生きていくための短歌 -31文字の思い- 講師 神戸こども総合専門学院 学長補佐 南 悟(みなみ さとる)先生 日時 平成30年11月19日(月) 5・6限 場所 個別学習室 今年度のインスパイア・ハイスクール事業には、南 悟先生をお招きして、「生きていくための短歌 -31文字の思い-」を講演して頂きました。南先生は、1974年に全日制の国語教師となり、5年後には 夜間定時制の県立神戸工業高校に異動し、そのままずっと同校の国語教師として活躍しておられました。 授業に短歌を取り入れ、生徒たちに短歌で気持ちを表現してもらった。生徒の作品には、様々な 生き様や苦悩、決意などが書き記されており、読む人を引きつけ感動させる。阪神大震災後の生き様、 働きながら学ぶ生徒の気持ちや様子が、31文字の中に表現されている。南先生はその短歌の中から いくつかを選び、生徒の人柄、作られた背景などを紹介された。この作品は、この様な背景と生徒によって 読まれたんだと知ることが出来た。紹介された短歌の数は少ないが、その中身には圧倒され、感動を 呼び起こす。 南先生は、本も出版されており、網通にも寄贈して頂いた。岩波ジュニア新書「生きていくための短歌」と いう書名で、本日の短歌もその中に紹介されている。興味がある方は是非とも目を通してもらいたい。 本当に、心ふるわす講演内容だった。南先生、ありがとうございました。 |
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