学校案内

尼崎小田高校の教育理念・歴史などを紹介します。

学校長より

2学期始業式 校長講話
H28.9.1(木)
 今日から2学期が始まります。夏休み中に先生方から生徒の皆さんの事故等の報告はありませんでした。全員元気にこうして始業式に参加してくれていることを嬉しく思います。

 1学期終業式で私は、AKB48の「365日の紙飛行機」の歌詞を紹介して、「結果を出すことは大切ですが、そのための過程を大切にすることはもっと大切だ」という話をしました。皆さん、夏休みの期間充実して過ごせましたか。3年生は、進学や就職に向けて精一杯勉強できましたか。1・2年生は、部活動・SSHの事業・オーストラリア研修・企業見学・ボランティア活動等、様々なことに真剣に一生懸命取り組めましたか。「頑張れた」と自分で言える人は自信を持ってください。努力は必ず結果につながります。

 さて、今年の夏休みと言えば、やはり日本が過去最高の41個のメダルを獲得したリオデジャネイロオリンピックですね。皆さんもテレビで見たでしょう。水泳や卓球、レスリング、バドミントン、陸上の男子400メートルリレーなど感動の場面がいくつもありましたが、今日は、日本の内村航平選手がオリンピック2連覇を果たした体操の男子個人総合の決勝の話をします。

 内村選手は、6種目中5種目が終わった時点でトップのウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手に0.9点の大差をつけられて2位でした。普通、最後の種目で0.9点を逆転するのは至難の業で、誰もが内村選手は負けたと思いました。しかし、最後の鉄棒で内村選手は完璧な演技で15.8点を出し、14.8点だったオレグ選手を大逆転してオリンピック2連覇を達成しました。追い詰められたときに最高の演技をする内村選手の精神力に、私は感動しました。きっと普段の努力の賜物だと思います。

 このあと私はさらに感動しました。といっても、銀メダルに終わったオレグ選手の話です。表彰式後に行われた記者会見で、ある記者が内村選手に対して「あなたは審判に好かれているんじゃないですか?」と意地悪な質問をしました。オレグ選手は大逆転されたことに対してショックだったに違いありません。私なら質問した記者と同じことを考えたと思います。でも、その質問に対して、オレグ選手は「得点はフェアで神聖なものだ。内村選手はいつも高い点数を取っている。それは無駄な質問だ」と怒りをあらわにして言い放ったのです。こんな対応のできるオレグ選手を、私は人として素晴らしいと思いました。

 オレグ選手の祖国ウクライナは、旧ソ連から独立してできた新しい国です。国の西側には、大事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所があります。近年、ウクライナは、欧米よりの国の西側とロシアよりの国の東側が対立する分裂状態が続いています。生まれ故郷のドネツクという街は戦地になっています。スポーツに専念することはとてもできないような環境でオレグ選手は練習しているのです。きっと人一倍の努力をしているのだと思います。

 人間というのは、追い詰められた状況や苦しい状況でどんな行動をとるのかで、その人の本当の価値がわかるのだ思います。その意味でも、結果を出すために過程を大切にすること、努力を続けることが大切なのだと改めて感じました。

 3年生は9月16日から就職試験が始まります。その後、公務員試験や大学・専門学校の推薦入試・AO入試も続きます。いよいよ進路を決める本番です。本番で自分の持てる力をしっかり発揮できるように、精一杯の努力を続けてください。期待しています。

 2学期、特に9月は、体育大会や修学旅行など大きな行事が続きます。体育大会は保護者の方など多くの方が見に来られます。競技や応援には精一杯頑張り、一方でルールをしっかり守りけじめのついた行動のできる小田高生の良さを皆さんに見てほしいと思います。修学旅行は、高校生活の想い出に残る旅行にしたいと思います。

 それでは2学期もしっかり頑張りましょう。以上で始業式の言葉を終わります。

小田高ダイアリー

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