夢をもち、自立して未来への道を切り拓く人づくり「夢にときめけ 明日にきらめけ」
本校定時制課程は、勤労と勉学を両立させることを基本とし、基礎的・基本的な知識・技能を身につけ、高い規範意識を持ち、何事にも主体的に挑戦するこころ豊かで自立した人物を育成する。
（２）教育目標
ア 一人一人の生徒の個性を尊重し、個に応じた教育を実践し、個性や創造性を伸ばしながら、予測することが困難な時代に主体的に対応できる「生きる力」を育成する。
イ 学校や職場での活動を通して、好ましい人間関係を構築する能力と、将来の社会の中で自立し、輝ける力を育成する。
ウ 学校でのものづくりや職場、家庭、地域での交流活動を通して、生徒に達成感や自己有用感を味あわせ、自らの意志と責任で主体的に進路を選択し決定できる能力や態度を育成する。
（３）平成３１年度の重点目標
ア 「地域とともに歩む定時制専門高校」を目標に、地域との連携をさらに深め、地域から信頼され、必要とされる学校づくりを推進する。
イ 高校生ふるさと貢献・活性化事業、高校生就業体験事業、県立高校特色づくり推進事業～インスパイア・ハイスクール～、課題研究等の体験的な活動を主体的・対話的な姿勢で学び、こころ豊かで自立した人づくりを目指す。
ウ 少人数授業や習熟度別授業、同室複数指導を実施し、基礎的・基本的な知識・技能の定着を図る。また、補充的・発展的な学習を取り入れ、各種資格・検定試験に挑戦させ、自主的な学習習慣を確立させる。
エ 高校生心のサポートシステム「社会人基礎力を育む実践・研究」の研究開発校の指定を受け、社会で必要となる主体性、粘り強さ、チームワーク、コミュニケーション能力等の育成を目指し、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育む教育を実践する。
オ 教職員としての資質と実践的指導力を向上させるために、校内研修を行う。また、学校文化を継承するためのＯＪＴを積極的に実施する。
ア 生徒の生活実態や学習状況を把握し、少人数授業や習熟度別授業の指導により、基礎的・基本的な知識・技能の定着を図り、各教科等において言語活動を充実させ、思考力、判断力、表現力を育成する。
イ 各教科において課題を与え、授業以外でも学習する習慣を身に付けさせ、より高度な資格や検定にチャレンジする意欲を育成し、取得を目指す。
ウ 特別な支援を必要とする生徒に対して、教職員の共通理解を深め、教材や配布物を工夫したり個に応じた学びの機会を設けたりするなど、合理的な配慮を提供する。
（２）生徒指導
ア 授業や学校行事等を通して、人間的なふれあいによって心のきずなを深めるとともに、生徒の良さや可能性を引き出し、個性が発揮できるよう指導する。
イ あらゆる機会を通して生徒の自主性、自立性を培うとともに、集団生活のルールやマナーを身につけさせ、定時制高校生として望ましい社会性を育成する。
ウ 「いじめは決して許さない」という毅然とした姿勢のもと、問題行動に対しては、家庭や地域社会、関係機関との連携を図り、計画的・継続的な指導に努める。
エ すべての教職員が学級内の違和感や生徒が発するサインを敏感に感じ取り、情報を共有し、早期発見・対応を図る。
（３）進路指導
ア すべての教育活動を通して望ましい勤労観や職業観を育成し、生涯を見据えたキャリアプランニング能力を高めさせる。
イ ハローワークや卒業生、地元企業等と連携して、進路情報の提供や進路ガイダンス、個別相談を実施し、生徒一人一人の進路希望の実現を支援する。
ウ 就業と勉学の両立を奨励し、働きながら学ぶことを通してコミュニケーション能力や課題対応能力を身に付けさせる。
エ 未就業の生徒を対象にインターンシップを実施し、働くことの意義について考えさせる。
（４）人権教育
ア すべての教育活動や就業体験活動、異年齢間交流活動等を通して道徳性を高めるとともに、人権尊重に理解を深め、生命の尊厳を基盤に、自他に対する肯定的な態度と共生社会の実現に主体的に取り組む実践力を育成する。
イ 互いを思いやる心や寛容の心を育み、生徒一人一人が大切にされる学校文化を築く。
イ 健康に関する講演会等を通して、喫煙、薬物乱用、エイズ、性及び食に関する正しい知識を身に付けさせ、生涯にわたり健康で安全な生活を送るための態度や習慣を養う。
ウ 教職員と生徒を対象に救急救命に関する講習を実施し、心肺蘇生法やＡＥＤの使用法等、緊急時の対応や安全教育について徹底を図る。
イ 中学校との接続を意識した学習内容の工夫、少人数授業や習熟度別授業、同室複数指導、ＩＣＴの活用等、効果的な指導方法の実践と評価
ウ 生徒会活動の活性化、学校行事等における生徒の主体的な活動の推進等、生徒が自ら考え行動する力を育成する取組
エ 生徒の実態把握とインクルーシブ教育の視点からの個に応じた支援方法についての研究
オ 社会人基礎力を向上させるため、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育成する方法の研究
地域住民とのふれあいを大切にした活動を通して、地域との連携を深め、地域から信頼される学校づくりを推進するとともに、ものづくりを通して地域に貢献しようとする態度を育成する。
（２）主な内容
ア 地域ふれあい清掃（７月、３月）
イ 地域自治会主催の夏祭り（千尋町納涼祭）への参加（８月）
ウ 地域連携による防災訓練（９月）
エ 地域住民や保護者とともに行う陶芸教室（１０月）
オ 地域住民や保護者とともに行う文化祭（ていじ祭）（１１月）
カ 地域住民や保護者とともに行う席書大会（１２月）
望ましい勤労観・職業観の確立を目指すキャリア教育の一環として、未就業生徒のインターンシップやビジネスマナー講座、企業関係者によるキャリアガイダンス等を実施し、就業への意欲を高めさせる。
（２）主な内容
ア 就職ガイダンスの実施（４月）
イ 専門家によるビジネスマナー講座（５月）
ウ 溶接の資格取得に向けた企業における研修（７月）
エ インターンシップの実施（７、８月）
オ 卒業生や企業関係者によるキャリアガイダンス（３月）
生徒の能力・適正を把握し、インターンシップの事前・事後の取組を充実させるとともに、働くことの意味について理解を深めさせ、勤労観・職業観を育成する。
（２）主な内容
ア インターンシップを実施する職種の明確化（５月）
イ インターンシップの計画作成（７月）
ウ インターンシップの実施（７、８月）
エ インターンシップの振り返りと発表（９月）
ものづくりを通した自己実現を図るため、企業の専門家による技術指導により金属加工の技能を向上させるとともに、社会に貢献するために自らの社会性を向上させる態度を育成する。
（２）主な内容
ア 社会性を向上させるための教育プログラムの作成（通年）
イ 金属加工（旋盤・溶接・鋳造・鍛造）による作品の製作（通年）
ウ 地元企業等から専門家を招き、金属加工等の技能指導を実施（６、１０、１月）
エ 製作した作品を用いたふるさと貢献活動の実施（通年）
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