第48回交流文化祭
By your side 〜仲間とともに笑顔のループを〜
(2022.12.8・9)
 第48回交流文化祭が2日間にわたって開催されました。 本校はコロナ禍の3年間、一度も歩みを止めることなく前進してきました。文化祭や体育祭、修学旅行、球技大会など、 天候不良で中止になった体育祭を除いて、全ての行事を実施してきました。 「どうすれば開催できるか」を考えるのが楽しみで、逆境だからこそ何事も乗り越えていく力を育んできました。

1日目リーフレット   2日目リーフレット  

 昨年に続いて保護者をお招きすることができ、生徒たちの更に成長した姿を見ていただくことができました。 また、多くのご来賓の出席を賜り、感謝申し上げます。本年度は初めて2日間開催に挑戦しました。 初日は1周年を迎えた「アクリエひめじ」での開催。2日目は学校の中庭を中心に模擬店やイベントを実施。 足場を組んで、野外フェスで大盛り上がり!!
5日(月)に期末考査を終え、12時40分まで文化祭準備。6日(火)と7日(水)は考査返却後から15時までを 準備時間として確保し、それ以降は部活動も積極的に行うことを決めました。 限られた時間の中でどれだけのクオリティーに仕上げていくかが問われます。
 1日目、「アクリエひめじ」で演技を披露するグループが8時に集合。 12時までの限られた時間の中で、ステージとメインスタジオでの リハーサルを行いました。校内で会場のイメージをしながら練習してきましたが、天井の高さと観客席の広さに圧倒されました。

 交流文化祭での挑戦!!
 (1)マスクデコで盛り上げよう!!
 (2)ペンライトで会場演出!!
 (3)マナーを守ってスマホを使おう!!

 ダンス練習やその他のパフォーマンスでもスマートフォンやタブレットを積極的に使って練習に励んできました。 開演前に30年以上の交流がある県立姫路特別支援学校の皆さんからのビデオメッセージがスクリーンに映し出されました。 2日目の模擬店から参加予定です。お金を使って商品を購入する「買い物実習」も兼ねています。
 放送部による開始直前の前座で盛り上がりは最高潮!!いよいよ交流文化祭が開幕です。 生徒会演出のオープニングセレモニーの後、軽音楽部による演奏「Deliver fun with the power of music」。 勢いはMAXに!!続いて篠原校長先生の挨拶、文化部長の開幕宣言。
 2年生はクラス全員でのダンス。パートに分かれて練習していた内容をまとめ上げてました。 担任の先生も一生懸命に練習して本番に臨みました。3年生は模擬店の準備をしながらミュージカルっぽい演出で 会場を魅了。芸達者が多い学年です。
 分教室は空手道部による演武。形がかっこいい!!稽古の成果が出ましたね。また、1年生によるハンドベル演奏。 クリスマスの雰囲気が会場中に漂いました。有志は2日目の野外ステージでお披露目ですが、 オーディションの中で1番輝いていたグループをアクリエの舞台に立ってもらおうと考えていました。 普段から校外でダンスレッスンに頑張っている1〜3年のダンスユニットのメンバーが選ばれ、 プロ級のダンスを披露してくれました。感動!!
 吹奏楽部は人数が少ないですが、ソロ演奏にも挑戦しました。書道部による書道パフォーマンスでは、 「共生の心」の言葉を大筆で書き、その制作過程をビデオに収録しました。スクリーンを上げたらその書が 掲げられている演出。圧巻です。
 アクリエのステージ進行は放送部が仕切ってくれました。文化祭インフォメーションを映像を使って 普段の「HBラジオ(昼休みに放送)」風に演出してくれました。先生方もTiktokに挑戦しました。最後には 全ての学年と分教室が舞台の上で記念撮影をしました。
 2日目、暖かい陽気に包まれた気持ちの良い朝を迎えました。いつもより気温が高く、過ごしやすい1日になりました。 文化部長による放送での2日目の開幕宣言。10時までは文化部の展示や1年生のイベントの見学を優先。 3年生の模擬店準備は、早朝7時くらいから始まりました。模擬店開始は10時。前売りチケットをもって購入しに行きました。 どうしても前売りチケットが手に入らな人には、当日の現金払いも12時30分から許可。スムーズに進行しました。
 この日のメイン会場は中庭。「FUJI ROCK FESTIVAL」をイメージした野外ステージを設置。「雨は降らない!!」と宣言して 専門業者に足場を組んでいただきました。横14メートル、奥行き4メートル、高さ1メートル。4年前は高さ2メートルだったので、 安全性を考えて少しだけ低くしました。バックパネルには書道パフォーマンスの「共生の心」。舞台下にはこれまで実施してきた 「Winter Concert」のバックパネルを設置。10時45分より開幕します。
 オーディションを勝ち抜いた有志のメンバーによるダンスや歌、パルクールなどのパフォーマンス。 アクリエで踊ったグループにも再度、踊ってもらうことにしました。 その日の司会は前日の夜にメンバー選考→決定→依頼(いける?)→承諾。 姫路別所高校ではこのような「サプライズお願い」が急にやってきます。 油断して生活できません。このような光り輝くチャンスがいっぱい転がっている学校です。 初日の前座もその1時間前に決定。2日目の開幕宣言は、宣言10分前。 緊張したと思いますが、何でもやり切るのが姫路別所生!
 文化部による展示には圧倒。いけばな体験や貝がらアート、プログラミングや 子ども食堂の開催報告など多種多彩。芸術の秋にふさわしい出し物でした。1年生のイベントでは、 体育館の巨大スクリーンを使ってマリオカートでバトル。eスポーツ体験は大変な盛り上がりでした。また難解な巨大迷路や インスタ映えスポットや射的など。3年生は昨日に引き続き、HRでマリオの世界を演出しました。
 3年生の模擬店では肉巻きおにぎりやポトフ、パン付きのシチュー、そばめし、フランクフルトなど、 お腹いっぱいになる食べ物ばかり。分教室は豚汁をつくり、自分たちで育てた野菜を販売しました。姫路特別支援学校 からは作品展示を行っていただき、さおり織りのコースターや焼き物など素晴らしい作品ばかりでした。
 有志のパフォーマンスが終了し、軽音楽部へバトンタッチ。14時30分のイベント終了時刻までノンストップです。 まさに舞台の雰囲気はフェス状態。歌って踊って、声出して。高校生活の最高の思い出作りができたようです。時間通りに終了し、 全員が中庭に集合。
 いつもならここから片付けして15時に体育館へ集合していましたが、 時間通りに進んでいったことで、特別なラストパフォーマンス。 全員が集まったところで軽音楽部が再登場。「ヘビーローテ−ション」を演奏してくれました。 さすが!!F野先生はど真ん中で踊ってましたね。
 2日間にわたって繰り広げられた交流文化祭。新しいことに挑戦するにはかなりの「勇気」がいります。 しかし、挑戦がないところに失敗はありません。失敗があっても次への糧にすればよいだけです。
 「この思い出や達成感を来週からの授業に活かしていこう」との生徒会長の言葉。「片づけまでが 交流文化祭」と訴えた美化委員長。小さなごみを拾うために「ゴミ拾い大会!!!」と銘打ってみんなを動かしてくれた 3年生。自分の持ち場と関係なく、ほうきをもって掃除してくれた人、売れ残ったシチューやポトフを無駄にしないように 配りまわっていた人、たくさんの英雄がたくさん育つのが学校行事です。
 学校は成長の場。「何かあったら」と思って色々と敬遠することが世の中には多くあります。 何もないことに越したことはないですが、挑戦にはリスクがあることも学ぶ良い機会が高校生活です。 「『心配』よりも『信頼』」を体現していくことが姫路別所高校の「挑戦」であると考えています。 リスクを恐れずにどんなことにも正面突破していく力をつけていくことが大切ではないでしょうか。
 「感動の連続」「生涯の思い出」。まだまだ姫路別所高校は前進します。止まることはありません。 来週は3年生のビューティーアップ講座。さらに全学年によるクラス対抗球技大会。みなさん 「ハロウィン」で仮装をした数少ない高校であることを忘れていませんか?もうすぐ「クリスマス」ですね。。。
行事のページへ戻る