第48回交流体育祭
(2022.06.09)
 「Beakthrough ! ハートを燃やせ! 〜みんなが一番星〜」のテーマを掲げ、3年ぶりに保護者をお迎えした第48回交流体育祭が、爽やかな青空の下で開催されました。
 今回の交流体育祭は、姫路特別支援学校本校2年生の皆さんや分教室の皆さん、保護者については2名までのの制限を設けましたが、たくさんの来校をいただきました。この3年生は、1年の時に雨で中止を余儀なくされ、2年生では規模縮小で無観客の体育祭でした。
 今大会は趣向を凝らし、3年生を中心とした「縦割り」のチーム編成で実施しました。これまでは「クラス対抗戦」で行ってきましたが、3年生がリードして応援合戦にも挑戦。練習の時から学年間交流ができました。
 また、たくさんの思い出をつくるために、「テント内でのスマートフォンの使用」を許可しました。 チームリーダーを中心にTPOを重視したルールを定め、「予行や当日のスマートフォン使用については、教員が一切関わらない」 ことを決めました。自分たちで各学年をまとめ、チームへ指示をしていた様子が窺えます。
 チーム色を決め、大型のチーム旗を中心に掲げてみんなを鼓舞していました。応援グッズも節度を守り、基本的には何でもOK。 生徒の自主自律の行動が達成できそうです。
 生徒会長による開会宣言。3名のチームリーダによる選手宣誓。体育委員長による合同体操。いよいよ交流体育祭が始まりました。 100mと200m走の予選通過者は、本日決勝。男子100m1位はバスケットボール部員、 女子100m1位は剣道部員、男子200mは1位陸上競技部員、女子200mは1位分教室生でした。
 部活動等後援会から地区予選を勝ち抜いて県大会に勝ち進んだ部活動を代表し、陸上競技部と女子バスケットボール部、 剣道部に対してPTA部活動等後援会より功労賞の授与がありました。 そして、対抗リレー。部活動の威信をかけての全力疾走。男子は野球部、女子はバスケットボール部が優勝しました。
 一致団結リレーは「棒回り」→「背中でボールはさみ」→「かご」→「騎馬」→「むかで」→「6人7脚」 のメニューをこなし、こけたり、倒れたりしながらゴールを目指しました。 危険な種目ではヘルメットをかぶりました。 このヘルメットは中学校で使っていたものを生徒が持ってきてくれました。ありがとうございます。
 姫路特別支援学校生との競技「トライ4」。障害物や借り物、ラケットにボールを乗せたりしながらゴールを目指しました。 大縄跳びや綱引きも白熱。練習時間が短い中でよく頑張りました。先生もPTAも頑張りました。 クライマックスはバンブーバトル。竹から離れないように必死です。そして、男女混合チーム対抗リレー。 グラウンドを24周も駆け回ります。
 気温が上がってきたため、閉会式はテントの中で行いました。 優勝から3位までの表彰を行い、生徒会副会長による閉会宣言。 全ての競技が終了しました。終了後、グラウンドの真ん中に各チームのリーダーと応援団長が立ち、 チームへのお礼の言葉大きな声で伝えていました。 片付けの指示も生徒で。授業や部活動ができる状態に整いました。
 生徒と教員、保護者が一体となった交流体育祭。「やればできる」ことを証明できた体育祭でした。 どんなことにも挑戦することで、当然、失敗することもありますが、「トライ&エラー」を繰り返すことが 教育にとって必要なことではないでしょうか。
 いつまでもグラウンドには教室からの歓声が響いて止みませんでした。 チームのため、自分のために頑張ったことを忘れることなく、思い出に残る交流体育祭にできたことを誇りに思ってください。

 結果は以下の通り。

第1位 パープルドリーム
 3-2 2-3 1-1 分教室1年
第2位 ピンクパンサー
 3-3 2-2 1-2 分教室2年
第3位 ワンチーム
 3-1 2-1 1-3 分教室3年

 子どもたち一人ひとりが一番輝いた交流体育祭でした。 

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