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兵庫県教育委員会

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教育委員の活動

 兵庫県教育委員会では、「兵庫県教育委員会活動方針」に基づき、次の活動を行います。 (平成29年度活動方針)

▊ 移動教育委員会の開催

  広く県民に本県教育行政への理解を深めていただくため、移動教育委員会を県下各地で開催します。

▊ 学校現場等の視察

  県下各地域の教育現場の現状を実地に把握するため、学校現場及び社会教育施設等を視察し、教職員等との意見交換を行います。(年4回)

▊ 出前授業

  県立学校の生徒を対象に学校現場において、教育委員がそれぞれの専門分野を活かした授業を実施します。(各委員年間2回程度)

 こうした教育委員の活動について、このページで順次、お知らせします。


平成29年度の活動

    ○平成28年度の活動記録はこちら

平成29年8月29日(火) 村田教育委員が男女共同参画をテーマに講義を行いました。

 平成29年8月29日(火)、県立教育研修所で開催された県立学校事務職員研修で、村田教育委員が男女共同参画をテ
ーマにした講義を行いました。講義のタイトルは、「ケアとジェンダーを手がかりに考える、男女がともに働きやすい社会と
は」です。

 自己紹介のあと、今春話題になった、ある企業のコマーシャル・ムービーを見ました。動画には、おそらくは初めて母親に
なったと思われる女性が、一人で、誰の手もわずらわせずに子育てをする様子が描かれており、最後は「その時間が、い
つか宝物になる」というメッセージで締めくくられていました。また、父親らしき男性の登場は約2分の動画全体で4秒のみ。
「日本の母親はなぜしんどいのか?」と受講者に問いかけました。
 そのうえで、講義前半では、ジェンダーやケア、子育て支援ネットワークといった社会学の概念を軸に、日本社会におけ
る子育ての現状について話されました。子どものケアの社会的ネットワークの国際比較では、他の東アジアの国々に比
べ、日本では際立って母親のケアに対する依存度が高く、父親をはじめ、親族、家事労働者、施設(保育園、幼稚園など)
が有効に機能していないと指摘されました。また、戦後、産業構造が変化していくなかで、男性が家庭の外で行う労働だけ
が正しい労働とみなされ、それ以外の労働は「見えない労働」とされていったこと、またその「見えない労働」は無条件に女
性が家庭で担うものとされ、そのことが女性の働きづらさにつながっていると指摘されました。
 つづいて講義後半では、われわれが働く学校という職場について、男女で賃金や仕事の内容に差が少ない、育児休業が
取りやすいなど、女性が働きやすいイメージがある一方で、教育委員会が実施した小学校・中学校・高校の教員採用試験
の性別ごとの受験者数や合格者数の調査、役職別・性別の教員数の調査、教員の超過勤務時間調査といった調査から
は、学校という職場もやはり例外ではなく、女性特有の困難がみられると指摘されました。とくに昨今、中学校で問題になっ
ている教員の長時間勤務の現状が、女性管理職の伸び悩みにつながっているのではと指摘され、早急に改善の方策を考
える必要があると述べられました。
 最後に、村田委員から、日ごろ学校事務職員として勤務するなかで、女性として、あるいは男性として働きづらいと感じた
経験、もしくはこんな制度やサポートがあったお陰で働きつづけることができたといった体験があれば共有してくださいと投
げかけられ、意見交換を行いました。

                     

                     

平成29年7月11日(火) 牧村教育委員が明石城西高等学校で出前授業を行いました。

  平成29年7月11日(火)、牧村教育委員が明石城西高等学校の理系クラス2年生114人を対象に、「未来に向けて挑戦
 するテクノロジー」をテーマに、出前授業を行いました。

  はじめに、航空機、新幹線、LNG船、モーターサイクル、ロボット、発電システムなどの動画を交えて、最先端テクノロジ
 ーを用いた「ものづくり」について紹介されました。その後、海外向けの高速鉄道車両の先頭形状(日本の新幹線とは異
 なり、在来軌道も利用するため衝突を考慮)を例に、衝突に強い丸みを帯びた形状と、空気抵抗の小さい流線型の形状
 は相反するが、スペシャリストや担当者達が徹底的に議論することで、二律背反の課題を解決し、これまでにない最適な
 策を見出せることなど、「ものづくり」を通して、難題を乗り越える重要性を話されました。また、未来のお客さまの立場で 
 判断することが、最適な策を見出すポイントであることも説明されました。そして、困難なプロジェクトを成功させるために
 は、ひとりの想いや技術では実現できず、“チームで響き合う”ことが大切であり、これが「ものづくり」の楽しさでもあると
 伝えられました。
  次に、環境に配慮した社会の実現に向けた新しいプロジェクトとして水素プロジェクトも紹介されました。水素を燃料とし
 て走るクルマ(燃料電池車)や水素発電のテクノロジーについて説明し、地元・神戸で進行中の水素を活用した環境未来
 都市プロジェクトや東京オリンピックでの輸送や発電での水素の活用予定についても話されました。

                                  

  まとめでは、最も大事なのは「人」であり、「未来志向で常に改革を意識した人財」、「与えられた問題を解くのではなく、
 問題を創れる人財」、「経験を重ねて、チームを成功へ導くリーダー」になってほしい、とメッセージを贈られました。
  また、生徒達からの「どんな高校生だったか」「高校時代に何をしておけばよいか」との質問に対し、学生時代は小説を
 多く読んで過ごした。それがプロジェクトのシナリオを描くことに役立っていると述べられ、今は色々なことを勉強して基礎
 をつくると同時に、音楽や小説などの芸術にも触れ、第一直感を磨いて欲しいと激励されました。
  生徒達にとっては、ものづくりの魅力を知るとともに、未来に目を向ける良い機会となりました。


平成29年7月6日(木) 移動教育委員会(姫路工業高等学校)にあわせて、視察を行いました。

  平成29年度第2回目の移動教育委員会(姫路工業高等学校)にあわせて、神河町立神崎小学校、大庄屋三木家住宅
 の視察を行いました。

1 神河町立神崎小学校の視察
  神崎小学校は、平成25年3月に粟賀小学校と大山小学校を統合し、4月に開校しました。「かしこく、がまん強く、やさし
 く、かがやく子の育成」を教育目標に、笑顔のあふれる学校づくりをめざしています。校舎は、木造・鉄筋コンクリート混構
 造2階建てオール電化仕様で、各普通教室にワークスペースと呼ばれる場所を設けてあり、これまでの教室より約1.5倍 
 広い教室です。このワークスペースを使い、植物の成長観察等の学習や給食の配膳準備など学級単位で自由に活用し
 ています。
  はじめに、吉岡校長から学校概要について説明がありました。
  神崎小学校では、重点目標の「確かな学力の定着と向上」の取組として、ソフトバンクグループのPepper社会貢献プロ
 グラムを活用して、人型ロボット「Pepper」をしゃべらせたり動かしたりするプログラムの作成などの情報教育を先進的に
 取り組まれています。
  また、児童の自己有用感や自尊感情を高めるために、児童をほめることや教師が児童の身近な存在になるための
 取組、「やればできる」と児童が実感できる授業作りをめざした教師の授業力・指導力向上の取組について説明されまし
 た。
  教育委員から、「Pepper」を活用することになった経緯や、バス通学の児童の通学時間やバスの乗車場所についての
 質問があり、活発な意見交換を行いました。

             

                    

               

  学校概要説明の後、3年生の算数の授業を視察しました。子どもたちはワークスペースで、班ごとにコンパスで描けな 
 い大きな円を描く方法について考え、試行錯誤しながら円を描いていました。1年生の音楽の授業では、リズムを意識し
 ながら、拍の流れに乗って、元気よく歌ったり踊ったりしていました。5年生の総合的な学習の時間では、タッチセンサー
 をグループで使い、「Pepper」が会話できるようにプログラミングする学習をしていました。
  授業視察後、旬のタコを使ったタコ飯、鶏肉の網焼き、キュウリの土佐和え、かき玉汁の献立の給食を美味しくいただ
 きました。

               

2 大庄屋三木家住宅の視察
  大庄屋三木家住宅は、福崎町西田原の辻川地区にあります。屋敷地は1,861.18㎡で、宝永2年(1705)建築の主屋、副
 屋、離れ、内蔵、米蔵、酒蔵、角蔵、厩(うまや)、表門の9棟の建物が県重要有形文化財に指定されています。現在は、
 主屋部分の保存修理工事を終え、部分公開されています。
  福崎町教育委員会の髙寄教育長から、三木家住宅は、建築当時の姿をよく残した大庄屋遺構として、建築学的に貴重
 であると同時に、住宅前の道が、明治初年に生野鉱山寮馬車道(銀の馬車道)として拡幅整備され、民俗学者の柳田國
 男との関わりも深く、地域を代表する文化遺産であるとの説明がありました。

            
            

3 姫路工業高等学校の視察
  県立姫路工業高等学校は、創立80年以上の伝統ある学校で、機械科、電気科、工業化学科、デザイン科、溶接科、電
 子機械科の6つの学科を設置し、「ものづくりを通した人づくり」を推進しています。また、拠点工業高校に指定され、5軸
 マシニングセンタや6尺旋盤、3次元CAD等の充実した設備を活用して、最先端技術の習得と産業社会で活躍できる人
 材育成に取り組んでいます。
  はじめに、生徒会長の大西さんから学校概要について説明がありました。
  「自立、創造、敬愛」の校訓を根幹に据えた「人づくり」を通して社会の一員としての自覚を養い、他者を思いやる心を育
 てる社会人教育の一貫として、挨拶をする、人の話を聴く、ルールを守るなど、日頃から当たり前のことを当たり前にでき
 る凡事徹底に取り組まれています。
  また、「創造的ものづくり」と技術革新の進展に対応し、地域とともに成長する魅力ある工業高校づくりを進められていま
 す。全国大会等で目覚ましい活躍をしている部活動の他、県内の高等学校で資格取得第一位の実績を持ち、ものづくり
 コンテストで全国優勝するなど、生徒の活躍についても説明がありました。
  教育委員から、卒業生の就職先や、生徒の男女比、元気な挨拶等についての質問があり、活発な意見交換を行いまし
 た。

              
          
             

4 定例教育委員会の開催
  第7回定例教育委員会を姫路工業高等学校第2会議室で開催しました。会議では、「兵庫県社会教育委員の委嘱の
 件」や「第2期ひょうご教育創造プラン(兵庫県教育基本計画)に係る教育委員会の点検・評価(平成28年度実績)報告 
 書」について、審議を行いました。

           

  神河町教育委員会、神河町立神崎小学校、福崎町教育委員会、姫路工業高等学校の皆様、大変お世話になり、あり
 がとうございました。                                                               

平成29年6月30日(金) 清水教育委員が氷上西高等学校で出前授業を行いました。

  平成29年6月30日(金)、清水教育委員が氷上西高等学校の2年生37人を対象に、「人間関係は作るもの~魅力ある
 人間を目指す~」をテーマに、出前授業を行いました。

  まず、二人の間の人間関係は1通り、三人になると6通りになり、一人増えただけで一気に複雑になり、それが四人、五
 人と増えるともっと複雑になる。この複雑な人間関係は、何のためにあるのか?それは、より幸福になるためだと話され
 ました。
  人は、自分の思うように生きたり、人から大切に扱われたり、自分の力で生き、さらに誰かを幸福にすることで幸福とな
 る。しかし、この幸福を得るためには、必ず問題や課題が出てくる。この問題を解決するための行動や能力をリーダーシ
 ップという、と説明されました。
  問題や課題は、乗り越えると少し幸福になれる。これは「幸福の道標」であり、問題から逃げずに、問題解決に向けて
 試行錯誤し、諦めずに行動することが大切だと話されました。

             

  また、生きていると常に新しい人間関係に出会うため、それなりに好かれる努力は大切とし、その5つのポイント〈①相
 手に好意的関心を持つ、②良い聞き手になる、③名前を覚えて呼ぶ、④向上心をもつ姿勢、⑤笑顔を絶やさない〉を伝
 えられました。
  最後に、社会では、「問題に気づく力」、「対応を練る力」、「自分や仲間を動かす力」が大切になる。これが「生きていく
 力」であり、生きるリーダーシップ。遊びは、考えることで、より楽しく遊ぶことができる。この遊びのエネルギーが試行錯
 誤の力に繋がるので、今はたくさん遊び、幸福になるための課題は何かに気づく力を養って欲しい、そして、自分の力で
 生きて幸福になって欲しい、と力強いエールを贈られました。
  進路を考える生徒達にとって、改めて自分の生活や価値観と向き合う有意義な時間となりました。


6月22日(木) 移動教育委員会(南但馬自然学校)にあわせて、視察を行いました。

1 朝来市立山口小学校の視察
  山口小学校は、明治32年に3つの尋常小学校が合併して設立されました。校区は、円山川とその支流に開けた平地に
 いくつかの谷を有した自然に恵まれた校区です。「学ぶことが楽しい学校」を教育目標に、ふるさとを愛し、誇りに思い、
 たくましく自立した児童の育成をめざしています。
  朝来市では平成26年度から29年度まで文部科学省の「英語教育強化地域拠点事業」の研究指定を受けて、小・中・高
 校が連携した系統性のある英語教育を実施しています。
  はじめに、山本校長が学校概要について話されました。山口小学校では、英語を用いたコミュニケーション能力の向上
 をめざし、グローバルな人材を育成するために、週に1,2時間の英語の授業の他、授業以外のEE(Enjoy English)   
 Timeなどを活用して、日常的に英語の歌やゲームなどみんなで楽しく英語に触れる取組をしています。
  英語教育におけるユニバーサルデザイン化、授業の流れのパターン化の共有など教員の指導力を向上する取組につ
 いて説明されました。
  次期学習指導要領で教科化される英語教育の授業の在り方や、ALTと専科の教諭と担任の組み合わせ方をどのよう 
 にしているのかなどの課題等について、教育委員と活発な意見交換を行いました。

            

                                          
  概要説明の後、全学年で行う学校EE(Enjoy English)Timeと3校時の授業を視察しました。放送された音楽に乗って元 
 気な声で英語の歌を歌っている低学年の様子や、4年生の外国語活動では英語であいさつし、ALTの先生に続いて発音
 練習をしたり、会話の練習をしていました。5年生の国語の授業では、友だちが発表した「自然学校」の活動報告書に対
 するアドバイスを考えたり、自分たちの活動報告書を修正したりしていました。また、6年生の英語の授業では、日本文化
 をポスターにまとめて紹介することをねらいとして、必要な表現練習や自分の紹介したい文化をグループの中で伝えあっ
 たりしていました。どのクラスも児童がいきいきとして、大きな声で発表したり発音して、活発に授業を受けていました。
  授業視察後の給食は、地元産の米飯、夏野菜のそぼろ煮、野菜の即席漬けと鯖の塩焼きの献立を提供いただき美味
 しくいただきました。

    

2 南但馬自然学校の視察
  南但馬自然学校は平成6年度に開校しました。学校教育の場を豊かな自然の中に移して行う児童・生徒の自然学習、
 体験学習、集団生活等を通じて、自然、人及び地域とのふれあいを深めることによって、こころ豊かな青少年を育成する
 ことを目的としています。
  まず、食堂、大屋根広場や宿泊棟などの施設を視察しました。続いて、自然学校活動中の児童が隠れ家づくりをしてい
 る様子を見学しました。友だちと協力しながら、丸太やロープを使ってブランコや屋根のある隠れ家を作っていました。見
 晴台からは竹田城跡も展望することができました。
  その後、服部校長から施設概要説明を聞きました。自然学校のみならず、それ以外に年間57団体19,000人以上の利 
 用があり、自然学校の中核施設として自然学校指導者研修や出前講座等を実施しているほか、一般県民対象事業につ
 いても説明がありました。
  教育委員からは、「自然学校の活動プログラムの目的は何か」、「管理された自然を自然だと子どもたちが勘違いしな 
 いか」などの質問が出ました。施設内の鹿による被害の問題や、集団生活が難しい子どもたちのケアなど、教育委員と 
 活発な意見交換を行いました。

                  

           

3 定例教育委員会の開催
  第6回定例教育委員会を南但馬自然学校の但馬ふるさと館で開催しました。会議では、「平成30年度兵庫県公立高等
 学校入学者選抜に関する基本方針の件」や「兵庫県立人と自然の博物館協議会委員の委嘱(任命)の件」などについて
 議論がなされました。

          

  朝来市教育委員会、朝来市立山口小学校、南但馬自然学校の皆様、大変お世話になりありがとうございました。


6月20日(火) 牧村教育委員が相生産業高等学校で出前授業を行いました。

   平成29年6月20日(火)、牧村教育委員が相生産業高等学校全生徒約600人を対象に、「未来へ挑戦するテクノロジ
 ー」をテーマに、出前授業を行いました。

  はじめに、牧村教育委員がこれまで技術開発で携わってこられたテクノロジーの紹介から授業が始まりました。スクリー
 ンには、最先端のテクノロジーを結集した、航空機、新幹線、LNG船、モーターサイクル、ロボット、発電システム…など
 が、次々と映し出され、多くの技術者達が共同で新製品を開発していく姿や、迫力ある動画に、生徒達は見入っていまし
 た。
  次に、環境に配慮したエネルギーとして大いに期待されている、水素を燃料として走るクルマ(燃料電池車)や、水素発
 電のテクノロジーを紹介されました。海外から安価で大量に水素を供給する独自システム構築に向けた国際的な取組
 み、2020年東京オリンピック・パラリンピック選手村等が水素タウンとして整備される方向であること、地元・神戸でも環境
 未来都市として水素が活用されていく予定であることなど、水素の多角的活用を通して、環境に配慮した社会の実現に
 向けた取組みが各方面で展開されていることを紹介されました。
  最後には、技術開発部門でのこれまでの経験から、企業ではチームが大切であり、一人だけでは大きなプロジェクトは
 成し遂げられない。チーム全員が将来ビジョンを共有し、課題に対して一人一人がそれぞれの立場で責任を持って取り
 組み“チームで響きあう”ことが重要であると述べられました。また、そのチームを構成する「人」が最も大事であり、将来
 を意識し、実現するために自ら課題を設定し、取り組むことができる“人財”に、また、様々な経験を積み、チームを成功
 に導くことができる“人財”になって欲しいと伝えられました。

  生徒達から、「これまで研究開発で思い出深いプロジェクトは何か。」「川崎重工業は、どのような人材を望んでいるの
 か。」等の質問が出され、生徒のテクノロジーや企業の取組への関心の高さがうかがえました。総合技術力を結集した最
 新のテクノロジーの開発とそれらを支える「チーム」「人」について学んだことは、生徒達にとって将来を考える良い機会に
 なりました。

               

6月5日(月) 小澤教育委員が尼崎稲園高等学校で出前授業を行いました。

 平成29年6月5日(月)に県立尼崎稲園高等学校で、小澤教育委員が1年次の生徒281名を対象に「医学と物理」をテーマとして、出前授業を行いました。

 授業の最初に地球と太陽の関係から磁場について説明されました。
 太陽から発せられた多量の荷電粒子がそのまま地球に到達すると全ての生物が死滅してしまうが、地球内部の外核の対流から発生する「磁場」の恩恵を受け地球は守られ、人が地球上に生存できていることを解説されました。
 また、新聞記事からNASAの火星への移住計画に対して、火星には磁場がなく太陽光から守るシステムがないため、生物が生存できる環境を作ることは難しいのでないかと話されました。
 また一方、磁場発生に必要な外核対流の熱源であるウラニウム自然崩壊過程で発生するヘリウムガスは、MRI等で利用され、医療現場では命を守る非常に重要な役割を担っているが、日本はヘリウムガスを全て輸入に頼っているため、代用となる液体窒素による高温超伝導の研究が進められており、未来の医療に対する期待を述べられました。

                            

 がん治療の最先端施設である兵庫県立粒子線医療センターは、世界中から様々な分野の研究者が集まっている。このようなことから医療分野は「様々な分野の知恵の結集」であり、医者だけでは到底成り立たたない分野である。この例から、一見自分には関係ないものと思われることにも、興味を持ってほしいと生徒達に想いを伝えられました。

 また授業の最後には、文書能力では起承転結が重要であること、また、睡眠をしっか
りとることが頭の働きを良くしていることを紹介され、教育委員として今後の高校生活を
良いものにしていってほしいとエールを送られました。




兵庫県教育委員会事務局
兵庫県神戸市中央区下山手通5-10-1 (3号館)  電話 078-341-7711(代表)
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