大人形
夏休みから連日、夜遅くまで残って頑張りました。
雨の心配もありましたが、何とか持ちこたえ、完成しました。
兵庫県立尼崎北高校(尼崎市塚口町5)の文化祭で5日、今年3月に亡くなった落語家で人間国宝の桂米朝さんの巨大な人形がお目見えした。高さは10メートル。米朝さんの自宅が近く、長男の桂米団治さんがOBであることなどから2年生約40人が米朝さんをしのんで夏休みに作った。
木材で骨組みを作り、ビニールシートをかけて和服姿を表現。頭部や手の先は牛乳パックを束ねて作り、米朝さんの柔和な表情をペンキで描いた。木材800キロ、ビニールシート40キロ、牛乳パック1500個を使った。
制作に加わった西村美咲さん(16)は「尼崎にすごい人がいたことを知ってほしい。きっと天国の米朝さんも喜んでくれていると思う」と話した。
尼崎北高校では例年、文化祭で大人形を制作。これまでにサッカー日本代表の本田圭佑選手やゆるキャラのくまモンなどが登場した。今年は例年の2倍の大きさ。
2015年9月5日 毎日新聞
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