所長あいさつ

 兵庫県立教育研修所のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 当教育研修所は昭和22年に開設され、以来、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教職員研修に取り組んでいます。
 さて、教育は今、大きな変革の時期を迎えています。平成30年度からは「特別の教科 道徳」が実施され、平成32年度からは小学校高学年で外国語が教科となります。また、選挙権を有する年齢が18歳以上になり主権者教育充実への関心が高まるなか、平成34年からは高校の「公民科」の中に「公共」という新科目が創設されます。我々教職員がこれらの変化に対応していくためには、謙虚に学ぶ姿勢を保ちつつ、失敗を恐れず挑戦し学び続けることが大切です。自分が思い描いていた教師、自分がなろうと思っていた教師になることができているのかを常に振り返り、改善を重ねていく必要があります。
 教員に必要な力はなんといっても授業力です。子どもたちがおもしろいと感じる授業づくり、「知との遭遇」がある授業を期待します。子どもたちは、これまで知らなかったこと、これまでわからなかったこと、自分の中に眠っていた力に初めて出会ったとき、何か知れぬ感動を覚え、主体的に動き出していきます。やる気になり、自分で考え、意識・知能が集中し、「わかった」「できた」という感覚を掴んでいくでしょう。それが「主体的・対話的で深い学び」に繋がっていきます。その授業、その活動の中にどのような「知」を仕組み、いかに遭遇させるかが大切です。授業の中で、一人一人の子どもをやる気にさせ、主体的な動きを生み出していく。これが教師の醍醐味だと思います。
 当教育研修所では、若手教員の実践的指導力の向上を図るため、教員採用後3年間の研修を実施します。また、ミドルリーダーとしての専門性を高め、連携・協働を深めるための多様な研修や、「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業づくりの研修、「教育の情報化」の三つの視点(『情報教育』『教科指導におけるICTの活用』『校務の情報化』)を踏まえた研修、心の教育に関する研修の充実に取り組み、新学習指導要領の考え方を踏まえた体系的・組織的な研修を推進します。そして、当教育研修所の取組が、子どもたちの「知との遭遇」につながるよう「研究」「研修」「広報・支援」に努めてまいります。
 所員一同、皆様のご来所及びご利用をお待ちしております。


 兵庫県立教育研修所長  横山 一郎



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