる五斗長地区の特徴についての質問や、まだ明らかでないことが多い遺跡ということを活かし、一般市民が想像する機会を作ることで活性化を図る方策の提案などがあり、意見交換を行いました。

 

 

 

3 定例教育委員会の開催
  第11回定例教育委員会を県立淡路夢舞台国際会議場で開催しました。
  会議では、「平成31年度重要施策について」等の審議を行いました。

 

  淡路市立一宮中学校、淡路市教育委員会、五斗長まちづくり協議会の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

7月18日(水) 清水教育委員が出石高等学校で特別講義を行いました。

 平成30年7月18日(水)、清水教育委員が出石高等学校の2年生78名を対象に「仲間づくりの哲学~魅力ある人間、社会人をめざす~」をテーマに特別講義を行いました。

 はじめに、これまでの自身の経験や人間関係について話され、これから社会人となる生徒に向けて仕事に対する心構えや重要となるリーダーシップについて説明されました。
 リーダーシップとは、集団を統率する能力だけを意味するのではなく、人生の中で直面する様々な課題を解決する能力のことだと説明され、問題解決のためには①課題を意識する力、②課題を分析し対策を考える力、③自分や仲間を動かし実践する力が重要であると述べられました。さらに集団ではメンバーそれぞれが役割や責任に応じて“リーダーシップ”を分担することがチームワークとなり、より良い人間関係につながると説明されました。

 また、仕事を前向きに取り組める人は、周囲からも認められ必要とされる。そうしたことが、生きていて良かった、生きているという実感につながる。そのような経験をたくさん積んでほしいと生徒にエールを送られました。
 最後に生徒から、「明日から魅力ある人となるために、まずは部活動で憧れる先輩見習うようにしていきたい。」と感想がありました。生徒達にとって理想とする社会人像をイメージするための良い機会となりました。

 


7月17日(火) 清水教育委員が龍野北高等学校で特別講義を行いました。

 平成30年7月17日(火)、清水教育委員が龍野北高等学校の全校生720人を対象に「仲間作りの哲学~魅力ある人間、社会人をめざす~」をテーマに特別講義を行いました。

 はじめに、社会人になる上で必要な3つの人間関係について説明されました。
 人はまず、「①家族との人間関係」で甘えなど依存を中心とした基盤的な人間関係を経験する。次の「②友人との人間関係」では、自分と人は違うといった個性を認め受け入れる必要の場面が増え、そのことにイライラしたりするが、自分を見失わずそのイライラと上手に付き合うことが大切だと助言されました。また、これから経験することとなる「③職場での人間関係」は目的を理解し、各自が役割を自覚し責任を果たし合うことが重要であるが、家族や友人との関係をしっかり経験していれば乗り越えることができると、魅力ある社会人になるために必要な3つの人間関係の大切さを話されました。

 最後に、魅力ある人になるためのアドバイスとして、「相手からされてうれしいことを自分からして下さい。具体的には相手に好意的な関心をもつこと、良い聞き手となること、笑顔を絶やさないこと、向上心を持ち続けることです。」と伝えられました。
 生徒からは、「社会に貢献できるような魅力的な大人になれるよう今日の講義を参考に成長していきたい。」と感想があり、人と人との関わりについて考え直す良い機会となりました。

 


7月5日(木) 移動教育委員会(県立図書館)にあわせて、視察を行いました。

 平成30年度第2回目の移動教育委員会(県立図書館)にあわせて、県立美術館の視察を行いました。

1 県立美術館の視察
  県立美術館は、平成14年に開館しました。阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、神戸東部新都心(HAT神戸)に誕生し、前身である兵庫県立近代美術館での活動を継承・発展させつつ、世界的に著名な建築家・安藤忠雄氏によって設計された建物は、延床面積約27,461㎡という日本最大級の規模です。
  まず、小畑副館長から県立美術館の特色について紹介いただいた後、石田次長より概要説明がありました。美術館の活性化のため、魅力ある展覧会の実施や無料観覧日の設定、出前授業・出前講座といったアウトリーチの取組みや、若者の来館促進、賑わいづくりのための各種イベントや地元企業、地域との連携体制などについて説明がありました。

 

  次に、日本スペイン外交関係樹立150周年及び兵庫県政150周年の記念事業として開催中の特別展「プラド美術館展」について、見どころや絵画が描かれた時代背景などについて飯尾館長補佐から説明がありました。
  教育委員からは、特別展の企画方法や美術愛好家以外の方が来てくれるような仕掛け作りの工夫、高校生など若者の来館者を増やすための方策などについて質問があり、活発な意見交換を行いました。

 

  その後は、美術品保存修復室及び特別展の視察を行いました。保存修復事業を独自に行う県立美術館は全国でも珍しく、特殊な装置を使った修復作業について学芸員から説明を受けました。

 

2 県立図書館の視察
  県立図書館は、昭和49年の開館後、平成28年から耐震改修工事を経て、今年7月にリニューアルオープンしました。
  利用者への直接的サービスの実施や読書活動の振興に加えて、市町立図書館の円滑な図書館運営を支援する「図書館の図書館」としての役割を踏まえ、図書館の本来機能である、3つのセンター機能(資料保存センター機能、調査相談センター機能、相互協力センター機能)の充実を図り、「利用者の調査研究の支援」、「市町立図書館等の支援」を担うことで「県域の情報拠点」をめざしています。
  まず、岡田館長から県立図書館の特色について紹介いただいた後、清宗次長から概要説明がありました。資料保存センター機能については、蔵書の状況や分類の構成比率の説明があり、調査相談センター機能については、インターネットを活用し、蔵書情報などを利用者に提供する「ひょうご図書館情報ネットワーク」と利用者数、貸出冊数などの利用状況及び講演会・講座等の実施状況の説明がありました。相互協力センター機能については、公共図書館、学校図書館との協力貸出の取組や研修会の実施、教員の調査研究や生徒の調べ学習などの支援を行う学校サポートプロジェクトの紹介がありました。
  また、リニューアルオープンにあたり、書庫スペース及び書架・閲覧席を増設し、親子読書室や課題解決コーナーなどの新設について説明がありました。
  教育委員からは、図書館での蔵書検索システムや電子書籍化への対応などについて質問があり、意見交換を行いました。

 

  意見交換後、館内を視察し、県政150周年記念展示、震災関連資料を集めたフェニックスライブラリー、マイクロ新聞室などで資料を閲覧しました。

 

 

3 定例教育委員会の開催
  第7回定例教育委員会を県立図書館第2研修室で開催しました。
  会議では、「兵庫県公立高等学校入学者選抜に関する基本方針の件」等の審議を行いました。

 

  県立美術館、県立図書館の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

6月28日(木) 牧村教育委員が姫路東高等学校で特別講義を行いました。

 平成30年6月28日(木)、牧村教育委員が姫路東高等学校の2年次280人を対象に「未来に向けて挑戦するテクノロジー」をテーマに特別講義を行いました。

 はじめに、牧村教育委員がこれまで企業の技術開発で携ってこられた世界のトップレベルのモーターサイクル、航空機、高速鉄道等の動画を交えて、「海外市場でトップブランドとなるには、低価格競争ではなく、独自性、革新性によりブランド力を高めていくことが重要である。」と語られました。

 次に、企業の航空機エンジンの技術である「スーパーチャージャー」を用いた次世代モーターサイクルを開発する取組を紹介されました。
 「スーパーチャージャー」は環境に配慮し、エンジンの排気量を上げずにパワー性能を向上させる技術で、動翼を1秒間に2千回転もの早さで回転させ、エンジンに空気を加給する技術だが、この独自技術を活用した革新的なモーターサイクルの開発のために、各部門のスペシャリストがチームを組むことで、時速300㎞を超える高性能でありながら、環境に優しい製品開発が実現したと語られ、チームで取り組むことの大切さを強調されました。

 また、「明後日のテクノロジー」と題して、オーストラリアに大量に存在する褐炭(未利用資源)から水素を取り出し、日本で発電や自動車燃料等として活用しようとする日豪国際プロジェクトを紹介されました。
 このような将来に向けて新たなビジネスを生み出す大きなプロジェクトを実現するためには、チーム全員がビジョンを共有し解決に向け”チームで響きあう”ことが重要であると、ものづくりの大切さや楽しさを伝えられました。

 質疑応答では会場からの「モーターサイクル市場は縮小傾向にあると思うが、企業としてどうのように将来を見通しているのですか。」という質問に対し、「日本ではたしかに縮小傾向にあるが、欧州や米国などではツーリングが盛んで大型バイクを中心にまだまだ需要がある。国内だけではなく、グローバルな視点で判断しなければならない。みなさんも世界に通用する技術力を武器に、広い視野で物事を考え、世界で活躍できる人材になって下さい。」とエールを送られました。
 生徒達にとって、将来グローバル社会で活躍するイメージを持つ良い機会となりました。

 


6月25日(月) 牧村教育委員が尼崎稲園高等学校で特別講義を行いました。

 平成30年6月25日(月)、牧村教育委員が尼崎稲園高等学校の1年次280人を対象に「未来に向けて挑戦するテクノロジー」をテーマに特別講義を行いました。

 はじめに、牧村教育委員がこれまで企業の技術開発で携ってこられた事業の紹介があり、スクリーンには、最先端のテクノロジーを結集したモーターサイクル、航空機等の迫力ある動画が映し出され、生徒達は見入っていました。

 次に、各部門のスペシャリストがチームで輸出用の高速鉄道を開発する取組を紹介されました。
 海外の高速鉄道は専用軌道ばかりではないので、衝突時に運転席を守るために強度のある丸みを帯びた先頭形状にする必要があるが、高速走行時の空気抵抗を軽減するには鋭い先頭形状にしなければならないという二律背反の課題を例に、難題解決のためにはチーム全員が将来のビジョンを共有し、課題に対してそれぞれの立場で真剣に解決に向け努力し、”チームで響きあう”ことが重要であると、ものづくりの大切さや楽しさを伝えられました。

 質疑応答では会場からの「学生の頃から今の職業を意識していたのか」との質問に、「私は入社するまで今の会社のことはよく分からなかったが、皆さんは今日のような機会を活かしてください。」と回答し、学生時代はしっかり勉強して左脳を鍛えると共に、音楽や美術により右脳を鍛え、スポーツ等でチームワークも学ぶなど様々な経験をするよう助言されました。
 生徒達にとってものづくりの魅力を知るとともに、協同することの大切さを学ぶ良い機会になりました。

 


6月22日(金) 玉岡教育委員が北条高等学校で特別講義を行いました。

 平成30年6月22日(金)、玉岡教育委員が北条高等学校の人間創造コース2年生40名を対象に「こころの教育―日本人と神、仏―」をテーマに特別講義を行いました。

 玉岡教育委員の著書『にっぽん聖地巡拝の旅』の一節やそれにまつわる写真などを用いながら講義をすすめられました。
 大阪府八尾市にある「物部守屋の墓」の写真をとりあげ、墓の周囲には全国各地のあらゆる神社の玉垣が林立し、現存している様子を紹介されながら日本古来の神々を信仰する物部氏と崇仏派の蘇我氏との神仏論争の結果、崇仏派の勝利となり仏教が広まる中、日本古来の神々を擁護するものを否定せず、仏教に融合される形で受け入れられてきたことを示す史跡だと説明されました。
 そして、既存のものを壊すことなく新しいものと融合させ、異質のものを受け入れ敗れた人へのリスペクトを大切にしてきた日本人の精神性について説明され、今後もこのような日本人の「こころ」を大切にしてほしいと述べられました。

 日本人の「こころ」と向き合う講義を通して、生徒からは「教科書だけでは学べないことを知ることができた。」「相撲に代表される敗者へのリスペクトが日本人の良いところと思った。」「異種文化であっても広い心で受け止めて、大切にしている日本はすばらしい」などと特別講義の感想がありました。

 


6月21日(木) 移動教育委員会(アピアさかせがわ アピアホール)にあわせて、視察を行いました。

 平成30年度第1回目の移動教育委員会(アピアさかせがわ アピアホール)にあわせて、川西明峰高等学校、川西市立清和台南小学校の視察を行いました。

1 川西明峰高等学校の視察
  県立川西明峰高等学校は、校訓「自主」「創造」「礼節」「友愛」を理念として、知・徳・体を磨き調和のとれた人材を育成しています。また、特色ある学校づくりとして、生徒の「自己効力感(できるかも!)」「自己肯定感(できた!)」「自己有用感(感謝された!)」を段階的に育成することを教育活動の目標とし、その仕掛けとしてユネスコ憲章、ESD(持続可能な開発のための教育)の理念のもと教育活動の再編に取り組んでいます。
  学校へ到着すると、川西明峰高校のマスコットキャラクター「めいぽん」が出迎えてくれました。めいぽんは、校歌の一番に出てくる「源氏の武士」で、学校のスクールカラーの紫の鎧をまとっており、生徒と一緒に近隣のイベントに出演するなど活躍をしています。めいぽんとの交流の後、安岡校長から学校概要の説明がありました。続いて谷口教頭から、特色類型「グローバルキャリア類型」でのインドネシア語の授業や、海外交流としてオーストラリア短期留学、海外への修学旅行、また、地域との交流では、近隣の保育所・幼稚園との交流事業など、特色ある取組の紹介がありました。
 

  学校概要説明の後、2年生の世界史の少人数授業の様子や1年生国語でのアクティブ・ラーニングを取り入れた授業、1年生の英語表現の授業を視察しました。英語表現の授業では、「iPad」を用い、4人グループで自己紹介スピーチを収録した動画を作成する活動をしており、生徒達はグループ内で話し合い、協力しながら活動に取り組んでいました。
  その後、教育委員から、自己表現が苦手な子どもが増えていることに対しての方策や個別指導の必要な生徒についての苦労や課題等について質問があり、活発な意見交換を行いました。

 

2 川西市立清和台南小学校の視察
  清和台南小学校は、「自ら学び、心豊かにたくましく生きる子どもを育てる」を教育目標に、地域に根ざす学びの場としての学校づくりに取り組んでいます。
  まず、授業の様子を視察しました。2年生の道徳の授業では、児童達が「きまりをまもる」ことについて話を聞き、考え、発表をしていました。1年生の国語の授業は、図書室での読み聞かせの活動で、児童達は本の前に集まり、真剣に聞き入っている様子でした。5年生の社会科の授業では、近隣の自動車メーカーの「ダイハツ工業(株)」による体験教室を行っており、その様子を視察しました。子どもたちは、自動車の部品に触れ、工具作業の体験をしたり、工場での様子をビデオで見るなど、ものづくりの様子を学んでいました。
  授業視察の後、大西校長から学校概要について説明がありました。清和台南小学校では、「一人一人が輝き、共に学ぶ学校~学び合い、認め合い、高め合う~」を目指す学校像とし、子どもの健やかな成長のため日々取り組んでいます。
  教職員の校内研修として、外部で受講してきた研修内容を学校へ持ち帰って共有したり、教職員の得意分野を他の教職員に伝えることに取り組んでいることを説明されました。
  また、保護者や地域の方による登下校の見守りや、読み聞かせ、折り紙の指導等のボランティア活動により、児童の様々な体験や安全に協力していただいていることを紹介されました。
  教育委員から、子ども達とボランティア、高齢者など地域との繋がりを作るうえでの苦労や「目指す学校像」を実現させるための取組み等についての質疑応答、意見交換を行いました。

 

 

  昼食には、はるさめスープ、えびのケチャップかけ、カットコーンの献立の給食を美味しくいただきました。調理員の方から、給食を通じた児童との交流や児童が給食を残さないための調理の工夫などの説明をしていただいた後、給食を通じた幼小連携の活動の1つとして行われた試食会の様子を視察しました。

 

 

3 定例教育委員会の開催
  第6回定例教育委員会をアピアさかせがわ5階アピアホールで開催しました。
  会議では、「兵庫県社会教育委員の委嘱の件」等の審議を行いました。

 

  川西明峰高等学校、川西市教育委員会、川西市立清和台南小学校の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

兵庫県教育委員会事務局
兵庫県神戸市中央区下山手通5-10-1 (3号館)  電話 078-341-7711(代表)
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